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2006年07月01日 → 2006年07月10日



そして誰もがいなくなった。 (1/6)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 1日(土)20時22分21秒
   
 2006年6月30日。
 【2006年6月27日に届いた“迷惑メール”追加】
 ウィルスメール    1通、 116.35KB。
 
 【2006年6月28日〜29日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 544通、2615.49KB。
   1日平均    272通、1307.75KB。
          (▲ 23 ▲ 186.01)
 日本語スパムメール  81通、 872.26KB。
   1日平均     40.5通 436.13KB。
          (▲ 5.5▲ 57.66)
 
 『ひぐらしのく頃に(竜騎士07/07th Expansion,ひぐらしのく頃に製作委員会,創通エージェンシー)
 通算第13話「し編 其の伍 謝罪」(※以下、チバテレビ放映分を元に感想記事を書いています)
 「━━8時05分━━「…殺らなかったのか…? ……夢だってのかよ…。…ううっ!? (…だったら、あいつ…、まだ沙都子と一緒にいるって事かよ…っ!?)」……「…いいさ…! 生きてるなら、生きてるで…! 何度でも、殺ってやるッ!」……「…っ!? (…お前、ひょっとして…、悟史なのか…っ!?) ……。もういいさ…。…そんな事…どうでも…!」━━♪ハ、レ、イ……振…り…向いた(振り向いた)その…後ろの(正面…だれ?)…」…今回ほどOPの第1句が繋がる回は無かったかも。
 「「やっぱり…バイクは無い…」」…無論、無いからと言って、それが証にはならない。だが圭一には、自ら沈めたあのバイクが蘇る。
 「ガラガラ…「…カギ…掛けて無いのか…」」…魚眼!! 矢張りこれは鬼し編とのリンクなのか!?
 「「…次は、今日のお天気でーす。今日は、この高気圧のお蔭で、昨日のお天気とは打って変わって、全国的に穏かに晴れる見込みです! う〜ん、この高気圧。大陸育ちの高気圧なので、すごく乾いた空気を持っているんですねー! ですから今日はカラッと清々しい…」━━「…昨日の、夕食…? それも、2人分…。やっぱり、生きているのか…!?」」…最早、どこにヒントが隠されているか判らない疑心暗鬼状態の私。この天気予報すら、何かの伏線なのかと気が気では…。
 「「…沙都子は…どこに行ったんだ…? ……ん? 何だ!? この音…? …風呂か! 何で…こんな、朝早くから…!? …!? …沙都子…? ……まさか! 夕べから! …沙都子!!」━━「…ごせん…さんじゅう……なな…」「…っっ…」「…ごせん…さんじゅう…はち…、…ごせん…さんじゅう…く…」「さ、沙都子! 沙都子! 沙都子!」「………」「大丈夫か!? 沙都子!? 俺だ! 圭一だ! 判るか!? 聞こえるか!?」「けいい…ち…さん…?」「…もう、大丈夫だからな! 必ず俺が…! …兄々が助けてやるから!」「…ごせん…よんじゅう…」「5040って…、…お前、幾つまで数えるつもりなんだよ…!?」「いち…まん…」「バカヤロウ! 1万なんて数えられる訳無ぇだろッ!? どうしてこんな事を!?」「おじ…さまが…」「っ!? …あ゙あ゙──ッ!! ゔあ゙──ッ!!」バンッ! バンッ!「え゙え゙っ!! え゙え゙っ!!」ガシャッ! ガシャッ!「ゔあ゙あ゙っ!! ゔあ゙あ゙っ!! ゔがあ゙っっ!! (どこへ…どこへ行きやがった…!)」」…恐らく、私も圭一と同じ事をしたと思う。
 「「…な、何だ…!?」「……何ですの…? …パトカーがいっぱいですわよ…」「判らない…。様子を見て来るから暫くここにいろ!」「レディーを…バスタオル1枚でこんなとこに置いてくなんて…なってませんわね…」「それだけ悪態が付けりゃあ、大丈夫だ」━━「高熱と失禁に、重度の意識障害も見られました。睡眠薬中毒の、典型的な重症例だと思いましたので…、直ちに対応に入りました」「警察も呼ばずに?」「ここは病院で、私は医師です! 命が危険な状態にあるなら、直ちに治療して当然です!」「まぁ…。…それで?」「呼吸は不正常だったので、人工呼吸を施しました。併せて、呼吸刺激剤を投与」「つまり、色々頑張ったけど結局ダメだったと…。通報は死んでから直ちに?」「はい」ピー…「こちら本部、こちら本部!」「はい、もしもし! こちら小宮山です、お疲れ様です! 睡眠薬で自殺みたいですねぇ。遺書の類は無し…」━━「自殺? 一体、誰が…?」━━「普段から睡眠薬を愛用していたとかは?」「無いと思いますが…」「日頃…、“疲れた”とか“死にたい”とか、そんな事言ってました?」「入江先生は、普段から…ああいう性格でしたから…とても、そんな風には…」━━「いりえ!? 監督が…自殺…!? …何で…」」…入江が自殺! バカな! “監督”は容疑者リストから消滅!? 「ピー…「課長から、そちらは応援に任せて、行方不明になった大石さんの捜索に戻れとの事です!」「了解しました!」━━「大石の…捜索って、何だ…!?」」…入江に続いて大石まで!? 遂に大石が事件に巻き込まれた!? 前2編からは想像もしなかった展開。「「何事なんですの…?」「…さ、沙都子か…! 脅かすなよ…!」「何事なんですの!?」「今、警察が話してるのを、聞いてた限りじゃ、監督が…自殺したらしい…」「…ぇ…、圭一しん、それ、本当ですの…!? 何かの聞き間違いじゃ無いんですの!?」「確かに、そう聞いたよ…! 入江先生が…睡眠薬で自殺したって…」「嘘…、嘘ですわ…。あの…監督が…自殺なんて…そんなの絶対に…! うううっ…!」「済まない…」「…どうして謝りますの…?」「…俺…、昨日、監督を、その…、…“お前なんか死んじまえ”って呪ったんだ…。呪ったから…ほんとに…死んじゃって…」」…鷹野の時は偶然だろうで自分を納得させられた。しかし今回はそうは行かない。何しろ、こうも連続して事件が起きては、自分の呪いを疑えなくなってくる。“偶然”という言葉で思い出しましたが、『世にも奇妙な物語(フジテレビ)に昔、『偶然やろ?』という話がありました。明石家 さんま氏が主役を演じていたもので、主人公の彼が悪態を付き、人を呪うと、それが現実に起きてしまう。その度に彼は「偶然やろ…?」と呟くのですが…、ある意味、本作はそれのオマージュのようにも感じられます(ウィキペディアの「世にも奇妙な物語」の項中、主な常連出演者の「明石家さんま」を参照)。そう言えば、タイトル中、1文字だけを赤くする処も『ひぐらし』と『奇妙な』の共通点。
 

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そして誰もがいなくなった。 (2/6)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 1日(土)20時24分8秒
   
 「「いつまでも裸でいたくありませんわ…。服が欲しい…」「診療所に行って診て貰った方が…」「服を着てから診て貰っても、別に死にはしませんわ…」「で、でも…」「梨花の家に行きますわよ。私の服、ある筈ですから…」」…これは萌えシーンなのだろうか…? 場違いな気もするし…。(汗)
 「「…おかしいんだ…」「何がですの…?」「……鷹野さん死んだの、知ってるか…? …昨日の話だと、どっかで焼け死んだらしい…」「…ぇ…?」「それから、警察の大石って奴も、行方不明になってるらしい」「…ぇ…」「鷹野さんも監督も大石も…、俺が念じたら…、…本当に死んでしまったんだ…!」「念じたら…」「判らない! 判らないけど、俺が念じると、本当に死んじまうんだ! それだけじゃない! もっと、おかしい事もあるんだ! それは…お前の叔父なんだ」「叔父様の話はやめて下さいまし」「昨日…いたんだろ、お前の家に…」「あの人の話はやめて下さいます!? 嫌なんですの!」「あの男が“綿流し”の夜以降、いる訳が無いんだ…! だって…、だって…!」「嫌、嫌ァッ!」「俺がこの手で殺したんだ! この手で! …俺が“綿流し”の祭りの夜に、お前の叔父を殺したんだ…! だから…、お前の家に帰って来るなんて事は…有り得ない…!」」…叔父の話を沙都子が拒絶するのは圭一にも判っている。それでも問い質さなくてはならない。さもなければ、圭一は一歩もこの迷宮から抜け出す事が出来無い。
 「「…降ろして」「え」「降ろして下さいまし」「お前も…俺の事、変になっちまったと…思ってるんだろうな…」「け、圭一さんはきっと…、偶然、呪った人が死んでしまったんで…、混乱してるだけに違いありませんわ…。今日はもう、お家で休んだ方が宜しいと思います。私はもう平気ですから…」「でも…、俺は沙都子を…」「私はもう本当に大丈夫なんですのよ…。男の人に、いつまでも裸を晒していたくありませんの…」「沙都子…!」」…いずれにしても圭一に時間が必要なのは事実。そして、沙都子との修復も…。
 「ギャアギャア…「…? …!? …ううっ!? うううッ!! 嘘だ! 俺は望んで無い! そんな事、間違っても、望むもんか! そんな事、そんな事、うわぁぁぁぁ───ッッッッ!!!!」」…神社の賽銭箱の裏にあったもの。それは梨花の血塗れの全裸死体と、それに集い啄む烏の群れ。何となく予想をしていた展開とは言え、こういう絵を地上波アニメで流すと言うのは、『ひぐらし』とは相当に“背を押す”作品ですね。背中を押す、その後ろの正面誰? 沙都子の裸に萌えた輩の中には、その自分を後悔し、呪った者もいるかもしれない。
 「…ギャアギャア…「…ぁぁ…ぁぁ…、…あ゙あ゙っ! あ゙あ゙っ! ゔあ゙あ゙っ!!」カランカラン…「…あっ…!」」…烏を追い払う為に振った斧が手を滑り、梨花の血の中を跳ねる。圭一の指紋の付く、その斧を!
 「「…ヤ─────ッ!!」「…さ…」「……」「…あ…、…お、落ち着け沙都子! これは、違う!」「…ひと…人殺し…!」「沙都子!」「いやぁ──ッ!」「沙都子!」」…誰が見ても、この場は圭一が梨花を殺したと思う。斧を持っているし、その斧は血に塗れている。もし沙都子は極めて冷静な人物ならば、自分と別れたこの数秒の間に、たとえ圭一が梨花と出会ったとしても、彼女を全裸に脱がして殺害するような時間は有り得ないのは判る。だが、その沙都子に、その思いに辿り着かない今、誰も圭一を弁護出来る者はいない。
 「「…人殺し…、…人゙殺゙じ…!」「違う! 俺じゃない! 俺は…殺してなんか無いッ! …本当だァッ!!」「一度は…本当の兄々かもしれないとまた思ったのに…、兄々がいなくなって…、ずっと寂しかったけど…、圭一さんが転校して来てくれて、また、皆明るくなって、楽しくなって…、毎日が…、光ってたのに…」「違う! 違うんだ、沙都子!」「どうして…、どうして…!」」…『ひぐらし』最大の悲劇者、沙都子。恐怖と失意が豪雨のように沙都子に襲い掛かる。
 「「…ハァ…ハァ…」「沙都子ォ!」」…場面はいよいよ新たな場所へ。神社の山林奥の吊橋。大抵のおやくそくでは、この手の橋は渡っている最中に落橋したりするのですが、そのようなヤワな端のようには見えません。「「沙都子!」「ち、近寄らないで! 人殺し!」「ぅっ、うっうっ、沙都子…! …俺にも…判らないんだ…。でも、これだけは言える。梨花ちゃんを殺したのは、俺じゃない! それだけは…絶対に…!」「どう、信じればいいって言うんですの!?」「沙都子…、信じてくれ! 俺は…、俺は…!」」…圭一には訳が判らない。殺した筈の鉄平が今尚生きている。しかもその殺害を行っていた筈の自分が祭りに参加し、あまつさえ景品を当ててレナにあげていた。呪った鷹野と入江が死に、大石が行方不明になった。これだけで圭一を混乱させるには十分過ぎたにも関わらず、追打ちを掛けるかのように梨花の惨死。呪ってもいないのに、何故。「「では、その斧は何なんですの!? 何でそんなものを!」「こ、これが怖いのか? …じゃあ、捨てるよ、ほら…」」川に沈む斧。果たしてこの斧は何者かに見付かる事はあるのだろうか…? 「「…武器を捨てたぐらいで…気を許すと思いまして…!? 圭一さんの力なら、私を素手で絞め殺すなんて、簡単でしょう!?」「じゃあ、どうしたらいい…?」「両手を、頭の上で組んで、後ろを向いて下さいませ…!」」…しかしこの期に及んでも沙都子の口調は変わらず。或いはその裏には、彼女の辛酸たる生涯と、それに負けじとするプライドがあるのだろうか。「「…これで、いいか…?」「…圭一さんが悪くないのは、何となく判ってました…」「…え…」「たぶんあなたは…、何か悪いものに憑依(のりうつ)られただけなんです。判ってるんですの、私…。身に覚えが無い訳じゃ、無いんですもの…。以前…、祭具殿の屋根に、攀じ登った事がありますの…」「…っ!?」」…祟し編の圭一が知っているかどうかは判らない。だが、綿し編の圭一は、その祭具殿が何であるのかを知っている。そして、これに忍び込んだ者がどうなるのかも…!
 「「…これが…オヤシロさま…」」…今もそうだが、当時の沙都子に、それらが何であるのかを窺い知る事は出来なかったかもしれない。だが、ただならぬ物であるとは思ったに違いない。「「…困りましたわ…、…えいっ!」ガラガラガラ…、バーンッ!!「うわぁっ!? ……」…ズズーン…バラバラバラバラ…」…幼い悪戯心で祭具殿の屋根に隠れようとし、偶然とは言えそこから内部に転落し、悪意が無いとは言え脱出する為に攀じ登り、その勢いで“オヤシロさま”の像を壊してしまった。雛見沢村に於いて、これが尋常な罪では無い事は、綿し編を観てきた者であれば想像に難く無い。「「ボクじゃないのです! ボクじゃないのです! うわぁ、ボクじゃないのですー!」ビシィッ!「ごめんなさーいっ! ごめんなさいっ!…」」…今回の傍題は「謝罪」。“ごめんなさい”は『ひぐらし』全編を通してのキーワード。━━何が罪かわかりますか。まだわかりませんか。それこそがあなたの罪なのです。by Frederica Bernkastel
 

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そして誰もがいなくなった。 (3/6)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 1日(土)20時26分15秒
   
