KATOO!BBSバックナンバー

2006年05月21日 → 2006年05月25日



萌える国際語  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月21日(日)01時56分44秒
   
 事の始まりはmegabbsBoysLove板の次のスレッドだった。━━
 
→「国立ショタリアン大学」スレッド
 
━━>>12>>13が한글(ハングル)を書き込み、>>14>>15が突っ込みを入れた事で、加藤も調子に乗って>>16>>17で亜語を書き込みました。ちなみに私は한글は読めませんし、韓国朝鮮語は理解できません。また、亜語は「それじゃあ俺はアラビア語でいくぜ」「あんたらは判らないだろうけれどね」みたいな意味になります。厳密にはどちらも正しい文法ではありませんが、そこはここではスルー。
 で、ふと気になったのは、「亜語圏でも“ショタ”っていうのか?」という事。(笑) ええ、早速、ググってみました。━━
 
شوتاكومの検索結果 1 件
جيم ماستر - المانجا بشكل عام ^^ ـ

 
━━ヒットするじゃん!!(^^;;;;;;; ちなみに「شوتاكوم」は「シュータークーム」と読み、「ショタコン」を音訳したもの。
 「yaoi」、つまり「やおい」の意味を紹介している文章のようでして、意訳するとこんな事が書いてあります。「ヤオイとは日本語の「山無し・オチ無し・意味無し」の略語である。(中略)また、「ショタコン(男の子好き)」の意で使われることもある。」…おいおい、この説明ってさぁ、ふつーに読むと「やおい」より先に「ショタコン」なる語が存在するっぽいように読めますよねぇ。(^^;;;;;
 

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一過性  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月21日(日)14時06分0秒
   
 2006年5月20日。
 【2006年5月19日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 385通、1484.87KB。
          (▲ 69 ▲ 148.12)
 日本語スパムメール  28通、 231.22KB。
          (▽ 3 ▽ 76.14)
 
 『ツバサクロニクル(CLAMP講談社NHKNHK教育)
 通算第30話(第2期第4話)「哀しいキセキ
 「「すなうさぎ…?」「うん、そうなの。こないだの羽根は、私が小さい頃飼っていた砂兎と、初めて出会った時の思い出だったの」「……」」…“ゆきうさぎ”? さておき、羽根を集めても小狼の記憶が戻らないというのは、小狼に付いての記憶の羽根だけは回収出来無い、という意味なのかな。
 「「おかえり、小狼!」「ただいま、サクラ姫」「あれ? お父様は?」「まずは、王様にお会いすると言ってお城に…」「ん? …うわぁ、可愛い!」」…お持ち帰り〜。(誰) 「「遺跡の発掘現場で見付けたんです。ちょっかい出してたら着いて来ちゃって…」「うふふっ! くすぐったい!」」…がぶっ! 「…ほら、怖くない」(更に誰) 「「ねぇ、小狼。この子、飼ってもいい?」「ぇ…」「大切に育てるから。ねぇ、いいでしょう?」━━「……」「…でも…」━━「うふふっ! くすぐったい! ねぇ、この子、飼ってもいい? 大切に育てるから。ねぇ、いいでしょう?」「………」」…まぁ、そういう事なんだよなぁ。
 「「2人とも、また会おうね」「ん…」「うん。そうだな。また会おう」「いつかまた、どこかで…」」…そう言えば冒頭でファイが「「もしかしたら天国だったりしてー」」と言っていましたが、その“天国”という概念は、『ツバサ・クロニクル』で言う処の「別の世界」の一つとしてあるものなんでしょうか?
 次回予告「「フゥー! 到着したのは海の上! いやーん、このままじゃ海のモ・ズ・ク、になっちゃうよぉ…な〜んて困ってたら助け船が来たの。だけど船長はあの人! もしかしたらモコナ達って大ピンチ!? ぇ? その男の子って、小狼の知合いなの? 小狼が誰と出会ったのかと言うと、それは観てのお楽しみ。『ツバサ・クロニクル』「少年のケツイ」、次回は亡霊の島に、ドッキドキィ!」」…もうつまらないから観るのを打ち切ろうかと思ったら今度はメガネ美少年の登場ですか。orz 前々回も“黄門さま”3人組の所為で切れなかったし、くそー、こういうネタで視聴者を繋ぎ止めておくなんて、やり方が汚いぞ、NHK!(いや、そんなマイノリティーな視聴者なんか眼中に無いですって…)
 

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ヘナZ  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月21日(日)18時25分16秒
   
 『放送大学共通科目 外国語科目 初歩のアラビア語('06) 〜アラブ・イスラーム文化への招待〜(放送大学学園)
 第7回「あなたの名前は? 〜コーヒー占いとヘンナ〜
 「「さて、いよいよ文法の始まりです。これまであった、عبارات、表現のコーナーは無くなり、代りに基本フレーズを学びます。その後、基本フレーズが含まれているスキットをご覧頂きます。そして、文法等のポイントを学習し、練習問題を解いていくのが、これからの基本的な流れです。ご覧頂くスキットには、様々な語句や表現が出て来ますが、全部を一度に覚えるのは無理です。そこで毎回、皆さんに確実にやって頂きたい事は、基本フレーズの2文をしっかり押えて頂く事です。基本フレーズを通して文法を理解し、練習問題を解くカギにして下さい。スキットは、ストーリーを楽しむ事、そして、アラビア語を聴いたり読んだりするのに慣れる為にあると思って下さい」」…進め方として正解です。NHK版講座の進め方に残念ながら不評が見られますし。
 「「アラビア語では、“AはBである”という、当為文を作る時に、英語のbe動詞にあたるような動詞は用いません。単に主語、ここではاسميと、述語مروانを組み合わせるだけで文になります」」…う〜ん、英語の文法と比較するならば、ならばそれを述語と呼んで良いのだろうか??
 「「私の姓、苗字は鷲見(すみ)なので、اسمي سوميと、韻を踏んだようになりますが、私の名前を思い出して、皆さんもこの表現を覚えて下さい」」…またお馴染の変な覚え方、(^^;;
 「「さぁ、では、エジプトカイロのフセイン地区にあるコーヒー店で、占い師に私の将来を占って貰いましょう。どんな模様が見え、彼女は何を読んだのでしょう。どきどきしますね。さあ女性占い師に名前を訊くシーンです。今日のما اسمكです」━━Aآه... ما اسمكِ؟ ـBزينب. ـAإنت عرافة؟ ـBنعم، أنا عرافة. ـ」…方言や口語表現を使っているので、名前を訊いた後の遣り取りは今回出て来たهل أنتの表現では無いのがちょっと残念です。
 「「模様の黒っぽい染料が乾くと剥がれます。そして、皮膚にはオレンジに近い色の模様がくっきりと残り、水で洗っても落ちません。このようになります。そして1〜2週間もいると消えていきます」」…ヘンナの紹介。日本にもあると面白いかも。直ぐには消えないけれども半月で消える擬似タトゥーという意味で。
 

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薔薇元素  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月22日(月)00時16分44秒
   
 『ROSARIUM −繋がれた少年−(OPTiMビジュアルアーツ)
 「壊れエンド(エンド3)」、クリア。う〜…ん…、主人公ルカが精神的に壊れる…というネタは嫌いじゃあ無いのですが、それまでが基本的にショタ主人公総受けな流れなのに対して事実上のリバ、…まぁ、それも良いのですけど、問題はこれが、“ご主人様”である調教主エヴァを相手としている事と、その攻め方が残虐ネタ入ってるという事。そういうのが好きな人もいるかもしれませんが、加藤は女性虐待ネタは嫌いで萎え属性なのでちょっとヒきました…。だって、胸をピアノ線で縛ってナイフで抉るんよ? 棘付きバイブを3本突っ込んで蹴り上げて使い物にならなくするんよ? これは、ショタ属性の人の大半は萎え属性になるんじゃないの?(汗)
 続いて「実験体エンド(エンド5)」。このゲーム、1回クリアすると「ヒントモード」というものが可能になり、調教以外の選択肢に於いて、その選択項目がどういう意味を持つものなのか、説明が併記されます。で、エヴァの好感度を上げる選択肢を全て選ぶ形で到達したのですが、…このEnd、長いよ…。(汗) はっきり言ってダレます。こういう展開って、最後の最後で全部をネタばらしするのでは無くて、複線を小出しにしつつ行うものじゃあ無いのかなぁ…。ゲーム本編が実用一辺倒の調教ゲーだからと言っても、全てをラストに持って来たのはバランスが悪いです。加えて、この結末もゲームの主旨から言うとちょっと…。実験体にされるというネタはアリなのですが、「壊れエンド(エンド3)」でエヴァにナイフを突立てたくらいなのだから、当然ルカに対しても惨々に切り裂くような展開があるべきじゃあ無いのかと…。尚、1回、この「実験体エンド(エンド5)」をクリアすると、今度は「アブサロムと…モード」が解禁され、初回では飛ばされていたアブサロム×ルカが再生されるようになります。コンプリートするならば勿論このモードもONにして改めてプレイする事になる訳ですが、……う〜〜〜ん、すっげえ違和感あるなぁ。だってこれ、BL展開なんですもの。それまでの流れから確実に浮いてますよ…。
 「快楽エンド(エンド2)」。無事(?)に奴隷になれました、というEnd。まぁ、いいのですが、スチルが汁絵1枚だけってのはちょっと味気無いなぁ。折角、ここまで調教されたのだから、ここでもう一責め欲しい処。(苦笑)
 ここまででCG回収率83%。ここからは解析と平行して攻略ですかね。既に解析は開始しているのですが、「メイド服でオナニー」イベントの発生条件に必要以上に手間取った…。
 

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『ローザリウム』調教イベント解析 投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月23日(木)02時08分20秒D

 
 『ROSARIUM −繋がれた少年−(OPTiMビジュアルアーツ)の調教イベントの解析が済んだので紹介。ただしコンプリートしていないのでエンディング関連はまた後日に回します。面倒臭いと思ったら放り出してしまうかも…。(苦笑)

 
 まず、このゲームは大きく4つの調教段階に分ける事が出来ます。
 ここではそれぞれを「レベルA」〜「レベルD」と呼ぶ事にします。尚、この呼び方は私が勝手に付けたものですので、他の攻略サイト等では使われていないと思いますし、まして、ゲーム中では登場しませんので念の為。それぞれの調教イベントは、当該レベルの間でしか発生しない為、発生条件を揃えていてもレベルの移行する条件を満たしてしまうと不可能になります。
 
☆レベルA
 レベル条件:なし(スタート時)
 通常該当日:1〜5日目
 基本選択肢:「奉仕」,「自慰」,「アナル」
 追加選択肢:「しつけ」
 最初の段階です。基本選択肢をそれぞれ1回以上選択しないといつまで経ってもこのレベルのままです。レベルBに移行する最後の日は強制イベント【ジュダにしてもらう】が発生し、その日は調教選択肢が表示されません。
 
☆レベルB
 レベル条件:レベルAで「奉仕」,「自慰」,「アナル」を
       それぞれ1回以上選択し、
       強制イベント【ジュダにしてもらう】を見る。
 通常該当日:6〜10日目
 基本選択肢:「奉仕」,「自慰」,「アナル」,「犬を使う」
 追加選択肢:「露出」,「ジュダと」,「お仕置き」
 調教方針を決める段階です。また、進め方によって基本選択肢でも消滅する事があります。
 
☆レベルC
 レベル条件:レベルBで「奉仕」,「アナル」を
       それぞれ1回以上選択し、
       11日目以降を迎える。
 通常該当日:11〜16日目
 基本選択肢:「奉仕」,「アナル」,「尿道責め」,「輪姦」
 追加選択肢:「犬を使う」,「露出」,「ジュダと69」,
       「アナル拡張」,「お仕置き」
 基本選択肢から「自慰」が消え、より調教らしい項目が追加される事で、移行したことがはっきりと判る段階です。調教イベントの回収に於いては、ここではレベルBで選んだルートを維持出来るかが重要になってきます。
 
☆レベルD
 レベル条件:レベルCで「奉仕」,「アナル」,「尿道責め」を
       それぞれ1回以上選択し、
       17日目以降を迎える。
 通常該当日:17〜21日目
 基本選択肢:「3人で」,「強制自慰」,「ジュダが犯す」,
       「放置プレー」
 追加選択肢:「輪姦」,「xxを使う」,「街中を散歩」,
       「触手責め」
 基本選択肢からはレベルAにあったものが全て消える調教総仕上げ期間。セカンドテキスト(同一イベントの2回目以降のテキスト)を回収していると、レベルDに到達出来なくなります。
 
─── ☆ ───
 
「エヴァにクンニ」
  レベル:A
  条件 :「奉仕」初回
  最短 :1日目
 
「初めてのオナニー」
  レベル:A
  条件 :「自慰」初回
  最短 :1日目
 
「アナルに指を」
  レベル:A
  条件 :「アナル」初回
  最短 :1日目
 
「鞭でしつけ」
  レベル:A
  条件 :【エヴァにクンニ】,【初めてのオナニー】,
      【アナルに指を】を全て経て
      4日目に「しつけ」
  最短 :4日目のみ限定
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
  消滅 :条件を満たした上での、4日目のみの
      限定選択肢です。4日目を逃すと選択肢が
      二度と表示されません。
      尚、後述の【ジュダにしてもらう】までの
      ルート以外を通る意味は殆どありません。
      よって、この解析紹介に於けるルート説明では
      5日目の【ジュダにしてもらう】までは
      全て共通で進むものとします。
 
「エヴァとSEX」
  レベル:B
  条件 :【ジュダにしてもらう】の後に「奉仕」
  最短 :6日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」
  WB :【ジュダに犯される】と合わさると、
      レベルBの間は選択肢「アナル」が消滅します。
 
「エヴァに逆レイプ」
  レベル:B
  条件 :【先にイッたお仕置き】の後に「奉仕」
  最短 :8日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「お仕置き」→「奉仕」
 
「ジュダにしてもらう」
  レベル:A
  条件 :【エヴァにクンニ】,【初めてのオナニー】,
      【アナルに指を】を全て経て
      5日目以降に強制イベント
  最短 :5日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
  注意 :この調教イベントは強制イベントで、
      条件が成立すると選択肢も表示されずに無条件に
      行われます。また、このイベント後、レベルBに
      なります。
 
「オナニー2」
  レベル:B
  条件 :【ジュダにしてもらう】の後に「自慰」
  最短 :6日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「自慰」
 
「アナルにバイブ」
  レベル:B
  条件 :【ジュダにしてもらう】の後に「アナル」
  最短 :6日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「アナル」
 
「先にイッたお仕置き」
  レベル:B
  条件 :【エヴァとSEX】の後に必ず「お仕置き」
  最短 :7日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「お仕置き」
  消滅 :【エヴァとSEX】をした翌日の「お仕置き」の
      選択肢を見逃すと、この選択肢は二度と表示
      されません。
 
「犬に舐められる」
  レベル:B
  条件 :【ジュダにしてもらう】の後に「犬を使う」
  最短 :6日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「犬を使う」
 
「図書館で」
  レベル:B
  条件 :【ジュダに犯される】の後に「露出」
  最短 :8日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「アナル」→「ジュダと」→「露出」
  WB :【エヴァとSEX】と合わさると、
      レベルBの間は選択肢「アナル」が消滅します。
 
「ジュダに犯される」
  レベル:B
  条件 :【アナルにバイブ】の後に「ジュダと」
  最短 :7日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「アナル」→「ジュダと」
  WB :【エヴァとSEX】と合わさると、
      レベルBの間は選択肢「アナル」が消滅します。
 
「メイド服でオナニー」
  レベル:B
  条件 :【オナニー2】×2を経て「自慰」
  最短 :8日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「自慰」→「自慰」→「自慰」
  注意 :要約すると、レベルBの間に行われる「自慰」は、
      3度目が【メイド服でオナニー】になるという
      ことです。この後は再び「自慰」は【オナニー2】の
      セカンドテキストに戻ります。
 
「ディープスロート」
  レベル:C
  条件 :【エヴァとSEX】,【アナルにバイブ】を全て経て
      11日目以降に「奉仕」
  最短 :11日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「奉仕」
 
「ジュダにフェラ」
  レベル:C
  条件 :【ディープスロート】の後に「奉仕」
  最短 :12日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」
      →「しつけ」→{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「奉仕」→「奉仕」
 
「セルフフェラ」
  レベル:C
  条件 :【ジュダにフェラ】後に「自慰」
  最短 :13日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「奉仕」→「奉仕」→「自慰」
 
「エヴァに犯される」
  レベル:C
  条件 :【エヴァとSEX】,【アナルにバイブ】を全て経て
      11日目以降に「奉仕」
  最短 :11日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「アナル」
 
「尿道責め」
  レベル:C
  条件 :【エヴァとSEX】,【アナルにバイブ】を全て経て
      11日目以降に「尿道責め」
  最短 :11日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「尿道責め」
 
「輪姦」
  レベル:C
  条件 :【エヴァとSEX】,【アナルにバイブ】を全て経て
      11日目以降に「輪姦」
  最短 :11日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「輪姦」
  注意 :イベント中に「ジュダ」と「エヴァ」の選択肢が
      あります。【メイド服で69】を経由するならば
      「ジュダ」を選択します。また【輪姦2】での
      カップリングも、ここで選択したものになります。
 
