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2006年08月21日 → 2006年08月31日



録画とちてけんじゃ  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月22日(火)01時37分53秒
   
 2006年8月21日。
 【2006年8月20日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 161通、 602.25KB。
          (▽170 ▽ 861.19)
 日本語スパムメール  38通、 524.46KB。
          (▽ 6 ▽ 56.72)
 
 『ARIA The NATURAL(天野 こずえマッグガーデンハルフィルムメーカーARIAカンパニー)
 第21話「その 銀河鉄道の夜に…」
 録画失敗。っていうか、加藤の大好きな宮澤 賢治ネタを観逃すとは何たる不覚!
 (書込みタイトルは岩手花巻方言で「録画して持って来て下さい」の意。言う迄も無く「あめじゅとちてんじゃ」のパロディ)
 

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リズムと詩と 投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月22日(火) 2時18分06秒D

 
 『アラビア語会話(NHKNHK教育)、第20課。
 「السلام عايكم! ;ـこんにちは、ياناغيّا كاروكوです。え、聞く処によりますと、アラブは、このポエム、詩を詠む人がもの凄く尊敬されているようですね。日本に落語があるようにですね、アラブにはですね、語りを大事にする、文化なんですね。そんなですね、この代表するアラブの詩人のインタヴュー。後程たっぷりご覧頂きたいと思います。番組の、後半で…!」
 「دعونا نتعشى معا غدا. ـ」「だんたた、だんたた、だんたたん。なんか今日はリズミカルですね」「そうですね。まずこのリズムから覚えてね。それに言葉を当て嵌めてね。دعونا نتعشى معا غدا. ـ、はい」「何て言ってるかは全く判らなかったんですけど」」…(^^;;;;
 「دعوناという言葉が出て来ましたね。دعوناというのは、“何々しましょう”っていう意味なんですね」」…う〜ん、出来ればもう少し掘り下げて解説して貰いたいですねぇ。語根はدعاで「呼び掛ける」。問題はこのスキットの用法が手元の辞書には載っていないという事。否、同様の表現はあるのですけれどもね。口語的表現なのかなぁ…。
 「نتعشىは“私達は夕食をとる”という動詞ですね。معاは“一緒に”、غداは“明日”」「ああ、そうですか。ナターシャってのは僕は名前だと思いましたけどね、人の」「ナタアッシャーは女性の名前ではありません」」…確かに似た発音ですね。(^^;;; でも、ハイ、これでもう覚えましたね。
 「دعونا نتعشى معا غدا. ـ」「はい、نتعشىمعاعينがとても綺麗に言えてましたね」「ああ、そうでしたか、ありがとうございます」「うん、なかなかできるものじゃ無いですよ」「ありがとうございます!」「でもちょっと、غداが“ガ”になっていたかな?」」…まぁ、でも、gの発音が無い亜語ですから、غينの発音だって判るでしょうけれどもね。
 「「“何々しましょうよ”と、相手を誘う事が出来るのが今日の表現です。“しましょう”を意味するدعونا、直訳すると“私達に何々させて下さい”、英語でlet's go、“行きましょう”という表現がありますが、このlet'sにあたる部分なんですね。دعوناの後は“私達は何々する”という現在形の動詞を続けます。ここでは“私達は夕食をとる”でしたね。“一緒に夕食をとりましょう”はدعونا نتعشى معا」…う〜ん、一応解説はしてくれているんですけれども、もう少し地面に足を付けたような説明が欲しいなぁ。
 「A「あ、じゃあ3人でさあ、دعونا نتعشى معا! ـBتمام! ـCبالطبع! ـAآه، شكرا! ـBمطعم عربي أم إيطالي أم ياباني؟ ـA「アラブ料理にするか、イタリア料理にするか、日本料理にいるかって言ってるんですね」B「正解!」」…そうそう、その通り!(^^) ところで折角なので、この会話に出て来た新出表現を辞書でチェック。كريمة先生が言ったبالطبعは、以前出て来たطبعاًと同等の表現。まぁ、字義的にも判りますけれどもね。で、この際だからさらに掘り下げて。辞書によるとبالطبع لاで「勿論そうではありません」の意になるとか。これも字義通りと言えば字義通りですが、説明好きの加藤は好んで使いそうな表現です。(笑)
 「「その中でمطعمという言葉ですね。مطعمというのは“レストラン”の意味で…」」…これも旅行等に行くならば覚えておきたい単語の一つ。ゴハンを食べたくなったらأين المطعم؟ ـと訊けば良し。
 「「で、もう1つスキットの中では、大事な表現がありまして。أي شيءというのは“何でもいい”という意味で使われるんですけれども、2つの言葉から出来ているんですね。أيشيءですね。直訳で言うと“どのもの”」「“どのもの”…?」「…なんですけれども、実際に使う会話では“何でもいい”、“どれでもいい”という意味ですね」「ああ成程」「うん、結局“どのもの”というのは“どれ”って意味じゃないですか。でね、“どれ”って言って“どれ−でもいい”っていうのが省略されているんですね」「ただ発音する時にはではすね、一塊(ひとかたまり)のような感じで。1つの言葉のように、発音するといいですよ。أي شيء、で最後はشيء、ちょっとこう詰った感じで」」…همزの発音ですね。“詰った感じで”という表現をするالمؤمنさんは結構、日本語慣れしているという感じですが、実際には日本語の“っ”とは違うのですよね。声門閉鎖は練習しておいた方が正解かも。「「よし、行きましょう! じゃ、早速行きましょう!」「その時はですね、便利な表現があります。هيا بنا! ـ、“さぁ行こう!”」「ああ! そこまで、全部繋げちゃえばいいんだね」「でもこのهيا بناっていうのは“明日行きましょう”という意味では使いませんからね。“今行きましょう!”、“さぁ行きましょう!”」「じゃ、今! ね、الآن、今行きましょう!」」…おお、花緑さん、الآنがスラッと出て来ましたね。(^^)