 「━━「それからですわ…、私の周りの…世界が、おかしくなったのは…」「…世界が…おかしく…!?」「判ってるんですの、私には! これは…、“オヤシロさまの祟り”だって…! あの時、祭具殿を汚して、親友を見捨てた…、私への、天罰だって!」「…っ!」「父も母も、濁流に消えた! 意地悪だった叔母も死んだ! 誰よりも私を可愛がってくれた兄々も…、私を捨てて家出してしまった! そして…、そして…」「さ…沙都子…!」「…圭一さんが転校して来て、やっと楽しい毎日が戻って来たと思っていたのに…、今度は圭一さんも憑依(とりつ)かれて…、梨花も殺されて…、…ぅぅぅ…、…もういやぁ!!」」…いかに沙都子がどん底にいるのか、彼女は最早限界。「「落ち着け沙都子! 祟りなんか無い! 誰もお前を苛めたりなんかしない!」「イヤア──ッ!!」ドンッ!「うわぁぁ!? (…嘘だろ…?) ……うわぁ────ッ!!」」…遂に圭一の転落。「「えいっ! ……う…ぐ…」「死んじゃえ! 人殺しィ! 返してよ! 兄々を返してよ! 圭一さんを返してよォ──ッ!」「さ、沙都子ォ──!!」「私は…! お前なんかには! 祟りなんかに絶対負けないッ! 皆を奪ったお前になんか負けたりしなァァァァいッッ!!」」…九死に一生を得る圭一。だがその圭一に更なる死を宣告する沙都子。これは本当の意味での沙都子の気持ちかもしれない。入江が想像していた以上に沙都子の“生きる理由”は、戦いそのものであった。不幸を、悲劇を、一つ、また一つ、彼女にとって次第に陰湿且つ激苦となるその苦難に打ち勝つことこそが、彼女の“生きる理由”であり、彼女の全てになっていた。「「沙都子、これだけは…信じてくれ! 俺は、お前に幸せになって欲しくって…」「コイツ! 最期の最期で…圭一さんの振りをォッ! 堕ちろォッ! 堕ちてしまえェェ──ッ!!」「信じてくれ…」「堕゙ぢろ゙────ッ!!」「沙都子ッ!! (…最後の言葉が…“堕ちろ”だなんて…、あまりにも報われない、哀しい結末…。輝いていた、あの雛見沢での日々は…一体どこへ行ってしまったのか…。いや、どこからおかしくなってしまったのか…。落ちながら俺が最後に願った事…。それは、このおかしくなった雛見沢という世界、そのものの死かもしれない━━)」」…『世にも奇妙な物語』に続き『まことちゃん(楳図 かずお小学館)。或いは『ドラえもん(藤子・F・不二雄藤子プロ,小学館)の中でも有名な「どくさいスイッチ」か。
 「━━「首相官邸より、報道部の緒方記者がお伝えしました。さて、ここでもう一度、現場の状況をお伝え致します」「怖いよなぁ、寝てたらそのままあの世逝きだもんなぁ」「可哀想にねぇ…」「あ、あと、ギョーザとビール頂戴」「あいよ」「6月21日から22日の深夜に掛けて、鹿骨市雛見沢村にて、大規模な災害が発生しました。詳細はまだ究明されていませんが、雛見沢村地区の某所から、猛毒の火山性ガスが噴出、ガス流となり、雛見沢地区を直撃、全世帯が全滅した模様です。現在確認されている犠牲者は、1000人以上。自衛隊が被害状況を確認中ですが、その結果、犠牲者の数は、増えるものと予想されます。…えー、尚、只今入った情報によりますと、1名の生存者を確認した模様です。生存者の名前は、雛見沢村在住の、前原 圭一さん。雛見沢村在住の前原 圭一さんです。前原さんは救出時、ガスによる呼吸困難で重態に陥っていましたが、現在は、県内の総合病院に収容、一命を取り止めた模様です。詳しい状況が判り━━」ブツン…「あれ、誰だい消したの?」「あらやだ、壊れちゃったのかしら、このテレビ…」」…これも予想はしていた展開。しかし、これは幾ら何でも誰が犯人も下手呉れも…と言うか、生存者の前原 圭一というのはちょっと曲者。原作ではどう描かれているのか判りませんが、本アニメではプロンプターからアナウンサーに新たな原稿が手渡され、読み上げ始めるまでの一瞬、カメラがブレます。或いは、ここは別のV…? それはさておき、どーでもいーけど、何で毎日系の記者が出てくるんだ…?(汗)
 

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そして誰もがいなくなった。 (4/6)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 1日(土)20時27分57秒
   
 話を整理してみよう。大石の行方不明があってから、それ以後の展開は予想は出来た。そうなるべく、と考えていた訳ではありませんが、自分が文芸を書くならば、そういう展開を書くだろうから、その伏線、その辻褄は別として、予想の範疇でした。
 文芸ついでに、現実的辻褄は無視して、文学的に解釈するならば、叔父・鉄平が━━実際の生死は不明としつつも━━沙都子にとっては生きている事になっているのは、よくよく考えれば、実は皮肉的な説明が付く。即ち、梨花の件は置いておくとして、圭一が呪った人物が死ぬのであれば、圭一が完全犯罪を望み、事件があった事すら気付かない事を意図した故に、叔父が死んだ事すら誰も気付かなかったとなる。ただ、これは飽く迄も言葉遊びに過ぎない。
 では真面目に考えてみよう。手を付け易い問題は大石だ。大石とその部下達はどこに行ったのだろう? 心当たりはある。鉄平を埋める為の穴は、当初掘って見失ったものと、その後に改めて掘ったものと2つある。鉄平を実際に埋めた━━と圭一の記憶にある━━のは後者。もし掘り返したのが前者であれば、鉄平の遺体が出て来ないのは当たり前。問題はここからだ。掘り返した穴は、当初掘った深さよりも、更に深くまで掘り進めた。そう、大人が数人入るくらいに…。この穴に土を被せようが被せまいが、雛見沢大災害が起きた以降は最早関係無い。
 大石の場合、もう1つ大きな謎がある。それは、何故に圭一の穴掘りを知り得ていたか、という事。また、何がそこに埋まっていると踏んでいたのか。普通に考えてしまうと、殺害直後に出会った鷹野,殺害を自供した入江,殺害を依頼した魅音,圭一の発言に突っ込んできたレナ,完全犯罪に付いて相談した藍子(圭一の母)、若しくは彼らと関わった何者かを疑ってしまう処ですが、見落としているものがもう1つある。大石は、圭一の鉄平殺害とは関係無く、最初から沙都子に事情聴取をしようとしていた。この時、圭一と接触し、沙都子召喚を断った圭一にある種の思い━━それが何かは判らない。不信感かもしれないし、個人的な憎しみかもしれない━━が生れ、彼を強く記憶し、マークする事となった可能性はある。では何故に大石は沙都子に用があったのか。恐らく虐待は関係無い。入江の話では“2年目の祟り”で沙都子の両親(ただし再婚で、父とは血の繋がりは無い)が事故で死に、“4年目の祟り”で鉄平(“2年目の祟り”で死んだ父の弟)の妻が殺され、悟史(沙都子の実の兄)が消えた事で、沙都子に関心があったのは疑う事が出来無い。
 ところで、アニメ版では祟し編のイントロダクションとして描かれていた死体が何者であるのか語られず仕舞でしたが、コミック版で女性である事を知り、主な登場人物の中にそのような女性に該当する者がいないので、考えられるとしたら鉄平の愛人しか考えられなかった。そして鉄平はそれを知らずに、愛人が自分の元から消えた━━鉄平と彼女の間に何があったのかは全く判らないので、理由の如何はともかく別れるとか、逃げ出すとか━━と考え、その結果、彼は沙都子の処に戻って来た。流れとしては自然だ。そしてこの遺体と差都子とが、鉄平を経由した間接的繋がりがある事に大石が着目したとすれば、沙都子への聴取は疑問を持つにあたらない。
 次に、その雛見沢大災害に付いても考えてみよう。これは偶然起きた事故なのだろうか、それとも本当に祟りなのだろうか…? 私はこう思いました。偶然であると言えば偶然だが、必然と言えば必然。いずれにしても、その引き金は圭一にある、と。勿論、呪ったからだとか、願ったからだとか、そんな事は“偶然”でしか無い。どこから噴出したのかは明らかにされていませんが、先述のように穴を掘り、古い配水管━━と思われるもの━━に到達するまで掘り返し、更に沼にバイクやバットを放り込んだ。これが何らかの衝撃となってガスを噴出させるに到る引き金となったのであれば、確かに圭一がした事になる。
 さぁ、ここまで仮説を立てると、他は一気に繋がってゆきます。“圭一が呪ったから”というキーワードが強く訴えられているのでミスリードされるが、実はそれは“圭一が出会った”という条件に含まれる要素だ。もし、鉄平殺害や、掘り起こしの時点で微量であれガスが出ていたとすれば、どうなるだろう? その時点でガスが出ていたとすれば、勿論、圭一も被曝する。だが、圭一は翌日も目を覚まし、熱中脱水症状の沙都子を保護する等した。そんな事が可能だとすれば、考えられる理由はただ一つ。圭一の特異な体質説だ。同時に、彼と接触した者も二次被曝をして…? いや待て、入江の飲んだ睡眠薬は、もともと圭一が飲まされるもの━━少なくとも圭一がそう考えた、あの紅茶━━では無かったのか? 煎れた睡眠薬入りの紅茶を、入江自身が飲むシチュエーション。有り得なくは無い。自殺では無いが自殺。
 では梨花はどうなのか? これは納得の行く答えが出て来ない。梨花が“オヤシロさまの祟り”に遭う要因を持つ事自体は綿し編を引っ張ってくれば、理由だけは作る事が出来る。しかし、神社の賽銭箱の裏で全裸で放置されている理由にはならない。物語的には沙都子とのリンクを覗う事が出来ますが、現実的な辻褄では無い。
 気になって仕方が無いのは、大災害で鉄平の死が確認されたのか否かなのですが、それはアニメでは明かにされていない。彼の死体があるのか否かは私の推理に於いては非常に重要であったので、これが判らないのは残念。結局、圭一だけで無く、視聴者も、圭一が殺害した後の鉄平の様子は判らず仕舞に終わった。
 

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そして誰もがいなくなった。 (5/6)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 1日(土)20時29分33秒
   
 さぁ、それではそのコミック版『ひぐらしのく頃に 祟殺し編②』(竜騎士07,鈴木 次郎スクウェア・エニックス)をいよいよ解禁。アニメ版で描かれなかった部分を補足しよう。
 概ね、私の予想通り。かの遺体は果たして鉄平の愛人のものであったし、例の沼からガスが噴出したのもその通り。アニメ版では描かれなかったという事は、さほど重要では無いか、その程度ならば、私がしたように、読めるだろうという事なのかもしれない。何にしても加藤にとっては、推理の補強が出来たのは大きいです。
 鉄平や沙都子は大災害で行方不明扱い。成程、鉄平はその遺体が発見されていないのか。ならば前述の推理が正解である可能性が残されているという事。
 残る大きな謎は、鷹野の死と、圭一のもう一つの足音と、もう1人の圭一と、忘れてしまいそうだが鉄平の愛人の死について。本当に悟史だったのだろうか。だが、これは余り現実的な仮説とは言えない。“転校した”、若しくは“家出した”という悟史が、実は今尚、雛見沢にいるという点に付いては置いておくとして、魅音達は悟史と面識がある。たとえ圭一と似ているとは言え、そう間違えるというのは、やや不自然。それこそ、悟史=圭一説を出したくなってしまう。無論、圭一が入江の言うような精神障害を患っていた点に関しては完全否定は出来無いものの、時制的に、離れた場所で当時に、というのは不可能。
 鷹野の不審な様子から、富竹の死(アニメ版祟し編では一切描かれなかったし、そもそも完全な脇役扱いであったが、他編から彼が鷹野の死と前後する頃に死んでいたのはほぼ確実。コミック版では被害者一覧として明記)が彼女と強く関係している事は想像に難く無い。富竹の(━━ものと思われる)自転車をクルマに載せ、更にトランクにも何かを積載させ、おまけに圭一に口止めさえしていたのだから、そう考えてしまう。だところで富竹は村内で発見されているし、鷹野は県外で発見されている。大柄の富竹を鷹野が抱えられるかどうかは何とも言えないものの、富竹発見場所━━「町に出る道路が、丁度、舗装道路に変わる処(鬼し編)━━に転がす事は、そう無理な事では無いかもしれない。だが「死亡推定時刻は21時から23時頃(鬼し編)で、時間は約3時間。この時点で既に死んでいるとすれば、この後、更にクルマで県外へと走り、そこで他殺・自殺の別はともかく焼殺される事になる。雛見沢から岐阜山中までの距離がどの程度なのかは判らないものの、急ぎ足な気はしないでも無い。
 

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そして誰もがいなくなった。 (6/6)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 1日(土)20時31分38秒
   
 折角なので他編のコミック版も解禁にしよう。
 鷹野の焼死のタイミングを考えるにあたって思い出したのが鬼し編の矛盾。詩音も圭一も、魅音に殺されたが、その魅音は突入時━━即ち殺される数日以上前━━に井戸で死んでいた。それどころか鷹野は祭りの前日には死亡していた。にも関わらず圭一は鷹野に唆されて祭具殿に入り、魅音に刺された。
 あの後、改めて考えてみたのですが、ある1つの話を無しにする事で辻褄は全て合ってしまう事に気が付きました。おまけに、それが“無し”にするのに値するヒントまで与えられていた。
 コミック版『ひぐらしのく頃に 綿流し編②』(竜騎士07,方條 ゆとり,スクウェア・エニックス)と、その原作者の解説を読んで、これは確信に変わった。まず、大石は、聞き伝えでは無く、実際に祭りの晩に圭一が鷹野達と出会っているのを目撃していた。従って大石は、検死の結果が間違っているか、或いは自分の目撃したのが鷹野では無かったかのどちらかであると考えているのは間違い無い。勿論、魅音と詩音のように、或いは悟史と圭一のように、そっくりな人物を用意する事で辻褄合わせが出来無い訳では無いが、このセンで進めると無制限に“複体”を作る事になってしまう。SFならばクローン等の設定もあるだろうが、それでは最早、それまでのイメージをブチ壊す、誰も許さないであろう展開だ。
 だが、ラストで圭一と大石しかいない病室に、血塗れの魅音が現れる。この魅音は、直前の大石の話から、突入時に死亡し、そして現在では発見されている事が判っている。つまり、魅音の死体すら、警察の元にある訳で、ここに存在する筈が無い。とすれば、これを元に、圭一が刺され、入院以後の話を“無し”とする事で、死体は歩き回らなくて済む事になってしまう。
 そして『ひぐらしのく頃に 鬼隠し編②』(竜騎士07,鈴羅 かりん,スクウェア・エニックス)。アニメ晩との大きな相違点があるので触れておく必要がありそうですね。アニメ版では圭一の両親を出来る限り登場させないで話をスリム化させる事に徹底しているようなので、その結果、どうしても両親との関わりが必要になる場面でしか登場しません。父親に到っては、顔はおろか、後姿すら出ていない。コミック版ではアニメ版に比べると頻繁に登場し、アニメでは殆ど圭一の1人暮しかと思うような雰囲気が払拭されています。この為、両親がしない事は圭一がしなければ、その現象は家の中では置き得ない。その上で注目すべきは、大石からの電話で針が証拠品になるかも知れないと聞き、家捜し(やさがし)をする場面。アニメ版ではゴミは綺麗さっぱり片付けられており、投げ付けたおはぎの痕跡も無い。コミック版では圭一が寝た後に両親が帰宅し、おはぎは片付けていったが、ゴミ箱には針こそ見当たらないものの、まだ多くのゴミが入っているという状態になっている。圭一はゴミを漁り、部屋の絨毯を捲る等し、結果、レナ・魅音殺害と圭一の死亡の後、警察が家宅捜査する際に、荒されたような痕跡として残る形になっている。大きな違いだが、これは恐らく物語の上ではあまり大した問題では無いのだろう。今一つの違いは圭一のメモ。「バラバラ殺人の被害者をもう一度よく調べて下さい。生きています。」の1行が追加されている。ただ、“監督”が入江の愛称である事を知る今から読んでしまうと、これは原作公開当時に書かれたミスリードの為のダメ押しであるようにも感じられる。しかし注目するのはこれでけでは無く、メモを書き終えた後、更に何かを書き加えるシーンが1コマ存在する。これは真実解明を望む〆の1文を綴る為のものだったのかもしれないのですが…、コミック版ではエピローグで次のような描かれ方をしている。「メモは元々 B5ページ一枚に書かれた ものだったが「真ん中の数行」が何者かに 破り捨てられた 可能性があるまた時計裏に 付着していた 大量のテープ痕から「メモ以外にも 何かが貼りつけ られていた」との 憶測が出た第一発見者は 事件との関係を 噂される 大石蔵人氏メモの破損に ついては 否定する…
 もしかしたら、破り捨てる事自体、圭一が誰かに指示したものなのかもしれない…?
 