「犬に犯される」
  レベル:C
  条件 :【犬に舐められる】,【ジュダに犯される】,
      【エヴァとSEX】を全て経て
      11日目以降に「犬を使う」
  最短 :11日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「ジュダと」
      →「犬を使う」→「*」
      →「犬を使う」
 
「ワンちゃん露出」
  レベル:C
  条件 :【犬に犯される】の後に「公園を散歩」
  最短 :12日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「犬を使う」
      →「*」→「*」
      →「犬を使う」→「公園を散歩」
 
「ワンちゃん露出2」
  レベル:C
  条件 :【ワンちゃん露出】後に「露出」
  最短 :13日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「犬を使う」
      →「*」→「*」
      →「犬を使う」→「公園を散歩」
      →「公園を散歩」
 
「アナル2本差し」
  レベル:C
  条件 :【エヴァに犯される】×2を経て「自慰」
  最短 :13日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「アナル」→「アナル」→「アナル拡張」
 
「メイド服で69」
  レベル:C
  条件 :【メイド服でオナニー】,【エヴァとSEX】,
      【アナルにバイブ】,【輪姦】を
      全て経て「ジュダと69」
  最短 :12日目
  ルート:【鞭でしつけ】経由
      「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「自慰」→「自慰」
      →「自慰」→「アナル」
      →「輪姦(ジュダ)」→「ジュダと69」
 
「エヴァ達と3P」
  レベル:D
  条件 :【ディープスロート】,【エヴァに犯される】,
      【尿道責め】を全て経て17日目以降に「3人で」
  最短 :17日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「奉仕」→「アナル」→「尿道責め」
      →「*」→「*」
      →「*」→「3人で」
 
「強制オナニー」
  レベル:D
  条件 :【ディープスロート】,【エヴァに犯される】,
      【尿道責め】を全て経て
      17日目以降に「強制自慰」
  最短 :17日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「奉仕」→「アナル」→「尿道責め」
      →「*」→「*」
      →「*」→「強制自慰」
 
「ジュダに犯される2」
  レベル:D
  条件 :【ディープスロート】,【エヴァに犯される】,
      【尿道責め】を全て経て17日目以降に「ジュダが犯す」
  最短 :17日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「奉仕」→「アナル」→「尿道責め」
      →「*」→「*」
      →「*」→「ジュダが犯す」
 
「放置プレー」
  レベル:D
  条件 :【ディープスロート】,【エヴァに犯される】,
      【尿道責め】を全て経て17日目以降に「放置プレー」
  最短 :17日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「奉仕」→「アナル」→「尿道責め」
      →「*」→「*」
      →「*」→「放置プレー」
 
「輪姦2」
  レベル:D
  条件 :【セルフフェラ】,【エヴァに犯される】,
      【尿道責め】,【輪姦】を全て経て「輪姦」
  最短 :17日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「*」→「*」→「*」
      →「奉仕」→「アナル」→「尿道責め」
      →「輪姦」→「*」
      →「*」→「輪姦」
  注意 :【輪姦】で選んだカップリングと同じものとなります。
 
「触手に犯される」
  レベル:D
  条件 :【ディープスロート】,【エヴァに犯される】.
      【尿道責め】.【犬に犯される】を
      全て経て「xxを使う」
  最短 :17日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「犬を使う」
      →「*」→「*」
      →「奉仕」→「アナル」→「尿道責め」
      →「犬を使う」→「*」
      →「*」→「xxを使う」
 
「街中で露出プレー」
  レベル:D
  条件 :【ワンちゃん露出2】,【ディープスロート】,
      【エヴァに犯される】.【尿道責め】を
      全て経て「街中を散歩」
  最短 :17日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「ジュダと」
      →「露出」→「犬を使う」
      →「奉仕」→「アナル」→「尿道責め」
      →「犬を使う」→「公園を散歩」
      →「公園を散歩」→「街中を散歩」
 
「触手に尿道責め」
  レベル:D
  条件 :【触手に犯される】後に「触手責め」
  最短 :18日目
  ルート:「奉仕」→「自慰」→「アナル」→「しつけ」
      →{ジュダにしてもらう}
      →「奉仕」→「アナル」→「犬を使う」
      →「*」→「*」
      →「奉仕」→「アナル」→「尿道責め」
      →「犬を使う」→「*」
      →「*」→「xxを使う」→「触手責め」
 
「電気でお仕置き」
  レベル:C
  条件 :レベルCの状態で19日目に「お仕置き」
  ルート:手段は問わず、19日目の時点でレベルCに
      留めておき、「お仕置き」を選択します。
      レベルD条件が成立しないように要注意。
  消滅 :条件を満たした上での、19日目のみの
      限定選択肢です。19日目を逃すと選択肢が
      二度と表示されません。
 

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あと1枚  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月23日(火)02時43分44秒
   
 2006年5月21日。
 【2006年5月20日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 280通、1178.17KB。
          (▽105 ▽ 306.7)
 日本語スパムメール  22通、 225.75KB。
          (▽ 6 ▽  5.47)
 
 『ROSARIUM −繋がれた少年−(OPTiMビジュアルアーツ)
 「トゥルーエンド」、クリア。基本的には「実験体エンド(エンド5)」と同じ、というか、「実験体エンド」が「トゥルーエンド」を失敗したもの、という位置付けなのかな。詳しく書くと完全にネタバレになるので難ですが、はっきり言ってストーリーはどーしよーも無い駄作。本作のレヴューを書いている他のサイトでも書かれていますが、世界観がトンデモで、ついて行けなくなる処はあるかもですね。まぁ、ちょっとばかりフォローするならば、そういう設定にでもしないと、こういうゲームは出せないんじゃあないのかな、という事。とは言うものの、私も「街中で露出プレー」なんかは、そのお蔭でちょっと白けてしまったのですけど。
 CG回収率99%。あとはEndを1つ残すのみとなりました。調教イベントは全て回収出来た(セカンドテキストを除く)ので、お気に入りイベントを綴ってみます。ネタとしては「放置プレー」と「電気でお仕置き」。前者、数時間の放置って、あの状態で放っておかれたらそりゃ身心ともに狂いますって。どちらも徹底的に嬲ってくれるので、加藤の直球弩真中って感じです。(爆) スチルならば「ワンちゃん露出」。加藤的には「2」よりも「1」の方が好み。ネタもそうですけど、この表情が何とも。(滅)
 同じく他のレヴューサイトでも言われていますが、このゲームの萌えキャラは矢張りジュダでしょう。「トゥルーエンド」では折角活躍を見せてくれるのに死んでしまうのが残念。主人公ルカエヴァで逃げ延びても、な〜んかすっきりしませんでした。ちなみに調教主エヴァのフルネームはエヴァンジェリンなんですけど、見た目も某キャラに似ていないでもないですし、どうっスか、某アニメ専門サイトさん。(何が「どうっスか」なんだ)
 
 ところで調教イベントに関しては解析が終わりましたので、上げておきます。例によって、私らしく、条件と手順だけ書いておくからクリアしたい人はルートを組み合わせて達成してね、というものになっています(私は、CGやイベント,Endの最速コンプリートを目指すような書き方は、楽しみや商品価値を完全に奪っているような気がして好きにはなれないのです)
  5月23日(木)02時08分20秒を参照。
 

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バラまかれたバラ(オヤジギャグ禁止) (1/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月23日(火)03時12分8秒
   
 『ARIA The NATURAL(天野 こずえマッグガーデンハルフィルムメーカーARIAカンパニー)
 第8話「その ボッコロの日に…」
 「アイちゃん? ネオヴェネツィアに、初夏のあの風物詩が、今年も到来しました。…アクアアルタです。」…そう言えばアクアには…というか、「にも」と言うべきか、神社があるんですよねぇ。っつー事は、現在の地球の某所にあるような、水に浸かった鳥居なんかもあるんでしょか?
 「「はいはーい。はひ、お待たせしました、アリアカンパニー…」「俺様だ!」「暁さん」「待ってるから、超特急で来るように! 判ったな!? もみ子よ!」「えー、はひー!? 超特急だそうですー、アリア社長ー」「ばいばいにゅー」」…あんたともみ子は違って地上が生活の場なんだから、地上の有様を理解しなさい。
 「「うわぁ、すごいバラ。カゴいっぱいですね」「うん。アリシアさんに…、渡そうと思ってな」「今日は、ボッコロの日ですもんね、ふふ…」「おぅ、絶好のチャンスだ。何せ今日は、男が愛する女性に1輪のバラを贈る日だからなぁ!」「ぅふふ…。でも、それ、1輪どころじゃないですよねぇ?」「ばかものーっ!」「はひー!?」「俺様のアリサアさんへの崇高な想いが、たった1輪で足りるものかぁ! 街中のバラを買い占めてこそ、無限の愛が示せるのだぁ! 判るなぁ!? もみ子よ!」「はひ…」」…ぐぶぅ。今さっき『ROSARIUM −繋がれた少年−(OPTiMビジュアルアーツ)のトゥルーエンドをクリアしたばかりなので…。(ネタバレな話でアレなんですけど、そっちのユーザーはたぶんこんな処読まないだろうから少し解説。主人公の少年であるルカの調教が始まり、監禁されて数日目に、部屋に1輪のバラがある事に気付く。このバラは実はルカを陥れる為の小道具なのですが、ルカはその目論見に嵌り、監禁されてただ1人の自分の心の支えとしてそのバラを友達と思うようになる。じきにバラは枯れてしまうのですが、調教の日々から解放された日にルカが望むのが、心の支えとなったバラを思い、1輪だけでは無い、“友達”に囲まれた一面いっぱいのバラの園が見たい、というもの)
 「「(あんな小さい子達もバラを付けてるー)」」…空くんも先生にあげているのでしょうか。なんか微笑ましくて萌えです。
 「「うわぁ…」「どうして、もみ子よ」「水面に空が映って、綺麗…。洗濯物や、建物の格子窓まで…。あ、浮島も映ってますよ」「うん」「ぅふふ…、鏡の国に、いるみたいですね」「そこぉ! 恥かしいセリフ禁止ーっ!」「藍華ちゃん…」「うわぁ!! ガチャ目かぁっ!」」…まるで突っ込みを入れる為に現れたような藍華。
 「「はい、暁に頼まれていたバラを買って来たのだ」「うむ、ご苦労」「………」「………」「なんだ?」「代金をまだ貰ってないのだー」「悪い、かしといてくれ」「えっ!?」「旧友の頼みが聞けないってのか?」「でも、暁、前に貸した分もその前に貸した分もまだ…」「ん〜〜? ガキの頃、『バリバリくんアイス』の当たりクジを譲ってやったよなぁ? その恩を忘れたとは言わせないぜ?」「えーっ!? そんな昔の事を!?」「当たりクジが欲しくて、びーびー泣いてたのはだ〜れだっけぇ? その事を今すぐもみ子に面白可笑しく語ってやってもいいんだぜ?」「ぐぐぐぐ…、わかったのだっ! 灯里さん、私は仕事があるから行くのだ! うぇぅぇぅぇぅぇ…」」…既に十二分に面白可笑しいです。(^^;;
 

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バラまかれたバラ(オヤジギャグ禁止) (2/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月23日(火)03時13分14秒
   
 「「そう言えば、“ボッコロ”って、どういう意味なんでしょうねぇ?」「ばいにゅーい?」「ボッコロは“花の蕾”って意味だよ」「…ぇ…?」「良かったら、ボッコロの日の由来を話してあげようか?」「ぅゎぁ…、はい!」「ボッコロの日には、男連中は老いも若きも愛する女性に1輪の赤いバラを贈るのが、習わしになってるんだよ」「ほへー…」「この行事の由来は、何百年も昔のマンホームであった実話で、高貴な娘に恋をした、ある下級貴族の若者の話さ。その若者は、娘の父親に自分の恋の誠意を見せようと、自ら進んで戦争に出掛けた。でも不幸にも若者は、戦いで傷付き、遂に力尽きて倒れてしまった。そこがたまたま純白のバラの茂みでね。若者は、最期の力を振り絞って、その1輪のバラを手折(たお)って戦友に託した。そして娘は、若者の赤い血に染め抜かれた白いバラを届けられて、…愛する人の死を知ったのさ…。…悲しい話だけど、ちょっとロマンチックでしょ? 赤いバラは永遠の恋の証って訳さね、ぅふふ…」」…物語的には『雪の女王(Hans Christian Andersen(ハンス=クリスチャン=アンデルセン)NHKNHKエンタープライズトムス・エンタテインメント(TMS,東京ムービー))を髣髴させる…と言いたい処なのですが…、…むむっ、水野 夢絵さんじゃないですけど━━
 
◇ ARIA The NATURAL 第4話「その ネオ・ヴェネツィア色の心は…」(4月23日放映分)
 
━━私も『好きなものは好きだからしょうがない!!(プラチナれーべるSOFTPAL Inc.,学園なんでも屋実行部,ランティスバンダイビジュアル)原作4作目の「真相派生End」を思い出してしまった…。(^^;;
 「「何だかとっても摩訶不思議。もうその彼も彼女も、何百年も前のずうっと昔にいなくなってるのに…、その彼の想いだけは赤いバラとなって、こうして今も残ってるんですねー…」」…『好きしょ』繋がりで「第6話 結成! 天使ちゃんズ」の冒頭で祭がナレーションとして語っていたバレンタインの由来も思い出してしまいましたよ。紀元前600年頃、ティベロの一部として誕生してローマは、やがて強大な軍隊を組織…
 「「それに今日は、ボッコロの日なんでしたね」「ぇ…、…ぅ…、そうね」「藍華さん、そのバラは…」「ぇ…、違うの! その、これはアリシアさんにあげようと思って、自分で買ったバラなのよ!?」「……ふふ、そうでしたか」」…意図的な演出なのかどうかはともかく、アルって『魔法先生 ネギ(赤松 健講談社,関東魔法協会)のネギと雰囲気が似ていますね。キャラクターの外見とか口調だけでなく、性格そのものが。こういう、デリケートな話題に頓着しない処とか。年齢が10も違うとは思えないですが。(^^;;
 「「藍華さんは宝石とかに興味はありますか?」「宝石…? そりゃあ、まぁね…。でも何で急にそんな事訊くの?」「ふふ…、良かったら、これをどうぞ」「何これ?」「“薔薇の瞳”と呼ばれる、宝石の原石です。地下世界でたまに採れるんですよ」「“薔薇の瞳”…。(…バラじゃ無いけど…、バラに引っ掛けて、宝石の原石なんて…。もしかして…ひょっとしてこれって…)」」…藍華には悪いですけど、彼に深い意味は無いんだろうなぁ。こんなキザな事を、頓着していない様では出来無いでしょ。
 「「アリシアさーんっ!! カムバーック、バーックバーック…」「声、届かないですね」」…二重の意味でね。(笑)
 「「…ぁ…。…暁さん、見て下さい」「……」「…ぅゎぁ…、…暁さんの想いが、水面いっぱいに広がっていきます…。……どこまでも、どこまでも、広がっていきますよ。まるで、大昔の恋人達の想いが、人の心に移って広がっていくみたいに…」━━「ぅゎぁ…」「わぁ…」━━「「誰かが誰かを想う、優しくて、どこか切ない気持ち…。きっと、誰の心にも、暖かな光を灯して━━不思議と笑顔にさせてくれる。それは、きっと赤いバラの伝説がくれた魔法なのかも…━━うん、大丈夫です。きっと、アリシアさんに伝わりますよ。暁さんの気持ち」「何だ、その根拠の無い自信は」」…灯里のセリフに同意。
 

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タブン覚えた、これでインダ、エーダ  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月23日(火)15時27分57秒
   
 2日前から日付がズレていた…。(汗)
 
 2006年5月23日。
 【2006年5月22日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 337通、1265.87KB。
          (▲ 57 ▲ 87.70)
 日本語スパムメール  24通、 214.56KB。
          (▲ 2 ▽ 11.19)
 