 「「さて花緑さん今日は━━」「はい」「“一緒に夕食を食べましょうよ”、دعونا نتعشى معا、この表現を覚えましたげども、もう1つスキットに結構大事な表現がありまして、それはね“何々しなければならない”、“家に帰らなければならない”という表現だったんですね。この時はلا بد أنプラスそのやらなければいけない動詞という事なんです。لا بد أن」「でも、لاって…確か…、نعمが“はい”でلاって否定ですよねぇ」「そうですね」「やっぱ使うんですか、“しなければならない”時にلاって」「でもね、ほら日本語でも“しなければならない”って否定じゃないですか」「あー、そうか!」「そういう風に考えればいいんですね。لا بد أن、で、しなければいけない動詞」」…残念ながら手元の辞書ではبدは名詞でしか載っておりませんので、文法構造がもう少し複雑な用例ばかり載っています。番組では文法上、動詞として扱っているので、そういう表現もあるという事なのでしょう。実際、こちらの方が簡潔で使い易いです。さて、問題のبدですが、これまた実にアラビア語らしい概念を持つ語だと思います。字義は「逃れる道」。つまりلا بدとは「〜する以外に無い」という意味なのです。噛み砕くと「〜するしかない」、「〜しなければならない」という事で、成程、文法構造上、日本語と似た感じは確かにあります。「「でね? このأنプラス動詞っていうのは今迄にも沢山出て来たんですよね。例えばأريد أن أذهب、“行きたい”という意味だったよね? それからيمكن أن أصور、“写真撮影する事が出来る”。いずれもأنプラス動詞っていうのを使ってたんですね。أنを付ける事によって“何々する事”っていう言葉にする。今日もそれを使います。أنプラス動詞というこのパターンを、色んな場面で使う事が出来る、という事なんですね」」…実際、このأنを使いこなせるようになると表現が一気に増えますし、よく似たأنّも覚えれば、長文も作れるようになります。構造は複雑になりますけれどもね。
 アラブの響き…ほほう、これは即ち、アラビアの“連句”ですね。古今東西、こうした文学芸術的遊戯はあるもののようです。
 アラブの風…「「今日は、アラブで大変な人気を誇る詩人、عبد الرحمان الأبنودي、この人のインタヴューをお届けします。アラブの歴史は詩人の歴史だと言っても過言ではありません。豊かなアラビア語を自在に驅使して、人々を感動させ、そして人々を代弁する事が出来る優れた詩人は、常に、アラブ人の、最大の尊敬の的でした。でも今日のعبد الرحمان الأبنوديはそんな詩人達ともちょっと違います。と言うのも、彼は、エジプト南部の方言を使って、つまり、フスハーでは無くお国言葉のアーンミーヤを使って、詩を詠むのです。ではそれは何故なのでしょうか。インタヴューをご覧下さい」━━「フスハーではなく アンミーヤで詩を 書くようになったのは なぜですか?」「まず この機会に感謝したい私はエジプトの貧しい農村で育ち 村の伝統的な詩や歌をすべて覚えたいつか カイロであなた達(日本のテレビ) と語り合うとは想像していなかったよ家族もいとこも 村の人々は皆 農業で生計をたてていて━━当然 私もいつか農業で働くと 思っていた学校教育を受ける前は 羊飼いの仕事や 綿花の収穫に参加した麦を収穫するうしろについて歩き 残った麦を集めたりしていたこれらは 典型的な貧しい農村の 暮らしだそのとき 必ず歌があった南エジプトの農村では 歌なしで 仕事をすることはありえない水まきの道具を引きながら歌を歌い 水車を回しながら歌い━━家畜の餌を作るために麦を踏みながら歌い 作物を人々の家に運びながら歌うこの中で 子供は自然に歌を覚えていく いつか働くときのために働くようになったら かなりの歌を覚えていないといけないなぜなら歌は 労働の負担を わかち合う仲間となるからだ歌は自然、生命、そして人生の 調和をもたらす歌は パンやミルクと同じように 必需品だのちに 詩を詠みたいと思ったとき━━学校で習った過去の偉大なアラブの 詩人たち モタッナビー、ナービガーマアッリー、、ボホトリーなど もちろん好きだったが━━真に私の心を奮わせ 私の血管を流れる 本当の詩は 村の農民の歌だった素朴な歌ではない むしろ人生の苦労、 夢、神への嘆願から生まれた詩だ私は彼らについて彼らの言葉で書きたかった初期の作品はフスハーで書いてみたしかし 村人に私の詩を詠んで 聞かせたとき━━私と彼らの間に初めてガラスの壁 のようなものができてしまった親密な絆が失われてしまったのだ私は決意した彼らについて彼らのために 彼らの方言で書くことを方言はあらゆる感情を直接 表現することができる方言によって感じることを フスハーに「翻訳」してしまうと━━その過程で 情熱や真実味など 多くのものが失われて━━プラスチック(無味乾燥なもの) に変わってしまう」「エジプトのみならず━━アラブ中の人々があなたの詩に ひきつけられるのは何故でしょうか?」「私が真実味のみを求めて 率直な詩を書くからだ最近では ときに5年間 まったく詩を書かなかったことがあった詩が自ら私のもとに来るまで 書かないのだ私のほうから詩をめがけて 突進していくことはしないだから私はいつも言っている 「私は郵便配達人でしかない」と人々の玄関のドアをたたいて 詩を届けるのだ」━━「エジプトの、南部っていうのは、どういう処なんですか?」「まずやっぱりあの、歴史が非常に古い地域で、古代エジプトの文明の発祥地なんですよ。で後はやっぱり農村地帯が非常に多い地域で、あとやっぱり人々が情が厚いい…という事で知られているんですよ」「ふぅん」「エジプト南部への、彼の想いを綴った詩をちょっと選んで、私が日本語に直してみたので、じゃあねえーと、これの意味をご紹介したいと思います。━━温かい瞳の君よ、ナイルの色が褐色な訳が判るかい? 河が泥でいっぱいだからだなんて言っちゃあいけないよ。永い月日を、太陽の下で暮してきたからなのさ。裸の若者が長年、両腕を太陽に晒したら真っ黒に焼けるだろう? 君の瞳だって、恋しさと、哀しみで化粧したから、黒くなったんだ。おいらの優しい仲間たちも皆同じさ。彼らの瞳は何かを待っている。夜は壁だ。その上で雄鶏が鳴くとき、日が昇るのさ━━」「ほう、言葉、綺麗ですね」「で、これ、あの、ナイル川って云うのは、河口に近付くと、2本に分かれるんですね」「ほうほう」「そう、だから、この2本に分かれた処を若者の両腕に喩えて━━、つまりナイル川そのものが、若者である。“太陽の光で黒くなったんだ”。それからもう1つ、あの、“君の瞳も哀しみで化粧して黒くなったんだ”。で、この黒い瞳って云うのはね、エジプトは、南の人はより肌が黒くて、瞳の黒い人も多いと。…という事で、で、この瞳の黒さっていうのはね、哀しみで化粧して━━、つまり生活の重みとか、歴史の重みで黒くなったんだよ━━っていうね、思いがありますね」「アーンミーヤでも、こんな美しい詩が書けるって事は、素晴らしいですね」「そうですね」」…色々興味深い処もありますが、奇しくも先日、日記でも取り上げた肌の色の話題が出て来た点が私には印象的です。
 「「そしてまた、いつものようにお国ことばですね。ご飯食べる前に、何て言うか」「“ご飯食べたーい”、…そうじゃない、“いただきます”とか」━━(シリア レバノン地域)「ビスミッラ」━━(エジプトなど)「ビスミッラ」━━(湾岸地域)「ビスミッラ」━━「あの、アラブ人というよりイスラム教徒、必ず使うんですよね。で、使う場面というのは、だいたいですね、何かをやる前に、始める前に」「あ、そうか、食事をする前だけじゃないんだ」「そうなんです。学生の頃には、あの試験の時に━━」「試験の前とか」「そうですね、試験の前とか解答用紙に書いてとか。そうすると、こう心がですね、落ち付き━━」「気分が安定するんだ」「そうなんです」」…テロップでも出ているように字義は「アッラーの御名において」ですが、実は日本語の「いただきます」も本来の意味は同じなんですよね。今でこそ「いただきます」は、料理を出してくれた人、作ってくれた人に対する感謝の意になっているようですが、もともとこの「いただく」とは「頂き」、即ち「頂点」であり、これは神棚を意味していたとされます。つまり、「いただきます」とは、神への感謝が元来の字義であったので、当該のアラビア語と非常に似通った言葉です。尤も、アラビア語の場合、بسم اللهですから、その神は限定単数形。日本のように“八百万の神”では無いというのは違いですけれども。
 