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Red Bull、翼をさずける  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 2日(日)01時00分23秒
   
 2006年7月1日。
 
 『XXXHOLiC(CLAMP講談社Production IG,アヤカシ研究会,TBSBMG JAPANキッズステーションムービック,パイロテクニスト)
 第十三話「ヘンボウ」
 「「うーん…、…んん…」「どう? 四月一日くん?」「…うん…、あんまり進んで無い…。こんな事なら、選択科目で美術取らなきゃ良かったよ…。どうせ描くなら、ひまわりちゃん描きたいなぁ…」」…並んでスケッチ出来るだけでもいいんじゃないの? 「「そっちはどう? でっ!?」「どうかな?(キラキラ☆)」「…なんかとても…個性的だよね、アハハハ…」」…つまり下手だと。「「でもさ、まだ暑いのに、外で絵を描くなんて…、大変だと思わない?」「そうそう、そうだよね。それに、風景画じゃなくて自画像なんてなぁ…。やっぱりウチの学校って、ちょっと…いや! かなり変わってるよ!」」…は? 何それ? 屋外写生じゃなくて、鏡も無い庭で自画像描いてんの!? それ、ヘンだよッ! 絶対ヘン! …っつーか、さっきの様子ですと、勿論ひまわりも自画像を描いている訳ですから…、ハハハ、それは「よく描けているよ」とは言えないですな。(苦笑)
 「「まだ管狐を連れ回しているのか」「…連れ回しているんじゃないっ!」「じゃあ、連れ回されてるのか」「違う、勝手に着いて来たんだ」」」…まぁ、そんな処なんじゃないですか?(^^;;
 「「そうだ、何なら、2人も一緒に秋祭りに来ないか? ひまわりちゃんも一緒なんだ。浴衣、あったよな。確か前、箪笥の中の物に風通しした時に、2人も浴衣もあったような気がするし」「…行ケナイ…」「それって、侑子さんの許可がいるって事?」「まるトもろハコノ店カラ出ラレナイ。まるトもろニハ、魂ガ無イカラ」「…魂が無い…」「店ノ中ト外ハ、同ジニ見エルケド、違ウ…。魂ノ無イカラダハ、店ト外トノ狭間ヲ越エラレナイ。カラダガ耐エラレナイ」」…マルとモロの設定、漸く出て来ましたね。
 「「四月一日も来た事だし、行くか」「こら! 何、仕切ってんだてめえっ!」」…主人公が四月一日であろうと、RPGなんかですと、仲間が勝手に動いて次のイベントが強制的に始まるとか、よくありますな。しかしまぁ、あれって本当に“ロールプレイング”と呼べるのだろーか?
 「「四月一日くん、夜店とかって好き?」「うん。夜店そのものは凄く好きだよ。でも、こういう処はいっぱい出るからな…。(…神社だと…フツーは出てもおかしくないんだよな、アヤカシとか…。…やっぱり、コイツのお蔭なのかな…。…そりゃあ何だかんだ言って、ちょっとは感謝してはるけど…、でもやっぱりッ…!)」「おい、これやるぞ」「だーから、何でお前が勝手に決めるんだよッ!」」…自由奔放な奴の多い作品。
 「「確か、こっちの方に…、……?」「…さっき私の事、睨んだでしょ」「…ぇ…」「睨んだわよね」「睨んではいないよ…」「でも私は睨まれたと思ったの。だから謝って」「もし、そう思わせちゃったんだとしたら悪かったけど、俺はほんとに睨んでなんか…」「いいから早く謝ってよ!」「謝る必要なんて無いだろ」…カリカリ…「…!」「謝れッ! 謝れッ!」「…羽根が!」「謝りなさァいッ!!」「…謝るのはそっちだろう…!」」…四月一日と百目鬼のキャラクターの違いがこういう場で活きてきます。
 管狐の変身、攻撃…普段からは想像も出来無い強さ、野生(?)さ。
 「「この化物、一体何なんですか?」「…羽根よ」「…?」「人に寄生して伸びて行くもの。そして、憑依(とりつ)かれた人間は、少しずつ心の抑制を失ってゆく…。その代わり、色々な事から解放されるのよ」「この子は運悪く…憑依かれちゃったって事ですか」「そうじゃ無いわ。ニュースでも、よく見るでしょう? 事件を起こした犯人の友人や知人にインタヴューすると、きまってこう言うわ。━━“大人しい、ふつうの人でした”、“とてもそんな事するような人には見えませんでした”━━って。…でもね、このアヤカシは誰にでも憑依く訳じゃ無い。抑制力を失っても構わないと、強く思ってる人にしか寄生しないの。この子には、アヤカシを引き付けるような素養があったって事よ」」…成程、現代的、且つ、妖怪的な概念。流石はCLAMP。こういう切り口で説いた物語は評価が分かれる気もしますが、斬新さと、ある意味で的を射た見方であるだけに好きです。気持ちが大きくなり、宙を舞うようなالكحول、それをAlco-holicと呼ぶ。
 「「1つの感情を失うと、魂が不安定になって、身体とのバランスが狂ってしまうのよ。暫くはそのままでしょうね」「そんな…! どうやったら元に戻るんですか…!?」「……」「侑子さん!」「人間の長所は欠点があるって事よ。無くしてしまった感情に、もう一度育て直すのがいい。時間が掛かるかもしれないけどね」「………」」…さもなければ、侑子が言い淀む程の対価を要する、それくらい重い事なのだ、と。
 次回予告「「あなたと私。まるで鏡みたい。向き合ってはいないけれど、あなたは私じゃ無い。私も…、私じゃ無い…? 囚われて…、流されて…、縛られる…。それでもいいの。…次回、『ホリック』、「フウイン」」」…ひまわり。もしかすると一番、次回予告に合わない…?
  ところで今回、作画が若干乱れていません? もともと『HOLiC』はパースや等身の狂った絵ではあるのですが、CLAMP女史はその辺り、計算しているのですが、等身を狂わせたキャラクターの作画が狂うと、かなり気持ち悪いです…。
 
 羽根繋がりで、あんまり関係無い話題を1つ。
 先日、某ネットゲームで知人が『ふたりの場所』(すたじおみりすすたじおみりす team L←→Rたくまる片霧 烈火)の節を口ずさんで(?)いて、びっくり。それって歌だよね、と、訊いて、歌だけど何の歌なのか思い出せない、知っていたら教えてと逆に質問されて、更にびっくり。(^^;; いやー、どこでBLの輪が生れるか判らないですねー、ネットって。w
 

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デビチル(全然違)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 3日(月)00時23分1秒
   
 2006年7月2日。
 【2006年6月30日〜7月1日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 460通、2052.99KB。
   1日平均    230通、1026.50KB。
          (▽ 42 ▽ 281.25)
 日本語スパムメール  68通、 814.68KB。
   1日平均     34通  407.34KB。
          (▽ 6.5▽ 28.79)
 
 『探偵学園Q(天樹 征丸さとう ふみや講談社,樫田 正剛,日テレ樹林 伸都丸 尚史)
 実にマンガ的で、内容は極めて拙い。喩えるならば現代版『少年探偵団』といった印象を受けます。これが推理? ミステリー? まるで駄作じゃん。
 …と評するのは本作に対して言うならば誤りだ。原作『探偵学園Q』は『金田一少年の事件簿』の原作スタッフらが、読者年齢層を下げ、設定は馬鹿馬鹿しい有り得ないお子様的なものにしてでも、自由な発想のものにし、読者参加型志向に構成した作品。故に、これを実写ドラマ化しても、原作にあるマンガ的な雰囲気は削るべきでは無い。そういう意味では、先のような否定的評価は、そもそも本作の意図するベクトルを理解していないと言われても仕方が無い。なので、私は、これはアリだと思います。
 ドラマの内容はD.D.S.(団探偵学園)の入学試験に挑む、主人公キュウ達の物語。登場する題材は、原作本編中、実際にはキュウ達が入学し、生徒となった後に遭遇する事件を再構成し、入学試験の中で起きたものとしてリアレンジされています。このリアレンジには、やや疑問が残るものの、雰囲気は出せていると思う。
 ミステリーとしては先述の通り、駄作の部類。このドラマを観て、視聴者も推理を行うというのは無理がある。余りにも描き方がさらさらとしている為、キュウ達のような推理を行うのはおよそ出来無い。原作は週刊誌連載であり、個々のコマを何度も確認出来るし、読者には最低でも1週間以上の考える時間が与えられている。そこにくると、このドラマでは考える時間も無く、また、情報を読む余裕も僅かでありながら、場面がどんどん進んでしまう。だから、ミステリードラマとしては完全に失敗作だと評してしまう。ただ、これを単にコミック的なドラマとして、肩の力を抜いて観るコンセプトであるならば、成功とは言わないまでも、まぁ、これしこれで良しという気もします。
 ただ、個々のキャラクターを活かしきれていない演出が残念。原作が、何故、このようなメンツを構成していたのか、その意図だけは汲取って貰いたかった。6人ともなると、確かに扱い辛い処はあるが、そこをうまく、面白く脚本を書くのが、ドラマ製作側の仕事だろう。
 個人的には…、劇中、主人公キュウ(役:神木 隆之介)が下着のパンツを持って来るのを忘れる場面があるので、ノーパンを期待していたのに無かった事でしょーか。(^^;;;;; お風呂シーンはありましたけど。(笑)
 ラスト、キュウとメグ(役:志田 未来)とリュウ(役:山田 涼介)の三角関係(?)がありますが…、3人とも可愛い子を選んでいますですねぇ〜。(滅)
 
 あんまり関係無いかもですが、『今日のの②学期 スペシャルEdit.』(桜場 コハル講談社,「今日の5の2」製作委員会,真空間エイベックス・エンタテインメントエルクハートプロモーションパノラマ・コミュニケーションズ,ワコー,ニューラインアットエンタテインメントタバックハピネット・ピクチャーズ)等と一緒に、amazon.co.jpで『ぼくのぼうけん(厚地 健太郎角川書店)も注文していたりするのですが(笑)、未だにそれらは届きません。何をしているんだ、amazon…。
 

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慌てない慌てない… 投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 3日(月)00時37分04秒D

 
 『アラビア語会話(NHKNHK教育)、第13課。
 「السلام عليكم! ـこんにちは、ياناغيّا كاروكوです。さぁ、今日はですねぇ、今から、約2000年前に栄えた、薔薇色に輝く岩で出来た都市が、アラブの国、ヨルダンに、今も残っています。あそこはですね、昼間行っても……ヨルダン!」」…♪その日は朝から夜だった。
 「「あのー、随分旅行で役立つフレーズを沢山教わっててね、凄く嬉しいんですよ。で、向うに行くとほら、乗り物があるじゃないですか、色んなね、ほら、例えばラクダ、或いはラクダ、また違うもんでラクダとかね、こういうの乗る…」「フフフ…、何かね、よく言われるんですけれども、いくらアラブと言ってもラクダのタクシーはありません。ラクダは、砂漠の乗り物でーす」「結構街中色々あるんですよね、地下鉄が走って…、何でもあるんですよね」「うん、バスもあるし、タクシーもあるし」」…街中がラクダだらけだったらجمل
 「「で、タクシーに乗る時はね、あのー…、アラブの、タクシーの運転手さんってのは、こう、道さえ空いていれば、結構…飛ばす…傾向があるんですね。で、何か地元では慣れてるんだけども、日本人の人は結構ね…」「ちょっと怖いですよねー」「怖いらしいんですね。だから今日は“ゆっくり行って下さい”という表現を覚えましょう、はい」」…うむー、日本以外のタクシーってどこもかしこも暴走タクシーがフツーなんでしょーか…。(^^;;;;;;
 「「短いですからしっかり覚えて下さいね。على مهلكと言っていましたね。これは…“ゆっくり行って下さい”って言う意味なんですけれども━━」」…おおっ、これはعلى صوتكと同じ表現ですね! という事は、エジ方言ではああいう発音になる訳ですか。でも、よっしゃよっしゃ、子音が聴き取れている限り、意味が何と無く判るからある程度の方言もイケるかも。「「━━それは運転手さんに言っているから“ゆっくり行って下さい”なんだけれども、あの、“行く”だけじゃなくて、何でも“ゆっくりやって下さい”って言う意味で使います」「あ、そういうのでも使えるんですか。結構色々使えそうですね」」…نعم، بدرسنا أيضا. ـ
 「「この表現。まずعلى、これは“何々の上に”という意味の前置詞です。السلام عليكمにも出て来ました。مهلك、これは“あなたの気楽さ”というような、名詞なんです。直訳するとつまり“あなたの気楽さの上に”という言葉になってしまいますが、“ゆっくり行って下さい”という意味になる訳なんです」」…という事でعلى صوتكならばどうにるでしょうか。صوتは「声」とか「票」という意味です。…で、これに接続人称代名詞のـكが付く事で「声をあげよう!」という具合でしょうかね。ただ、ちょーっと気になるのは、あの映画では個人だけでは無く、全員に呼び掛けている訳ですから、文法的にはصوتكمが正しいのかな…?
 「「スキットでは女性のكريمةに対して使ってたので…、هل أنتِ مستعجلة؟ ـですね、“急いでますか?”って意味なんですよ」「مستعجلةというのは…“急いでいる女の人”っていう意味なんですけれども、“急いでいる”という意味で使えるんですね」」…ははぁ、成程、「あなたは急いでいる人ですか?」で「お急ぎですか?」になる訳ですか。こういう表現、言い回しは覚えておきたいです。
 「「で、スキットの中には出て来て無いんですけれども、例えばその、タクシー等に乗った時に、使える表現、他の表現を紹介したいと思います。例えば、“右へ曲がって下さい”」「あー、これ大事だね、右へ行きたい…」「…と言う場合は、إلى اليمين. ـというように使います」」…成程々々。「「でね、“左に曲がって下さい”と言う時はاليسارという言葉を使って…“左”ですね。إلى اليسار、はい」」…次々と新出単語が出て来るので、そろそろ初心者はキツいかもですね。まぁ、1回目は聞き流す程度でいいでしょう。中級者以上向けの内容が出て来たかなぁ。
 「「花緑さん。スキットの後半でنزلني هناという言葉が、出て来ましたね、“ここで降ろして下さい”」「そうそう」「まず、هناっていうのが“ここ”…ですね。نزلنيが“私を降ろして下さい”になるんですね。これね、نزل、“降ろして下さい”という命令形の動詞なんです。これにـني、“私を”という意味のـنيがくっ付いたものなんです。このように、アラビア語は、“私を”とか“それを”とか“あなたを”っていうのが、動詞に、くっ付くと。つまり一言で、“何々を何とかする”っていうのが…言えるんですね」「成程」「نزلني、あの…この前出て来た“下さい”っていう意味の、أعطني、覚えてますか? あのأعطنيـنيも“私に下さい”という意味だったんです」「ああ、そうかそうか、そうでしたね。はい」「うん。…で、タクシーに乗る時って自分1人とは限らないでしょ? 例えば友達とか、家族と一緒に乗るかもしれないでしょ?」「まぁまぁそうだね」「そういう時も同じ言葉使うと思う?」「…あー、判った判った、言ってる意味が! つまり何か複数…にしなきゃいけないって事?」「そうなんです。ـنيって言うのが、“私を”っていう意味のـناに変わるんです。そうするとنزلناになる訳です」「ـنينزلناになるんだ。نزلنا」「“私”だったらنزلني。それでね?」「はい」「これは運転手さんが男性の時なんですね」「はい?」「うん。あのね、もし運転している人が女性だったら“私を降ろして下さい”はنزلينيになるんです。じゃ、“私達を降ろして下さい”は?」「نزلينا」…命令形活用ですね。初心者には難しいかなぁ、ペースも早いですし。ただ、活用の難しさで挫折したらアウト。挫折しそうになったら、一旦放っておいてしまうのが吉。
 アラブの風…去年放映された『探検ロマン 世界遺産(NHK)砂漠にそびえた幻の都 〜ヨルダン・ペトラ〜」の再構成。折角なので、語の意味を解説してくれると良かったですね。
 

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死に到る不死鳥病 (1/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 5日(水)02時30分36秒
   
 2006年7月3日。
 【2006年7月2日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 193通、 769.46KB。
          (▽ 37 ▽ 257.04)
 日本語スパムメール  34通、 571.05KB。
          (▲ 11 ▲ 163.71)
 