 『アラビア語会話(NHKNHK教育)、第8課。
 「السلام عليكم! أهلا وسهلا! ـ柳家 花緑です。さ、今日はですね、アラブの人々にとって、1年で内で最も特別な日、その、お祭りを、ご覧に入れたいと思います。番組の後半です。お見逃し、無く!」
 「「早速ですけれどもねぇ、僕あのアラビアに旅行した時に、エジプトとかね、その、食べ物。お薦めの料理ってのをね、知らなくって、ちょっとカリーマに教えて貰いたいなと」「うん、旅行をしたら是非とも食べて欲しいのが私の大好きなمحشي(マハシー)ですね」「ほーぅ」「じゃあ、メニューが読めなくってもمحشيを注文出来るように、今日はこのフレーズを覚えて下さい」」…否々々々、メニューが読めるようにアリフバーのマスターが出来るようにしましょうよっ!
 「「はい」「成程」「“マハシーはありますか?”、هل عندكم محشي؟という文章でした」「はい。…すみません!」「はい」「“マハシー”って、何でしょう」」…うむ、それが判らない事には始まりません。(笑) 「「はい、محشيって言うのはね、エジプトとかレバノンとかあちらの方の名物料理で、まずお米を、トマトとかハーブで味付けして、それを、キャベツだとか、或いはブドウの葉っぱで巻いて、スープで炊いたお料理なんですね。だからアラブ版…ロールキャベツみたいな感じで」「ほーぅ」」…色々な料理があるなぁ。ちなみに加藤は腹が弱い癖に、何でも食べる奴です。「「え、ブドウの葉っぱ食べんの?」「うん、ブドウの葉っぱってね、ちょっと酸っぱくて美味しいんですよ」「食べないよね、日本じゃね。面白いねぇ」「うん、ご馳走ですね、アラブでは」「そうですか」「はい」「そーなんだ」」…某学習雑誌でもこういうものを扱ったりするのだろーか?(^^;
 「「あ、それで、またهلが…出てきてましたねぇ」「そう、هلっていうのは本当に沢山出てきますよね」「いっぱい出て来ますね」「はい。これは結局、最初に付ける事によって、日本語で云えば最後に“〜か?”を付けて疑問文にするのと同じ役割があるんですね」」…نعملاで答える質問ならば原則としてهلを付けるだけで用が済む。英語のようにbe動詞が前に来るだとか、doを付けるだとか、動詞によって変える必要は無いし、人称も時制もهلには影響しないのでここはラク。
 「「今日のポイントはعندكمという言葉です。عندいうのは、“何々の処に”という意味の前置詞です。これに“あなた達の”という意味のكمを付けてعندكمと言うと“あなた達の処に”。そして所有を表して“あなた達は持っている”という意味にもなるんです。هلを付けると“何々はありますか?”という質問になるんですね」」…つまりこの文には動詞が存在しない。私もアラビア語を初めたばかりの頃に面食らったのは、「持つ」「有る」という動詞、英語でいう処の「have」ですが、これを表す動詞がアラビア語には存在しないって事。動詞では無く、「〜の処にある」という前置詞だという概念。要するに「I have 〜」のように、持つ者が主語には成り得ない言語なんですね。たぶん私でなくても初心者は戸惑うし、混乱すると思います。けれども、日本語や英語に於いて主語になるべきものが亜語では目的語になるという事のある、その概念は、意外と重要だったりします。実際、動詞であってもأمكنのように、“私は出来る”と言いたくてもيمكننيと、“私にとって可能である”という表現になるものも少なくないので、今の内に慣れておくのが吉でしょう(استطيعを使え、とか突っ込みを入れないように。確かに文法的にはاستطيعの方が適当である事も多いし、いちいち考える事も無いاستطيعを加藤も好んでいますが、口語的にはأمكنから派生したممكنが多く使われているようですし、いずれにしても日本語等では主語になるものが亜語では目的語になる事は珍しくない、という事は覚えておいても損にはならないかと)。「「このعندという言葉、カタカナでは“インダ”と書きますけれども、このカタカナの表記は、一つの目安です。ですからعندكم、これをよく聴いて真似して下さいね」」…未だにعندを「インダ」と音訳するのに疑問があります。確かにعは日本語の音で言えばア行に相当するので、そういう意味では「インダ」になるのだとは思います。…が、私の耳にはこれは「アィンダ」と聴こえるのですよ。実際、「ア」の口の形で「イ」を発音しようとするとこの音に近くなります。厳密には発音の仕方として間違っていますが、慣れさせるのならばそちらの方が良いのでは…と、何年か前にラジオ講座で初めてこの単語に触れた時からの疑問です。
 「「هل عندكم محشي؟ ـ」「うーん、いいですね。特にعندكم良かったな」「よしっ!」」…それも良かったですけれども、هとحの発音の区別がはっきりしているのは更に良し。خっぽい音になっていたと指摘を受けていましたが、そんなに気にならなかった感じもしますし、ここは見習おう!
 今日のスキット…テキストを買った時から面白いな、と思っていたのはمغربيةです。字義的には「日暮れ」や「モロッコの女性」を意味する語。كسكسي لبنانيを何故、こう呼ぶのかは興味があります。ひょっとして地中海を臨みながら食されたものだったのでしょうか。「A「أهلا وسهلا. ـ」B「أهلا بك. ـ」」…テキストには無い部分。ほほぅ、「いらっしゃいませ」だけで無く、日本で言う処の「少々お待ち下さい」なんかもこう言うのですね。色々使えるフレーズです。
 「「スキットの中では、お店の人は何と答えたか、聴き取れましたか?」「ああ、言ってましたね、タブンタブンって言ってましたから、たぶん不確かな感じ…」「全然日本語出来無いですよ! タブンって言ってません。طبعاًって言ってます。“勿論”」「ああ、“勿論”、確かな答えでしたね」」…わはは。(^^;; まぁ、これでもう、طبعاًは忘れませんな。
 「「他は? この、スキットの中では?」「他は…、判った判った、これはねぇ、ما هذا؟ ـ、“これなぁに?”とか“これ何だ?”ってやつだよね」」…前の講座では花緑さんが散々使っていたものですね。「「これだと、レストランだけじゃくてどんなお店に行っても指差して“これ何ですか?”って訊く事が出来るんですけれども、それだけじゃなくてね、“あれは何ですか?”ってね、結構遠くのものを指差しても、ما هذا؟ ـでいいですね」「いいですか」「あのね、視界に入って指差せるものだったら、ما هذا؟ ـでいいです」」…文法的には正しいとは言えないでしょうが、そういう使い方が可能ならば、ある意味、日本語よりも容易。日本語では、手に届かないものは「あれ」と言わないと通じないですし。
 「「これで言えんだぃー」「……」」…それが言いたかったんかい!(^^;;;;
 アラブの風…「「私たちの好意は預言者ムハンマドの スンナ(言行録)に基づいています恵まれない人々を助けるための行為です犠牲祭では預言者ムハンマドが行っていた ように羊を人々に分け与える━その行為によってすべての人が 幸せな気持ちになりますそして社会福祉を実現させる ことにもなります」」…日本ではどれ程の庶民が、祭りについて語れるだろう?
 「「そしてお国ことばですね。“これは何ですか”という意味のお国ことばを、ご紹介したいと思います。ではどんな言葉があるんでしょうか、早速VTRをご覧下さい」━━(シリア レバノン地域)「シュー ハイダ?」━━(エジプトなど)「エー ダ?」━━(湾岸地域)「エーシ ハーダ?」━━「やっぱり…違うんだね、それぞれね。エジプトが面白いね、随分短いね」「そう、أيه دى؟ ـっていうのはね、まずは言い方によって、かなりこうニュアンスが変わるんですよ。色んなأيه دى؟ ـがあるんですよね」「そうそう。例えば“エーダー”って言ったら“ああ何これかわいー”みたいな意味になるし、“エーダッ!?”って言ったら“何その言い方っ!”っていう」「ああそうか、そうか、そうか、成程ね」」…そこに来ると日本語は表現そのもののが変わる処がまた面白い。「何じゃぁ、こりゃあ!?」とかね。ちなみに何れの地域の表現も、語は違うものの文法的にはما هذا؟ ـと同じ。こうして比べるとذの音がد化している事が判ります。
 

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銀翼の手術医 (1/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月23日(火)17時53分35秒
   
 『ブラック・ジャック21(手塚 治虫秋田書店よみうりテレビ日本テレビ)
 「「『ブラック・ジャック21』!! 謎の組織の陰謀を追って世界中を駆け巡る。遥か上空、スカイ・ホスピタルで、最悪の事件発生! ドクター・ホワイトの、最新鋭医療技術との対決!」
 「21年前に幼い私と母を捨てた、父、間 影三との再会。その直後から、私の命を狙う謎の組織。陰謀を暴く唯一の手掛りは、父と、私の恩師・本間先生が、何故か一緒に写っている写真だ。彼らが嘗て関わっていたと言う、謎のノワールプロジェクト。その秘密を知る男、ドクトル・シュタインを追って、イギリスへと向う…!!━━ドイツ国際空港━━「出国は出来ん!」「何故です!?」「こんな物を持って…! 本当にあんたは医者なのか!?」「何度も言っているいるでしょう」「念の為、身元を日本に確認する」「…ちぇんちぇい、まだ掛かるの?」「…そのようだ…」「じゃ、あっちのお店であのすっごーいパフェ食べるのよさ。あれ、何てパフェだったかなぁ…えーとー…いーとー…」「(…イギリスに向ったというシュタイン博士。彼が必ず何かを知っている筈だ…!)」「そうら! アルプスパフェら! …ぁぁぁ〜! ちぇんちぇい! 食べに行くわのよ!」「あんまりはしゃぎ過ぎるなよ。今だって、どこから狙われてるか判らないんだぞ」「大丈夫! ちぇんちぇいはわたちが守ってあげるから!」「…ブラック・ジャック先生? やっぱり! またお会いできるなんて!」「あなたは…」「外科医の、西川 綾子です。…この前の手術、お見事でした」「…あの時の人?」「ああ」「むぉう、美人の知合いばっかり…!」「どちらに行かれるんですか?」「イギリスへ行くんだ」「ええ! 私もです!」「だが出国が許可が下りない。身元の確認中でね」「お役に立てるかもしれませんわ」「え?」「…ちぇんちぇーい、あの女の人と会うの何度目なのよさ?」「…先生、出国出来ますよ、私と一緒に」「ぇ?」「本当!?」「あの飛行機で…!」」…「空飛ぶ病院 手塚治虫 原作「腫瘍狩り」」…原作第196話(1978年1月作品)。判らないって!…と思いましたが、白拍子が出て来る時点で疑っても良かった話でした。
 「「このスカイ・ホスピタルは、これからお披露目にイギリスへ行くの。報道陣を連れてね」「スカイ・ホスピタル…?」「ええ、空飛ぶ病院。医療機能を持った飛行機は、他にもありますけど、これが最新鋭なんですよ。私は、開発した白拍子先生に誘って頂いたんです。白拍子先生は、腕も確かで、最新技術にも詳しい方です。病院には、多くの患者さんを抱えていらっしゃいます」━━「記者諸君! 世界に治療を受けられない人がどれだけいると思う!? 7億人だ! このような患者を救う為に、私はこのスカイ・ホスピタルを開発した。満足な治療設備が無いなら、病院ごと飛んで行けばいいのだ!」「流石、ドクター・ホワイト」「こいつは先端技術の宝の山だ! 垂直離着陸で滑走路が無い処へも行ける! さ、間も無くお見せしよう! 代表の記者は乗込んでくれ!」」…最新医療の白拍子との因縁。『BJ21』のもう一つのテーマ?
 「「まさかスカイ・ホスピタルに乗る気か? 無免許の医者なぞ乗せんぞ!」「こっちからお断りだ!」「先生…!?」「自分の患者を放ったらかして、こんなものを見せびらかしているあんたも最低だと思うがね」「こんなものだと!? お前! このスカイ・ホスピタルの意義が判らないのか!?」「医者不足を補う最新の機器が積まれてるんだろう?」「ぬぬ…、技術の素晴らしさすら理解出来んかっ!? 知らずに言うくらいなら乗ってみろっ!」「……」「自分で見て驚くがいい!」」…してやったり?
 「「ぅわーっ、上に真っ直ぐ上がってゆ!」「元は軍用機か」「ええ」「よく改造したもんだ」」…垂直離着陸戦闘機と言えば原作第143話「空からきた子ども」(1976年10月作品)
 「「キャーッ!」「何っ!?」…「座るんだッ!! 全員こっちに座れッ!!」「何なのさ…」「早く座れッ!」「これで、全員だな!」「ああ」「先生方! 当機は我々が占拠した! ここが病院だからって、頭を撃たれれば一発で終わりだ!!」━━「そこに座るんだっ!」「君達の要求は何だ! カネか!?」「フン、違うな!」「じゃあ一体!?」「機長、目的地を変えて貰うぞ。中東のタラギスタンだ!」「何故だ!?」「この飛行機は我々が戴くのさ」「何だと!?」「フン、こいつには軍事用としての性能が残っている。武装し直せば十分な戦闘機となる」「そういう事か!」「そしてこの設備があれば、祖国にあふれる病人も救える! さぁ! タラギスタンに向え! こいつの命がどうなってもいいのか?」「早くしろッ!!」「…ぐぅ…!」」…事実上の原作第91話「病院ジャック」(1975年9月作品)
 「「このドアを開ける方法は?」「内側からのロックは開けられない。ハイジャック対策でね!」「皮肉なもんだ…! 他に入口は!?」「見れば判るだろ!? ここしか無い!」「そんな! 操縦しないと着陸出来ません!」「…つ、墜落だ…!」「えええ…!!」」…こういう対策も考えておかなければ、本当の意味での緊急の備えにはなるまい。関連に「Karte:27 最先端ルームの悲劇 手塚治虫 原作「地下壕にて」(原作第78話、1975年6月作品)
 

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銀翼の手術医 (2/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月23日(火)17時55分27秒
   
 「「…! ちぇんちぇい、ねぇ、ここ…」「子どもは黙っててくれ!」「ピノコは大人なのよさ! その証拠に操縦席の入り方見付けたんらから!」「何?」「これ、ドアでしょう?」「そうよ、非常口よ!」「…ここにもあるぞ!」「あのドアから出て、ここから入ればいいのよさ。あたち天才ー!」」…この後に続く『名探偵コナン(青山 剛昌小学館,よみうりテレビ,東京ムービー)を思わせるような展開です。「「飛んでいる飛行機の外に出るとでも云うのか? 所詮子どもの言う事だな」「そんな事は無い」「む?」「さっき高度がかなり下がっただろ。可能性はある筈だ」「可能性はゼロだ! 神にだってそんな事は出来ん!」「神だって判らない事はあるさ!」「その通りだァァッ!!」」…إن شاء الله! الله أكبر! ـ
 「「安心しろ、ここの設備は万全だ。患者を手術室に運べ!」━━「より重傷の機長からオペを行う。マルチスキャナーで破片の位置を全て割り出せ」「はい」「……どうした?」「電圧が低くて、システムが起動しません! 恐らく、無理な飛行と爆発の所為でしょう」「何だと…!?」「手術室の揺れを感じます! バランス制御が…」「こちらも…起動しません!」「何っ!?」「この揺れの中で手術するのは、とても無理です…」「どうすれば…」「…そうだわ! ブラック・ジャック先生なら…!」「…私が執るッ!」」…『ゴッドハンド 輝(山本 航暉講談社)では、手術台を高くし、患者の身体に自分の腕を密着し固定させて術式を行うという方法が描かれていました。尤も、この飛行機の揺れでもそれが可能かどうかは別ですが。「ズガァンッ!「うわぁ!」「くそう!」「無理もありません! こんな状態では手術なんて、経験も…!」「(そうさ…、無理だ…神にだって…)…はっ!!」━━「神にだってそんな事は出来ん!」「神だって判らない事はあるさ!」━━「私にメスを握らせないと言ったのはお前さんだろ」「…」「どうしても言うなら、報酬は1億だ」「何だと!?」「この飛行機の1/100位のもんだろう。お前さんの勉強代だ」「……判った…」」…プライドの塊である白拍子にとっては屈辱でしょう。「「ついでにもう一つ。お前さん、飛行機の操縦は?」「セスナなら…」「私は患者を診る。操縦は任せるよ」「ぇ…」」…「それも出来んとは言わんぞ」とでも言うかのような口調。勿論、白拍子も拒否は出来無い。
 「「あ! あれは! …この侭じゃぶつかるわっ!!」「くぅぅっ…!!」」…日航機事故の時のレコーダーの記録では、山地山脈を切り抜ける懸命の操縦席の様子が収録されています。ただ、くだんの事故では流石はプロの飛行士と思えるような、冷静振りもあり、色々な意味で聴く意義はあります。
 「「もう着陸しないとまずいぞッ!!」「手術が終わったぞっ!」「意識が戻りました!」「交代出来るか!?」「機長は今、操縦出来る状態じゃない!」「何だと!?」「指示を受けて、お前さんがやるんだ!」「そんなバカなっ!!」「意識が戻っただけでもマシだと思え」「…どういう状態だ…」「垂直離着陸が出来無いっ! 燃料も無いんだっ!」「…通常着陸をしよう…。場所はあるか…?」「…下に、真っ直ぐな道路が見える…!」「まずはそのレバーでフラップを下ろす…」「はい!」「隣のボタンで車輪を下ろして…」「はい」「…うわぁっっ!! 崖だァッッ!!」「…逆噴射だっ!」「止まれェェェッッッ!!!!」」…先の『コナン』繋がりで『銀翼の奇術師(マジシャン)(青山 剛昌,小学館,東宝山本 秦一郎,「名探偵コナン」製作委員会,東京ムービー)を思い出しました。
 「「ブラック・ジャック先生! どこへ行かれるんですか?」「早くイギリスへ行かないとね」「私も一緒に…!」「いや、訳があって、一緒には行けません。何かあったらここに」「ピノコチェーックッ!! …むむむむっ…オッケー」」…一種の検閲。(^^;;
 次回予告、「百億円 命の約束」「「謎の組織の恐るべき陰謀との、世界を股に掛けた戦い。暴行殺人で逮捕の危機!」「カネは君が使い込んだ事にしてくれぇ!」「うわっ!」「ちぇんちぇいの無実を証明してみちぇる!」「女を襲って殺しただろう!?」「あーばーよー」「BJが、見付かったのね」「そこを動くなァ!」「考えも及ばない、恐ろしい組織なんだ…」「ちぇんちぇい待ってて!」「『ブラック・ジャック21』、ネクストカルテ、「百億円 命の約束」…つけられてる…!」「えッ!」」…暴行殺人容疑で逮捕の危機、というフレーズで思い浮かべたのは原作第181話「通り魔」(1977年8月作品)。しかしどうも雰囲気が違うようですね。傍題から連想したのは原作第142話「盗難」(1976年10月作品)ですが、これも違う? 今回、アラビアに不時着したという事も合わせると原作第152話「約束」(1976年12月作品)とか?
 写楽をさがせ!…まぁ、その辺りにしか紛れ込ませられないでしょうね。
 