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これもSFと呼べるでしょーか…?  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月22日(火)03時01分34秒
   
→兄が多いとゲイになりやすい(日刊ゲンダイ)(8月22日)
 
 「カナダの生物学者が、「兄が多い兄弟の弟が同性愛者になりやすい」という画期的な説を発表し、注目されている。専門誌「国立科学アカデミー会報」に、カナダのブロック大学の研究者アンソニー・ボガート氏が発表した。これによれば、同氏は944人の同性愛者と異性愛者を調査し、母を同じくする多くの兄がいる弟がゲイになりやすいとの結論を出したという。弟が同性愛者になるのは、兄たちに乱暴に扱われいじめられるという社会的要因によるのではないかという説もあるが、ボガート氏は、母を同じくする多くの兄がいることが要因で、その場合、兄と別に育てられてもゲイになりやすいという。ゲイになる傾向は、母を同じくする兄1人につき30%も高く、兄の人数が多いほど高くなるという。「ゲイになる原因は、社会的ではなく、生まれる前からの生物学的理由によるとみられる」とボガート氏は指摘している
 何て言うか、ボーイズラブによくありげな話がそのまま学説になっている、というか…。
 

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意外と古典  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)14時19分28秒
   
 2006年8月22日。
 【2006年8月21日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 311通、1383.92KB。
          (▲150 ▲ 781.67)
 日本語スパムメール  39通、 504.30KB。
          (▲ 1 ▽ 20.16)
 
 『世界名作童話館 ピーターパン かぐやひめ いなかのねずみと町のねずみ(Sir James Matthew Barrie(サー=ジェームズ=マシュー=バリー),『竹取物語』より作者不詳,Αισωπος(イソップ)寓話と呼ばれるも作者不詳,アプルス,みゆきプロ,ケイメディア,オフィスワイケー)
 まず「ピーターパン」…Barrieの中〜長編小説が原作。「中〜長編」と書くのは、実はこの原作、何度と無く改訂版が出され、それぞれによって長さもまちまちなのです。当然、この長大な物語を10分に纏めるのは無理なのですが…、この作品のアニメ化は多く、その中でも秀でて有名なのがディズニーの映画でしょう。ディズニーの作は秀逸ではありましたが、原作に忠実とは言えません。勿論それはディズニー作品を悪く評価すものではありませんが、一方で今回の10分アニメは、その短時間でありながら、むしろディズニーよりも原作に忠実と言える内容のものになっていました。ただ、原作を知る人はご存知の通り、この小説は不条理な、或いは理解しづらい展開が意外と見当たります。ですから、10分アニメという急ぎ足な展開で話について行けないという事が、結果として原作イメージをかえって感じさせた、とも言える気がします。
 「かぐやひめ」…こちらもまた原作はそれなりに長大で、しかも当時の時代背景をも盛り込まなければならないのですが…、まぁ、出来は日本の昔話としてはまあまあでしょうか。ただ、かぐやひめに求婚する5人の名前を手書きで書くのは、いくら何でも…ではないでしょうかね。
 「いなかのねずみと町のねずみ」…今迄知りませんでしたが、これってΑισωποςが原典だったんですねぇ。現代版では掃除機が出て来たり、自動車が出て来たりと、えらい近代的な“町”として描かれる事も多いので、少なくともGrimm(グリム)兄弟Hans Christian Andersen(ハンス=クリスチャン=アンデルセン)の時代の作かと思っていました。それはさておき…、悪くは無いのですが、もう少し“現代版”の雰囲気を出せても良かったと思います。演出もそれほど悪くなく、テンポも良いのですが、いなかのねずみが町で遭うアクシデントがネコしか無いのはちょっと淡白です。
 

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みやすのんき氏のマンガなテンション  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)14時32分29秒
   
 2006年8月23日。
 【2006年8月22日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 258通、1246.97KB。
          (▽ 53 ▽ 136.95)
 日本語スパムメール  31通、 398.63KB。
          (▽ 8 ▽ 105.67)
 
<公然わいせつ>路上でAV撮影、女優ら2人逮捕 横浜(毎日新聞)(23日21時45分)
 
 「JR横浜駅周辺の繁華街で白昼、アダルトビデオ(AV)の撮影をしたとして、神奈川県警は23日、AV制作会社経営、井上慎介(40)とAV女優、清水あり紗(24)の両容疑者を公然わいせつの疑いで逮捕した。いずれも容疑を認め「捕まるのを覚悟でやった。横浜の中華街などでも撮影した」と供述しているという。」…まぁ、AVってある意味、何でもありな傾向があるですからねぇ。そう言えば双子姉妹でも周りに人のいるマンション前の公園でノーパンになっているのがあったような…。
 

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家から狐へ  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)14時34分8秒
   
IEパッチの修正版、リリースが延期(ITmediaエンタープライズ)(23日9時11分)
 
 「米Microsoftが、MS06-042のパッチを適用するとInternet Explorer(IE)6.0 Service Pack(SP)1で不具合が起きる問題について、このバグを修正したパッチのリリースを延期することを明らかにした。同社のIEチームは8月22日に修正版パッチをリリースする予定だったが、その前夜に一部の顧客がこのアップデートを導入できなくなる問題を発見した。その結果、広範に配布できるだけの適切な品質レベルに達するまでリリースを差し控えることにしたと同チームは説明している。リリースが具体的にいつごろまで延期されるかは明らかにされていない。
 まあ、それはともかくとして。このページの公告がこれ(リンク先はこちら)になっていたのはもう、ネタとしか言いようが…。(^^;;;;
 

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“アラビメーション”よ、来れ!  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)14時53分43秒
   
 2006年8月24日。
(メッカ時刻8月23日(ヒジュラ暦1427年ラジャブ月29日)13時30分)(الجزيرة(アルジャジーラ))كليلة ودمنة في نوفمبر القادم على الجزيرة للأطفال
 
━━「11月より子ども向けアニメーションを放映、アルジャジーラ」
 「لوحة من مسلسل كليلة ودمنة (الجزيرة نت)ـ
━━「画面は開発中のものです(アルジャジーラネット)」
 という訳で、الجزيرةもいよいよアニメーション産業に参入というようです。実はこれまでも社会風刺のミニアニメーションを作ってはいましたが、正直、私には余り面白いと思えるものではありませんでした。念の為に言っておきますが、これは風刺される内容に嫌悪感を抱いたとかそういうものではなく、そもそも風刺センスが我々とは違う気がしたのです。何を言いたいのかは判るものの、あえて風刺画を描くようなものなのか?…というような感じです。
 ただ、杵柄(きねづか)はある訳ですし、少なくともここでサンプルとして紹介されている絵も、なかなか丁寧に描かれているようで、どのようなものになるのか気になります。日本のアニメーションはかなりの数が中東地域にも輸出されていますが、あちらで製作されたアニメーションが日本で放映される日は来るのでしょうか。期待したい処です。
 

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睡魔  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)15時08分15秒
   
 2006年8月25日。
 【2006年8月23日〜24日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 536通、2346.39KB。
 1日平均      268通、1173.20KB。
          (▲ 10 ▽ 73.77)
 日本語スパムメール  80通、 986.14KB。
 1日平均       40通、 493.07KB。
          (▲ 9 ▲ 94.44)
 
 2006年8月26日。
 【2006年8月25日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 208通、 797.01KB。
          (▽ 60 ▽ 376.19)
 日本語スパムメール  44通、 597.11KB。
          (▲ 4 ▲ 104.04)
 

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サイバー戦 投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)15時13分00秒D