 『ブラック・ジャック21(手塚 治虫秋田書店よみうりテレビ日本テレビ)
 21−11(通算Karte:72)
 「「『ブラック・ジャック21』!! 謎の組織の恐るべき陰謀! 治療不可能の奇病、フェニックス病の秘密が遂に明かに! 全てを知る男、ドクター・ジョルジュの驚くべき正体!」」…しまった! すっかり忘れていた! こいつ、キリコの親父か! ちなみに原作『BJ』には、スターシステム以外の『BJ』オリジナルのキャラクターが、主人公達を含めて約130人いると言い、キリコの父もこの内の1人。なので、これらのキャラクターには要チェックかも…?
 「21年前、母を本当に愛していた筈の、父、間 影三は、何故、私達を捨て謎のノワール・プロジェクトに参加したのか…!? 父との再会の直後から、私の命を狙う謎の組織! 陰謀のカギを握るシュタイン博士は、治療不可能の病、フェニックス病に倒れてしまう! …そして今。全て知る男、ドクター・ジョルジュに会う為、私達はカナダへと辿り着いた……!」…「黒い医者の宿命 手塚治虫 原作「弁があった!」」…原作第79話(1975年6月作品)
 「「おぉあいたた…、こんなのずっと乗っていたらお婆ちゃんみたいになっちゃう。18の乙女なのにもぉ〜っ」」…1歳であり18歳であり、お婆さんでもあるピノコ。成程、写楽と仲が宜しい訳で。(笑)
 「「…うー…っ…、イナバウアー! …あり?」」…ちょーっと時期を外したかなぁ…?
 「ターンッ!「…何度来ても無駄よ! 父さんは絶対に渡さない! すぐに帰って…! 兄さん!」「(…兄さん…!?)」「これは脅しじゃない! 本気よ!」「待ってくれ! 何かの間違いだ! ブラック・ジャックという医者だ!」「ぇ…?」「この辺りにドクター・ジョルジュという人物が住んでいると訊いて来た! 知っていたら教えて欲しい!」「……」」…表札には「EDWARD・T・JORUJYU」の文字。彼がキリコの父の本名だとすると、キリコって外国籍? 原作ではキリコの父の名前は未出。
 「「先程は済みませんでした。黒尽くめの姿を見て、てっきり兄かと…」」…“黒尽くめ”ね…。遠目ではBJも、ジンやウォッカも同じですか。(^^;;;; ところでBJに瓜二つの人物は原作第113話「もう一人のJ」(1976年3月作品)にジョナサンという人物が登場する他、原作第237話「B・Jそっくり」(1982年1月作品)には黒松という、風体はともかく、性格的にBJとそっくりな人物が登場し、BJを翻弄させる。
 「「ブラック・ジャック先生! 私、先生の事を聞いた事があります! 世界でも5本の指に入る、天才外科医だと! お願いします! 父のジョルジュを…助けて下さい!」「ドクターは今、どちらに…?」「…ご案内…します…」……「こんな事になっているとは…!」」…集中治療室並の設備。電源はどうやって調達しているのだろう?
 「「はじめの症状が出たのは…5年前。原因不明の炎症が内蔵のあちこちで起こり、治っても再発を繰り返すようになって…、やがて父の体力も無くなり、仕事も辞め、2年前ここへ来て、そのまま動けない身体に…!」「…! …こいつは…! …こいつは縦隔気胸(じゅうかくききょう)だ! 縦隔気胸とは、空気が通る気管等の途中に穴が開き、呼吸の際、空気が漏れて身体の中に溜まっていき、肺や心臓が圧迫され、痛み出す病気だ」」…mediastinal pneumothorax。手術が必要で、治療しないと死に到る事も。しかし、テロップは出すべきでは…?
 「「…それにしても、随分な人なのよさ! ユリさんのお兄さんて!」」…前回と打って変わって、あからさまに見付けてくれと言わんばかりの写楽タオル。ポーズまで掛かって…。「「昔はそんな人じゃ無かったのよ。とても父を尊敬していて…。でも…、兄は戦争から帰って来ると、人が変わってしまい、治らない患者さんを、楽に死なせる方法を考えるようになったの…」「え…!? その人…」「そして、親子の仲はどんどんおかしくなっていって、お互いを避け始めた…。今回は兄も何とか父を助けようとしたわ。でも…、無理だと判ると、矢張り…」」…キリコが軍医を経て、そこでの経緯から安楽死を司る医者となった話は、原作でも同じく「弁があった!」で語られる。ただし妹では無く、キリコ自身の語りとして描かれています。アニメ版では舞台は現代であり、キリコが幾つであるのか判りませんが、話の雰囲気からすると非常に最近の戦争である印象を受けます。もしかすると「Karte:39 戦争はなおも続く 手塚治虫 原作「戦争はなおも続く」(原作219話、1978年6月作品)のルナンとも出会っているのかも…。そして或いは…。
 

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死に到る不死鳥病 (2/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 5日(水)02時31分53秒
   
 「「ドクターは組織で何をやっていた!? 教えてくれ! 私は…、私はその為にここまで来たんだッ!」「…ブラック・ジャック……」……「…、この写真の事は何も知らん。だが、親父はあるプロジェクトのメンバーだったらしい」「その…プロジェクト、とは…?」「……、永遠の命を手に入れる研究だったそうだ…」「永遠の命…」「そんなモノ、何の価値があるのか判らんがね。だが、そのプロジェクトは研究途中で、ある病を生み出した。それが“フェニックス病”。そいつは現代医学でも、予想が付かない病態を引き起こす。親父も身体の異常は、フェニックス病が原因だと言っていた。親父はいつも理想ばかりを追っていたんだ。医学はいつか死をもコントロール出来ると。だからそのプロジェクトは、親父にとって天命だったのさ。フフフ…、永遠の命を求める親父が、その研究の為に命を危うくする…。何とも皮肉じゃないか。…哀れじゃないかっ! あまりにも可哀想で、笑い話にもならないぜっ! え!? 親父ッ!!」「やめて兄さん! 父さんをそんな風に言うのは!」「黙っていろ、ユイ! 俺は親父とは違う! 俺は、死を受け入れる事で、命の尊厳が守られると信じている! だからこそ、病で苦しむ親父を楽に…! …楽にしてやりたいんだ…」」…誤解を恐れずに言うと、加藤はこのキリコの哲学にはむしろ賛同です。キリコも、死ねば何でも良しと考えている訳では無く、飽く迄も命の尊さの向こう側に見るものがBJ達とは違っていたという事。キリコは挫折を以って自殺をする事は肯定しない筈。ここでも、彼は決して、治療がうまくいかない事に挫折をしている訳では無く、医療の限界というものを素直に認めているに留まります。そして、或いはその治療法はじきに見付かるかもしれないが、その間、ひたすら苦痛に耐えるのが本当に正しいのかどうか、という疑問を抱く故の答えが安楽死なのだ。キリコの遣り方には倫理的な問題は常に付き纏うだろうが、逆に延命する事にも、同じだけの倫理的課題が残っている事に気付かねばならない。
 「「…矢張り、永遠の命など…無理だったのかもしれん…」「…っ、今更っ! 今更何を言う! あんたの信念は…! 理想は、どこ行ったんだ!!」」…もしかするとキリコの安楽死主義は、父親の行う事に対する疑問と、戦地での出来事が心のどこかで結ばれ、到達した境地なのかもしれない。となると、アニメ版キリコは原作のキリコよりも深みのある人物としての今後が期待されます。
 「「ちぇんちぇい! 患者ちゃん、危険なのよさ!」「まずい! プレコーマだ! 直ちにオペを始める!」「無駄だと言ったろ! 穴が見付からないんだぞ!」「いや! もう一度胸を開く! 一刻を争うオペだ! お前さんにも手伝って貰うぞ!」「……くっ!」」…キリコの手術衣着替えシーン。本アニメシリーズならでは。
 「「少しでも梃子摺るようなら、俺は自分の遣り方で、親父を楽にしてやるからな…!」「その必要は無い。お前さんは私の指示に従えばいい」「…っ」」…BJに命を守るプライドがあるならば、キリコにも命に対する哲学とプライドがある。そのぶつかり合いが面白い。
 「「…? あれって…、ユリさん?」「ああ、それ? 私はケアンズのメンバーなのよ」「ケアンズ? 何、それ?」「自然保護を目的としたボランティア団体。危機に遭っている地球の生命を少しでも多く助ける為、活動しているの」「へぇー、何か“戦う女”ってカンジでカッコいい! だから(らから)(みじゅーみ)でも銃を持ってたんだね?」「アハ…、ごめんなさい、あの時は丁度パトロールの帰りで…」」…「Karte:56 縫い目皮膚の提供者 手塚治虫 原作「友よいずこ」(原作第99話、1975年11月作品)を思い出す流れ。
 「「…ヤケになったのか!? 気管を水で浸すなんて!」「酸素を40%加圧。続けて40%減圧! それを繰り返してくれ」「この状態でか!?」「執刀医は私だ! いいから試せ!!」…カチカチ…ウィィ…ン…「………」「………」「………」…ブクブク…「…ここだ! …見ろ! 気管の裏側、正面からは見えない処だ。しかも酸素圧が変化する際に口が開く弁になってたんだ! …助かるぞ、すぐに処置を始める! 水を吸引! 鉗子! ドレーンを! …よし弁を塞いだ! 閉胸!」」…『ブラック・ジャック・ザ・カルテ②』(B・J症例検討会,手塚プロダクション,秋田書店)によると、高橋医院の高橋 徳氏は「B・Jが思いついた、気管内に酸素を送り込むという方法は外科的には周知の技術でさほど奇抜なものではない。」と書いている。
 「「…!? オシログラフ!? …心拍数の異常!? …どうしたドクター!? 頑張れ!! …穴は塞いだ…! 何故!?」「お前の所為じゃない…」「…!?」「駄目だと思ってね、さっき、注入したのさ、俺の“特製”をな…」「なっ!?」「10分後には…、苦しむ事も無く…」「……っっっ!!」バキィッ!!「…ハァハァ、…命を…、命を一体何だと思ってるんだッ!!」」…先述の高橋氏はこの“医療ミス”故に、この手術に対する評価を5段階評価で3としている。曰く、「外科医はオーケストラのコンダクターに例えることができる。手術中の主治医は手術という共同作業の中心に位置しており、演奏中のコンダクターのように周囲のすべてに気を配らねばならないのだ。したがってDr.キリコの父親の直接の死因はキリコによって毒物を注射されたことだったとはいえ、B・Jがこれに全く気づかなかったのは問題である。結果的に患者を手術直後に死に至らしめた責任は問われねばなるまい。」と。極めて手厳しい。さだめし、彼は厳格な医者なのだろう。
 「「…心停止から2分…。あと3分が限界だ…」「毒の中和剤は投与した…。後は心臓さえ動けば…」「後2分。無駄な事は…!」「黙ってろ!」「……あと1分半!」「電極固定! …これなら…!」「…あと30秒だ、ブラック・ジャック諦めろ!」「……頼む!」……ピ…ピ…「来た! ………間に合った…」」…モティーフとしては原作第177話「死への一時間」(1977年6月作品)
 「「…キ…リコ……」「…!?」「…ぅ…ぁぁっ…息子よ…」「親父!」「おかしい、まだ麻酔は覚めない筈だ。何故意識が戻った…!?」…ピーコーピーコー…「何だって!? 心拍数低下! 肺機能、腎機能も…! 血糖値! 脳波まで!? 一体どうなってるんだ! …何故急に…!?」「…これが…フェニックス病なんだ…」「っ!?」「ちぇんちぇい! 私達(わたちたち)もお手伝いしゅる!」「兄さん! …父さんは!?」「親父! どうした親父!? …何か…言いたいのか…?」「ぁぇ…ぁぇ…!」「父さん!」「…ぁぇぁ……ありが…とう…」…ピ────ッ!…「…くぅっ! …永遠の命だと!? …人類の挑戦だと!? …それを…、あんたは一体、どう思ってるんだ! こんな病を生み出してまで…為さねばならなかった事なのかっ!? ええっ!? 答えてくれ!! ドクターッッ!!」「……もういい…、ブラック・ジャック…」「…!!」…ピ─……「もう…、無駄だ…」「…くっそぅ…!」」…BJ21リアレンジ作としてはなかなか秀逸。BJの手術が成功し、キリコの毒の処置もうまく行きながら、尚、“フェニックス病”には勝てない。原作ではある意味、後味の悪いキリコの勝ち方をしているものの、本アニメでは術式そのものはBJが勝っており、その上で“生きて終わるご都合主義リアレンジ”を批判されているこのアニメに対する声をうまくかわしている。それも、今後の展開に引っ張るであろう“フェニックス病”という伏線を引っ掛けて。
 次回予告「「謎の組織の恐るべき陰謀! 治療不可能の奇病、フェニックス病の秘密を求め北極圏へ!」「見付けました…」「判った…」「誰かが情報を漏らしてる!」「もしかして(もちかちて)…!」「逃がすか! …これは仕事じゃないの。私の生き方!」「どうしてそんな奴、助けるのよさ!」「敵に情けを掛けるなんて、甘いわね…」「『ブラック・ジャック21』、ネクストカルテ、「オーロラの彼方に」。━━心臓が必至に動いてる! 死にたく無いってな!」」…何だろう、これは。久々にさっぱり判らん…。
 

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『BJ』解説書  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 5日(水)03時19分49秒
   
 2006年7月4日。
 【2006年7月3日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 254通、1160.49KB。
          (▲ 61 ▲ 391.03)
 日本語スパムメール  25通、 340.92KB。
          (▽ 9 ▽ 230.13)
 
 さて、前述の『ブラック・ジャック・ザ・カルテ①』,『同②』(共に、B・J症例検討会,手塚プロダクション,秋田書店)、及び『BLACK JACK 300STARS' Encyclopedia』(手塚プロダクション,山本 敦司,秋田書店)
 前者2冊は『ブラック・ジャック(手塚 治虫,秋田書店)にあるBJの手術等について、実際に医療に従事する方達がこれを評価し、更に自分ならばこのような治療法を提示するといった事を纏めた本。『BJ』には架空の病気も存在する訳ですが、これらに付いては極めて類似する実在の症例を以って考察したり、或いは原作に描かれた症例状況から想定されるものを以ってという形をとっています。内容的に、評している医師諸氏らにとっては非常にデリケートなものを含む為、読んでいてとても面白い。
 ざっくばらんに見てみると、どちらかと言うと内科分に対するものに厳しい評価が出ている。BJ自身、内科は専門外である事を述べていますが、事実考証と照らし合わせても、そうした事実が浮かび上がるのは大変興味深い。
 無論、これらのBJの手術に対する評価は、実際には医師によっても変わってくるものだとは思う。特に医療の場合、療法・技術的側面と道徳・倫理的側面との大きく2つの柱が存在し、いずれも医師それぞれによって、或いは立場等によってもスタンスが変わってくるものです。故に、そうした部分も読みとって接するのが正しい読み方ではないかと思う。
 続いて後者。『BJ』に登場する、300を越えるキャラクター達の名鑑。スターシステムに於けるキャラクターは、メインキャラであっても全てをまとめて1人という数え方をしている(例えば手塚医師と手塚 治虫は同一人物、友引警部や独裁者大統領は全てアセチレン・ランプという人物1人、という扱い)。ただ、これは単に『BJ』の人物名鑑と捉えるのは誤りだろう。
 もともと『BJ』は、手塚キャラクターのスターシステム総演出作品という位置付けであっただけに『BJ』に登場する人物は非常に多い。スターシステム1人は実際には複数の人物として登場しているし、中には本間 丈太郎(猿田 彦)や山田野(花丸博士)のように『BJ』全編に渡るキーを握るメインキャラクターも存在します。なので、役名,名義で数えれば、相当な数に上る。
 それらを全てリスト化したこの本は、『BJ』に留まらず、手塚作品に於ける事典とも言える。今後、『BJ』を含む全ての手塚作品を観る時は、必ず手元に置いておくかもしれない、そんな1冊です。
 

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日日日日土土土  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 6日(木)01時53分11秒
   
 2006年7月5日。
 【2006年7月4日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 216通、1025.33KB。
          (▽ 38 ▽ 135.16)
 日本語スパムメール  31通、 354.09KB。
          (▲ 6 ▲ 13.17)
 
北朝鮮ミサイル開発問題
 
 ところで同僚が「朝からミサイルが何発も撃ち込まれているから会社休みかと思った」と言っておりました。
 あんたはハメハメハ王国の人ですか。(^^;;;;;;
 

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嫌韓ベクトル  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 7日(金)03時15分35秒
   
 2006年7月6日。
 【2006年7月5日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 190通、 768.11KB。
          (▽ 26 ▽ 257.22)
 日本語スパムメール  30通、 407.61KB。
          (▽ 1 ▲ 53.52)
 