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そのほうこうにはだれもいない(違)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月23日(火)20時21分35秒
   
 Googleのロゴがこんなんのになっていました。ちなみにクリックするとこういう結果になるようになっていました。
 …という事で…。
 
 『名探偵コナン(青山 剛昌小学館よみうりテレビ東京ムービー)
 第439話「そして誰もいなくなればいい」
 「「立ちはだかってる巨大な壁も、見方を変えたら大きな扉! 現場に残る赤い“影”! 小説通りに起きる事件! 姿見えない犯人の謎!」」…『そして誰もいなくなった(原題:Ten Little Niggers/米題:The Little Indians/邦訳原題:And Then There Were None)』と言えばAgatha Christie(アガサ=クリスティ)。これを原作とするUnited Kingdom(イギリス)映画『The Little Indians』(Agatha Christie(アガサ=クリスティ),George Pollock(ジョージ=ポロック)Peter Yeldham(ピーター=イェルダム)Dudley Nichols(ダドリー=ニコルズ)Peter Weelbeck(ピーター=ウェルベック)Oliver A. Unger(オリヴァー=A=アンガー))は日本では『姿なき殺人者』と訳され、特に今回の話との関連を思わせます。
 「「…? …うわっ!?」ガシャッ…!「…何だっ!? …今のはまさか…」」…こういう事件って、数ヶ月前に無かったでしたっけ。しかし『コナン』では扱うテーマがテーマなだけに、実在の事件に類似したものを避ける事も難しいです。
 「「半月前なんですね、その日影さんから問題の小説が届いたのは」「ミステリー研究会には十数人メンバーがいたんですが、…特に熱心に活動していたのが4人。笹本と僕と、…根津 猛、そして、日影です。でも、卒業後はなかなか会う機会がありませんでした。それが突然、半月前、僕の勤めるミステリー雑誌編集部に、あの原稿が届いたんです。でも、その『そして誰もいなくなればいい』という作品、とてもミステリーと呼べる代物では無かった。トリックも謎も無い、単に主人公が昔の恨みで、大学時代の仲間3人を次々に殺害するという、復讐物語です。そして内容以上に意味が判らなかったのは、殺害される3人の人物名です。根津 猛,神尾 俊之,笹本 安太郎…」「つまり、僕らの名前なんです」「その奇妙な小説の意味が判ったのは、一昨日になってです」「一昨日…」「一昨日の夜、米花公園で、刃物で背中を刺された男の遺体が発見されました。…殺害されたのが、嘗てのメンバーの1人、根津 猛なんです」「なっ…!」「そして日影の送ってきた小説の中でも、根津 猛は、夜の公園で背中を刺されて死ぬ事になっているんです!」」…小説と事件とを絡めたミステリーの傑作だと私が思っているのは江戸川 乱歩の『人間椅子』。
 「「成程。殺害の手口まで一緒だ。こらぁ、偶然とは言えませんなぁ…」「(確かに偶然じゃねー。この小説は殺人予告だ。…けどちょっと妙だな…)」「根津さんに関しては具体的な殺害方法が書いてあるのに、笹本さんと神尾さんの殺害に付いては、場所や手口の具体的な既述がありませんな」「ああ。(そうなんだよなぁ…)」」…小五郎から気付いていく展開。
 「「卒業して10年も経って、どうして復讐なんか…」「(確かに、どうして今なんだ?)」「最近、日影さんには…?」「会ってません。…と言うか…」「…?」「…とっくに亡くなったと思ってたんです」「な、亡くなった!?」「日影は3年前に突然失踪しました。1人で山に出掛けて行って、それっきり帰って来なかったんです。だから皆、日影は遭難して亡くなったものだと…」「でもあいつは生きていたんです」「(3年も前に亡くなったと誰もが思っていた人物が、突然復讐の殺人を始めた訳か…)」」…本当に死亡したのかどうかは別としても、少なくとも誰とも顔を合わせていない。
 「「神尾さーん、郵便物が届いてますよー」「郵便物…?」「懸賞に当たったのか?」「こんなの応募したっけかなぁ…」「ぇ…?」「!?」「…まさか…、待て! 開けるなっ!」ドカーンッ!」…今日の小五郎はスタートが速い。
 「「とりあえず、神尾さんは暫く、この病室に隠れていた方がいいでしょう」「自分が張付いて、警護します」「仕事は、この病室で行えるよう、編集長には了解を取っておきました」「はぁ…」「笹本さんは営業マンだ。出歩かない訳にはいかんなぁ…」「毛利さんと、僕の2人で警護します」「宜しくお願いします」」…いつぞやの女性アナもこの病院?
 「「(俺がここで、がっちり張っていれば…!)」「ああっ!」「お婆さん!?」「あいたたた…」「大丈夫ですか?」「腰が…」」…死角。さておき、お巡りさんとやらが皆、こういう融通の利いた人ならば良いのですが、自分の知る限り、杓子定規な輩ばかりという気が。色々あるのですが、最近だとJRの某駅の警備をしていた鉄道警察。改札で困っているんだから、手伝ってくれてもいいでしょうに。否、自動改札の技術的な事が判らないなら、駅員を呼んで来てくれてもバチはあたらんでしょ。(汗) こっちが声を掛けているんだから「出来ません、離れられません」じゃ無いだろって。
 「「…?」「…危ないっ!」「待てっ!」「日影だっ! ひ、日影がっ!」「大丈夫! 私が付いてる限り、あなたを殺させやしないっ!」」…こういう身を張った行動は小五郎の十八番。
 「「…日影 呈一の所在、摑めなかったそうです。3年前の失踪以来、周囲の誰とも接触は…」「…くそぅ! どうせなら、こ中に潜伏場所まで書いとけってんだ!」「恨みが動機なら、大学時代の小説に何か手掛りがあるかも…」「大学時代の小説ねぇ…」「お持ちですか?」「ミス研の同人誌なら僕の部屋に。日影の作品も載っています」」…手間は掛かるでしょうけれど、そういうミステリーがあっても面白いなぁ。複数のドキュメントを並べて読んで、そこから一つの線を見付けるという趣向のもの。まぁ、『ひぐらしのく頃に(竜騎士0707th Expansion)はそのタイプなのでしょうけれども。
 「「はぁ…」「どうですか、そっちの作品には」「うーん…、手掛りなんか見当たんねぇなぁ…」「こっちのにも、ありませんねぇ…」「(…ん? この書き方って確か…? …やっぱり…! でも…、だとすると何故だ!? どうして…、何の為にこの人が…、こんな事件を…?)」」…書き方の癖? だとしたらむしろ、何故、2人がそれに気付かないのか、という方が疑問。
 

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偽アリババ  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月24日(水)18時04分21秒
   
 2006年5月24日。
 【2006年5月23日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 314通、1495.83KB。
          (▽ 23 ▲ 229.96)
 日本語スパムメール  30通、 226.35KB。
          (▲ 6 ▲ 11.79)
 
 بريد إلكتروني إزعاجاً...١ ـ
 العنوان... ـ
「。・ノケヲツハ97,5」・。・ax-xtender・レ・ヒ・ケ沿エクフ袗{、ヒ据、ヌ、・ミミヤ、タ、アアリメ苅ケ」
 نعم، الغلطة عنده. ـ
 وهذا الاسم الدوماين البريدي
alibaba168
 وأنا رأيت أن البريد من العرب. ـ
 ولكنه من اليابان. ـ
 لأنني صححت الغلطة، والبريد باللغة اليابانية. ـ
 

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モーター焼き切れない?  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月24日(水)18時24分59秒
   
 『(大暮 維人町田 形講談社東映アニメーションマーベラスエンターテイメント,エア・ギア製作委員会)
 「Trick:8」
 「「なめられ過ぎですよ、あなたは! 特にあいつらにはもっとビシーッと! 職員室で堂々とあだ名で呼ばれる教師なんてあなたぐらいです!」」…おいらの中学や高校は普通にそんな感じだったですが何か。(笑)
 「「ぁ〜暑くなっちゃった。そうだ、さっき買ったアイスを食べよ〜♥」「さっきっていつ!? 溶けるだろ、フツー!」「あむあむあむ…おいひぃ〜」」…そこにカラス修正を置くなッ!(^^;;; 「「あんた絶対わざとやってるだろっ!」」…解に。(^^;;
 「「出入り口は全てもう警備システムがガードしている」「あ、CMで観たぞ! “冬のナンタラ”の人がやっているアレね!」「隣の婆ちゃんがそれのパチンコにハマッちゃってさ!」「お前ぇがハマッテんじゃねぇの?」「俺はCRよりスロットの方だから」「あ、ホント? やっぱアレ? “エヴァ”とか“オレソラ”なんかやってんの?」「5号機は打たねぇなぁ。好きなのは“バンチョ”と“フジコ”」「おお“フジコ”って処がシブい!」「それがさぁ、次回予告で外した時なんかパンチ入れたぜ!」「俺なんか“レインボーオーラ”でバトル1回終了だぜぇ」「アハハハ!」「何盛り上がってんだっ、中坊だろ中坊!」」…そういうネタがアリならこの間の伏字なんかいらなかったんじゃないの?(^^;; 略称ならOKなんでしょか?(^^;;
 「「あの時計、知ってる?」「ああ、“凍った時計”ね。そりゃあ、あんだけ目立つとこありゃ当然…」「あの時計凍らせたのは私なの…」「…え?」「あなた達のエアトレックなら、あそこまで昇れるよね?」「こんな壁なんざ、チョロいさ!」「昇って…、どうすんのさ?」「時計をもう1回動かして欲しいの」「え、動かしてって、動かしゃいいじゃん」「あれは…何? オブジェじゃ無くて、ほんとに壊れてんの?」「俺もそう思った。だって壊れてんなら直すっしょ、フツー…」「あそこの小さな扉。あそこからじゃないと入れないの」「何で? 内側から…あれ? あそこ視聴覚室だっけ?」「そう…。壁は二重の防音。時計の動力部分はその向う…」「あちゃー、何それ」「考え無しのリフォームってヤツ?」「大人のやる事だから」「時報で、自動修正するタイプでメンテナンスフリー。最初から入り口はあそこだけ」「ああ、ビデオに付いてるアレね」「その頃は最新式だった訳だ」「今は電波(電波時計)でしょ」」…“凍った時計”自体は原作にもある話。でも、それをトンちゃんから聞かされる展開に「えっ?」と思ったのは私だけでは無い筈。
 「「私はね、ここの卒業生なの…。あの頃の私は、慌てんぼさんのおっちょこちょい娘で、毎日々々遅刻してばっか。いっつも折原先生に怒られてばっかりで」「“あの頃”?」「今もだろ」━━「富田ァ! どうして毎日々々遅刻して来るんだっ!?」━━「私が2年の時の担任が折原先生。この時はまだ新任教師だったんだから」「一緒じゃん、今と」「ヒゲがちょっと薄いか」「(絵を)兼用してないか?」━━「どうしたら本気で遅刻しないで来れるんだッッ!!」「そんなぁ! いつも本気でぅすぅ〜!」━「おお、トンちゃん若い」「えへ」「これも変わってねぇじゃん」」…手抜きをギャグに持っていくか。
 「「はぁはぁはぁ…、どうしよう、どうしよう…! 今から行っても、もう意味無いよね? だって逃げるんだもん、猫さん…。…帰ろっかな…、帰った方が…いいよね…? …折原先生だって…きっと…もう帰っちゃってるに決まってる…。きっと、きっと…」「……ようし! 今日は間に合ったな…!」「…ぁぁ…」「授業を始めるぞ! さっさと教室に入れ!」「…ぅぅ…うわぁぁぁっ!」」…感動したらいいのやら、突っ込んだらいいのやら。(^^;;; ところで、こんな場面にCG使うなら、何でもっとスピード感の必要な場面で使わないのさ!
 「「…それがさ、あの時計を凍らせた真犯人。トンちゃんは、自分が凍らせたって言ってたけど━━」━━「…ぇ、動いてんじゃん…。…何で…、…ん?」━━「━━下からじゃ絶対ぇ見えねぇよ。あんな処に、そんなもんが挟まってるなんて…誰も思わねぇしさ…」「…だから…?」「8年前にさ、女の子の為に、あそこ迄飛んだ奴がいた。かっこいいなって」「それを知ったら…お前はびっくりするだろうな…」」…成程、東中(ヒガチュー)にある諸々の“秘密”を飛ばしつつ、モティーフだけを活かす為に、そういう設定にしましたか。原作を知っているだけに、逆にこれは読めなかったです。
 原作モティーフ(東中七不思議の一つである時計)をベースに、設定,展開,その他、何もかもを差し換えてのリアレンジ。原作から外れるならば、この位、自由にやってくれた方が気持ちいいし、観ている者も後の展開が読めないので面白い。ここまで“おバカ”な話にする必要があったのかどうかは微妙ですが、下手に中途半端なストーリーを見せられるよりも遥かにマシ。問題はここで繰り広げられた話━━つまり8年前の時計が止まった経緯━━が今後の展開に活かされるのかどうか。否、それ自体は活かされなければならない必要は無いのですが、彼が嘗て暴風族(ストームライダー)だったという点に関しては伏線として残されるべき個所。もしこれが放置されてしまうとなると、矛盾すら起きる可能性が…。
 
 『少年マガジンコミックス』(講談社)のCF…よりによって『もう、しませんから。』(西本 英雄,講談社)3巻かよ!(^^;;;;;
 

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『名探偵コナン SECRET FILE』レヴュー (1/8)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月25日(木)01時47分25秒
   
