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「「十人寄れば気は十色。様々なご気性、ご性分が御座いますが、江戸っ子は朝湯というものが大変好きだったそうです」」…今で云う処の朝シャンですな。ところで彼女にはまだ芸名は無いみたいですね。芸名と云えば三遊亭 圓朝ですが、こちらは実在した伝説的な人物。江戸末期の大落語家だったらしい。初代三遊亭 圓生の時代に亭号を名乗る事が始まったと言われ、その2代目圓生の弟子が圓朝。現在の三遊亭のルーツにして、江戸落語の“血統”にあたります。ちなみに桂は元来、上方落語家の亭号。150年程前に桂 文治(初代・桂 文楽)が江戸に上り、以後、江戸落語家にも桂が登場した。
「「ふふふ…、ここに集まっている客は、我が飛鳥山財閥が選び出した…“全国の笑わない人50人!!”」」…うっわ……、ヤバい…、何気にカブっているし……。(謎汗)
「「こりゃあ面白い…」「…あの人は! ……ぇ…と…」「「ここで隣の奴が動こうもんなら…「おーい! 温いんだから動くんじゃねェ!」なんて文句を云う始末…」「おい、唯。なっちゃいねェなァ…」「ぇ…? 小遊三師匠!?」「歌丸師匠から聞いてな、ちょっと、様子を見に来たんだ」」…今回の師匠は三遊亭 小遊三氏。もしかしてこれって、毎回、誰かが実名登場するの…?
「「見てな! 本物の落語ってモノを聴かせてやるぜ!」「師匠…、勉強させて戴きます!」」…余り知られていませんが、座布団にも前と後ろがあって、儀礼があります。縫い目の無い側が前で、こちらを客の方へ向ける。お後に引き継ぐときは上下を裏返す。師匠自身にこれをさせるとは、唯、大物ですな。(素)
「「えー世間にはよく気の長い方、短い方、そそっかしいなんて方がいらっしゃいまして━━」」…唯とはまず、「まくら」から違う。ちなみにこれは「そこつ」落語の「まくら」。
「「どのくらいまで値を吊り上げるつもりなんですか?」「300両」「300両!?」」…1両は1人が1年間に消費するコメの量に相当するという。当時のコメ消費量と現代のそれを比較する事は出来ませんが、彼女達が当分の間、遊んで暮らせる額にはなりますね。ちなみに字義的には両=圓。太平洋戦争後には10圓でかけうどん1杯。今では半ライスを注文するのに200円前後になりますから、凄い事です。
「「師匠、昼間、両国に、奇妙な井出達をした女が現れたそうですよ」「ほう…」」…いやいや、ポン太君のほうが余程、奇妙な井出達なのですがね…。
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