 話題的には昨日の続き。ただし、別の同僚の話。曰く「北朝鮮はもうダメだ、半島皆殺しにするべきだ」とか。
 この言い分がどうであると論ずるのが今回のテーマでは無く、この発言で1つ気付いた事があった。
 今回の一件によって嫌朝・嫌韓の者が出て来るのはともかく、ヘンなのですよ。何がヘンかと言うと…、例によって国際時事関連のニュースはالجزيرة(アルジャジーラ)のサイトで読んでいたりする訳なのですが、日本の記事と大きく異なる点があるのです。日本とあちらとでは当然事件に対する見方が違う。たとえ報じている内容が同じであり、且つ、どちらも事実を伝えていたとしても、当事者か第三者であるかという立場の違いで扱い方や構成の仕方その他に差異が生じるのは当然だ。そういう意味もあって、私はالجزيرةの報道には強い関心を持っているのですが、とにかく今回のミサイル問題に於いて、両者の記事の決定的な違いは何か。日本は当然、ミサイルの飛んでくる方角にある国である訳で、日本政府の対応や、United States(アメリカ)の反応といったものが主になってくる。では、第三者の立場に有るالجزيرةはどうかと言うと、まず조선민주주의인민공화국(朝鮮民主主義人民共和国)がミサイルを発射した、という事から始まり、これに影響される諸国の反応や対応が続いていきます。で、この「影響される諸国」というのは日本も勿論含まれていますが、他に대한민국(大韓民国)等もあります。特に第三者から見た場合、조선민주주의인민공화국の隣国は대한민국である故により重要と解釈され、プライオリティー的に、日本の話よりも先に대한민국の事が記事として連なります。ここまでは何も疑う点はありません。
 だが、おかしい。私はالجزيرةでニュースを読んでいたという事もあり、「半島皆殺し」等という発想、嫌韓等と言う発想は思いもしなかった。何故か。それは日本などよりも遥かに過激な抗議デモが行われていたという記事を読んでいたからです。
 日本ではせいぜい만경봉호(萬景峰號,万景峰号)の入港に抗議のシュプレヒをあげる程度止まり。…“せいぜい”という言葉にカチンと来てはいけない。ぶっちゃけ、대한민국事情を知っているとヌルいと思わざるを得ません。あちらでは例によって인공기(人共旗。北朝鮮の国旗の事)を焼いたり、暴動に近い事が起きています。…が、これらの話は日本のプレスでは殆ど報じられておりません。대한민국国民の反応自体、報じられる場は限り無く少ないです。
 誤解を避ける為に念の為に押えておきますが、私は別に、日本でも国旗を焼けだとか、暴動を起こせと言っている訳ではありません。ただ、これらの話はまるで報じられない。何故なのだろう、何の意図があるのだろう、と、極めて不信感を抱いているのです。
 今、不信感と書きましたが、これらのニュースを、別に“日本のプレス”が報じる必要は無いかもしれない。それは認めます。でもね、例えば先のالجزيرةの場合、そのニュースソースはReuters(ロイター通信)によるものなのですよ。日本でもロイター発のニュースは各社が採用しているのは周知の事。だが、Yahoo!ニュースにもロイターの記事は沢山あるのに、こうした記事は1つも見られない。それだけじゃあ無い。Yahoo!ニュースでは朝鮮日報日本語版等のプレスの記事も扱っている。にも関わらず、それらの記事はどこにも見当たらない。
 正直、これには気味が悪いと言わざるを得ません。
 

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ググルト  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 8日(土)03時13分25秒
   
 2006年7月7日。
 
今やgoogleも立派な英単語--ウェブスターの英語辞典で見出し語に(CNET Japan)(7月7日11時31分)
 
 「「google」という言葉は「ググる」という意味で何年も前から使われてきた。だが、この言葉はつい最近まで、辞書には載らないスラングとして扱われていた。ここへきて、日常使用される多くの技術用語が、英語辞書に掲載されるようになっている。Merriam-Websterが米国時間7月6日に発表した辞書の最新版には、「agritourism(アグリツーリズム)」「biodiesel(バイオディーゼル)」「mouse potato(マウスポテト)」「ringtone(着信音)」「spyware(スパイウェア)」といった新しい科学技術用語が追加されている。さらに最新版には「google」という単語も加わっており、「WWWから情報を入手する目的で、Googleの検索エンジンを利用すること」を意味する他動詞と定義されている。語源の説明部分には、「Googleは検索エンジンの商標」とあり、Googleの先頭文字も大文字で書かれている。だが動詞としてのgoogleは先頭の文字も小文字で表記されている。Merriam-Websterの副編集長兼構成マネージャーThomas Pitoniak氏はCNET News.comに対し、「名詞として登録された単語が動詞として使われるようになることはよくある。しかし、googleはユニークなケースだ。検索の世界であまりに有名になったため、いまや誰もがgoogleを動詞として使用している。われわれは、実際に見聞きする言葉の用法に対応することを最大の使命としている。商標を尊重することの重要性も重々承知している。(googleを動詞として小文字表記で登録したことは)分析を重ねた結果、辞書編集の観点から下された結論だ」と述べた。社名が新語として辞書に登録されることは、会社にとって栄誉だが、本来社名であったはずの言葉が動詞としてあまりに広く利用されるようになってしまうと、商標権の主張が難しくなる可能性もある。Bayerの商標だった「アスピリン」は、アセチルサリチル酸(acetylsalicylic acid)の略語として一般的に使われるようになったとして、1921年に商標が取り上げられている。このほかBand-Aid、Kleenex、 Rollerblade、Xeroxも、同様の問題を抱えてきた。しかし、Merriam-Websterによる「google」の定義は、具体的にGoogleの検索を指すものであって、インターネットで行うすべての検索を指すとは定義されていない。現在までのところ、Googleはこの新しい定義を受け入れている。Google関係者は電子メールでCNET News.comのインタビューに答え、「googleを、Googleの検索エンジンを使う動詞として定義するのは適切な措置だ」と述べた。Merriam-Websterの編集チームは、出版物、ラジオ、テレビのほか、インターネットも参照し、新しい言葉や用法を分析している。
 日本語では「ググる」でラ行5段活用動詞の終止連体形(要するに基本形)聞こえるので具合が良かった。(→参照)
 英語では「google」でスペルはeで終わる無声母音であり、これまた規則活用する動詞の基本形に見えるので具合が宜しい。(→参照)
 いずれも言語も、名詞から動詞を作る事の出来る言語━━本来、日本語文法的には、名詞を動詞化する場合はサ行変格活用の複合動詞とするのが正しいが、5段活用させるのが現代らしい━━なので、合点の行く流れだ。
 そこで亜語ではどうなるだろう? Googleは亜語ではغوغلと綴る。jがg化するエジ方言等ではجووجلとも書く。さて、غوغلのスペルを見てみると、これまた語根غغلを持つ名詞活用と解釈出来る。Googleの名前の由来は100000000000000000000000000000000無量大数を表す1googol(=10^100)に由来する、と言われている。しかし、偶然とは言え、色々な言語で動詞、若しくは動詞派生名詞として読めるこの名前を付けた人はある意味天才かもしれない(本来、動詞がغغلならば、それを行う場所であるグーグルのサイトはمغغل等になるのかも知れないが、まぁ、それは余り気にする処では無い)
 さて、本当にغغلなどという動詞があるのだろうか? 検索してみると、僅かだかヒットはします。غغلت(私はググった)検索してみると…、「نعم غغلت عنها أسيرة الشهوات! ـ(「そうとも、俺はそのソソる女捕虜が何者なのかをググってみたのさ!」(意訳))(ウェッブページはここだが、ページ自体は既に消滅)などというものがあったりする…。ページが消滅しているので何が語られていたのか判りませんが、えらい気になる内容だ…。(汗)
 念の為、口語的なスペルであるجووجلの語根ججل検索してみると、……亜語版グーグルのアルゴリズムってこうなっているんだなぁ…。亜語を知らぬ人や、右左ストロークが出来無い環境用の配慮なのか、逆さに綴ったものを同時に検索掛けるようで、لججがそれこそ湯水のようにヒット…。
 

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三十分の昼と千一の夜  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 8日(土)20時06分7秒
   
 2006年7月8日。
 【2006年7月6日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 222通、1388.21KB。
          (▲ 32 ▲ 620.10)
 日本語スパムメール  43通、 463.33KB。
          (▲ 13 ▲ 55.72)
 
 駅の露店で、物産やCDを売っている事がよくありますが、先日、京成上野駅で『世界名作童話館 アリババの冒険 白鳥のみずうみ アラジンとまほうのランプ(الف ليلة وليلة(邦題:千一夜物語,アラビアン・ナイト)より編纂者不詳もشهرزاد(シェヘラザード)と呼ばれたり,Johann Karl August Musäus(ヨハン=カール=オーギュスト=ムゼウス),アプルス,みゆきプロ,ケイメディア,オフィスワイケー)を購入。なんでこんなもんを買ってしまったかと言うと、キャラクターの可愛いらしさに釣られてです。(^^;;;;
 タイトルの通り、くだんの3作品が収録されています。それぞれ10分のミニアニメ。作りも非常にチャチではあります。特に『アリババの冒険』は“ヤシガニ”状態でして、もーちょっと何とかならなかったかなー…という気がします。アリババが鳥山 明氏のキャラっぽいのも気になりますね。(^^;;; 何にしても、露骨な描写はしていないとは言え、“童話”って残虐シーンが意外と多いものなんだなぁと、改めて思ってみたり。
 『白鳥のみずうみ』はバレエ曲が有名ですが、本作には全くそれらの曲は使われておりません。折角だから用いても良かったのになぁ…。ご存知の方もいるとは思いますが、この童話(原題:Der geraubte Schleier,邦題:奪われたヴェール)には大きく2つのエンディングが存在します。本来の原作は王子達は死んでしまうという話で、これでは余りにも悲劇だという事でハッピーエンド版が後に作られました。本アニメでは最終的にはハッピーエンドにしていますが、流れ的には死んでしまう話を用いており、加藤的にはこのリアレンジは評価したい。
 『アラジンとまほうのランプ』…アラジンが年齢不詳です。(^^;;; 見た目も性格も、あからさまに“坊や”…と言うか、コドモなのですが、お姫様に見惚れて涎を垂らしたり、勿論求婚もしたりと、よく判りません。(^^;;; どさくさに紛れて某ファーストフードのドリンクまで出て来る始末で、ツッコミ処の多い構成となっていますが…、このDVDに収録されている3作の中では最もよく出来ています。こういうノリのアラジンは好きですよ。たぶん、前2話はもう観ないかもですけど、『アラジン』は気に入ったので繰り返し観そうです。同じカネを掛けていても、演出の良し悪しで、ここまで変わるものなんだなぁという、見本です。
 

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アンデルセン珍走劇場  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 8日(土)22時34分54秒
   
 という訳で気を良くして(?)、他にも数巻、買って参りました。
 『世界名作童話館 ゆきの女王 かさじぞう 花さかじいさん(Hans Christian Andersen(ハンス=クリスチャン=アンデルセン),日本伝承より作者不詳,アプルス,みゆきプロ,ケイメディア,オフィスワイケー)
 まず1本目、『ゆきの女王』はご存知、Andersenの有名な中編童話。去年もNHKが連続アニメシリーズとして放映しておりましたが…、まぁ、原作はあれほどではありませんが、結構長いです。登場人物もそこそこ多く、もともと複数の章から構成されています。10分でどのように纏めるのかが気になっていたのですが……、いや、これは宜しく無い。テンポが悪い上に、話がトントン拍子で進んでしまうので、何が何やらさっぱり判らない物語になってしまっています。雪の女王がまるで脇役。カイを城に閉じ込めるという場面でしか登場しません。このアニメでは、そもそも雪の女王はカイを攫いすらしません。鏡の破片が目と胸に突き刺さり、キレてしまった少年カイが橇(そり)珍走(←あの原作のどこをどう読んでこういうリアレンジを思い付いたんだか…(汗))、止まらなくなった橇が女王の城まで滑ってしまった、という目茶々々な展開です。子ども騙しをするにしても、これは無いだろっていうくらいの酷い演出で、鼻から火を吹きそうです。(そこまで言うか)
 『かさじぞう』…加藤は幼い頃に『七地蔵』のタイトルで覚えています。その名の通り、地蔵は全部で7体。後に6体という設定の方が多いという話を聞いて釈然としなかった記憶があります。実は諸説あるらしく、地域によっては5体だったり、3体だったりと様々で、笠も、まったく売れない場合と、売れ残ったものと、多少のヴァリエーションが見られます。閑話休題、これは『ゆきの女王』と比べれば、よく出来ています。テンポは悪く無い。もともと話が単純なので、展開を急ぐ事も無く、むしろ物語をどう膨らませるか、というベクトルのものですね。ただよく判らないのが主人公の若者と、その家に一緒に住む女との関係。絵的には、キャラクターデザイン的には、そしてジャケットの解説の上でも、この2人は夫婦という事になっています。…が、セリフでは「母ちゃん」「あんた」と呼び合っているんですね。脚本ミスっぽい気がするなぁ…。声は、主人公の若者は、キャラクターにはやや不似合いな、そこそこ歳が行っているような感じ。どこをどう勘違いしたのだろう…?
 『花さかじいさん』…『まんが日本昔ばなし(毎日放送,愛企画センター,グループ・タック常田 富士男市原 悦子)をお手本に作られている、という印象を強く受ける構成です。ナレーションから入る、という辺り、くだんの作品を意識している感じがします。そうした良作を参考にしているだけあってテンポは悪く無いし、話も判り易い。『ゆきの女王』のセンで行くと、『花さかじいさん』も複数の場面で構成される物語であり、犬のポチの成長から始まり、“ここほれワンワン”,いじわる爺さんらの犬の虐殺,埋葬,大樹,臼,臼の焼却,灰を受け取る,灰を撒いて花が咲く,殿様からのお呼び等々と、結構複雑な展開で、そういう意味では『ゆきの女王』にヒケを取りません。が、それでもアニメの内容が決して悪く無いのは、それだけ手本となる大手テレビアニメの力が大きい、という事なのでしょうか。
 

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トーテムポール  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 8日(土)23時59分8秒
   
 『ARIA The NATURAL(天野 こずえマッグガーデンハルフィルムメーカーARIAカンパニー)
 第14話「その いちばん新しい想い出に…」
 「━━アイちゃん、ネオ・ヴェネツィアは、ここの処、むしむしと暑い夜が続いていましたが…、今朝は空気がぴぃーんと張り詰めていて、風が気持ち良くて、いつもより、かなり早い時間に目が覚めてしまいました。」…2006年のマンホームはこれからがむしむしです。ところで加藤はこの一週間、風邪で殆ど寝られず、早い時間に目が覚めるとかいう以前の問題…。声も出ない日があって、そう言えばさぁー、これじゃあ昼食も注文出来無いっていうので、マクドナルドが手話対応しているというのを思い出して、その日のお昼はマックにしようと思ったのですよ。そしたら、まるで手話が通じないじゃあありませんか。閑話休題。
 「━━これはパリーナ(pallina)。ネオ・ヴェネツィアの水面に無数に立っている杭。ゴンドラを繋ぐ為に一役買っています。色が付いているものは彩色パリーナと呼ばれていて、特定の家や会社を示す、看板のような役割もしています。」…床屋さん。(何)
 「これはブリコラ。とっても大きな杭を束ねた棒。ブリコラには数字が書かれていて、地図で現在位置を確認する事が出来ます。」…木場みたいなものなのかな。何か魔晄炉っぽく見えなくも無いかも。
 「「…あ…? …アルバムだぁ! …へぇ…、…ん? この写真…! もしかしてグランマ? わぁ、アリア社長、若い!」「…ぶいにゅい?」」…ほへ? アリア社長ってそんなに長くここにいるの? じゃあ社長って幾つ?
 「「私が知らない頃から、ずぅっとアリア・カンパニーはここにあって…。…ぅ…、そんな時の流れも、このパリーナに込められればいいけど…。…あれ? 何だろう、これ…。……ぁ…」」…ダ=ヴィンチ・ノート…な訳はありませんな。
 「「赤鉛筆お願いします!」「ばいばいー!」「ありがとうございます!」「ばいにゅ!」……「おーっ、やってるやってるー」「あ、藍華ちゃん、アリスちゃん」「どうよ調子は?」「うん、何とか!」「私立ちもお手伝いしましょうか?」「猫の手も借りたいって感じでしょ?」「ぶい!」」…既に借りてます。(笑)
 「「ぁ…」「どうしたの? 灯里ちゃん」「…と言う事はですよ? ずっとずっと先、この彩色パリーナに会いに来ると…」「ぃ?」「…今日の私達3人に会えるって事ですよね…!?」━━…と言う事は…、灯里さん、ずっずっと前の灯里さんのメール読んだら、その時の私達にまた会える…! フフ…素敵…!」…そこに帰結する話だったのか。
 

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エレベーター  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 9日(日)01時35分26秒
   