 DVD『名探偵コナン SECRET FILE Vol.1』,『同 Vol.2』(共に、青山 剛昌小学館読売テレビTMS東宝)、感想。
 「コナンvs(たい)キッドvs(たい)ヤイバ 宝刀争奪大決戦!!(2001年作品)
 「ドンッ!「うわっ!?」「あー、くたびれた…」「おい、光彦。何だよこれ」「やだなぁ、忘れちゃったんですか? こないだ、マンガを貸すって約束したじゃありませんか」「で、でも…、こんなに、沢山…?」「何しろ、全24巻ですからね!」「げっ…(24巻も…?)」「あ、返すのは、いつでもいいですから」」…3年越しでも?(何)
 「「そうだ。返す時は、少しずつにして下さいね? 全部一片だと、持って帰るのが大変ですから」「ぁぁ、判った…」」…言いたい事は色々あるぞ、光彦。(^^;; 「「(だったら少しずつ持ってこいよ…)」」…解に。
 「「じゃじゃーん! 遂にゲットしました! ドリームステーション版『仮面ヤイバーⅢ 3人の魔法使い』!!」「うわぁ!」「今回は魔法の世界が舞台なんです」」…何気に時代を感じさせるゲーム機名だなぁ。「「じゃあ、魔法使いのお婆さんも出てくるね?」「コナン家(ち)行ってやろうぜ」「ぃあっ! 何だ、また俺ん家かよ…」「いいじゃねぇかよ」「コナンくん家は探偵団のアジトなんですから」「(アジトってなぁ…)」」…アジトっていうか、小五郎の探偵事務所そのものなんですが。(苦笑)
 「「そこの少年?」「え?」「一つ占ってあげましょう…」「ま、まさか…!」「魔法使いのお婆さんだ!」「(ムカッ) 失礼な…! …私、まだピチピチの17歳よ!」」…小泉 紅子。『まじっく快斗』からの登場。本作は完全に外伝的な位置付けで、青山氏代表作3作の登場人物が交錯していきます。それはさておき、衣を纏っていた時と、はいだ時とで、声色が違うんですけど。(^^;;; ありゃあ、確かにお婆さんの声ですぜ?(^^;; 「「(おいおい、何て格好だよ…)」」…解に。(^^;;;
 「「わぁ、すっごーい!」「ん?」「この玉、浮かんでるぅ!」「すっげぇ!」「きっと、魔法の珠ですね!」「オッホッホッホ…、その通り。その珠は、我が一族に代々伝わる魔法の珠。私の質問には何でも答えてくれるの。さぁ珠よ? そこのメガネの少年に何か言いたい事があるでしょう?」「え…、僕…?」「ハイナ! とらトはげたかトおおがえるノイル場所デ、アンサンニ何カガ起コルト出トリマス!」「トラと…」「ハゲタカと…」「オオガエル…?」」…まぁ、ベタですが、『Y∀IBA』のカゲトラ,庄之助,ゲロ左衛門の事ですね。「「まぁ、そういう事だから、気を付ける事ね。オーホッホッホ…」ボワンッ!「き、消えた…!」「やっぱり魔法使いの…」「お婆さん…」」…結局“お婆さん”呼ばわれ…。「「どうしたの、コナン君?」「ん?」「今の占いが気になるの?」「ああいや、別に…。(占いもだけど、…何か変なんだよなぁ…)」」…水晶珠が喋ったり、人が消えたりするのが既にヘン。
 「「えーい、帰れ帰れェッ! 貴様らの世話にはならんわッ!」「ぃゃ…、相手は怪盗キッドなんですぞ!?」「キッドだかヒットだか知らんが余計な手助けは無用じゃあっ!」「いやしかし…」「うるさーいッ!!」ドカドカドカッ!!」…中森警部(『快斗』→『コナン』)とご隠居(『Y∀IBA』)の組み合わせ。流石にこの等身キャラクターの差は『コナン』に於いては無理がありますな。(^^;;;
 「「キッドよりあのお婆さんの方が手強そうだね」「まったくだ…」」…コナンも言います。(笑)
 「「なぁ、浣腸キッドって何だ?」」…刃登場。中の人はコナンに同じ高山 みなみ女史。刃/コナンに限らず、3作には声優の重複がかなり存在する為、本作では主要キャラの殆どで声優が二役を演じています。脇役を別とすれば、たぶん本作ほど二役声優の多いアニメ作品は無いのではないでしょうか。
 「「うゎっ、可愛い! ボク? お名前は?」」…へー! コナンと刃って同じくらいの背格好かと思っていたら、頭1つ分以上も違うんですねぇ。刃は、ツンツン髪の毛を無視すると、光彦とほぼ同じ。ただし等身がまた異なります。
 「「お、おり刃…」「(あれ…?)」「…ワ…ハハハ…!」「な、何がおかしいんだっ!?」「だって、仮面ヤイバーはそんな格好してないもん」「君ぃ、凄い勘違いしてますよ?」「か、仮面ヤイバじゃない、鉄 刃だ!」」…先日の『青山剛昌の世界展』で知ったのですが、もともと「仮面ヤイバー」は「Y∀IBA」を捩って生み出されたキャラクターなのだとか。ちなみに初出も『Y∀IBA』。
 「「ほんとに広い庭ですね」「かくれんぼ出来るな」「あ、あれ…」「ん?」「何かしら…。…猫ちゃんかなぁ。…あ、やっぱり。猫ちゃん、出ておいで」「ぐるるる…?」「ひええ! トラ!」「うわぁ!」「どうしたゲロ?」「うっ、カエルぅ!?」「ケー? ケッケケ?」「ハゲタカです!」「助けてぇーっ!!」」…まぁ、予想通り、おやくそくの展開です。「「何だっ!?」━━「総員出動ーッ!」「オーッ!」━━「どうしたお前達ー!?」「キッドか!?」「ギッドはどこですか、ギッドは!?」「…トラと…」「ハゲタカと…」「オオガエルが…」「……キッドじゃないのかぁ…」「たくぅ、ただのペットじゃないか、脅かしやがって」」…おいおいおいおい、お前等、それで納得するのか!?(^^;;;;
 

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『名探偵コナン SECRET FILE』レヴュー (2/8)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月25日(木)01時49分16秒
   
 「「(あ、あれは…!? 白乾児(パイカル)!? 前にあれを飲んで、元の身体に戻った事が…)お婆さん! あのお酒、よく呑むの?」「ん? …ああ、その酒に色々な薬草を煎じて呑んどるんじゃ」「ねぇ、ちょっと呑ませてくれない? こほこほっ、僕、風邪気味なんだ」「………、まあいいじゃろ」」…いいのかよっ!? 「「…ただし一口だけじゃぞ」」…これも一つのブービートラップ。「「ああ違う…!」「これは代々峰家に伝わる秘薬でな、何でも効く万能薬じゃ」「ぁぁ…そうなんだァ…」「見た目は悪いが効き目は保証するぞ、ほれ」「ぅ、ぅ…(………)」「ぐいっと一気に飲み干すんじゃ」」…因果応報とはこの事。
 「「さーてとー、宝刀はどこかなぁ?」「ケー!」「ん?」「ケッ! ケッ! ケッ!」「ぐぎいいいっ!?」ドガンッ!「あ──ッ!?」」…こういう雰囲気のキッドは『コナン』には出て来ません。『快斗』のキッドですね。「「痛いゲロ!」「何だッ!? どうしたッ!?」「…ゲロ? ゲロロ?」「…紛らわしい奴め、寝惚けおって!」「すまんゲロ…」」…おいおいおいおい、カエルが人語で悲鳴あげているのに、そこはスルーですかっ!?(^^;;; 「「おいおい、化け物屋敷か、ここは?」」…そうです。(笑)
 「「(ぬぅ、くそぅ、妙に手間取るなぁ…!)」」…このお馬鹿にキッドも面白い。(^^;; 「「待てぃ怪盗キッドぉ! コソ泥め、成敗してくれる!」「おいおいまたかよぉ…」」…二度ある事は三度ある。(^^; 「「おのれキッドめ! よくもワシの妻と娘を誑かしおったなぁ!」「待てキッド!」「やべ! …今宵の貴女は最高に魅力的ですよ? チュ…」」…おいおい、ご隠居にまで手を出すか、キッド。「「バカ、母上にそのような色仕掛けが━━」「…キッドさま…♥」「あらら…」」…って、堕ちるなよッ!!(^^;;;;
 「「よう蘭、久し振り。元気してたか?」「…お…父さん…」「はへ?」「お父さんが…2人…」「……(このヒゲ…、まさか…!?)」「貴様、キッドだな!? キッドが俺に変装してるんだ!」「何ィ!? キッドはどこだ!? どこだどこだ!」「(やべ!)」「キッドが逃げたぞ! こっちに行ったぁ!」「待てぇ!」」…すげえバカアニメ。(^^;;;
 「「どうかしましたか? 中森警部?」「んん…? 貴様は確か…」「服部くん!」「…そう僕は服部…、服部!?」「んんん〜? …待てぇ、キッドぉ!」」…次から次へとキャラが。確かにこれは読者サービスには最高な展開。
 「「ひょひょひょ、見事な身のこなしじゃ。まるで鼠小僧次郎吉のようじゃわい」「悪いな爺さん。俺は義賊じゃ無いんでね」」…義賊ではないですが、しばしばコナンを助けたりはしています。
 「「あばよ、トンガリ頭!」「行けぇ! 刃!」「にーひっひっひっひっ!」「いいっ!?」」…この程度ならば驚くには値しないでしょ。キッドさん、あなたのしている事と同じです。(笑)
 「「あれは鉄 刃…。目に物見せてくれるわ! 砲撃準備!」「チェキー!」「撃てェ──ッ!!」」…鬼丸登場。もう『コナン』の世界なんか無視です。既に現実的な世界ですらありません。これにはキッドもたまりません。(^^;;
 「「僕は工藤 新一。探偵です」」…いよいよ新一の登場。というか、山口 勝平氏がキッドの役を終えてこちらに移って来た、という感じが強いですな、完全お祭り尽くしの本作の場合。
 「「それはそうと、僕は朝から、奇妙な違和感が頭から離れませんでした。それがやっと判ったんです。━━それは、それは…!」」…そう、このオチは前半で読めています。何しろ『コナン』としては成立しようの無い、ミステリーとしては荒唐無稽過ぎる設定だからです。
 「「…ったく。夜遅くまでマンガなんか読んでるから寝坊しちゃうのよ」「はーい」「いつまでも片付かないから、食事先に済ませちゃってね」「うん…。…ふぅ…。(やっぱりな…、夢だと思ったんだ…。夢だとな…)」…枕元に光彦から借りた『Y∀IBA』のコミックス。このオチも、勿論冒頭のシーンから誰もが想像は付いている筈。それでもこの作品が許せてしまうのは、ファンサービスと笑いに徹して、そのエネルギーを少しも緩める個所が無いから。
 はっきり言って『コナン』本編には組み込めない話です。それもその筈、スタッフロールでは原作を『名探偵コナン』としていますが、実は『まじっく快斗』が原作。『快斗』の『Y∀IBA』キャラを登場させた回に、更に『コナン』キャラ達を組み入れて再構成させたものが本作。それでも主人公はちゃんとコナンとして描かれており、そういう意味で、非常に面白い外伝的作品に纏まっています。リアレンジ,構成力,演出の巧さの勝利です。
 前述の通り、到底本編に組み込める内容ではありませんが(しかも局が異なるのでテレビに於けるアニメーションとしての版権は極めて複雑)、読者サービスだけに終わらせるには勿体無い逸品。今回、こうして市販DVD化されたのは非常に良い事だと思います。ネタも多く、色々な意味で“F会”に持参したいアニメです。
 

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『名探偵コナン SECRET FILE』レヴュー (3/8)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月25日(木)01時50分32秒
   
 「名探偵コナン 〜16人の容疑者!?〜(2002年作品)
 「「園子の家だったら軽井沢に別荘くらいあると思ってたけど…」「残念ながら、軽井沢には無いのよ。うちが持ってる別荘って言ったら、ハワイとモナコと…」「あーそうでっか…」」…本人は自慢しているつもりは無いのでしょうが、まぁ、庶民からすれば、ね。(^^;;
 「━━ある秋の日、白鳥警部の別荘の、新築祝いのパーティーに、顔馴染のメンバーが集まった。パーティーの目玉は、白鳥警部秘蔵の、“お宝ワイン”━━「ねぇ、白鳥警部」「はい?」「例のワイン、どこにあるの?」」…園子、あんた呑む気じゃ…?
 「「おお! こりゃ驚いた。ワンイセラーまであるのか」「すっげぇ、俺ん家よりいっぱいあるぜ」「ほんとですね」「? 君の家にも、ワインセラーがあるんですか?」「いえ、そうじゃ無いんです」「元太くん家、酒屋さんなの」「小嶋酒店をよろしくー!」「なるほど…」」…まぁ、ワインが専門という訳じゃあ無いでしょうけれどね。
 「「ねぇ、白鳥警部。そのワインってそんなに美味しいの?」「ええ。安物とは全然違います。一口呑めば、すぐに判りますよ」「へぇ、そうなんだ。うひひひ…」」…あんた、やっぱり呑む気なんじゃ…。
 「「なぁ平次、ここだけ大理石の床なんやねぇ?」「お、ほんまや。えらいカネ掛けとんなぁ」「ま、趣味は人それぞれってとこね」「ハハハ…、そらぁそうでんな…」」…無論、伏線。
 「「…はぁ…」「ん? どうしたのよ、溜息なんかついちゃって」「あ、いえ、凄いなぁと思って。白鳥警部」「あら、凄いのは白鳥家で、白鳥くん本人じゃないわ」」…高木刑事の気持ちは判りますが、佐藤刑事は理論的。ところで、読者サービス用のOVAという大して儲からないメディアに関わらず、背景キャラの動きが結構入っています。作りが丁寧です。「「そ、そりゃあそうなんですけど…」ドンッ!「男なんだから、そんな事気にしないの!」」…ほほう、佐藤刑事、遠回しに高木刑事を押していますよ。
 「「この道、“囁きの小道”って云うんだ」「へぇ、“囁きの小道”かぁ…。なぁ平次、何か囁いて」「? …ええでぇ? ちょい耳貸せや」「ええっ!?」「はよせい」「…ぅ…」「ぁのなぁ…、おばかーっ!」「っくぅ〜っ…!」「アハハ! 引っ掛かりよった引っ掛かりよった、アハハ…!」」…おやくそくですな。「「(ははは…ガキ…)」」…ちなみにこの「ガキ」という喋り方ですが、『青山剛昌の世界展』で、『探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)』での灰原のセリフについて青山氏の演出が触れられていました。「ガ、キ」と区切って発音する。相手をいかにも子どもっぽく見て心の中で馬鹿にする、という表現として、青山氏が拘っているもののようです。
 「「アウトー!」「あ〜、くそぅ〜!」「ラーブ・フォーティー!」「なぁー、蘭ー。足使っていいかぁ?」「ダメに決まってるでしょう!? サッカーじゃ無いんだからね!?」「ちぇ」」…蘭の回想シーン。当たり前ですよッ!(^^;;; 足を使うテニスがどこにある。(^^;;;;
 「「へえ、これも白鳥くんが作ったの?」「ええ、料理も趣味の一つですから」「凄いわぁ、お婿さんには最適ね」「(ぎくぅ!)」」…安心しなさい、高木刑事。意外と白鳥よりも活躍していますし、何より今のセリフは小五郎に対する遠回しの皮肉みたいなものなんですから。
 「「た、大変です! 私の『シャトー・ラトゥール』が…割れてしまっています!」「えっ!?」━━「こりゃあ酷い…」「白鳥くん、このワイン幾らぐらいするんだね」「恐らく、今手に入れようとすると、数十万はするでしょう…」「す、数十万!?」「そりゃあ大変じゃ!!」」…金額的な事は無視するとして、事件そのものが極めてチープ。本編によく見られる仰々しさは無く、こういうホームミステリーもたまには面白いものです。「「でも一体、誰がこんな事を…」「問題はそれね。外部犯の可能性も、無いとは言えないけど…」「常識的に考えれば、ここにいる誰かが犯人ね」」…本編では、まず採用されないであろう、身内が犯人、という展開。ミステリーに於いてはしばしば存在するパターンですが(特に某AVGは身内過ぎる身内が犯人で有名(笑))、『コナン』の作風に於いては余り合わないタイプ。
 「「おい、あったか…?」「いえ、ありませんねぇ…」「おい、何やってんだ、お前ら?」「え!? …ぁ、いえ…」「何でもねぇよ…」」…平次にしても、探偵団にしても、それぞれが不審な動き。犯人は確かにこの中にいる。
 「「今、判ってるのは、皆でワインセラーを見に行った後から、白鳥くんが再び入る迄の、1時間の間に事件が起きたって事ね」「じ、事件って佐藤さん…。…あ、あのー、どなたかその間にワインセラーに入った人は…、…き、君達…!?」「俺達、別荘の中を探検してたんだよ…」「それでワインセラーにも入りました…」「でもあのビンには触ってないよ…!」「ほんとかぁ?」「よしなさいよ、大人気無い。それよりあなたはどうなの? だいぶ酔ってたようだけど、トイレに行ったついでにワインセラーに入り込んで、ワインを割っちゃったんじゃないの?」「パ、バーロー! オレがんな事を……」「…ちょっとお父さん…?」「いやぁ、実は全然記憶が無ぇんだぁ。トイレに行った事はうっすら覚えてるんだが…」「ほら見なさい、有力な容疑者だわ」「何をぅ!?」「まぁまぁ…。トイレに行った人なら、他にも大勢いますよ。現に僕だって…」「んん!? まさか高木くん、私を妬んでラトゥールを…!?」「そ、そんな訳無いじゃないっスかぁ!」「本当かい?」「んんっ! …白鳥警部こそ、ご自分で落として割ったんじゃないですか?」「し、失敬なっ!」「ちょっとやめなさいよ、2人とも!」「子どもが見とるんだぞ!」」…普段はゲストキャラ達が互いに疑心暗鬼になる場面。ここではお馴染の面々がお互いを疑うという、非常に興味深い展開になっています。
 ED…アニメーションの上だけですが、登場キャラ全員による歌唱。最後までなかなか凝った作りをしており、手を抜いていません。
 容疑者が、そして犯人が身内に揃うという、矢張り番外編に位置する作品。しかし単にそれだけで終わるのでは無く、“結果的”に真犯人が“分散されている”という点に注目。こうしたトリックは目新しい。ミステリーとしては悪くありません。更に、繰り返しになりますが、非常に作りが丁寧で、クォリティー的にはテレビアニメ本編以上の質を保っています。構成的にはOPタイトルといい、劇場版を意識している雰囲気もあります。かように、作品としての評価は高いのですが、しかし飽く迄も内容的には番外編でしか無いのが悔やまれます。
 

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『名探偵コナン SECRET FILE』レヴュー (4/8)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月25日(木)01時51分56秒
   