 
 『(SprayVisualArt's東京キッズ,BL学園応援部,インターチャネルジェネオンエンタテインメントエー・ティー・エックスフロンティアワークス,クレイ,東京電化)
 第8話「MVP戦前夜」(※以下、チバテレビ放映分を元に感想記事を書いています)
 「「君には知らされていないかもしれないが、君の入学は、半ば理事長の独断によるものだった。理事会の承認を受けていた訳では無い」「ぇ…?」「つまり…、君の入学を快く思っていない人間もいると、いう事だ」「……」「秀でた一芸も無い君が、この学園にいる事自体問題なのだよ! 悪い事は言わない。早々に退学したまえ」「退学!?」」…前回と同じイントロダクションというのは幾ら何でも手抜きでは…。
 「「これが、理事長のメールアドレスだ」「メールアドレス?」「ここの理事長は、生徒1人々々の意見を、直接聞きたいって、メルアドを公開してる。“退学勧告を撤回して欲しい”って、メールで交渉するんだ」「理事長に直接!?」「やってみろよ、啓太」「…う、うん…」」…猿芝居だな、和希。それこそ、バレた時のレスクは大きいのでは…?(汗)
 「「愛のチカラだねぇ!」「これだけ集まりゃ十分だろぉ! これを持ってって、生徒会は正式に理事会に申し入れる! 伊藤 啓太退学勧告の撤回をな! …フン!」」…会計サイドはどうしたのだろう? …というか、“愛のチカラ”って、成瀬…。(^^;;;;;
 「「どうして撤回出来無いんです!? こんなに署名も集まってる! 理事会としても、無視する訳にはいかない筈!」「確かにそれはそうかもしれません。でも、伊藤 啓太君本人の…意思はどうなんでしょう」「っ…!?」「退学勧告を受けて以来、本人からは何の申し出もありません。本人が認めている証拠じゃないんですか…? 自分にはこの学園にいる資格が無い事を…」「そうだそうだ!」「これ以上議論する必要は無い!」「本校の名誉に関わる!」「全くその通りだ!」「(どうしてメールほ送らないんだ、啓太…!?)」」…ぶっちゃけ、和希の手が悪い。この辺りの動き方は明かに王様や七条が上。
 「「こんな処にもですか…」「ん?」「これは、理事長に知らせておいた方が良さそうですね」「ちょっと外す」「伊藤くんの処ですか?」「…ああ」……「七条くん、ちょっといいかな?」「え? 海野先生の研究データが…?」「最近、どんどんデータが盗まれているみたいでさ…。誰にもパスワード言って無いんだけどなぁ…。ね? トノサマ? …ほ、ほんとだってば!」「…面白くなってきましたね…」」…情報戦。対中嶋ではなく、対副理事長サイドという辺りが今回の特徴。
 「「何をぼんやりしている…!?」「…ぁ…、西園寺さん…」「理事会の事は聞いた。生徒会の申し入れは、却下されたそうだな」「…ええ…」「どうするつもりだ?」「え…? …ぁ…ぁ…。和希は…、理事長に直接交渉してみたらどうかって…。でも、理事会が、俺には資格が無いと判断した訳ですから…。今更、そんな事をしても…」「知っているか? 臣に“プラチナ・ペーパー”が届かなかった事を」」…それは初耳。「「七条さんに!? いえ、知りませんでした…!」「理事会の言う“資格”なんて…、そんなもんだ。気にするな」「でも…」「一つ面白い話をしてやろう」「?」「私が最初に臣に会ったのは…小学生の時だった。臣は、アメリカ育ちのハーフで、日本に来た時、殆ど日本語が喋れなかった。日本の習慣も知らず、クラスでは変人扱い。私はその頃、余り学校へは行っていなかったが、久し振りに登校してみると、臣が転校して来ていた」━━「お前が…七条 臣だな」「……」「どうして返事をしない。僕の声が、聞こえないのか…?」」…少女マンガ風な雰囲気の小学生ですね。それと、流石にこの頃の郁の一人称は“僕”なんですな。「「やめときなよ西園寺くん」「こんなヤツ放っておけばいいって」「うるさい。僕は七条と話をしているんだ…!」「………」「七条。…七条 臣! …何で返事をしない、七条 臣!?」「……Be will gone!! Just go way!!」「…!! ……、Why are you sayn' at?」「What!?」「…やっと返事をしたな」「ぁ…」━━「それ以来、私と臣は友達になった。別に言葉の所為だけじゃない。私達は、そういう事を乗り越えた処で会話をしていた。臣や私にとって現実感。とてもフィジカルなものだった。食べ物が美味しいとか、今日は暖かいとか。ともすれば切り捨ててしまいそうな現実に、私を引き戻してくれる。そして私は、臣にとって唯一の理解者だった」」…おお、これだ、これですよ、BLの世界!(つくづく腐男子思考…) 「「そんなある日…、私にベルリバティ学園(スクール)から、“プラチナ・ペーパー”が届いた。…学園の事を調べて興味がわいた。3年ぐらい寄道するのも…面白いと思ってな。けれど、臣には“プラチナ・ペーパー”は届かなかった」「…で、どうしたんですか?」「………」━━「学園のサーバーに侵入する?」「侵入して、入学者リストに臣の名前を書き加えるんだ! 侵入した跡さえ消しておけば、誰も気付かない。臣なら出来るだろ…!?」「それは出来ると思いますけど…、判ってるんですか? 犯罪行為ですよ?」「だったらどうした。臣にだって、入学資格はある筈だ。名前が無いなんて、何かの間違いに決まってる。それを直してやるだけだ…!」「しかし…」「頼む…! 遣ってくれ! 私の為に!」「…!? 郁の為…?」「私には臣が必要なんだ!」「…っ!」━━「でも…、サーバーへの侵入は簡単じゃ無かった。流石、鈴菱グループ傘下の、ベルリバティ学園(スクール)。サーバーは何重もの堅いセキュリティーシステムで守られていた。…でも、臣に破れないシステムなど存在しない。一晩掛けてサーバーに侵入。入学者リストを書き換えて、痕跡を消した。…だが…、暫くして学園の理事長がやって来た」「…ぇ?」「運が悪かったんだな。臣が侵入した時、理事長がたまたま、サーバーチェックをしていて…ハッキングに気付いたらしい…」」…何か面白い話になってきましたよ。
 「━━「つまり私達には…選択権は無いと云う事か…?」「……」━━「理事長は、私達がある条件を呑めば、臣の入学を許可し、ハッキングの件は不問に伏すと脅して来た」「ある条件?」「ああ。勿論反対する理由は無かった。それで臣が入学出来るなら…私は構わなかったが━━」━━「お断りします」「…っ!?」「訴えるなら訴えて下さい。でもハッキングしたのは僕です。郁は関係ありません」「何言ってるんだ…!? こいつの条件さえ呑めば、入学出来るんだぞ!?」「そこまでして入学したくありません」「臣!!」「僕は嫌なんだ! 僕の所為で郁がしたくも無い事をさせられるなんて!!」「っ!」「……」「…っ!」━━「あの時は驚いた。あんなにも感情を剥き出しにした臣を見たのは…初めてだったからな。でも結局、私達は理事長の条件を呑む事にした。臣には悪い事をしたと思っている。私の我侭で、辛い思いをさせてしまったからな。でもあの時、何もしなければ臣はこの学園に入れなかった」「……」「啓太、自分から動かなくては、何も得られないぞ」」…“条件”とは何だろう? ひょっとして“あれ”でしょうか?
 「「たく何なんだ。こんな朝っぱらから呼び出しやがって…!」「確か、理事長からのお知らせだと云っていたが」「理事長の?」「珍しいな。こんな形で俺達を呼び出すなんて。姿さえ見せた事が無いというのに」「こらよっぽどな事に違いないで!」「…! (…やっぱり俺が、メールなんて打ったから…)」「みっなさーん!?☆ おっ待たせしましたー☆」「…ぬいぐるみ!?」「理事長代理の、“クマちゃん”でーす☆ これから、理事長の伝言を伝えるから、ちゃーんと聞くんだよぉ!?☆ 皆、色んな才能を認められて、この学園に来たんだよね!?☆ だけど、皆を平等に見てみたら、一体誰が一番なのかなぁ?☆」「誰が一番…?」「だからね、理事長は決めたんだ☆ 皆の事を、知力,体力,時の運。3つの面から見て、一番を決めてみようって☆」…ウルトラクイズ…。「名付けて…“学園MVP戦”! 1位を獲ったスゴイ子ちゃんには、理事長に出来る事は、何だって1つだけ、お願いしていいよー!?☆」「(え…?)」「開催は明日!☆ MPV戦は、個人競技じゃ無くて、2人1組のタッグマッチだから、出たい人は、ちゃーんとパートナーを見付けておいてねー!?☆」「…凄ぇ!」「言ったよな!? 何でも願いが叶うって!」「おい、聞いたか、今のは!?」」…“1日自由権”…。
 「「またあいつだけ特別扱い!? 許せないね!」「許せない、許せない!」「絶対、あいつになんか優勝させるもんか!」「させるもんか!」」…うむ、そうでなくては小澤兄弟では無いです。
 「「それにしても、副理事長がよくMVP戦なんて了解したなぁ」「勿論、条件付きですけど」「ん?」「啓太が優勝出来なければ、俺は理事長を辞任します」「辞任!? 何もそこまで…!?」「全ては、理事会を押し切り、啓太を入学させた…俺の責任ですから」「…!」「これは、俺の戦いでもあるんです。必ず優勝してみせます!」」…そういう事ですか、全ては副理事長の手の内という…。
 「「…っっ、全ては俺の責任か…!」」…だんだん見えてきましたね、裏に隠された真相が。  「「MVP戦は全てがこちらの仕切りで進みます。ですから、あなた達を邪魔する者は、いない…! 彼らの優勝だけは阻止して下さい。頼みましたよ…!」「……」「フッフッフッ…」」…どこぞの大臣の孫を誘拐したり、どこぞの画家の長男を襲ったりしていた輩とよく似た衣装ですな。
 「━━会計室━━「気になる事?」「ああ。これだけ、生徒会が動いたのに……、理事会は態度を変えなかった。にも関わらず、啓太のメールで、MVP戦が決定した。腑に落ちないんで、少し理事会の身辺(まわ)りを探ってみた」「それで…?」……「成程…。矢張りそうか」「って事は、郁ちゃんとこも何か?」「ええ。でもまさかここまでやるとは…」「ヒデの言う通り、このMVP戦…。ちぃと荒れそうだぜ…!」」…呉越同舟。敵は理事会に在り。
 はむはむヘヴン「「西園寺さん!」「啓太か。どうしたはむか?」「いえ、何かいいにおいがしたので来てみたはむ」「どうだ? 啓太も飲むはむか?」「西園寺さんの煎れた紅茶が飲めるなんて、光栄はむ!」「それでは、水を汲んできてくれはむ」「それじゃあ、川に行ってくるはむ♪」「何を言っている。私は紅茶を煎れる水には、硬質のミネラルウォーターを使うと決めているんだ。山頂の湧水を汲んで来るのが当然はむ」「さ、山頂はむか…? それなら遠慮するはむ」「一度受けてから断るのは、余りいい趣味とは言えないはむ」「え…?」「直ぐに汲んでくるはむ。勿論、私の分も頼む」「…ハメられたはむっ!」「遂に、MVP戦の幕は切って落とされた。謎の暗号に隠された秘密とは。次週、学園ヘヴン、第9話、「鋼の花」。決して観逃さないと誓えはむ」」…二重にハメられています、これが脚本家の勘違いでなければですが。紅茶は水道水の方が美味しいのです。
 