 『名探偵コナン(青山 剛昌小学館よみうりテレビ東京ムービー)
 第444話「ため息潮干狩り (後編)
 「「立ちはだかる巨大な壁も、見方を変えたら大きな扉! 堅物警部横溝弟、彼を唸らす名推理! 根性入った探偵団!」」…どうせならば話数にちなんで「4が並んだ不吉なナントカ」とか、そんなフレーズを期待していたのだけれどもなー。
 「「あぐあぐ、はぐはぐ」「ちょっと元太くん、こんな処でお菓子を食べないで下さいよ!」「食う?」「ああ! 皆あけちゃってる!」「たく…、いつまで待たせんだよ、横溝弟…」━━ピピピ…「…はい、横溝。…ああ、うん…、それで結果は…」━━「……連絡が来たみたいだな」「行ってみよ!?」「ええ!」「ああ! お、おい! 待てよ! …もったいない…!」」…その強顎、前世はライオンか何かですか、元太。
 「「(自殺…。本当に自殺なのか…? 確かに牛込さんがペットボトルの蓋を開け…、緑茶を飲み始めてから…、誰もそれに触っちゃいなかったし…、このクルマまでペットボトルを持って来たのは、牛込さん本人だ。誰かが毒を仕込む隙なんてどこにも無かったけど…引っ掛かる…! “あの人”が言った“あの言葉”…。どうしてあの人はあの時…)」」…“あの言葉”? そんなに不自然な発言なんてあったかな??
 「「おめーらに手伝って貰いたい事があるんだけどな」「え?」「何だよ?」「ちょっとした“潮干狩り”さ!」……「ああ、もうコナン! 犯人が判ったのに何で潮干狩りやんなきゃなんねぇんだよ…!」「それに、波打際からこんなに離れた場所には、アサリなんていないんじゃないですか?」「この辺は確か、あの学生達がシートを広げていた処じゃあなぁ…」「ええ。アサリどころか、ゴミもすっかり片付けられて、何も残って無いわ」「だーから探すのはアサリじゃなくてペットボトルの━━」「ああッ!!」「……」「あった!! あったよ、ペットボトルの蓋!!」「それ触ってちゃダメだぜ歩美ちゃん!」「うん!」「緑茶…って書いてありますよね」「確か…あの牛込って兄ちゃんが飲んでたのも、緑茶だったよな!」「それにその蓋、血が付いてるんじゃない?」「え!?」「ほら…、黒ずんでいるけど、これたぶん血よ」」…凡人ならば触れてしまう処ですが、流石は探偵団。
 「「その菓子の袋が…いい目晦ましになる! …久津さんは、牛込さんのすぐ脇に菓子の袋を置いた。予め毒の付いた蓋を指で挟んでおいて、菓子の袋で隠して取替える。そうすりゃあ牛込さんは…自分が置いた蓋だと思うだろうよ。ペットボトルの口に血が付いていたのに蓋にはそれが無かったのは何故か。ガイシャは指の傷が塞がってから、摩り替えられた毒付きの蓋に触ったから…。ま、傷が塞がったって言っても…その指で蓋を開け閉めしたから、毒付きの蓋からも血液反応が出たって訳だ」」…ギッたという事か!
 「「…で、でもよ! それが証拠になんのかよ!?」「この娘の指紋なら、それをコンビニで買った時にもう付いてるわよ!「いやいや、指紋じゃねぇんだよ…」「!?」「…この蓋に触ったんなら…、…久津さんの指からも出る筈だ…! 牛込さんの血に触れた証拠である…ルミノール反応がな…!」」…時制的な証拠にもなる。
 「「まさあの事故の事を…!」「…事故…?」「…っっ」「おい、何だ! その事故ってのは!?」「ほら、あったでしょ?」「うん?」「先週、この辺で轢逃げが。それと関係あるんじゃない? その話でその人達、顔引き攣らせていたから」「轢逃げ…? …ああ、酔っ払いが轢かれたあの…。…まさかお前ぇらが…!」「知らなかったんだよ! 次の日、新聞読むまで!」「それに…!」「それに? 何だ!?」「…それに…、…牛込くんが“何か轢いたかも”って言うから、すぐにクルマ止めて皆で調べたけど、誰もいなかったし…!」「いたのよ…」「え!?」「…いたのよあの時…」「……」「私が調べた草叢(くさむら)の中に…血塗れで倒れている男の人が…」「何でそれを黙ってるのよ!」「言えないわよ! その人、息して無かったし! 牛込くんお酒呑んでたし! バレると折角決まった就職がダメになっちゃうし! そうよ、牛込くんさえ黙っていてくれたら…、やっぱり自首しようなんて言い出さなきゃ…」」…第441話「最期のアーン」でも出て来ましたが、飲酒運転問題、よく出て来ますね。余り頻繁に出すと煩く感じられてきもしますが、社会的時事を反映していて、宜しいです。「「アサリと一緒だな…。どんなにうまく隠れたつもりでも、その痕跡はどっかに必ず残ってるんだ。隠そうとすればするほど目立ちやすくなる厄介なシロモンがな。たとえ牛込さんが自首しなくても俺達警察が突止めただろうぜ? あんたの心に開いた、その腐った“穴”を見付け出してな…!」」…アサリはそこに帰結するのですか。
 ED後のCパート「「しかし菓子の袋を被害者の傍に置いたのを見ただけで、犯人を見抜くとはなぁ…」「それだけじゃ無いよ。ペットボトルの口に血が付いてる…って言った時、あの人、牛込さんが指に怪我してるんじゃ無いか…って言ってたから」「あん? 何でそれが?」「僕は牛込さんが指に怪我してるのを知ってたけど、普通ペットボトルの口に血が付いてたら、唇が切れているか、口の中を怪我してるって思うんじゃない? 牛込さんの傍に転がっていた蓋には、血が付いた無かったし。だから判ったんだよ。久津さんがそういったのは、蓋を摩り替えた時に、血の付いた蓋を見たからじゃないかってね」」…成程、発言とはその事だったのか。我々が━━つまりコナン達の視点で━━知り得る情報を、知っている事が不自然である事もある…という訳で。
 
 ちなみに「ギる」とは麻雀賭博用語で、牌を握り込んで摩り替えるイカサマをする事。「にぎる」からの派生語。これを多人数で協力して行う事を「エレベーター」と呼ぶ。
 書込タイトルは、昨今の縁起の悪い隠喩となっているエレベーターに因んだ、加藤のブラックジョーク。
 

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遅報症  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 9日(日)16時00分29秒
   
 2006年7月9日。
 【2006年7月7日に届いたウィルスメール】
 ウィルスメール    2通、  2.32KB。
 【2006年7月7〜8日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 403通、2811.92KB。
   1日平均    201.5通1405.96KB。
          (▽ 20.5▲ 17.75)
 日本語スパムメール  80通、 946.23KB。
   1日平均     40通  473.12KB。
          (▽ 3 ▲  9.79)
 
 過日、何故に日本では조선민주주의인민공화국(朝鮮民主主義人民共和国)の報道で、대한민국(大韓民国)の市民反応を取り扱わないのか、という事を書きましたが、今頃になって朝日新聞が写真記事を載せておりました。
 

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その更なる5年前の軌跡 (1/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 9日(日)16時06分58秒
   
 『ひぐらしのく頃に(竜騎士07/07th Expansion,ひぐらしのく頃に製作委員会,創通エージェンシー)
 通算第14話「し編 其の壱 ヒナミザワ」(※以下、チバテレビ放映分を元に感想記事を書いています)
 「「…た為、公務失効妨害で、3名を逮捕しました。一連の雛見沢ダム建設反対を巡る運動は、先月の機動隊との流血事件を境に、激しさの一途を辿っており、警察では過激な活動家による次の事件を警戒しています。先週も、建設省庁舎前での犬飼大臣への襲撃事件があったばかりで…」━━「じゃあね」「ばいばーい…」……「ん?」「きみ、犬飼 寿樹くん?」」…三年五組 犬飼 寿樹。ラジオのニュースからも、このイントロダクションが、今迄の3編よりも更に過去のものである事が判ります。…っていうか、嫌ぁな始まり方だなぁ…。(汗) これって“あの”クルマだよね。
 「━━私は赤坂 衛。私があの少女と出会ったのは、ある誘拐事件がきっかけだった。━━「推定、48時間前、建設大臣の孫にあたる、建設省幹部の子息が誘拐された模様です。建設大臣は、事態を穏便に済ませる為、警察へ通報せず、要求に応じるものと思われます。大臣宅の通話を監視した結果、都外からとお回れる不審な電話が確認され、事件発生は間違い無いものと断定しました。以上、極秘に捜査を進めて下さい。…赤坂くん。君は、大臣に陳情してきた、雛見沢ダム反対の団体を、調査してくれ」「はい」「こんな田舎の住民団体の仕業とは、到底思えないが、全ての可能性を潰していかなくてはならない」「判りました」「直接現地へ行って、県警で情報を取ってくれ」「はい」━━鬼ヶ淵死守同盟…か…。本来、私のような駈出しが、1人で捜査にあたる事はまず無い。が、人手が足りなかった事に加え、その団体が、この誘拐事件の核心から程遠い存在であると核心した、上層部の、異例の配置であった。」…暇し編の主人公。予備知識として知っている範囲では、第4編目にあたる当編では、問題3編とは異なり圭一が主人公では無いらしい。ちなみに大石は鬼曝し編(外伝に位置する作品で、圭一が登場しないどころか舞台すら雛見沢では無い)にも登場し、ある意味、全編を通しての“もう1人の主人公”と言えるでしょう。尚、実際の歴史上に於ける昭和53年当時の建設大臣は櫻内 義雄氏。
 「「や、どうもどうも。遠路はるばる、お疲れ様でした」「ご多忙中、突然お邪魔して、申し訳ありません。警視庁から来た、赤坂と申します。宜しくお願いします」「公安部の本田屋です。県警暴対の山海部長から協力を惜しむなと脅されとりますので。ハハハハ」「暴対? 県警の…、力団策本部ですか」「ウチじゃ、鬼ヶ淵死守の連中は暴力団の延長に位置付けてますんでねぇ。それを、善意の住民運動だなんて、とーんでも無い」」…うむ、何となく、その意味も見えてきました。
 「「おんやぁ? 何の話をしているかと思えば」「おー、蔵ちゃん。丁度良かった。はるばる、東京の警視庁からお見えになった、赤坂さん。…ご紹介します。こちら刑事部の大石くん。赤阪さんがお問い合わせの鬼ヶ淵の連中の事なら彼が詳しいです」」…大石登場。イントロダクションとOPを除けば、他編で最も早い。大石本人では無いにしても、これまで、味方,否、敵、という描かれ方をしてきた彼側の視点から雛見沢を眺める事になるというのも興味深い。「「ハッハッハ、何でしたら、村を実際にご案内しましょうか?」「宜しくお願いします!」━━大石氏は、雛見沢の事に関して、色々と説明してくれた。雛見沢の御三家の事。その御三家の中でも、園崎家の力は絶対的なものである事。その頭首(当主)、園崎 お魎が、雛見沢の実質的なリーダーであり、ダム反対運動も、お魎が指揮を取り、活動は年々エスカレートしている事など…。」…怪死事件がまだ起きていない筈の雛見沢に、何故にそこまで強い関心を示していたのだろう…?
 「「あなた、東京からはるばる調べにいらしたんですよねぇ…?」「ぇ…、ええ、そうですが」「ああ、じゃあアレだ。あの、犬飼大臣への直訴事件の絡みですかなぁ? 要するに、要注意団体って事で、公安がここをマークすることになった…と?」「お察しが早くて助かります」「………、…嘘でしょ」「ぇ?」「だから、直訴事件でマークが付いたっての…嘘でしょ?」「……」「…うっふっふ、あなたって人は本当に隠し事が下手なんですねぇ。そういう素直で初々しいの、悪く無いなぁ。本当の処、教えてくれりゃ、もっとお力になれると思ったんですがねぇ…」「どう…血からになれるんです?」「連中に詳しい情報屋に、引き合せてもいいですよ?」「協力員…ですか?」「はい」「どうして…私の任務に…興味を…?」「そりゃあ、あなた。持ちつ持たれつってヤツですよ、ふっふっふ…」」…最近でこそ垣根は低くなったとは言われているものの、昭和後期は警視庁と都府県警とは余り仲は宜しくなかった。だが、大石はそういう事とは関係無い。気になるのは、この時代はまだダム建設計画中という段階なので“オヤシロさまの祟り”の連続怪死失踪事件は起きていない筈。それ以降であるならば大石が動く理由も判らないでは無いが…。いずれにしても大石は、昔から自分の目的の為には何でも使う、という人物であった事が覗える気がします。
 「━━雛見沢村役場通信 〜雛見沢村〜 大自然!! ウォッチング 参加者募集━━「…はい。…ぇ、そうですか、次回の募集は無いんですか…」「あんた、雑誌の人か何か?」「いえ、個人です」「個人!? 観光ですかね」「はい、雑誌で、とても貴重な自然が残ってると、読んだもので」「あっははは、ならあんた来なさい来なさい。村はちょーっと慌しいけど歓迎しますよ」「是非そうさせて頂きます。有難う御座います。…はい、…ええ」」…どうせ、今回の事件に於いては限り無くシロに近いんだ。職務だから捜査を放ったらかしにする訳には行かないが、観光という名目で調べていけば、公私共に意義が有る…。赤坂は、そんな軽い気持ちでいたのかもしれない。ここがジョーカーであり、且つ、アタリ牌であるとも知らずに…。
 

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その更なる5年前の軌跡 (2/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 9日(日)16時08分35秒
   
 「「みぃ?」「あっれぇ、梨花ちゃまで無ぇですか。ありがたや、ありがたや」「にぱー。牧野はこれからお仕事なのですか?」「(“まきの”って…、呼び捨てか?)」」…そういえば、今迄何気なく見過ごしていましたが、誰に対しても呼び捨てなのは梨花だけだった…。「「へぇへぇ。村長に村さ観光してぇ若者さ来るから、色々案内してやってけれって頼まれましてぃえ」「村を観光したい若者なのですか?」「まぁね。この村の自然がとても貴重だと聞いたんで、是非、カメラに収めたいと思ったんだよ」「富竹2号なのです」「ぇ、とみたけ…?」…ひょっとすると富竹や鷹野も名前しか出て来ない?
 「「こんなのが面白いのですか?」「いやぁ、どことなくノスタルジックな雰囲気がシブいかなぁ…なんて…」」…確かに丸いポストは珍しくなりつつある。加藤も、どことなくあのレトロ感は好きかも。
 「「うんじゃあ、最後に、一番景色のいい処さ案内しましょかね?」「一番景色のいい処ですか?」「そっりゃあもつろん(勿論)、境内からの景色さ置いて、他にありゃあしやせんかね」「では、赤坂をボクのお家にご招待なのですぅ!」「え? 梨花ちゃんのお家って?」「神社ですよ。古手神社。高台にありましてねぇ、ええ景色さ、観られるんですよぉ」「古手神社…。(古手 梨花…。御三家の子だったのか…)」」…あれ? 待てよ? そうだよなぁ、古手家っていうのは御三家の1つで…、ダム誘致派の沙都子の一家が殺されていったのは判るとして、御三家であり、ダム反対の陣営にいた筈の梨花の両親が何故、病死と自殺とは言え死ななければならなかったのだろう…? 皆し編で、沙都子と梨花とが幼少から仲良しであった、という事が判っている。…とすると、悟史の失踪というのは…!?
 「「…これは…?」「神社は、ダム反対運動の事務所も兼ねてましてねぇ。いやぁ、こんな風景もあんたらには安保闘争みてぇで懐かしいでしょ?」「私は別に、活動家ではありませんので。国の政策に、暴力や立て篭もりで対抗しようと云うのには、私は同意出来ません」「ほぉう…、あんたぁ立派な意見さお持ちだねぇ」「政策に異見したかったら、同じ意見の政治家に投票するか、自ら政治の世界に飛び込み意見を主張するべきであると思っています。それが、民主政治の原点…!」がしっ「…?」「赤坂が何を言っているのか全然判らないのですよ」「ごめんね。梨花ちゃんには難しい話だったね。日本は、平和の国だから、自分の言いたい事は平和的に訴えなけきゃいけない…という事さ」「…では赤坂。この村はどうやったらダムに沈まなくなるのですか?」「…ぇ」「ボク達は、ここでしか生きていけないのです。都会では生きていけないのです」「………」」…最近、K!BBSにもそういう方が現れましたが…、批判や否定をするつもりは無い、という上であえて言わせて貰うならば、その理屈はヌルいと思う。Marie Antoinette d'Autriche(マリー=アントワネット=ドオートリッシュ)が言ったようにパンが喰えなくとも菓子が喰えるならば世話は無い(実際にはこの発言の出典や真意に付いては疑問詞する向きもあるが、ここでは飽く迄も慣用句的な比喩として)。避難せよと言われて他に行く地があるならばこれも然り。
 「「牧野さん、その人? 電話くれた観光の人は」「そんです。こちら、雛見沢の公由村長さん」「(公由…喜一郎…!)」」…遂に登場、村長こと公由 喜一郎。
 「「赤坂、こっちこっち、早く早くなのですー!」「ああ、それじゃあ!」……「これは…凄い…!」「ボクの一番のお気に入りの場所なのですよ?」」…数年後、圭一達がピクニックをし、また綿し編では梨花や沙都子の失踪に圭一が項垂れる場所。「「こんな美しい村が、湖底に沈む事になるなんて…信じられないよ…」「沈みませんよ。ダム計画なんて必ず無くなっちゃいますのです」「だと…いいね…」「赤坂は、この村が沈んでしまうと思っていますか?」「沈んで欲しくは無いよ。…けど…」「沈みませんよ。ダムの計画はもうすぐ無くなりますですから」「無くなる?」「はい。無くなりますのですよ」「どうして…そう言い切れるんだね?」「赤坂が何をしてもしなくても、ダム計画は、今年で終わりになってしまうのです。もう決まっている事なのですよ」「何で…そう思うんだい?」「決まっている事なのです。他に言い様が無いのですよ」「……決まっているって言ったって…」」…この台詞の遣り取りを聞き、私は自分の偽善者振りに気が付き、腹が立った。この台詞、“普通に”聞いてしまうと、違和感がある。赤坂は沈んで欲しくは無いと恐らく心底思っているだろうし、その点に関してはまぁ良いとして、梨花の台詞は確信に満ちている。思っているのでは無く、確定しているという響きを持っている。では確信に満ちているから不自然な発言に感じるのだろうか? 否、違う。仮に、それぞれの台詞を全く逆の内容に置き換えてみると、自らの愚かさに気付いていく。━━
 
「こんな美しい村が、湖底に沈む事になるなんて…信じられないよ…」
「沈んでしまうのですよ。ダム計画は必ず実行されるのです」
「でも…そんな…」
「赤坂は、この村が沈まないと思っていますか?」
「沈んで欲しくは無いだろ…?」
「沈んでしまうのですよ。ダムの計画はもうすぐ開始されるのですから」
「開始される?」
「はい。工事が始まるのですよ」
「どうして…そう言い切ってしまうんだね?」
「赤坂が何をしてもしなくても、ダム計画は、今年から施工されてしまうのです。もう決まっている事なのですよ」
「何で…そう思うんだい?」
「決まっている事なのです。他に言い様が無いのですよ」
「……決まっているって言ったって…」

 
━━これに違和感を覚えなかったのであれば、悲観的な確信は是という意味になる。それは既に、赤坂の言う“民主主義”など存在しないという証明にすら、なってしまう。…何を云っている? そんなもん無ぇんだよ!
 