 「コナンと平次と消えた少年」(2003年作品)
 「「あら…?」「ん?」「どうかしたん? 蘭ちゃん」「…あの子達、さっき来た時もいたよね」「(あれ…? あの3人…。…あいつらにそっくりだ)」「うちの名前は江坂 繭美、小学1年生や!」「ぇ?」「この、ひょろっとしてんのが、八木 幹彦! こっちのでかいのが大沢 健太!」「歩美,光彦,元太…?(あはは…、こいつら名前もそっくりだ…)」」…この時点で番外編ですね。ここは大阪のノリで突っ込みましょう。「そんな奴、おらへんやろ〜」
 「「耳悪いんなら医者行かな」「医者ならわいも昨日行って来たで。ぎーんごりごりごりー、こらあきまへんなぁ、乳歯やし、抜いときまっかー? ぐりぐりぐりー、すぽーん…ってな」「そら、歯医者やがな」「うちの爺ちゃんなんか、もっと凄いで。毎晩自分で歯ァ抜くんやからなぁ」「そら、入れ歯や」「やかましいッ! ヘタな漫才すな、ボケェッ!!」「ひー」「(ふふふー、性格は大違いだな…)」」…性格は違うし大阪弁。同じトリオでありながら、普段とは違うキャラに、中の人は勝手が違う…?
 「「人捜し…? …俺にか?」「まぁ、平たく言うたらそういうこっちゃ。…ちゅうより、場所探しやな。智のいる場所、探して欲しいんや」「智って?」「友達や。1時に、あそこのベンチに待ち合わせたんやけど、来ぇへんのや」「1時て…、もう2時過ぎやで?」」…字は違いますが、ここでも行方不明はサトシ…。鬼隠しだ、鬼隠し。(違います) 「「それで、お家には連絡してみたの?」「したけど、留守電やった」「あいつ、うちらとの約束すっぽかして、秘密の場所で、遊んどるんや」「“秘密の場所”?」「昼までそこにおる言うてたからなぁ。ええか? そこは、赤い電車が走っとって、ティラノの手の先で、楽しいけど…涙が出てしまうとこなんや」「何じゃ? それ?」「んー、智がそう言うてたんやって。いわゆるコントやな」「ヒントや!」」…ネタを振らないと話が進まないんですか、大阪人は…。「「大阪で赤い電車言うたら環状線やな。…待てよ、環状線はゆめ咲線にも乗り入れとったな…。そうか、判った! USJ…」「USJならちゃうで?」」…鉄ネタが出て来ました。
 「「(オレは大阪の事は判んねーからなぁ…)」」…コナンのでしゃばりを封じています。
 「「ねぇ、その環状線から、ティラノの大きな模型とか、絵とかは見えない?」「え?」「ほら、大阪って好きそうじゃない? そういうの」「確かにどでかいカニやらタコやらフグの広告はあるけど、…フ、恐竜はなぁ…」」…某18禁バカゲーならば、そういうノリはアリ。
 「「なぁ平次、論より証拠やで。今から乗ってみぃひん? 環状線に」「阿呆、今日は2人を…」「ああ、私達の事ならいいよ? ねぇ、コナンくん?」「うん。平次兄ちゃんが案内してくれる処より、こっちの方が面白そうだもん」「……」「ほな、決まりやな」「(こいつぅ、覚えとけよ?)」」…平次からしてみれば、新一に「つまんねーよ」と言われているのと同義ですからな。
 「「あれ!? …おい、今、高速道路がビル中、通ってなかったか?」「ああ、そうやで? おもろいやろ? 大阪は何でもアリなんや」「(…これなら恐竜がいてもおかしくねーな…)」」…大阪に土地鑑の無い私には、アニメに登場したビルがどれなのかは判りませんでしたが、大阪にはこうした場所が複数あるらしい。
 「「あー、山が見える!」「…山がどないしたんや?」「そうか、東京やったら珍しいんやね、山は」「うん」」…確かに都内の環状線にあたる山手線からは、山は見えませんね。地下鉄である大江戸線は論外ですし。
 「「ぉっ…? …大滝はんや。工藤、今、パトカーの前に白い車が止まってたやろ?」「ああ…、セダンが止まってたなぁ」「見付かったんや。信金強盗のクルマが…! …今朝の11時半頃、なんばの信用金庫に強盗が入ったんや。犯人は若い男女の2人組でな、その犯人達の乗ったクルマが白いセダンやったんや」「……」「恐竜探しは後や、ここで、降りるで」「降りるって…!」」…う〜ん、半分仕事のようなものとは言え、自分勝手ですな、平次。
 「「これは赤いヘアピンやなぁ…」「あ、そのピン…!」「…繭美ちゃんのと同じ!」「繭美ちゃん?」「あ、この子なんです。…ちょっといい?」「ええよ?」「…ほんまや、よう似てる…。…お嬢ちゃん、このピン、どこで買うたんや?」「買うたんやない、貰たんや!」「貰うた? 誰に?」「友達や。秘密の場所で拾た言うてた」「秘密の場所…?」「…!?」……「智がおるっちゅうその“秘密の場所”、…犯人達と繋がりがあるのかもしれへんなぁ」「繭美ちゃん、智くんは普段から約束をすっぽかしたりするの?」「ううん、初めてや」「まずいな。智が来ぇへんかったんは、その“秘密の場所”で犯人達と出会うたからいう可能性も出て来たで?」「何やて!?」「もしそうなら危険やで…」」…事件は繋がり、不穏な方へ。
 

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『名探偵コナン SECRET FILE』レヴュー (5/8)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月25日(木)01時53分4秒
   
 「「よみうりテレビは見付けたで」「“ティラノ”とは、関係無いけどなァ?」」…『コナン』の著作放映局ですな。
 「「やっぱり環状線が違うんちゃう? どう見てもオレンジ色やもん」…やっぱりそうですか。どうも赤く見えないんですけど…と思いつつ、リンク張ってました。(苦笑)
 「「そうや! 今、思い出したんやけど、長居の博物館で大きい恐竜の骨、見たで」「何やて?」「長居言うたら…」「…確か、この天王寺の南で、阪和線地下鉄御堂筋線が…。…御堂筋線は車体に赤い帯や。それに、見てみい。路線図の色や」「それやったら、赤い電車って、御堂筋線の事?」「長居は智家とそう遠ぅ無い。今度こそ決まりや!」」…スルッとKANSAIに書かれた路線図。こういうのは関東地区のパスネットにもありますね。
 「「恐竜は恐竜だけど…」「ティラノじゃ無かったね…」「…あった! ティラノや!」「え!?」「…あかん、今度は“手”が無いで」「くそっ!」」…大阪市立自然史博物館。『コナン』おやくそくの名所巡りです。
 「「…!? ティラノだ!」「ん?」「ほら、この路線図の形、縦にすると“ティラノ”に見えない!?」「…ああ! 見えるで! ここ(なんば以西の各路線の輪郭)が頭や!」「ほんで、胴体がこう(谷町線で囲まれた地域)あって…!」「これ(御堂筋線昭和町以南)が“手”や!」「本当! 見えるわ!」「間違いあらへんな!」「ちゅう事は、手ェの先にあるんは…なかもずや!」」…よくこういうネタを思い付くなぁ。っていうか、大阪に土地鑑が無く、鉄でも無い加藤には到底解けません。(汗)
 探偵団不在で、代りにそっくりキャラが登場するという、矢張り、これまた外伝的な物語。しかし話の内容そのものは非常に本編に近いです。実在する鉄道のトリックが要素に含まれている為、舞台が大阪で無ければ成立しないものですが、展開そのものに関して言えば、そっくり3人組では無く、舞台をいつも通りの帝丹小学校にして、ゲストキャラを交わらせるものにしても問題無いようにも思えます。
 

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『名探偵コナン SECRET FILE』レヴュー (6/8)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月25日(木)01時54分6秒
   
 「コナンとキッドとクリスタル・マザー」(2004年作品)
 「「しかし何故奴はその宝石を持ち去らなかったのですか?」「一目見て、彼には直ぐに判ったのですわ。これが…」「何ッ、偽物ですとッ!? …成程…」「本物はちゃんと、別の処に隠してありますわ」「…で、陛下。それはどこに?」「それは警部さんにも、お教え出来ませんわ。この列車のどこかで、キッドが聴いているかもしれませんからね、オホホ…」」…後述しますが、これは本編にもあったモティーフ。
 「「ねぇお母様…」「フィリップ!」「…その首飾りなんだけど…」「え…? …ぉ、お黙り。それより、あれほど部屋から出てはならぬと言ったのに何て子なの!? それに何度も教えたでしょう、人前では女王陛下と呼びなさいと!」「…この子は?」「フィリップ王子だよ。2年前に病死されたヘンリー殿下と、セリザベス女王の間に出来たご子息だ。イングラム公国の次期国王だよ」」…かわいい男の子登場です。w それはさておき、イングラム公国,セリザベス女王,ヘンリー殿下,フィリップ王子。モデルはUnited Kingdom(イギリス)とその王族の面々ですね。いずれもめっさ若いですが。(笑) 「「ごめんなさい…。でもその宝石、前に見た時と形が違うよ?」「…何ィッ!? これは盗聴機…! さてはキッドめ、さっき陛下の部屋に入った時に…!」」…幼き王子の探偵振り。
 「「陛下、そろそろ宝石の在処をお教え願えませんか。所在が判らん事には警備のしようが…!」「オホホ…、そんなに心配なら、ずっと私の傍で守って下さいな」」…警備は必要無いと。言い換えると、日本の警察は信用ならんと。
 「「まー、快斗ったらさっきからずーっと陛下に見惚れちゃってぇ」「ばばば、ばーろー、見てたのはネコだよ、陛下のネコ!」「シーザーの事?」「?」「可愛いでしょ? 今年で2歳になるんだよ」「何だお前?」「フィリップ=マクシミリアンド=イングラム」「ままま、まさかお前ぇ…!」「…王子様!?」」…庶民に気軽に声を掛けて下さる王子殿下。仲良く出来そうな男の子です。(爆)
 「「お前ぇかわいい人形持ってんなぁ!」「お父様の贈り物なんだ。僕の宝物」」…つまり亡きお父上の遺品という事ですが。健気な子です。萌え要素の塊みたいな子です。(滅)
 「「ねぇねぇお兄ちゃん」「ん? 何だよ?」「お兄ちゃんもしかして……怪盗キッドでしょ」「ひっ!? …じょ、じょ、冗談はやめて下さいよ王子ぃ、んな訳無いじゃないですかぁ、もぅ〜、ぇへへ…」「な〜んだ違うの。僕、宝石の隠し場所知ってるのに」「へ…!?」「でも教えてあげなーい」「(このガキゃ…)」」…快斗(=怪盗キッド)を手玉に取る王子。只者ではありません。(笑)
 「「フィリップ王子」「?」「ここは危険です、早くお部屋にお戻り下さい。先程から陛下がお怒りですよ」「お母様が…?」「……」「…ほら、早く帰れってよ?」「僕帰らないよ! ここにいてキッドから、お母様と宝石を守るんだ!」「お母さん思いなのね」「…お母様なんて大嫌いだよ! ……前はあんなに優しかったのに、お父様が亡くなってから変わっちゃったんだ。今は僕を見る度、怒鳴ったり怒ってばかり。口も聞いてくれなかったりね。きっと、僕が嫌いになったんだ。でも僕は、お父様と約束したんだ。これからは、僕がお母様とこの国を守るって」」…うう、健気さ大爆発。
 「「君なら宝石の隠し場所判るかな」「…ぇ?」「僕ほんとは知らないんだ。お母様がどこに隠したのか」「“木の葉を隠すなら森の中”」「…ぇ?」「………ほら! さっきの駒、もうどれだか判らないだろ? “森が無い時は自分で森を作る”」「わあ、ギルバート=キースの『折れた剣』だね」「ああ。シャーロック=ホームズのライバルと言われた名探偵、ブラウン神父の名ゼリフだ。小説のトリックは恐ろしくて残忍なものだけど、お母さんのトリックは、この言葉の通り。もっと洒落て意表を突いたものだと思うよ」」…余談になりますが、早速、例のGoogleロゴの件ロゴをクリックした時の結果が。━━
 
ウィキペディア
アーサー・コナン・ドイル
googleのロゴ

 
━━
 「「ぁぁ、何という事でしょう、私の所為で国家の大切な財産を失うなんて…。……あ!! フィリップはっ!?」━━「相変わらず甘ぇなぁ警部。毎度々々あんなダミーに引っ掛かって」「甘いのはお兄ちゃんの方だよ」「ぇえ?」「返してよ宝石! それが無いと僕の国の人が困っちゃうんだ、だから返して!」」…うわっ、かっこかわいい! めっさ萌えです!(^^;;
 「「…フフ…、残念だが貴様と遊んでる暇は無い」「…くっ…」「宝石を下に置いて後ろを向くんだ! このガキを殺されたくは無ェだろ…」「ぅ、ぅ…、ダメだよお兄ちゃん! 渡しちゃ!」」…身を賭して国宝を守ろうとする王子。 もう、ツボ弩真ん中! メロメロです!
 「「不死身の怪盗キッドも、これで最期だなッ!」「さぁ…、それはどうかな…?」「うわっ!? ……くそぅッ! ナメるんじゃねェッ!!」プァァー……ン!「ぬっ!? うわぁぁぁ……!!」」…だがこんな事になっても凄惨な結果にならないのが“キッド”の物語。ギャグに持っていけるのが“キッド”の良さ。
 コナンの活躍は余り目立たず、どちらかと言うとキッドが主人公のように感じる構成。その為、『コナン』としては今一な感が拭えません。加えて、ミステリーというよりもアクションモノ。また、キッド繋がりという事からか、登場する固有名詞や隠し方等に、どことなく第76話「コナンVS(たい)怪盗キッド」と同じモティーフが見られます。キッドが事実上の主役であるだけに、これもまた、飽く迄も番外編という位置付け。面白くはあるのですが、純粋に楽しむという意味では以上のOVA4作中ではやや劣る気もします。尤も、加藤的にはフィリップ王子のかっこかわいさがハートを射抜いているので点数をあげてしまっていますが。(^^;;;;;
 

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『名探偵コナン SECRET FILE』レヴュー (7/8)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月25日(木)01時55分41秒
   