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温泉で溺れる独裁者 (1/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)17時56分4秒
   
 2006年8月27日。
 【2006年8月26日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 214通、 859.39KB。
          (▲ 6 ▲ 62.38)
 日本語スパムメール  39通、 463.75KB。
          (▽ 5 ▽ 133.36)
 
 『名探偵コナンスペシャル』(青山 剛昌小学館よみうりテレビ東京ムービー)
 第449話「本庁の刑事恋物語 偽りのウエディング」
 「「立ちはだかる巨大な壁も、見方を変えたら大きな扉! 夏の新作スペシャル! 刑事だらけの結婚式に、完全犯罪企む犯人!」
 「「(やったね!)」「アハハ…(遂に、遂にこの日が来た! 多くのライバルとの競争に打ち勝ち、彼女と、永遠に未来を誓える日が…!)」」…え、高木刑事、マジっすか!?
 「「いてて…夢か、…痛いけど夢で良かった…、アハハハ…」」…いや、やっぱりそうですよね。焦った。(^^;;;;
 「「ダ、だめですよッ!?」「いーじゃない」「ん? どっかで聞いたような…?」「あーっ!?」「た、高木刑事!?」「お、お前結婚すんのか!」「おめでとうございます!」「ああっ!! いや…!(マズい処でマズい人達に会っちゃったなァ…ハハハ…)」「で、相手は!?」「バカね、お父さん! 佐藤刑事に決まってるじゃない!」「残念でしたー。じゃーん、花嫁は私でーす♪」「ゆ、由美さん…」「お前は…婦警の宮本 由美!」「佐藤刑事じゃ無いんですかっ!?」「あー、いや、これには色々と…」「いやいや。お似合いですよ、お二人さん」「白鳥さん…っ!」「どうかなぁ、いっそこのまま2人でゴールインしてみては」「あらぁ、そうしましょうか」」…夢が現実!?
 「「でも大丈夫なんですか? どんな方法で襲って来るかも判らないのに」「だーいじょうぶ! いざとなったら美和子がすっ飛んで来て、私達を守ってくれるから。ね?」「ええ。高木くんの次にね」」…おいおい、あんたが言うとシャレにならないですよ。
 「「完全に本物と勘違いされてるみたいだ…」「そんなに似てるかなぁ…?」「それほど、お似合いのカップルという事なのでは?」」…どこまで冗談なのかが判らない白鳥の冷やかし。
 「「…どうですかな」「…ぁぁ…、はい…」「いましたか、見覚えの無い人物は」「……」「どうです?」「はい、顔に見覚えが無いと言えば、サングラスを掛けた茶髪で色黒のあの人。それと、おかっぱ頭でひょろっとしたあの人。後は…髭をたくわえて眼鏡を掛けたあの人の3人です」「うーん…、だったら、怪しいのは3番目のあの人かも…!」「ええっ、どうしてだね、蘭くん!?」「だって、知合いと間違えたって言って、色んな人の写真を撮りまくっていましたから!」「だったらあの人は写真家の…郡司叔父様かもしれません…!」「でも、顔に見覚えが無いんですよね」「え、ええ…。小さい頃、よく遊んで貰ったんですけど…、その頃は痩せていて、髭も生やしていませんでしたし…。写真家として、海外を飛び回るようになってからは、全く会ってませんでしたから…」「じゃあ、後の2人の心当たりは?」「特に、部屋の中でサングラスを取らないあの男とか」「ああ! もしかしたら、スノーボード教室でお世話になっている、インストラクターの島袋さんかもしれません。正輝さんと知合ったのが、その教室だったんで、お呼びしたんですが…」「ほぅ、そうですか」「僕の方は、もうスノーボードは遣ってませんけどね」「見覚えが無いのは、ゴーグルと帽子で、いつも顔がほぼ隠れているからだと思います」「うーん…? …あ、成程…」「では、おかっぱ頭間のあの男は?」「うーん…、考えられるとしたら、温泉サイトの管理人をやってらっしゃる、軽辺さんじゃないかと…」「とても照れ屋な方で、オフ会にも来られなくて、何度も説得して、やっと式に出席して貰いましたので、会うのは今日が始めてで…」「でもあの男、あなたの顔を知っていたようですよ? 替え玉の由美とんに、声を掛けて来ましたから」「先日、残暑見舞いを写真入りでお送りしましたから、私の顔は判るかと…」「うーむ…」「警部殿、こりゃああの3人を呼んで、指紋を採って、強盗犯のそれと照合するしか無さそうスなぁ…」」…関係無いですけど、“おかっぱ頭の男”、『そこにいる僕(大地 丙太郎AICパイオニア)のハムドに目茶々々似ているんですよね…。ちなみに今回の書込みタイトルはその両者を掛けたものです。(判らねーよ)
 

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温泉で溺れる独裁者 (2/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)17時57分32秒
   