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その更なる5年前の軌跡 (3/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 9日(日)16時10分18秒
   
 「「…あ、危ないよ、梨花ちゃん…!」「赤坂…」「…!?」「東京へ帰れ…!」「!?」「あなたはさっさと東京に帰った方がいい。で無いと、ひどく後悔する事になる」「後悔…!?」「警告はした。あとはあなた次第…」「…君は、誰だ!? …梨花ちゃんじゃ無い…。…誰なんだ!?」「フフフ、フフフフ…」「…梨花ちゃん、梨花ちゃん!」「……?」「梨花ちゃん!」「……、…みぃ〜っ☆」「…ぁ……」」…梨花の“オヤシロモード”。最早、声すら違う。
 「「じゃ、後はサトさんに任せますから」「大石さんは、帰られるんですか…?」「私が一緒でも、お邪魔しちゃうだけでしょう。それに佐藤さんの“仕事”を買ったのはあなたですから。…じゃあ…」……「旦那から雛見沢に付いては多少の事は訊いてるんだろ?」「はい、だいたいは」「なら、前置きはナシで行こう」「お願いします」「夕べ、園崎家で親族会議が開かれた」「親族会議…」「…中心人物は園崎家頭首お魎。その後継ぎと言われている孫娘の…魅音。その脇には残りの御三家。古手家,公由家の重臣達。その他にも直系の親族があと何人か…」「その会議で…、一体…何が話されたんですか?」「ダムの反対運動絡みの話だが…、問題はその会議の最後に出た話だ…」「最後…?」━━「………」「…!」「………」「…ほぅ、難儀な事もあったものよのぅ、フフフ…」「どうしたんだい、お魎さん」「我らにとって土地が母なら、ダム建設は母の命を脅かされる騒ぎっちゅう事ったろなァ…。ダムの親玉の大臣がの、孫攫われちまってェ右往左往しとるっちゅう話だ。これでおあいこだ。フッフフフ…」━━「(バカな! 犬飼大臣の孫が誘拐された話は、どこにも漏れていない筈だ! それをどうして知っている!?)」━━「お魎さん、そりゃあ本当かい!?」「我らの痛みは母を失う痛みじゃの。それに値するとは思わんが、孫を失う痛み、少しは堪(こた)えるとええんじゃがのぅ…。だが…、土地と人様の子では訳が違うのぅ。隠すのは構わんが、怪我だけはさせたくは無いものよのぅ。子には何の罪も無ぇ。大事にしたな」━━「それはつまり! 鬼ヶ淵死守同盟が、誘拐事件に関与していると云う事…!」「必ずしもそうとは言えねぇな」「しかし! 頭首であるお魎が、誘拐した孫の処遇に指示を出しているという事は…!」「その言葉が指示なのか、それとも単なるお魎の独り言なのか、それは判らない。孫の誘拐に付いてお魎が述べたのはここまでだ。あんたの知りたかった事が含まれてりゃいいんだが」「……」「兄ィさん。何の仕事やってるか知らんけど…、園崎家を相手にすんなら相当の覚悟でやっとけよ」「……」「大石の旦那も2〜3回襲われてる。最近は着てねぇけど、一時はオフの時も、防刃ベストを着込んでた」「…防刃ベスト…?」「兄ィさん、ひょっとして警視庁の公安部のヒトって事ある?」「…ぇ、ま…さか、ハハハ…」「こっからはサービスって事で話してやるよ。誘拐の話が出た後、もう1つの話題が出たんだ」「…何ですか?」「大臣の孫攫ったのを調べる為に、東京から公安の捜査官が派遣されてくるっちゅう話さ」「…!!」━━「捜査官?」「大臣の孫の誘拐なァ、迂闊にャ大事に出来ゃんって事で、警視庁の公安部が、独自で調べとるっちゃう話だ。大仰な事ったのぅ。…ん? どした?」「警視庁が来たのですか?」「おぉおぉ、梨花ちゃまは警視庁も知ってなさるんかい? 偉いのぅ」「誰が来たのですか?」「公安のどんな奴が来よったんか、誰ぞ判る奴はおらんかいな」「新米の若造が1人…と、聞き及んでおりますが」「新米? ほかほかなのですか」「ええ、新米とか」「ほっほかのふっかふふかー」「ええ、ほっかほかのふっかふか、へへー。どうしますか、お義母さん」「放っといたれな。…が、あんまりおいたが過ぎるようやったら、そん時は遠慮せんでなァ。嘗められるのは好っきゃせんねん…!」━━「…っ!!」「まァ、俺の知ってるのはそれくらいだ。せいぜい気を付けるんだな」」…全てがこの村には筒抜けだった。寿樹誘拐の事も、秘密裏に警察が動いている事も、そしてこの雛見沢に赤坂が来ていることさえも。ところで眼鏡の男は魅音の父。この時にはまだ彼がいた。圭一が来る頃には魅音の家族は使用人は別とすると、お魎しかおらず、おまけに綿し編では、アニメ版でこそ描かれていなかったものの、そのお魎すら魅音に殺されていた。どういう経緯で両親がこの家から消えたのかも、或いは判明するのでしょうか?
 「プルル…ガチャ…「はい…」「赤坂さんですかー、おはようございます、大石です、うっふっふ…」「ああ、どうも…」「ひょっとして、今、お目覚めですか? あっはっは…、あなたの眠気を覚ましてあげられるかもしれない話があります」「はぁ…」「雛見沢駐在所から届いた遺失物に興味深い物が混じっていたんですよ」「遺失物…?」……「……」「…財布…ですか…」「見て下さい」━━TOSHIKI・I━━「…!!」「…それと━━」━━診察券 氏名 犬飼 寿樹━━「………っ」「発見場所は高津戸。あるのは廃村です。何とも寂しい処ですからねぇ…」「大石さん、高津戸へ案内して貰う事は出来ますか…!」「ええ、構いませんよぉ?」「…何をしてるんですか…!?」「用心ですよ。火中の栗を拾うなら、相応の用意が必要と思いましてね? あなたも着ます?」「っっ…!」」…既に自分が事件の中に組み込まれている。赤坂がそれに気付いた時は最早引き返す事が出来る状態には無かった。大石に既に気付かれているとは言え、寿樹の件は自分の仕事。
 

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亜詩 投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 9日(日)17時55分02秒D

 
 『放送大学共通科目 外国語科目 初歩のアラビア語('06) 〜アラブ・イスラーム文化への招待〜(放送大学学園)
 第13回「私はアラブの小説を読むのが好きです 〜詩と小説〜
 「「今回のラビア語学習では、いよいよ、動詞を導入します。また、“疲れています”,“病気です”という表現を学びます」」…そう言えば意外な気もしますが、放送大学版では未だに動詞に付いて触れていなかったんですねぇ。でもちょっと待って下さいよ。今回も含めてあと3回なのに、動詞なんて一通り触れる事なんて出来るんですか!?
 「「それでは今日の基本フレーズです。まず最初はこの文です。ماذا تدرسين في الجامعة اللبنانية؟ ـ、最初の単語はماذاと読み、“何を”という意味の疑問詞です。次はتدرسينで、今回習う動詞未完了形で、“勉強する”,“勉強している”という意味です。これは2人称女性単数、女性の“貴女”の活用です。活用に付いても後程、学習します。中央がفي、これは前置詞で“何々に”,“何々で”という意味です。次がالجامعة、“大学”ですね。そして最後はاللبنانيةで、これはنسبة語尾ですから、“レバノンの”という形容詞になり、直前のالجامعة、“大学”を修飾しています。修飾する名詞が定冠詞付きで女性形ですから、それを修飾する形容詞も定冠詞付き女性形ですね。文全体で“貴女はレバノン大学で何を勉強していますか?”という意味になります」」…成程、先に散々نسبة語尾に付いて触れて来たのは、動詞を説明する時に、一気に長文(という程でも無いのだけど…)を作る処までやれるからなのですね。一見すると敷居が高そうにも感じますが、もしかしたらこの方がスムーズに覚えられるかもしれません。ただ、ちょっと気になったのは、いきなり女性形を持ってきた事ですね…。
 「「では、次の基本フレーズです。أدرس العلوم السياسية. ـ、この文章は、最初の基本フレーズの返答になります。最初の単語はأدرسと読み、同じく“勉強する”という意味ですが、これは最初にاを台としたءأが付いていますから、1人称単数、“私は勉強する”,“〜勉強してる”という意味です。そして中央はالعلومで“学問”,“科学”の複数形です。最後は、それを修飾する形容詞السياسيةで“政治の”という意味で、このالعلوم السياسيةの両方で“政治学”となります。العلومが人間以外を示す複数形なので、それを修飾する形容詞は女性単数形になっています。この事は、前回の複数の処で学習しましたね。そして、これはأدرس、“私は勉強する”の目的語になっています。文全体で“私は政治学を勉強しています”という意味です」」…ここでもنسبة語尾を含む文になっています。動詞を勉強する時点で、こういう実用的な文を理解出来るようなカリキュラムを構成したというのは、評価できます。ところでسياسيةは響きに特徴のある語です。加藤もالجزيرةのストリーミング放送を聴いていて耳に残り━━もともとニュースには頻繁に出て来る単語の一つ━━気になって調べた記憶があります。こうして自分で調べた語は意外と忘れないものですが、辞書を引く事に面白さを感じないと出来ません。言訳をするつもりはありませんけど、英語嫌い━━というか国語の漢字も嫌い━━という、要するに勉強嫌いな私は、押付教育の弊害部分を多く受けてしまったと感じています。宿題で、辞書で調べて来い、というのは押付であって、そこに面倒臭さを感じてしまうと、面白さ、興味関心は著しく低下します。先生になったりする人の多くは、余程、押付教育がハマっていた方なんでしょかね、自ら疑問に感じていたのであれば、もっと、興味を持たせるような授業を出来無いものなのか、と、思います。
 「「では、今日のポイントです。動詞未完了形です。アラビア語の動詞は、動詞の動作,状態が完了した事を表す完了形と、それが完了していない事を表す未完了形とに分けられます。今回は動詞未完了形を学びます。未完了の動詞は大まかに言って、現在の行為を表現していますが、現在進行中の行為,動作、そして、習慣的な行為,動作も表す事が出来ます。ご覧下さい。أذهب إلى المكتبة. ـ、これは最初の単語がأذهبが、“私は行く”という動詞です。次がإلىという前置詞で“何々へ”という意味です。最後の単語はالمكتبةで“図書館”です。これはご覧のように“私は図書館へ行く処です”という意味で、“現在行く途中である”という進行中の状態を表す事も出来る他、“私は図書館へ行きます”というように、たとえば“毎日行っている”等の習慣を表す事も出来ます」」…この辺りが判ってくると、比較的、言いたい事は言えるようになってきそうです。
 「「では次に活用に入って行きます。今、見たような例文には“私は何々”という主語が示されていました。これはアラビア語の動詞が主語の人称,性(せい),数(すう)に応じて変化、つまり活用するからです。未完了形の活用の仕方をيكتبという動詞で見てみましょう。يكتب。この動詞の場合、كتبの部分は変化せず、これを語幹と言います。この語幹を構成している3つの子音كتبに表されるكتبは、これは下の段にありますが語根と呼ばれます。そして、語幹の母音、uは特徴母音と呼ばれます。また、語幹に接頭辞と接尾辞、つまり、最初のيَـと語末母音のuを付ける事によって人称を表します。尚、特徴母音は、このيكتبはuですが、動詞によって、a,i,uの何れかになります。a,iになる動詞の例も見てみましょう。左の動詞はيعملと読んで“彼は働く”という意味です。これの語幹はعملで特徴母音はaになっています。右の動詞はيعرفと読み、“彼は知っている”という意味です。これの語幹はعرفで、特徴母音はiになっています。このように特徴母音がيكتبだとu、يعملだとa、عرفだとiになるように、動詞によって異なりますから、各動詞を覚える時に、一緒に覚えていきましょう」」…でも、やっているうちに、フィーリングで何と無く判ってくるものです。
 「「次に、動詞の主語についてご説明します。2点あります。まず1点目です。動詞は、主語の人称,性(せい),数(すう)によって活用するので、1〜2人称の場合は、特に強調する場合を除いて、人称代名詞を主語として置く必要はありません。例えば、次をご覧下さい。أعمل في الشركة. ـ、最初の単語が動詞でأعملと読み“私は働く”という意味です。中央はفيで前置詞“何々で”,“何々の中に”です。最後はالشركةで、“その会社”という意味です。続けて読むとفي الشركةですね。この文では動詞の主語、“私”、1人称単数は動詞の活用から明らかです。ですからこのأنا أعمل في الشركة. ـ ようにأنا أعملというように、أنا、“私”という単語を、أعملという、既に“私は働く”という“私”が含まれた動詞にわざわざ付ける事は、“私”を強調したい時を除いて、普通は用いません。次に2点目です。主語が名詞の場合は、通常、動詞の後に置かれます。例をご覧ください。تعرف البنت المدرسة. ـ、最初の単語はتعرفと読み、“知る”という動詞の3人称女性単数の形です。中央がالبنتで“その娘”ですが、これが最初の動詞تعرفの主語になっています。最後はالمدرسةで“その先生”、“女性の先生”で、動詞の目的語になっています。もし、このالبنتが無ければ、この場合تعرفは単に“彼女は知っている”となりますが、このように、名詞が動詞の主語になる場合は、名詞が主語になって、その主語に合わせて動詞の活用を選びます。そして、主語の位置ですが、アラビア語では動詞を含む文では、この文のように、まず動詞、次に主語、という語順が標準的です。また、目的語がある場合は普通は主語の後に置かれます」」…放送大学版では文法的な部分で正規のものを紹介しています。NHK版の講座では主語あり、主語・動詞・目的語の語順による文法を示していますが、実際にはどちらが一般的なのでしょうかね。
 「「けれども、البنت تعرف المدرسة. ـ、この文のように、主語を動詞の前に置く場合もあります。ご覧下さい。上の文と下の文は、殆ど同じ意味で用いられますが、上の方が標準的です。けれども下でも構いません」」…الجزيرةの見出しなんかですと、どちらも見掛ける気がします。
 「「それでは、ここで動詞未完了形の否定と疑問詞に付いて学習します。未完了形の否定はلاを動詞の前に置く事によって表します。لا تكتبين الرسالة. ـ、最初の単語はلاで“いいえ”という意味で、既に習いましたね? これは、動詞未完了形の否定にも使われ、このように動詞の前に置きます。中央はتكتبينで、“書く”の2人称女性単数、この場合、“女性のあなたは書く”という意味です。最後はالرسالةで、“その手紙”ですね。“書く”の目的語になっています。最初のلاが無ければ“貴女はその手紙を書きます”ですが、動詞の前にلاを置く事で“貴女はその手紙を書きません”と否定文にする事が出来ます。次は、動詞を伴う文で用いる疑問詞です。هلماذاを学びます。“何々ですか?”と疑問文にする時は、هل تعرفون الرجل؟ ـ、最初の単語はهلです。これまでにも幾度か出てきました。هل أنت طالب؟ ـで“あなたは学生ですか?”という意味でしたね? هلは“はい”,“いいえ”で答えられる疑問文に使う事が出来ます。中央はتعرفونで、“知っています”の2人称複数の活用形で、“あなた達は知っていますか?”という意味です。最後はرجل、“男”に定冠詞が付いたものです。このようにهلを文頭に置く事によって疑問文に出来ます。“何をしますか?”、“〜していますか?”と訊きたい時には、ماذاを文頭に置きます。ماذا يدرس أحمد؟ ـ、最初はماذاで、“何”という、動詞を伴う文に使う疑問詞です。基本フレーズでも出てきましたね。その次はيدرس、“勉強する”の3人称男性単数形です。その後にأحمدという男性の名前があります。أحمديدرسの主語になっています。これで“أحمدは何を勉強していますか?”という意味です。これに対する返答も見ておきましょう。يدرس العلوم السياسية. ـ、最初はيدرسで“彼は勉強する”です。そして次の2つがالعلوم السياسيةで“政治学”ですね。基本フレーズで出て来ました」」…ペース早ッ! なんか、一気に加速した感が強いですよ!?
 「「それでは“疲れています”,“病気です”の表現です。皆さんも、いつもお元気だったらいいのですが、時には疲れたり、病気になったりすると思います。そんな時には次のように言います。まず、“私は疲れています”の表現です。話し手が男性の場合です。أنا متعب. ـ、最初はأناです。次がمتعبと読みます。“疲れている”という意味です。では、次は話し手が女性の場合です。これはأنا متعبة. ـتاء مربوطةが付いていますね」」…NHKの講座でもやっていた、「私は何々する人です,何々している人です」という表現ですね。日本語では副詞になったり、現在進行形の動詞になったりするような表現は、人名詞活用にするという話。従って、人名詞活用が判らないと、こういう事が言えないという訳でして。
 「「次は“私は病気です”の表現です。まず話し手が男性の場合です。أنا مريض. ـ、最初は同じくأناです。次がمريضと読み、“病気である”という意味です。話し手が女性になると次のようになります。أنا مريضة. ـと、最後にتاء مربوطةが付きます」」…こちらも同じ。
 「「それでは今日のثقافةです。アラブの詩と小説に付いてお話します。まず、小説に付いてからです。アラブの小説は、19世紀に近代ヨーロッパとの接触によって生れた比較的新しい文学ジャンルです。諸説は、既にアラブに存在した物語、例えば皆さんがご存知の『アラビアン・ナイト』のような物や、伝承,伝説とは区別されます。アラビア語で長編小説はرواية、短編小説はقصة قصيرةと言います。小説は、アラブの地で独自の展開を続け、現在ではアラブ世界で最もポピュラーな文学表現様式になっています。1988年にエジプトのنجيب محفوظがアラブ人として、初のノーベル文学賞の栄冠に輝いた事は、アラブの地で小説が成熟期に達した事を意味すると思います。現代のアラブ小説はアラブ独自の文学的伝統,歴史,社会状況,価値観を反映する、重要且つ豊潤な芸術表現の一形態となっています。それではエジプトの男性作家と女性作家にインタヴューをしました。お2人ともアラブ世界では著名な小説家です。ご覧下さい。お1人目はجمال الغطانيさんです。ノーベル賞作家のنجيب محفوظさんとキスの挨拶を交している写真もありました。جمالさんのオフィスの壁には沢山の写真が張られていました。جمالさんは『أخبار الأدب』、“文学の情報”という意味の週刊新聞の編集長もなさっておられます」━━「Q.小説を通して 伝えたいことは何ですか?」「私は忘却や虚無と 闘いながら書いています人生にあるものは すべて 無になるものと信じています時間は早く過ぎ去り 書くということは虚無に対抗することです 書くことは即ち芸術です私は時間をとどめておく ために書きます人間の一生は 短いものですから人生をより良いもの 耐えやすいものにしたい不公正について 弾圧について書き人生をより良くする ために書きますそれが60代に近づいている 私の言えることです」「Q.今 何を執筆中ですか?」「小説を書いています数年前から 新しい作業に取りかかり先週 この本を出しました題名は 『ニサール・アルマフー』です記憶に残ったものについての 書物です毎週1回 新聞の朝刊にも 記事を書いています『アフバール・アルアダブ』 という新聞で 私が編集長です新聞には 日本の作品の アラビア語訳も掲載します例えば 川端康成のような 作家の作品や俳句などですこの新聞です」━━「これがجمال氏が話しておられた著作です。『نثار المحو』、日本語で言うと『消えゆく破片』とでも訳せるでしょうか。サインと共に、私に下さいました。نوال السعداويさんという女性作家にもお話を伺いました。彼女はアラブ世界で多くの論争を引き起こしてきたフェミニスト作家です。彼女は性,政治,宗教等ののタブーを積極的に語り続けて来た作家です。それではインタヴューをご覧下さい」━━「お会いいただき ありがとうございます。」「こちらこそ。」「Q.何冊、本を 出版されましたか?」「アラビア語で41冊を出版しました。」「Q.何冊が日本語に 約されていますか?」「14冊が日本語に約されています。」「Q.小説を通して伝えたい メッセージはなんですか?」「人生のあらゆるもの。私は、もともと医者でした。 精神分析医です。男性と女性の気持ち、人生の困難。希望と悩みと夢と抑圧。 女性と男性が受けている抑圧。特に貧しい人々。」「Q.あなたの小説は エジプト社会とアラブ世界に どういう影響を与えましたか?」「大きな影響力があります。私の小説を読んで感動したという 数多くの読者から手紙が届きました。」「Q.小説を読む 読者の年齢は?」「ほとんどが若者です。男性も女性も。」━━「彼女はエジプトでは、どちらかと言えば否定的なイメージの強い、有名なフェミニスト作家なので、私はインタヴュー前は非常に緊張していたのですが、実際にお目に掛かってみると、とても気さくな方で驚きました。彼女の作品は10冊以上も邦訳されているんですね。アラブ人作家の中でも突出した数ですね。これは彼女の作品の1つで、小説『الرواية』という作品です。日本では彼女の名前はナワル=エル・サーダウィと表記されている事が多いです」」…小説はالفصحىで綴られる故か、彼らの言葉は非常に硬い響きに聴こえました。
 「「それでは次は同じ文学でも、時代的にはもっと古くからあるアラブ詩についてです。アラブ古典詩は何世紀にも渡って、最も主要な文学ジャンルでした。その伝統はイスラーム誕生前のジャーヒリーヤ時代である西暦5世紀後半まで遡る事が出来ます。そしてイスラームが興った後も豊かな発展を遂げました。19世紀に入って、ヨーロッパに於ける自由詩や散文詩の強い影響を受けるに到って、アラブ文学に於ける古典詩の影響力は弱まってきました。しかし、古典詩の精神は綿々と受継がれ、現代に於いてもアラブの人々の心に深く生き続けています。最も卓越したジャーヒリーヤ詩人と言われるامرؤ القيسによる詩、『معلقة』の冒頭部分を、先程のجمال الغطاني氏に詠んで戴きましたのでお聴き下さい。彼のような文学者に朗唱してもらう機会はなかなかないかと思います。アラブ古典詩は口承詩(こうしょうし)、口から口へ伝えられていた詩でしたから朗唱されるものなんですね。詩を詠む時は語末母音まで全て発音します。詩の朗唱の前にアラブ詩とはجمال氏にとって一体何を意味するのかもインタヴューをしてみました」━━「私にとってアラブ詩とは 一番大切なものです毎日 執筆の前に 必ず詩を読みます毎週 特定の詩人を決めて その作品だけを読みますアブー・ヌワースとかアブ・ル・ アラー・アルマアッリーとかアラブ詩から 文学が生れましたアラブにとって 最初の芸術ですアラブ詩は アラブ民族の記録でしたアラブ詩は ただ作品としてだけでなく出来事や国名や地名について 語っています今は小説がアラブ民族の 記録となっています私はとても アラブ詩が好きですアラブ詩は人間の真理と 存在の深みに触れています例えば人生 時間 死 永遠との関係などですイスラーム以前の 古い時代からです」」…古典詩も勿論良いのですが、個人的には現代詩に付いて取り上げて貰いたい気がします。
 