 「標的(ターゲット)は小五郎!! 少年探偵団(秘)調査(レポート)(2005年作品)
 「「先週は、米花町を皆で探検して、色々なお店を見付けましたね。どんなお店があったかな?」「八百屋さん!」「お花屋さん!」「パン屋さん!」「スーパー!」「酒屋ぁ!」「そう、元太くんのお家は酒屋さんでしたね」「えへへ、小嶋酒店、ですっ!」」…これが無ければ元太じゃない。
 「「ねぇねぇ、哀ちゃんはどこがいいと思う?」「そうですよ、灰原さんは?」「そうね、駅前のエステサロンなんて興味あるわね、個人的には」「(おいおい…)」「エステ…」「エステサロンですか…駅前の…」」…そう言えば灰原ってそういう雑誌なんかも読んでいる訳ですが、…否、読んでいるのは構わないのですけれど、その姿の状態で化粧とかしているんでしょうか? まさかエステには出掛けませんよねぇ?(^^;;
 「「…駅前? ん?」「どうしたの、光彦くん?」「ありましたよ! いい処が!」「え?」「ユニークで、しかも今後の少年探偵団の活動に大いに役立つ処ですよ!」「はあ!?」「(ユニークで? 少年探偵団の活動に役立つ…、…え? それってまさか!?)」」…そのまさかしかありません。(笑)
 「「という訳で」「宜しくお願いしまーすっ!」「ふぅ…、まぁ、授業の一環って事なら、しょうが無ぇなぁ…」「もう、お父さんたら。皆? 遠慮しないで何でも訊いてね?」「はーいっ!」「では、早速ですが、どんな仕事をしているんですか?」「おほんっ! プロの探偵ってのは、依頼があれば大概の事はする。浮気調査から夜逃げの手伝いまで。…ただ、俺の場合どういう訳か、事件に遭遇する事が多くてなぁ…」「(へへー…)」」…まぁ、何にしても、小学1年生が社会科見学で行く場所では無いですな。(苦笑) 小学館もこんなビデオ、読者によぅ配りますわ。(^^;; 「「警察の代りに謎を解いて犯人を突止める事もしょっちゅうだ」「(その殆どはオレがやってんだけどなぁー…)」」…それは言わないお約束。
 「「で、どんな仕事が得意と言うか、好きですか?」「得意。好き。…そりゃ何てったってお店の若いオネエチャン調査さ。たんまり調査費用を貰ってクラブで遊べるんだから、くぅッ! たまんねぇなぁ、なはは〜!」」…おいおいおいおい、真面目な答えだろうと何だろうと、どちらにしても教育衛生上宜しく無い回答しか得られないですぞ? これでは。「「若いお姉ちゃんって言やあさ、オレの父ちゃん前に若いお姉ちゃんとデートして、母ちゃんにこっぴどく叱られた事があるんだ。服から香水の匂いがしたんだって」「ふ〜ん…」「父ちゃんに言っとけェ! 女の人と会った後は天ぷら屋に行けってなァ! まー、1時間もカウンターに座れば身体も服も、アブラのニオイしかしなくなる! ウェハハハ…!」」…どこをどう叩いても宜しく無い回答のオンパレードです。「「あぁ〜、それでお父さんよく天ぷら屋さんに寄ってくるのね!?」「あ〜、いやぁ、俺ぁホントに天ぷらが大好きで…」「(おっちゃん、ヤブヘビだなァ)」」…解に解に。(^^;;
 「「ねぇ、おじさんって結婚してるのに、どうして奥さんと一緒に住んでないの?」「やっぱり、若いお姉ちゃんと遊び過ぎて、怒って出てっちまったんじゃねぇか?」「やっぱりそうなんですかねぇ」「価値観の相違かもしれないわね」「あえ?」「それより、経済的理由じゃ無いですかね? ちなみに年収はどれくらいですか?」「おいおい、こいつら本当に小学生かァ?」」…小五郎タジタジ。いや、皆そう思ってますから。
 「「(冗談じゃ無ェ、これ以上こいつらの相手をしてたら…!)おっとぉ!? もうこんなジカンかぁ! ああそれじゃあキミ達、ワタシはシゴトがあるからホントに申し訳無い、アハハハ…!」バタンッ!「何よ、逃げる事無いのに」」…否、小五郎がヘタレだからというよりも、この場合は確かに探偵団達の方が、誰の目から見ても恐ろしい。(^^;;; 「「それじゃ、僕達も…!」「あ、帰るのか?」「違いますよ。毛利探偵を尾行して、実際の仕事振りを見てみるんです!」」…そう来なくっちゃ!
 「「どうやら、あの若者を張り込んでるみたいね」「ああ。名前は確か、村上 雅也。10日程前に
ある資産家が一人娘の恋人の素行調査を依頼して来たんだ」
」…情報漏洩しまくり。まぁそれは物語としても野暮な突っ込みなので置いておくとして、小五郎の興信探偵らしい一面。事件が多い中、こういう本来の探偵の姿が見られるのは貴重です。
 「「よーし、(本命馬)行け行け行けーッ!」━━「わぁ、凄い演技力!」「あれなら探偵ってバレないな」「何かの本で読んだんですが、プロの張り込み術の鉄則は風景の一部になる、だそうです。あの姿はまさしく、土曜日の公園の風景の一部です!流石、名探偵」「(ありゃあ地だよ、単に競馬好きなだけだって)」」…否々、地でそれが出来るならば尚の事。演技ではなく真に自然体。良い事じゃあないですか。
 「「見た感じは良さそうじゃない? 私の趣味じゃないけど」「ただ、何かを警戒してる様子なのは気になるな」」…おいおいあんた達、何を話しているんだよ。(^^;; 何はともあれ小五郎の尾行。競馬に夢中かと思えば、ちゃんと張り込む相手の行動を把握して、外出したら追い掛けられるのだから、“地の演技”も伊達では無いという証明ですよ。
 「「おじさんッ!」「待てェ──ッ!!」」…アクションは小五郎の十八番。しかし今回は流石に追い付かず。
 「「くそぅ! よりによって俺の目の前で!」「でも、直ぐに警察に電話したから」「クルマのナンバーも、しっかり覚えてましたし」「もう犯人捕まってんじゃねぇのか?」「だといいがな…」「ねぇ、どうしてあの人、拉致されたんだろう?」「犯人達の見当は付いてる」「え?」「恐らく、金融会社の連中だろう」「金融会社?」「あの村上という男、市役所に勤める、ごく普通の青年でな、特に素行に問題は無かったんだが、唯一友人に頼まれて借金を…ああいかん、調査の内容は秘密だ…」」…何を今更。何にせよ、何もしていないで競馬を楽しんでいた訳では無かったと。
 「「借金の保証人になってて、その友達がいなくなっちゃって、悪徳金融から返済を迫られてるんだね?」「な、どうしてそれを!?」「ぃぇっ、おじさんの話から推理しただけだよ…(それで周りを警戒してたのか…)」「俺も、張込みの途中で見掛けた事がある。ちらっとしか見えなかったが、さっきの2人、顔が似てた…」「その、金融会社の名前は、判ってるんですか?」「いや、それはこれから調べる。だからお前達は家に帰れ」「でもさおじさん、村上さんを拉致してどうするつもりなんだろう?」「?」「だって、村上さんを捕まえてもお金が戻る訳じゃないじゃない?」「ぉ、それもそうだなぁ。それじゃ一体どうして…」「(犯人達の狙いは……っ、もしかしたら…!!)」「はっ!!」」…コナンと小五郎、同時に真実に辿りつく。
 「「思った通りだ。2つの銀行で都合6回、ATMを操作している。カネを下ろしたのはまず間違い無い」「どっちのATMも、1回の操作で下ろせるお金は200万。1日に下ろせるお金は500万。だから合計で1000万円下ろしたんじゃないかな」「ああ恐らくそんなとこだろう」」…その推理の内容。
 

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『名探偵コナン SECRET FILE』レヴュー (8/8)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月25日(木)01時57分9秒
   
 「「随分後ろを気にしてますね」「尾行するクルマが無いか確めるよう、犯人達から言われたんだろう。もしかしたら、おじさんが村上さんの素行調査をしてたのを、犯人達は気付いてたかも」「ああ、だからわざとお前達をクルマに乗せたんだ。どこの世界にガキを5人も乗せて尾行する探偵がいると思う?」「成程、カムフラージュってやつですね!」」…お、これは小五郎のアイディアだったのですか。「「レンタカーを借りたのも、そのカムフラージュってやつか?」「それは自分のクルマを持ってないからよ」「クルマは高いですからね。維持費も結構掛かりますし」「ま、これが探偵の現実ってとこね」「くぅ…っ!」「(ハハハハ…)」」…結果オーライならば良し。レンタカーとなれば毎回クルマは違う。マークされる事も無い。
 「「ん、スピードを落としてきた。このクルマが追い抜くか見ているようだ…」「追い抜いたらどうなんだ?」「怪しまれない代りに、尾行も出来なくなるんじゃないですか」「あったまいいなぁお前」「次はどう出るか。本気で撒きに掛かれば尾行は不可能だ…」「えっ!? そうなんですか!?」「尾行の鉄則は気付かれない事に尽きる。いかにプロの探偵でも、気付かれた時点でほぼアウトと同じなんだ…!」」…そこでスパイの場合、相手が尾行に気付いたような気配を感じたら、或いは自分が尾行されていると少しでも感じたら、何食わぬ素振りをしつつ、その追跡や移動を直ちに中断し、ターゲットとは逆の方向へどこまでも移動するのがセオリーとされている。スパイにとっては自分の命よりも機密情報の保持の方が遥かに優先されるからだ。
 「? あれは…」「博士だ!」「やっと追い付いたか」「じゃあ、コナンくんが?」「さっき、おじさんが銀行に行ってる間に、外からケータイで電話したんだ。で、博士は予備の犯人追跡メガネを使って、オレを追って来たって訳さ」」…クルマでの尾行ではお馴染、阿笠の黄色いワーゲン。
 「「歩美ちゃん! 光彦! 博士のクルマに移るぞ! 灰原はここに残って連絡係だ!」「了解」「今度は歩美ちゃんが前だ!」「…作成成功じゃな」「こちらコナン。ターゲットを捕捉した」━━「了解。行って」「ああ、はい」━━「小島4丁目交差点を左折し、岡端街道を河内方面に向って走行中だ」「了解」「まるで映画みたい!」「これぞ、プロの探偵の尾行術ですよ!」」…そうかどうかは別として、こういう胸踊る展開があるのは良いです。読者サービスに留めるのは勿体無い作品。「「何か落ち着かなくなったな」「目的地が近いみてーだな…。…っ、灰原!?」「見えたわよ」「博士、(道を)外してくれ」「判った」」…2台で尾行する最大の利点は交代出来る事。先のスパイの例では、コートは必ずリバーシブルなものを使うのが鉄則と言われ、大戦中のヨーロッパのスパイにとっては七つ道具の一つであったそうです。
 「「警察に連絡頼む!」「………」」…もし乱闘ともなれば、ここはいよいよ小五郎の真骨頂。中に入らない訳にはいかない。灰原に指示を出して走る、こういう姿はかっこいい。
 「「おっちゃんは…?」「……」「よーっし! 俺達も!」「ダメじゃ! 君達は入っちゃいかん」「え!?」「どうして!?」「少年探偵団の見せ所じゃないですか!」「勇気と無鉄砲とは別のものじゃ。どうしても手助けをしたいなら、危なくなく、君達に出来る事をやりなさい」「危なくなく…?」「僕達に出来る事…」「………」」…序盤の教育衛生的な無さとは打って変わって、阿笠の諭す言葉。
 「「雅也さん!? …言われた通り、お金は持って来ました…。…雅也さんを返して下さい!」「悪いが、その気は、無ぇ」「ええっ」「次は、あんたを人質にして、親父さんから身代金を取る」「…そんな!! 約束と違うじゃないですかッ!!」「…約束ってのはなァ、破る為にあるんだよ? お嬢さん」「ふんっ、そんなこったろうと思ったぜ!」「誰だっ!?」「…眠りの小五郎!?」」…夕日を背負ってシルエットでの小五郎登場。余りにもかっこ良過ぎ。「「約束ってのはなァ、守る為にあるんだ。そいつを俺が教えてやる」「なにィ!? このォッ!!」「…ッ、とぉりゃあっ!!」」…刃物も怖れず背負い投げ。こういう小五郎が好きです。「「うおりゃあっ!」「てやっ!」」…勿論、おやくそくのコナンのサッカーボール。「「…うわぁああ───ッッ!!」「作戦成功!」「やったーッ!!」「アハハ…」「やったわね!」「ああ、やりました!」「少年探偵団!」「オーッ!」━━「あいつら…」」…最後は探偵団達の攻撃。おお、見せ所がちゃんとあって、いい感じです。先のかっこ良過ぎる小五郎に、シメの探偵団。何だかコナンの影さえ薄くなるような(でもそういう展開が好き)
 「♪気付けば懐かしい 河原に来てみたり…「━━えー、井沢さん,山本さん,金子さんの、『オーディオてんについて』でした。さて次の班は、と…」「はい!」「はーい!」「僕達です!」「えーと、吉田さん,小嶋くん,円谷くん,江戸川くん,灰原さんによる、『たんていはたのしい』を発表して貰いましょう」━━「張込みをする毛利探偵は、風景に溶け込み、相手に気付く隙を与えません! まさにプロの技です!」「私達は、その後、毛利探偵に同行し、プロの尾行術を間近で体験する事が出来ました!」━━「何、このぉ!」「とりゃあー」━━おっちゃんや少年探偵団の活躍を盛り込んだ俺達の発表は、先生や生徒達に大好評だった。」…スタッフロールと平行してのエピローグ。非常に贅沢な作りをしています。
 これは傑作です! 本編として扱っても良い秀作。第435〜436話「探偵団に注目取材」との関連話としても観る事が出来ますし、何より見所満載。この話だけの為にDVDを買っても損は無い!
 
 5話全体としての総評。このDVDは買いです。読者サービスのビデオを入手出来なかった『週刊少年サンデー』読者や『コナン』をはじめとする青山作品のファンは勿論、こういう作風のアニメが好きな人は迷わず買うべき。2巻で合計約6000円ですが、加藤的にはこれは安いと思う。何より、単なる読者向けサービス商品として捨てて埋もれさせてしまうには勿体無い質を備えています。勿論、通常の『コナン』とは毛色の違う内容なので賛否はあるかもしれません。それでも、普段とは違う『コナン』というのは、またある意味で貴重であるし、下手なアニメ作品よりも余程良く出来ている本作に、この程度のお金を払うのは惜しくありません。『コナン』ファンならば絶対に買え。『コナン』に限らずともアニメファンも迷わず買え。ファンとは言わずとも、僅かでも何らかのアニメ作品が好きならば、一度は観ておけ。加藤がここまでベタ誉めする事はまず滅多に無いし、OVA作品で1巻6000円する作品なんてザラな中、2巻、合計総時間約2時間半でこれだけのものが観られるものは、そう無い筈なのだから。
 

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残ったのはレナ。 (1/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月25日(木)23時20分29秒
   
 2006年5月25日。
 【2006年5月24日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 302通、1453.89KB。
          (▽ 12 ▽ 41.94)
 日本語スパムメール  34通、 293.84KB。
          (▲ 4 ▲ 67.49)
 
 『ひぐらしのく頃に(竜騎士07/07th Expansion,ひぐらしのく頃に製作委員会,創通エージェンシー)
 通算第8話「綿し編 其の四 願い」(※以下、チバテレビ放映分を元に感想記事を書いています)
 「「俺さ…、今日から暫く休む事にするよ」「ぅ…。これ、回覧板ね。警察も必死に探してくれてる。きっと見付かるから、待ってよ」━━「先日から失踪中の雛見沢… 公由 喜一郎さん 古手 梨花ちゃん 北条 沙都子ちゃん …行方が依然として分かりません。」━━「レナは…俺を…問詰めないんだな…」「?」「レナは…知ってるんだろ。俺があの晩…」「…祭具殿に忍び込んだ事、かな…」「…筒抜けなんだな…、全く…」「魅ぃちゃんは凄く怒ってたよ」「……っ」…パンッ!「……」「誰も、圭一くんを叱らなかったと思う。だから、私が圭一くんを叱るね…!」「……俺は…悪かったです…」」…責める者がいないから逆に辛い。今の圭一にとっては、レナの叱責がむしろありがたい。「「…ん? 何だ、これ? “秋田の親戚から届いた、本場仕込みの醤油、お分けします。お気軽に園崎までどうぞ”…、…!? …レナ、お前、知ってたのか…!?」「……」「…俺、魅音の処へ行く。謝ってくるよ。もう全部、終わりにして貰う…」」…レナの“推理”、というよりは、圭一に気付いて貰いたかった…?
 「「…成程。…どうです? 話したら何だか、すっきりしたんじゃないですか?」」…圭一はこれまでの事を、レナから聞いたもののも含めて大石に話し、そしてこれから魅音の処へと向う旨を打ち明けた…ようです。「…ピー…「熊谷です。大石さん、どうぞ」「…はいー、もしもーし、大石です」「先程、学校に、欠席するとの連絡があったそうです。園崎家前は動き無し。標的はまだ、邸内です」「はい、はい。引き続き見張りをお願いします」「了解っす!」「あの…」「ありゃあ、聞こえちゃいました? 課長から、内偵の許可、貰って無いんですよ。事情聴取も、家宅捜査も、とにかくなぁんにも許可が下りないんですわ。令状が無くっちゃ私達、なぁんも手出し、出来ませんからね。現行犯以外は」「大石さんって…、ひょっとして圭一くんを焚付けて、園崎家に踏み込ませようとしてたんじゃないですかっ!?」「…え…?」「圭一くんに何かあれば、それを口実に踏込むつもりだった。…そうでしょう!? その結果、圭一くんが襲われるかもしれないのにっ!」「…いやいやこれは、とんだ処に名探偵がいたもんです」「恥知らずッ! これが警察の遣り方なのッ!?」「レ、レナ…!」」…レナは、というよりも雛見沢の住人にとっては大石はDoctor Fell。或いは不信感に近いものさえ抱いている。そんなレナだから、大石の目論見を見抜いたし、或いは既に見抜いていた。
 「「…この森…、いや、山が…、まるまる庭なのか…」━━園崎━━」…いよいよ魅音の家の登場。
 「「魅音。まず…謝る事がある」「圭ちゃんが? 何を?」「あの綿流しの晩、俺は神社の、祭具殿に入ったんだ。入ってはいけない場所だってのは知ってた。でもほんの探険のつもりで、悪気は無かったんだ…! …謝る! この通り!」「……」「あれから、もう、何日も経ってる。今更だとは思うが、謝る、悪かった!」「圭ちゃんが悪い事をしたと思ったなら、それでいいんじゃないの?」「魅ぃちゃん。圭一くんは真面目に謝ってるんだよ。魅ぃちゃんも真剣に答えてあげるべきじゃないのかな、かな」「私は真剣だよぉ? レナには不真面目そうに見えるの?」「見えるよ」「……」「圭一くん、もういいよ。全部話そう? 魅ぃちゃんもそれを望んでるようだし」「魅音。一昨日、梨花ちゃんと沙都子を、呼んだろ」「夕方過ぎのお夕食前の時間、梨花ちゃんが来た筈だよ。お醤油の大瓶を持って、御裾分けして貰いに」「……」「そして魅ぃちゃんは梨花ちゃんを…“隠し”てしまった。本当はそれで終わりの筈だったんだよね? 魅ぃちゃんにとっては…」「…そりゃあどういう意味かな」「梨花ちゃんが魅ぃちゃんの家に行く事を、沙都子ちゃんに言い残していたのは、誤算だったんじゃないかな。冷蔵庫の中に、沙都子ちゃんが作った2人分のお夕食が、丸々手付かずで残ってたから、それが、魅ぃちゃんが沙都子ちゃんを呼び出した話の内容まで、如実に物語っちゃってるの」」…レナが見てきた、全てが魅音に繋がるというものを、魅音は知らなかった。
 「「…フフ…これは…フフフ…ハハハッ! 参った! 参った、降参だよ! アハハハッ! ああッ、もうッ!!」「村長さんも魅ぃちゃんが?」「富竹さんと、鷹野さんも…?」「………。…、初めまして。御挨拶申し上げます。園崎本家、頭首(当主)後継、…魅音で御座います」「……!」「私に御話出来る事でしたら、包隠さず御話したいと存じます」「……」「雛見沢が嘗て、鬼ヶ淵村と呼ばれて居た事を、ご存知ですか」「…ぅ…」「鬼ヶ淵村の御先祖様達は、鬼の血を引く、誇り貴き仙人達でした。でも、麓の村の人々は、鬼だと私達を蔑(さげす)み、石を投げました。雛見沢の人々を、其んな理不尽な相手と戦う為に、徒党を組んで立向う様に成ったのです。圭ちゃんも町で不良に襲われた時、沢山の人達に助けられたのを、思い出しませんか」「…っ!」「雛見沢を再び鬼ヶ淵村の様に、崇められるに足る神聖な存在に。其れが我等鬼ヶ淵村の末裔の悲願で在り、園崎家の、“鬼”を継ぐ者の宿命なのです」「鬼を継ぐ者…?」「園崎家は代々頭首の名に、“鬼”の一文字を加える習慣があるのです」「あ…っ、“魅音”の“魅”にも“鬼”の字…」「名前だけでは在りませんよ。この躰にも、“鬼”が刻まれているのです」「…いいよ魅ぃちゃん。見せる必要なんて、全然無い」「有難う…。……この5年の連続事件ね、私が直接関わったものもあるし、間接的に関わったものもある。園崎家だけでなく、他の御三家が関わってるものもあるけど、その全ての中心に、私がいたと思う…」「でも、魅ぃちゃんは、梨花ちゃんと差都子ちゃんを殺したんだよね…!?」「弁解はしないよ。私には鬼が宿ってる。名前にも、躰にも…、心にも…」「だけど魅ぃちゃんは自分の意思で、1人だけ救ったんだね」「…ぇ?」「さぁて、どうして殺さなかったのかねぇ。“鬼”の私には、見当も付かないわ。魅音の方に、殺したくない都合でもあったんじゃないの?」「どういう意味だよ…?」「ぃー…!」」…伝承に続き、今回は古(いにしえ)からの経緯。次第に明らかになっていく雛見沢の秘密。
 