 「「ねぇ、何で判ったの? それが悪い人の指紋だって」「うん? それはなぁ、その凶悪犯が麗さんの家に押し入る前に起こした、4件の強盗殺人の現場の一つに残っていたんだ。被害者のピアスに付着した、犯人の指紋がな! 遺体の歯に、軍手の繊維が挟まっていたから、左手で口を塞いで、喉を裂こうとした時に、暴れた被害者に軍手を噛み取られ、素手でもう一度口を押えようとしてピアスに触れたんだろう。それと同じ指紋が、麗さんの家に押し入った犯人が残した、包丁から発見された。更にその包丁から、左手の証紋も見付かって、ピアスの指紋が、左手の薬指の指紋だと判った訳だ」「警部! じゃあ犯人はその時、手袋をしてなかったんスか!?」「いや、手袋はしていたらしいから、たぶん犯行前に犯人が付けた指紋だ」「それまでの4件は、全て凶器を持ち帰ってましたから、まさか、平さんに撃退されるとは思わず、拭取るのを怠ったんでしょう」「現場からは、包丁以外の指紋は出なかったしな」」…或いは、故意に残していったとも…。
 「「あれ!?」「どうした、蘭!」「ほら、あの3人。おかっぱの人は、左手の小指と薬指に包帯を巻いていて、眼鏡を掛けた髭面の人は、左手の薬指にばんそうこうを。サングラスの人は左手を、ポケットにずっと突っ込んでるみたい…」「まるで、左手の薬指の指紋が付かねぇようにしてるみてぇだな…」「うん…。…でももうコナンくんが3人に訊いて回ってるみたい…」「(あのガキ、またた勝手な事を…!)」」…まぁ、流石に今回に限って言えば、小五郎の言い分も判る気も…。
 「「…で、あの3人、左手をどうしたって…!?」「包帯の人は、草野球で突き指。ばんそこうの人は家のドアで指を挟んで、ポケットニ突っ込んでた人は癖だってさ。そうそう、部屋の中でサングラスしてるのはものもらいが出来てカッコ悪いからって言ってたよ」「ああ! そうよ! あの時! 正輝さんが…、正輝さんが助けに来てくれた時に見えたんです! 犯人の右目にものもらいがあるのが…!」「何…!?」「も、ものもらい…!? じゃあ、犯人は、サングラスの男…!」「でも…、ものもらいなんて1週間もすれば…!」「(……ものもらい…。これではっきりした。連続強盗犯の正体がな…!)」」…ものもらいで判るなんて…?
 「「平! 平!」「とにかく、式は予定通り遣らせて貰います! 心配なら、あなた方警察も参列して、目を光らせていればいいじゃないですか! どうせ強盗犯なんて来ないと思いますけどね!」「ちょ、ちょっと平さん! …はぁ…」「いいじゃないスか。遣りたいなら遣らせてあげれば」「遣らせてあげればってなぁ…」「ま、私の推理を聞いてそれをどんな式にするかを決めるのは、目暮警部殿、あなたですけどね…?」……「それでは新婦・麗さんが、お父様のエスコートを受けて入場されます。皆様、拍手を以ってお迎え下さい」」…、ああ! そういう事か!
 「「ちょっと待ちな!」「…!?」「…半年振りだな。ヘッヘッヘ…、お2人サンよ!」「確保だ! その男を確保しろ!」「はっ!」「おっと、下手な真似すんなよ!? 刑事が紛れ込んでる事は判ってんだ! 心配すんな、2人を切り刻んだら引き上げてやるからよォ!」「ハッハッハ…、下手な芝居はやめて下さいよ。…刑事サン?」「バ、バカな! 俺は半年前、その女の家に押し入った━━!」「冗談のつもりなら、その辺でやめないと見苦しいだけです。あなたがあの強盗犯な訳無いんですから、フ…」「ほう、何故? 何故判るんだね? この男が強盗犯じゃ無いと」「…な、何故って…」「半年前、あなたが麗さんの家に驅け付け、強盗犯を撃退した時、家の中は真っ暗だった筈。体格では判別出来無いと思いますが?」「…、こ、声ですよ」「おや? 強盗犯の声が特徴が無く印象に残っていなかったのでは…?」「さっき見掛けたんですよ。その目差帽の男とおんなじ声の刑事さんをね」「ほう、それはどこで?」「さぁ…、この建物内だったと思いますが。当りの筈ですよ? こんなタチの悪い悪戯をするのは、僕達の知合いにはいませんから」「確かにこの男は儂の部下の刑事だが…」「…」「おかしいですな、彼は堤無津(ていむず)川の倉庫から、たった今ここにやって来た私の部下の、千葉くんなんだがね…?」「…何!?」「おほん、ではもう一度お訊します。何故あなたは彼が強盗犯じゃ無いと判ったんだね…?」「…! …それは…」「それと、控え室に届いた送り主が書かれていないあの箱を、あなたが無造作に開けた理由をお尋ねしたい。あの状況で、何が入っているか判らない物を確めずに開けるなんて、普通は考えられません。あなたに確信が無い限り。そう、危険物が届く訳が無いし、そんな人物が来る訳が無いという…、確かな自信がね…」「そりゃあそう思うのも無理は無い。あなたがもう既に、殺害してしまっているんだからな。…堤無津川縁の空倉庫で…! その連続強盗殺人犯をな…!」」…平が間抜けなのが気になりますが、コナン(や“眠りの小五郎”)がラストで解くのでは無く、目暮が活躍する話は珍しいです。なかなか面白いです。
 「「あいつは金庫を開けるしか能が無いバカだったから…。そう、あんたら…、警察と同じくなァ!!」「…!?」「フン! 連続強盗犯の前でこんな獲物をちらつかせるなんてヨ!」━━「(やべェ!!)」━━「無駄だ! ここにいる人間は皆警察なんだ! 逃げられんぞ!」「逃げるかヨ! 指紋を調べられたらどうせ俺は終りだ! だったら、冥土の土産によォ、1人でも多く道連れに…!」「ゆ、由美くんっ!」「…!」「由美くん!」ザッ…!「由美くん!」「ハハハ…、まず1人…!」」…喜劇は悲劇に!?「「…知ってた? コルセットのワイヤーって結構硬いのよね?」「美和子さん!?」「佐藤くん!?」「えええぃぃぃっ!」「…どけぇ!」「…ドレスじゃ関節決められない…ッ!」」…殉職がいる本作なので、マジで焦りましたよ。
 「「よしっ…! …え…、(か…革靴だぁ、…ハハ…)」」…おやくそくのサッカーボールとキック力増強シューズ、今回は不発! こういう、いつもと違うという展開、大好きです。
 「「どけ、小僧ッ!!」「コナンくん!?」「蘭ちゃん! 止めて!」「…でぇぇややぁぁぁっ!」」…蘭のトドメは成功。
 「「(蘭も佐藤刑事も…怖…!)」」…解に々々。(^^;;;;
 ED後のCパート「「ああ、ちょっと! 恥かしいから早く通って通って! 早く早く! ほら由美! ほら高木くん! ほらほら!」「(正夢、これだけで良かった!)」━━「剥すと器物損壊罪っスよ」「判ってるよ…! 何言ってるんだ、千葉くん…!」」…大笑い。(^^;;; 刑事達の三角関係も三者三様。
 

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矢張り自分にスナッフは耐えられぬ… (1/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)22時25分50秒
   