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嶺上  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月 9日(日)19時29分23秒
   
 『(大暮 維人町田 形講談社東映アニメーションマーベラスエンターテイメント,エア・ギア製作委員会)
 「Trick:13」
 「「…約束だからな…、身包み置いて素っ裸で帰る…」「うぁぁぁぁ〜」「…ぅぅぅ…」「…ダ、ダメ! 見ちゃダメ、あっち向け! しっしっしっ、あっち行けーっ!」「消えろ、このラリアットだ!」「もういいですよっ、それ無しでいいです!」「じゃま、そんな訳で」「見ろ! テメェは今、男の人生殆ど否定したぞッ!」」…「男の殆どの人生」なのか「殆どの男の人生の」なのか。
 「JWWF 激突シリーズ5 −MAXバトル− 無差別級王者決定戦」…何故か突然、女子プロレス。Aパートの内、4分50秒も掛けて描く必要性はどこにあるのか…。原作者の大暮氏がプロレス好きなのは知っておりますが……。
 
 『XXXHOLiC(CLAMP講談社Production IG,アヤカシ研究会,TBSBMG JAPANキッズステーションムービック,パイロテクニスト)
 第十四話「フウイン」
 「「うわぁ…、老舗のデパートは緊張しますね! …、…ちょっと、侑子さん、どこ行くんですか?」「デパートと言えば地下食品売り場、デパチカでしょう?」「そうだそうだ、デパチカだー!」「ええっ!? …デパートときたらフツー着物とか、宝石とか、茶釜とか…!!」「…どこからの知識なのよそれ」「ダセー」「行くわよ四月一日。行列必至。限定モノを狙うのよっ!」」…侑子ってそういう人だったんだ。
 「「お茶に続いて今度は映画館でデート、と…。「デートじゃないっス」「何? 何だかテンション低いわねぇ?」「あの双子…、人間スよね?」「人間じゃ無いものに見えた?」「いやぁ、違うんスけど…」「…人間よ」「ほっ…」「安心して行ってくれば?」「いや、でも…、妹さんの方が、百目鬼にかなり興味あるみたいで…、遣り難いって言うか…」「四月一日はおまけなのね」「おまけ、おまけ♪」「それでまたスネちゃってるの?」「スネてないっスよ」「スネてる、スネてるー♪」「…一つ気になる事があって…」「どうして四月一日はモテ無いのかっていう事?」」…大きなお世話だッ!!(^^;;;;;
 新ED…随分イメージが変わりましたな…。
 次回予告「「求めて、逃して、諦めて…。足掻いて、挫けて、後戻り…。心はいつも、同道巡り。このままでいいと思う。このままがいいと願う…。…どっこい、そうは行かない、モコナーッ! 次回、『ホリック』、「カイホウ」」…一瞬、誰だろうこれ、モコナだよな…? とか思ってしまいました。
 

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プレイバック 投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月10日(月)00時17分49秒D

 
 『アラビア語会話(NHKNHK教育)、第14課。
 「السلام عليكم! ـこんにちは、ياناغيّا كاروكوです。アラブで、美徳とされているのが、أهلا وسهلا、“やあ、ようこそ”と言う、客人をもてなすという事なんですね。で、もう一つのおもてなしが、アラブ料理です。番組の後半はですね、もう食べ切れない程の、アラブ料理が、登場しますよ。ああ…! 僕も…食べたい…!」
 「「ほうほう、成程…、بالتلفون、前、بالتاكسيっての、ありましたね」「いい耳してますよ、花緑さん!」「そうですか」「そうبالتاكسي、“タクシーで”っていうのが出て来て今回はحجزت تذكرة بالتلفون、“電話でチケットを予約しました”っという文章だったんですね」」…単語単位、というよりも、文節単位で聴き取れるようになれば、文法を脳が理解しているという事!
 「「あの…もうちょっと早く…、遅かったよ」「لحظة، لحظة! ـ」「…はい?」「さっき、スキットの中にありましたでしょ?」「よく聴き取れなかったけど、何だっけ?」「لحظةっていうのは、直訳では“一瞬”って意味なんですが、実際の会話では“ちょっと待って”って意味なんで…」「じゃ、ジャスト・モーメンって事だ」」…うまい! ザブトン1枚。(^^)
 「「それからもう1つ、スキットの中に出て来た表現を、練習しておきましょう。هل معكِ رقم الحجز؟ ـ、“予約番号は持っていますか?”という表現でした。هل、これは何度も出て来た分の頭に付けて疑問文を作る言葉ですね。次のمعكِ、これは女性に対して“貴女は持っている”という言葉です。رقم الحجز、“予約番号”。رقم、これが“番号”。الحجز、これが“予約”。“予約しました”のحجزتと似ていますね。ここから、この動詞から、派生した言葉なんですね。番号という意味のرقمの後ろにالحجزを続けて“予約番号”、رقم الحجزと言う事が出来ます」」…放送大学版の講座で嫌と言う程出て来て、たぶんもうすっかり覚えたنسبة語尾。「「さて、このمعكِ、以前出て来たعندكَعندكِも“持っている”の意味でしたが、それよりもمعكِは“携帯している”というニュアンスが強い言葉なんです」」…この前置詞の意味が理解出来ると納得がいきます。「私は株を持っている」ならはعندي السهمで、「私は株券を(今ここに)持っている」ならばمعي الشهادة السهم。ケータイ電話を“持っていて”も、どこに忘れて来ているならばعندを使うという事。
 「「これがなんかさぁ、人の顔みたい、書くとね」「“たーまるぶーたっ”」「おおっ、凄い! 動いた!」」…どうせならば、そのカオでWOWOWと喋って欲しいかも。(^^;;;;
 「「“私は今、時計を持っている”っていうのはمعي ساعة」「出来なくっても、まぁいいさぁーみたいな感じですか」「よく次から次へとそういうの出て来るね」」…仕事だからね。(^^;;;
 「「じゃあ例えば、今日のスキットでتلفون、“電話”が出て来ました。で、これだと“私は今、電話を持っています”は?」「معي تلفون. ـ」「で、前勉強したعندي、“私は持っている”。عندي تلفونمعي تلفون、どう違うかと言うと、عندي تلفونと言うと、“私は家に電話がある”って感じなんですね。“私は家に電話があります”って言う場合はعندي تلفونになるけれども、“今”、例えばケータイなんかを“今持っています”って言う場合はمعي تلفونになる訳なんですね」「はぁはぁはぁ、そういう事ですか、はいはいはい、成程」「じゃ、今度はクルマで、自動車でやってみましょう」「はい、自動車ね」「自動車は?」「自動車は、معي سيارةعندي  سيارة」「さ、どう違うんでしょう」「いや、でもちょっとすみません」「はい?」「…ぇ…、クルマ…“携帯している”…?」「携帯している、ヘンでしょう? フフフ…、あのね、どういう事かって言うとعندي سيارة って言うと“私は自動車を所有している”っていう事になるんですね。معي سيارةだと“今、私はクルマを持っている”、つまり“今、私はここにクルマで来ています”っていう意味になるんです」」…成程々々、面白いです。
 アラブの響き…あちらの古典には、矢鱈と色や数が出て来ますね。今回も色々な色が登場し、どこまで理解出来るかの聴き取りテストにもなります。成程、子供向けの本の題材としてよく使われる訳です。
 アラブの風…رنا女史宅での歓迎の様子。話から察するに、今期講座のスキット収録前のようですね。劇中、彼女の家族として登場した面々は全て本物の家族だったという訳で…、自然体な感じです。
 「「番組の最後はアンミーヤですね。お国ことば。今日はですね、“はい”っていう意味の言葉ですね」「نعم」「フスハーで言えばنعمですが、このنعمと、全く同じのを、お国言葉を紹介したいと思います。では早速VTRをご覧下さい」━━(シリア レバノン地域)「アイワ」━━(エジプトなど)「アイワ」━━(湾岸地域)「ナアム」━━「別の使い方もあるんですけれども…、例えばサッカーの、試合を応援する時は、“そこだそこだ!”って言う時はايوه ايوه! ـって言う風に使いますね。面白いでしょ?」」…ちなみにエジ方言でかような表現になる為、アイワはあちらでは最も有名な日本企業の一つであるらしい。Yes!という意味のその社名,ブランド名の響きが、とても良いのだとか。
 

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2006年07月11日 → 2006年07月20日



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