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残ったのはレナ。 (2/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月25日(木)23時21分51秒
   
 「「大石は外にいるんでしょ?」「ぅ…。たぶん…」「逃げ場は?」「無い…と思う…。…自首しよう? 私達も一緒に行くよ。親友を1人きりになんか、絶対にしない」「…泣く子とレナには勝てないわ…! ハハハ、アハハハ!」」…四面楚歌。「「その前に、30分でいいから、圭ちゃんと2人きりにしてほしい」「…え…?」……「腕、組んでもいいかな」「別に、構わないぞ…!」」…最後の“デート”。
 「「詩音は…まだ生きている…」「えっ、本当か!?」「…来て。私の罪の全てを見てほしいから。既に起こり、終わったしまった事実だけれども…」「何を見たって……俺にとっての園崎 魅音は、最高の親友だ…! それは変わらない、一生…!」「…あんたもレナも、どうしてこんな時ばかりかっこよくなるんだろうね…」「……」」…だがそれは、逃げ場の無い道。魅音では無く、圭一の。
 「「…引き返すなら、今だよ」「何度だって言う。園崎 魅音は、俺の最高の親友だ」「…“魅音”があんたを好きになったの、判るような気がする」「…ぇ…」ギィィ…「こんな処に、農具が…」ギィィ、バタン…!「魅音?」「…祭具殿の中、見たよね。あの拷問道具は全て、鬼ヶ淵村の厳しい戒律を守る為に作られたものだった。戒律を破った者は、見せしめに惨たらしく殺してみせる。そういう道具だった…」「大昔の話だろう?」「園崎家は作ったの。現代でも“ワタ流しの儀”が行えるように、秘密の場所を」「……」」…そこにある数々の道具には血が跳ね、こびり付き、既に使われているものである事を窺わせています。「「観賞席だよ。皆ここで私が殺した。私は“ワタ流し”を上手に殺って見せた」「…っ、詩音はっ!?」「向うが牢屋」「…沙都子と、梨花ちゃんは…!?」「…蟲がわくと嫌だったから、井戸に棄てちゃったよ。ごめん」「……」」…この拷問道具や処刑具で…。吐き気が…。(滅)
 「「…ッ!! いやァァァッッ!!!! もういやッ!! いやァッ!! 私が憎いなら、私を殺してよォッ!! 早く殺してェェッッ!!」「落ち着け詩音! もう終わったんだ!」「フフフ…そんなに死にたければ…、…その男を殺した後で、ゆっくりと挽肉にしてやるよ!」「…ッ!!」ガツッ!」…しかしまだ幕は閉じない。
 「「フフフフ…、聞こえるかい詩音ッ! これから始まるよ! 圭ちゃんの悲鳴をたっぷりと楽しみなッ!」「…ぅぅ…」「漸くお目覚め?」「…お前は、誰だ…」「は? 園崎 魅音でしょ?」「お前が、魅音である筈が無い…!」「…へぇ、じゃあ私は誰な訳?」「鬼だ…!」「…フフ…、圭ちゃん。一つだけ教えてあげるよ」「…っ?」「私の中に“鬼”が宿ったのは随分前。それが、ある事をきっかけに目覚めてしまった。あんたが全てを狂わせてしまった元凶…」「…っ?」「あの時、あんたが貰った人形、魅音に渡していたなら、全ては狂い出さなかったかもしれない…」「……」「あんたが魅音を泣かさなかったら、私は起きなくて済んだのにね…」「……」」…待てよ、事件は5年も前から起きていたんじゃ…!?
 「「この拷問はね、とってもシンプル。右手と左手15本ずつ、関節に釘を打っていく」「………っ」「…〜〜…、…何でだろう、躊躇しちゃうよ!」「それで“魅音”の“鬼”がおさまるのなら、気の済むようにやってくれ」「本気?」「その代り2つ約束しろ…! 詩音は許してやれ」「この期に及んで、自分よりも詩音が心配?」「もう1つは、その身体を、魅音に返してやってくれ。それだけだ」「命乞いするとか、そういう考えは思い浮かばないの」「じゃあ3つ目は“俺を殺すな”だ」「…ゥフフ…、最初に2つって言っただしょう? だからもうダメ」「そいつぁ残念」「たぶん私は約束を守れないよ。鬼だから。でも…」「…?」「今の3つ目の願いだけは訊いてもいいよ?」「ぇ?」「詩音を救う事。これはもう無理。詩音は鬼が殺してしまうから。もう止められない。諦めて。この身体を魅音に返す事。それももう無理」「……っ」」…“魅音”と“鬼”が交錯し、圭一や観る者を混乱に陥れます。「「…聞こえる…? あの音」…ガーンッ…ガーンッ…「…!?」「帰りが遅いから、レナが大石を呼んだって処かな。…ごめんね…、魅音を汚して…」「何があっても、俺の中の“魅音”は変わらない」「でも忘れて。今日以後、私を見掛けても近寄らないでね。それは私の屍に憑依(とりつ)いた、鬼なんだから」バチバチッ…!」…え、それって…!?
 「「おい! 担架2つ!」「前原 圭一,園崎 詩音の両名を救出!」「圭一くん! 圭一くん!」━━魅音は、まだ捕まっていない。他の犠牲者達の死体も、まだ見付かっていない。━━「熊谷さん!」「?」━━「すごい事件でしたね。犯人は何と女子…」プツッ…━━「そっか…、引っ越しちゃうんだね…。寂しくなるね…。私1人しか残らない…」「ぅ…」」…時は流れる、無情にも。
 「「こんな処をうろついてて、大丈夫なのかよ…?」「…最後に、話がしたかったから。私ね、みうここにはいられない…」「おい、大丈夫か…?」「今日まで…ぐぐ…頑張ってきたけど…もう…ダメ…あ…アハハハ…ハーハー…!」「おい、おい! 大丈夫かよ!?  無理すん…!」ザシュッ…!「…ぁ…ぇ……ぁぁ…」「エヘヘヘ! 間に合ったァ! アハハハ…! 出来たァ! 全〜部出来たァ! 私が殺した! これで全員〜ッ!! アハハハハ…ッ!!」」…そうだ、圭一の目の前に魅音が現れたという事は、それしか起こり得ないのだから。
 「「詩音さん、お気の毒に。この高さじゃ即死でしょうねぇ…」「…事故と事件の両面で捜査します」「…ええ…ぅ…」」…最近、現実にこういう話が多いので嫌なのですが…。ところでここで注目すべきは詩音の部屋。荒されているようですが、食器も洗わずの侭なので、救出された後の詩音が元の生活に戻れなかったのかもしれないし、これに関しては何とも言えない。だが、注目しなければならないのは彼女の寝室。圭一は知らないが、圭一に電話を掛けてきた“詩音”は、明らかにこの部屋から掛けていた! 電話を掛けていたのが誰であれ、それがこの部屋から掛けられた電話であるのはほぼ疑い無い。
 「「事故の訳無い…。魅音はまだ見付からないんですか!?」「そうそう、それをお伝えしたくて来たんですよ。…実は見付かったんです」「えっ!? …ぁぃててて…」「それだけじゃあ無い。井戸も、見付かったんです。前原さんの仰っていた通り、失踪者全員の遺体を、その底で発見しました。ところで前原さん。あなた、本当に、園崎 魅音に、刺されたんですか?」「はい…」「実は、園崎 魅音も、井戸の底から見付かったんですよ」「ぇ?」「しかも、我々が突入したあの日に、死んだらしいのです」「…ゃ、じゃあ、誰が…、誰が、俺と詩音を襲ったんですか!?」「鷹野 三四さんの死、覚えてますか?」「…ぇ? はい。確か、焼け死んだって、聞いたような…」「検死の結果、死後24時間経過って出ちゃったんですよ」「…?」「…つまり、あなた方とお祭りの晩、祭具殿に忍び込んだ時には、鷹野さんはもう、お亡くなりになってたって事に」「……!?」「…今回の事件、死体が歩き回り過ぎなんですよ…」」…謎は残されている。否、謎は何一つ解明されていないのかもしれません。
 

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残ったのはレナ。 (3/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 5月25日(木)23時23分14秒
   
 「「…っ!?」「あの時、一つ叶えてあげたけど、やっぱりダァメェェ〜」「ぅゎ…っ!」「アハハハハ…ッ!!」ザシュッ!」…かくして綿し編は幕を閉じる。鬼し編では事件の謎そのものが一切明かされていませんが、綿し編では犯人は判っているというのが最大の特徴。犯人が判っていながら、死体が歩き回る。何故なのか?
 思い出してみよう、「綿し編 其の壱 嫉妬」のイントロダクションを。あれは恐らく、背景から、園崎家のあの場所であると考えておよそ間違い無い。そして包丁の柄を壁に打付け、刃に向って頭を打付けているのは錯乱(?)した梨花。それを魅音は、始めは呆然と見ているが、梨花が床に崩れた時、変貌し、狂笑した。この場面を勿論、圭一は目撃をしていないし、まして、大石達も「(理由はどうあれ)梨花が自殺した」との結論を導き出せてはいない筈。もしこれが、“神の視点”を以って観る者へのヒントであると解釈するのであれば、少なくともそれは圭一に行われた“処刑”とは全く別のものであったと教えられている事になる(従って、既述した感想中にあるような、魅音が直接的に梨花を殺害したという流れは消滅する)
 ここで先の、詩音の落下死が思い起こされる。圭一への電話は(人格的なものは別として)詩音自身がしていたとなれば、それがコントロールされたものかどうかはともかく、詩音が自ら落ちたという線が浮上します。
 「意図的の是非を問わず自分で行った」という仮定を是とすると、事情はかなりすっきりする。もしそれが圭一自身の身にも起きていた事だとすると、多くの説明が付いてしまう。もともと音なんかしていなかったのに、祭具殿で詩音はうるさい音が聴こえていた。鷹野なぞいないのに、圭一には鷹野が見えていた、という事も否定が出来なくなってしまう。
 だが、ちょっと待った。それはおかしい。鷹野が祭具殿に入る前に殺されている。死亡推定時刻を狂わせるトリックは色々ありますが、それは経過時間を短くするアリバイであって、24時間経過を加算させるような焼死トリックは聞いた事が無い。とすると、何故、鷹野は殺されなければならなかったのか。祭具殿に入った事が罪であるならば、それは前後が逆になります。逆に、圭一が祭具殿に入った、という事自体が架空であるとするならば…?
 同じ事は園崎家の秘密の部屋での魅音にも言えます。魅音の正確な死亡推定時刻はここでは明らかにされていませんが、突入した日に死んでいるとされている。疑う可能性の一つとして、この時に圭一やレナ、そして詩音が対面した“魅音”すら、その真偽は疑わしくなってくる。警察隊は圭一達を救出後に、牢屋で何かを発見していますが、それが何であるのかも明らかにはされていない。ただ、圭一と詩音を見付けていながら、魅音を発見出来ず、その後、井戸の底で魅音の遺体を発見し、且つ、その遺体の死亡推定時刻が、その救出日であったならば、魅音は発見されないようにその場を出て(或いは出され)、殺害されて井戸に放り込まれるか、或いは自ら身投げをするかの2択になる。そんな事が可能なのか、それともその時には既に死んでいたと考えた方が正しいのか。いずれにしてもその“魅音”は数日後に圭一を改めて刺しに来て、更にその後、大石が出ていたばかりの病室にどこからともなく現れ、圭一を処刑した。この時の“魅音”は頭から血を流していたが、井戸の底で発見された“魅音”の遺体は当然、警察関連施設に安置されている筈であり、たとえそれが蘇ったゾンビのようなものであったとしても、この場にいる筈は有り得ない。
 もう一つのキーとして、彼らが祭具殿に入ったという噂は、そのすぐ後に広まっており、大石さえ知っていたという事実があります。しかし大石が直接目撃していたかどうかは判らない。彼の話から察すると、噂話から経由して知ったとするのが妥当だろう。だとすると、その噂話を流したのは誰なのか、そもそも誰が目撃していたのか、という謎が浮上します。また、広まっていたのは祭具殿への侵入だけでは無く、その事を魅音がひどく怒っている、という話も、梨花にもレナにも伝わっていた。しかし目撃していたのは“魅音”では無い。これはほぼ間違い無いと思う。何故ならば“魅音”は梨花の演舞を観ていたし、その証拠に梨花の演舞のミスを知っていた。勿論、教えて貰ったという可能性も否定は出来ないが、圭一がどう反応するかも判らない事を事前に把握するのは難しい。そして演舞をしていた梨花でも無い。…と言うよりも、レナ達4人組は外しても問題無いと思う。彼女達はあの時、圭一の処に揃ってやって来たし、ならば祭具殿の様子を覗うのは困難だ。
 更に、村長や梨花,沙都子が殺されなければならない動機もはっきりしない。もし祭具殿の件のように何らかの罪によると仮定するならば、梨花には圭一を庇ったというものがあるのかもしれない。が、これが完全なる正答では無い事は“変貌した魅音”のセリフから窺える。「「北条 沙都子はねェ、“オヤシロさまの祟り”を一身に受けた呪われた子なの! 悟史くんもたった1人の妹のあの子の為に、身を焦にして頑張っていたのに消されてしまったッ! 可哀想な悟史くん! 何て報われない悟史くん! あの子は呪われた子! あの子に近付けば、祟りで死ぬか祟りで消えるか! あの子に安らぎなんてあるものかッ! 梨花ちゃんが消えたのも、きっと沙都子の所為だよッ!」」…この時の魅音は、確かに変貌してはいたものの、“あの笑い”は無く、圭一を恐怖に陥れたが、梯子に昇った彼を本気で殺すのであれば可能であったし、そしてくだんのセリフでは、憎しみは沙都子に向けられている。沙都子の所為にして逃げようとしている様子は窺いづらい。
 魅音と詩音の関係も疑問点が多いです。「「じゃあまた明日」「今日もバイト?」「そ。慣れない内は早めに来いって言われてんだ」「やっぱ、ウェイトレスって、大変なんだな」「え? 魅ぃちゃん、ウェイトレスさんやってるの?」「、違う違う! 私はお・も・ちゃ・や! おじさんに店番頼まれちゃってさぁ! ウェイトレスやってるのは、詩音の方!」「ああ、ゴメンゴメン、間違えたっ!」「詩音って誰かな?」「ああ。魅音の、双子の妹なんだけど…、性格は全っ然違うんだ」「そう、そう! 外見は似てるんだけど性格は大違いでね、私は優しくて思い遣りある性格だけどー、詩音は冷めてておっかないんだよねーっ! あっははははー、あははのはーっ!」「………」「へぇ、魅ぃちゃんに妹がいるなんて知らなかったよ。お家に行っても会った事無かったし」「…っ!! えーと、その…、その…、ほらっ、知ってるでしょぉっ!? 婆っちゃんと住んでるの私だけだからっ! 詩音は興宮町の実家に住んでるの! あんまり仲良く無いから行き来もそんなに無いしさ」「ふぅん。レナも会ってみたいな。どこのお店で働いてるのかな?」「あ、いや、その…、あー、ゴメン! バイト、急がないと! じゃ、またね、レナに圭ちゃん! また明日っ! 明日っ! 明日っ!…」「逃げたな…」「変な魅ぃちゃん。でも魅ぃちゃん、何だか可愛かった。何でかな、何でかな、うふふ…」「……?」」…詩音の存在を隠しておきたかった、とも解釈出来ますが、魅音のこの誤魔化し振りは余りにも不自然。圭一が、2人を同一人物だと思い込んでしまったのも無理はありません。
 

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2006年05月26日 → 2006年05月31日



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