 『ひぐらしのく頃に(竜騎士0707th Expansion,ひぐらしのく頃に製作委員会,創通エージェンシー)
 通算第21話「し編 其の六 断罪」(※以下、チバテレビ放映分を元に感想記事を書いています)
 「「圭ちゃん! 圭ちゃんてば、聞いてますか!?」「う、うん、聞いてるけど…」「あの…、公由(きみよし)のお爺ちゃんが行方不明になったって本当ですか!?」「ぇ、きみよし…? ああ、村長さんの事か。うん、どうやら、そうらしいけど…、詩音は知らなかったのか?」「ぃ、どうしよう? 私、昨日村長さんにあの晩の事を打ち明けたんです!」「ぇっ!?」「私のせいですっ…!」「よせよ…! 詩音のせいじゃないよ」「いいえっ!! 私のせいなんです!! だって打ち明けてすぐなんですよっ!? その晩すぐに消えてしまってっ!! 話したから殺されてしまったんだ! 打ち明けたから殺されてしまった…! 親しい人達から順に殺していって、散々悲しい思いさせた後に殺す! そういう狙いに違い無いんです!(…凄ェよそれッ! 凄いアイディア! 凄い残酷!)」「梨花ちゃん…! 俺も梨花ちゃんに話したんだ…!」」…その梨花は既に死んでいる。それは偶然でしか無かったのだろうが、詩音はそれを聞いて狂喜したに違いない。
 「「梨花ちゃーんっ!! 沙都子ちゃーんっ!! いるーっ!? 梨花ちゃん、沙都子ちゃーんっ!!」「鍵が掛かっている…」「2階の窓とかは!? 窓が開いているかもしれない!」「圭ちゃん、梯子!」「…私、本家の方、見てくるね!」「本家?」「古手家の本家だよ。梨花ちゃんの両親が亡くなって以来、ずっと放置してあるそうだけど…」「あっ、そうか、梨花ちゃんの両親って…」「沙都子もだよ…。“オヤシロさまの祟り”って事で、両親が崖から落っこちて…。お兄さんの悟史くんもいなくなっちゃって…。それ以来、梨花ちゃんと沙都子は、ここで一緒に暮してるんだよ」」…ここまでは「綿し編 其の参 嘘」に同じ。「「(そうだ、沙都子と梨花は親友同士…。沙都子だけが“祟り”に遭わない、理由…。それは、古手梨花の力があったせいじゃないの…!?)」」…そうか、それは考えもしなかったです。何故、そんな簡単な事に気付かなかったんだろう! 「「2人とも大変なんだな…」「呪われてるんだよ…」「…え?」「“呪われてる”って言ったの」「なっ、魅音!?」「北條 沙都子はね! “オヤシロさまの祟り”を一身に受けた呪われた子なの!(死の運命に飲み込まれた北條家の一員なのに、沙都子だけが許してもらえるなんて! 悟史くんを差し置いて! 許せない! 許せない! 許せないッ! 許せないッ!)」「お、おい、落ち着けよ、魅音!」「(許せないッ! 許せないッ! 許せないッ! 許せないッ!)」」…うむ、そういう事ですよね。これは入替りを疑った時には気付いていた事です。
 「「魅ぃちゃん、圭一くーん! 鍵、借りて来たよ!」「落ち着け、古手 梨花はもう死んだ! “オヤシロさまの生れ変り”は死んだんだ!)お、助かったね。…ね、圭ちゃん? えへ☆(この雛見沢には、今や“祟り”を為す“神”はいない! “それ”を決める資格は…、私にある…!)」」…「綿し編 其の参 嘘」では圭一は次のようなモノローグを語る。…「━━俺と知っている魅音とは…違う魅音がいるのかもしれない…。その時、初めてそう思った…。」…その直感は、既に正しいと言える。
 「「そう言えば、梨花ちゃんがいなくなったってのには誰が最初に気付いたんだ?」「あ、ああ、圭ちゃんだけど、虫が報せたんだとか」「そりゃあちょっとなあ…」「なんや怪しいんとちゃうかぁ?」「(私の発言一つで圭ちゃん悪者扱いだよ! 面白ぇ!)」」…留まるところ無くカオスに、ダークサイドに、沈んでいく詩音。最早、詩音ですら、そを止める事は出来無い。
 「「おやおやおや、この匂い、豚汁ですかなあ? これは是非ご相伴に与りたい処ですねぇ」「(大石め、私がホシだとアタリを付けてやがるか。フッ…、構うものか)」」…大石が詩音を疑うのは必然。まして、悟史の一連の件でも詩音が関わっていた。尤も、大石が、この“魅音”の正体が詩音であると気付いているかどうかは判りませんが、様々な事情から考えて、入れ替わっていようと無かろうと、彼女に目を付けるのは当然。
 「「……」「人殺しィッ!!」「公由のお爺ちゃん死んだ?」「!?」「ああ、成程。見たんだ、断末魔。ウッフフ…」「よくも皆を! 梨花を! …私を、どうするつもりなんですのッ!?」「……殺す」「やめてェェッッ!! 沙都子を殺さないでッ!!」「アッハッハ…!! 今頃命乞いかい? あんたはそれを悟史くんのときにしなかった。それがあんたの“罪”なんだ…!」「!!」…ドシュッ!「ぎゃあっ!」…ぎりぎりっ…「ぁ、ぁぁ、ぁ…」「許してあげて!! 私はどうなってもいいから、沙都子を許してあげてッ!!」「…今、叫んでるお前は、“あの時の私”」「…ぇ…?」「どんなに叫んだって、届かない、救えない、助けられない! お前はそこで苦しみを味わうがいいッ!!」ザシュッ!!「ぎゃあっ!…ぁぁ…ぁ…」「やめてェッ!! やめてやめてやめてェェェッッッ!!!!」「ようし、じゃあこうしよう。1000回、“ごめんなさい”って言うんだよ? そしたら沙都子を解放してあげる」「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……!!」」…全編通してのキーワードとなる言葉、“ごめんなさい”がまたしても、ここでも。「「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……ッ!!」ザシュッザシュッ「ぃゃっ! ぃゃっ!」「アッハッハ…!! 泣くのはあんたの専売特許だねえ。泣けば兄々が助けに来てくれるのか…なッ!?」「ああ──ッ…!!」「…沙都子、私の声が聞こえる?」「…………」「聞けよコラァッ!!」「あんたは自分の“罪”が判ってるの? どれ程、悟史くんを追詰めていたか、知ってる?」「兄々…、兄々…。うっうっ…」「そう、あんたは“兄々”って泣けば良かった。泣きさえすればいつも悟史くんが庇ってくれた。…でもね、悟史くんの負担ってものを考えたことある? 悟史くんはあんたのヒーローでもなければ…、不死身でもない…! …あんたと同じに!」「イ゙ッ!!」…ザシュッ! ザシュッ!…「あア──…ッ!!」びちゃびちゃびちゃ」…これ程迄に残虐な描写を描く地上波アニメがあったろうか。そしてまた、自分がこうした描写を観る事も想像出来なかった…。
 

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矢張り自分にスナッフは耐えられぬ… (2/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)22時27分52秒
   
 「「…どうしたのよ? もう右腕の感覚がない? じゃあ左腕にするかァ!」「………ッ!!」「どうしたの? 叫ぶと私を喜ばすから、せめて悲鳴を上げずに抵抗ってわけ…?」「…ええ、私もそう思っていましたのよ…」「…はぁ?」「私が兄々を追詰めたからいなくなってしまった…」「…!?」「私が甘えていた…。兄々も辛かった筈なのに、私は兄々に縋り付く事をやめられなかった…」「……、ちょっと意外…。自覚があったとはねぇ」「兄々はきっと帰って来てくれるんですの! 帰ったら私、一人前になってる処を見せるんですのよ! 私もう、兄々の背中に隠れたりしないって、見せてあげるんですの!」「アッハハ…! 帰ってきたらいいねェ? アッハハ…!」「兄々は絶対に帰って来てくれますの! それまで待っているんですのよ! “今まで甘えてきて本当にごめんなさい”って謝るんですの! それまで、負けるものか! どんなに辛くても…、兄々に甘えたりしない! 泣いたら今迄と一緒だから、私は耐えて…、耐えてみせるんですのよっ!」「上等抜かすな、小娘が!」「私を刺して楽しいなら、幾らでもお楽しみ遊ばせ! でもね、私は泣かないんだから! 絶対っ! 絶対っ! 絶対っ━━!」「えぃっえぃっ!」ザシュ!ザシュ!「兄々、見てますわね? 沙都子はこんなに強くなったんですのよ…、もう何が起きてもへこたれませんの…。こんな程度で…こんな位では…、私は泣かない……ッ━━!!」」…物凄く奇妙な感情かもしれませんが、つい先程までの嗚咽感を通り越して、沙都子の健気さに感動。今まさに死の恐怖と苦痛とに直面していながら、こうした事が言える姿、こうした思いを貫き通す姿は心を揺さ振ります。
 「「ハッ! 悟史くんッ!? 私も待ってたんだよ!? 最後に言葉を交わした時からずっとォ…ッ!!」━━「魅音、沙都子の事、頼むからね?」━━「…!? …!? …!? (私…、悟史くんの最後のたった一つの願いさえ忘れてた…)…アアァァァァァ────ッッッッ!!!!!! (こんな私を悟史くんは絶対迎えになんか来ない! 私は…!! こんな私はッ!!)……アッハッハッハッ…!! (ああ、なあんだ、私は自分でも知ってたんじゃないか。こんな私はとっくに“鬼”だったんだって!)アッハッハッハ…!!」」…願わくば…、願わくば、これからこそ沙都子よ、兄々と幸あれ…。(合掌)
 「━━圭ちゃんが、全ては私、“園崎 魅音” の犯行だと悟って、園崎本家にやって来たのは、次の日の事だった。━━「…フフ…フハハ…これはとんだ名探偵が身近にいたもんだよ! まさか冷蔵庫の中身だけで電話の内容まで見破るとは!」「………」「………」「魅音、警察はもうとっくにお前を疑ってるんだ。この家も、大石さんの部下が踏み込もうと、今も様子を窺っている」「……弁解はしないよ。私には“鬼”が宿ってる…」「…自首しよう? 私達も一緒に行くよ。親友を1人きりになんか、絶対にしない」「最後の我侭、聞いて欲しいな…」「……」「その前に、30分でいいから、圭ちゃんと2人きりにして欲しい」……「腕、組んでもいいかな」「別に、構わないぞ…!」「詩音も、圭ちゃんが好きだったみたい…」「そうなんだ…」━━もう私は、自分が“詩音”なのか“魅音”なのか判らなくなっていた。ただ“鬼”の一字…。そればかりが頭に浮かぶ…。━━」…さもありなん。
 「「来て。私の罪の全てを見て欲しいから。でも…それは圭ちゃんにとって、この上も無く辛い光景かもしれない」「変わらない! 何度だって言う! 園崎 魅音は、俺の最高の親友だ…!」「…!(バカ…! 格好良くなんかないぞ! 私は“鬼”だから、もう人間の気持ちはよく判らないけど、あの子があんたを好きになったのは、ちょっと判る気がする…)」」…圭一が悟史に似ていた事も含めて、全てが詩音にとっては、詩音を狂わせる元凶だった。そしてその元凶は、詩音によって消されていった。
 「「…ぅぅ…」「漸くお目覚め? あの子に、自分の所為で死ぬ大勢の人の悲鳴をたっぷり聞かせてから殺すの。なかなかいいセンスでしょう? うっふふふ…」「…お前は誰だ…」「はァ? 園崎 魅音でしょ?」「お前が魅音である筈が無い…!」「(…!? 私が本当は詩音だって見破ったの!?)」「鬼だ…! この鬼め! 返せッ! 魅音を返せよ! 俺の最高の友人だった魅音を返せェェッ!!」「アッハハ、アッハッハハ…!」「頑張れ魅音! こんな“鬼”に負けるな! 本当に強いお前の力を見せてくれ!」「…ヒッハッハ…! 圭ちゃん、私を笑い涙で溺れ殺すつもり? アッハッハ…!」「頼むよ魅音! お前はどこでこんな“鬼”に負けちまったんだ! お前はこんな弱い奴じゃないだろう! 負けるな! 戦えェ!!」「…ハッハッハ…。圭ちゃん、どうしても知りたがっているようだから、一つだけ教えてあげるよ。私の中に“鬼”が宿ったのは随分前。だけど私は、それを理性で抑え付けた。“鬼”はそれで納まり、私はどこかへ行ってしまったんだろうと思い込んでいた…。でも違った。“鬼”は…私の中で眠っていただけだった。…その“鬼”は、ある小さな事をきっかけに目覚めてしまった…。あんたが全てを狂わした元凶なんだよ、圭ちゃん」━━「人形くれなかったんだよ…」━━魅音が泣いて、私に心の内を打ち明けた。それを聞いているうちに、私は悟史くんのことを思い出して…。━━「あの時、あんたが貰った人形を魅音に渡していたなら…、全ては狂い出さなかったかもしれない…」「…そんな…、…うっ…うっく…」「…他の人を拷問する時には何の躊躇(ためら)いも無かったんだけどね!」「それで“魅音”の気が済むのなら、好きなようにやってくれ…!」「…、本気?」「俺が傷付けた魅音の痛みに比べれば、こんなの大した事無いんだ…!」「……」「その代り2つ約束しろ…! 詩音は許してやれ! もう1つは、その身体を、魅音に返してやってくれ。それだけだ」「…命乞いするとか、そういう考えは思い浮かばないの」「じゃあ3つ目は…“俺を殺すな”だ」「…ゥフフ…、最初に2つって言ったんでしょう? だからもうダメ」「そいつぁ残念」「たぶん私は約束を守らないよ。“鬼”だから。でも…」「…?」「今の3つ目の願いだけは訊いてもいいよ…?」「っ!?」「この身体を魅音に返す事。それももう無理」「そんな事は無い! “魅音”は“魅音”だ! もう戻って来ないなんて言うな!」「…聞こえる…? あの音」…ガーンッ…ガーンッ…「…!?」「帰りが遅いから、レナが大石を呼んだってとこかな。…ごめんね…、魅音を汚して…」「ここに入る前に約束した! 何があっても、俺の中の“魅音”は変わらない」「………。でも忘れて。今日以後、私を見掛けても近寄らないでね。これは…私の屍に憑依(とりつ)いた…“鬼”なんだから」バチバチッ…!」…概ね綿し編に同じ。詩音の心理描写が多少盛り込まれている程度。しかし、それらを観てきた今回の我々には、圭一が余りにも憐れに思えます。何故だろう、圭一よりも遥かに幼い自害した梨花や惨殺された沙都子よりも憐れに感じる。それは恐らく、圭一が飽く迄も“魅音”を信じ続けた事によるものなのだろう。梨花や沙都子が、彼女が詩音である事を見破っていたかどうかは判らない。それでも、目の前にいる女を信用してはいなかった。梨花や沙都子の言動から、彼女を憎んでいたとも思えないが、それでも間違い無く信じてはいなかった。だが、圭一は彼女を信じていた。彼女が“鬼”であろうと誰であろうと、嘗ての━━そう、たとえ僅か1ヶ月とは言え━━学業に、周囲に、苛まれてきた圭一を救ってくれた━━親友・“魅音”であり、その心が少しでも残っているものと、信じ続けていた。『ひぐらし』の世界に於いて、圭一は、余りにも憐れな道家役者と言える。彼自身が、本気になろうと思えばなる程、“雛見沢”は圭一を弄んでゆく。それだけに、彼は余りにも憐れに映ります。
 

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矢張り自分にスナッフは耐えられぬ… (3/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)22時29分44秒
   
 「「ぅ……っ」「さ、出ておいで。圭ちゃんはスタンガンでのびているだけ。もうすぐ警察隊がくるから、解放されるよ」「…ありがとう…! うっうっ…!」「でもあんたには用がある。ここから脱出するの」……「……」「早く!」「ぅ、ぅ…」「…底まで落ちて、悟史くんに謝っておいで」「詩音!! …この底にはね…、悟史くんはいないんだよ!」「…はあ? あんた言わなかったっけ。この底に捨てられてるって」「私もね、悟史くんの事が好きだったんだよ! だから婆ッチャに詰寄ったんだよ! 絞め殺してやろうか、ってくらい! そしたら、“園崎家は手を下してない”って!」「…嘘だッ!!」「私は、婆ッチャが嘘を吐いているとは思わない! だって…、悟史くんと詩音の交際…、婆ッチャは許したんだよ!? “爪を剥いでみせたから、全てを許して忘れる”って!」「嘘だ嘘だッ! じゃ…、誰が悟史くんを消したって言うのよ!?」「それは判らない…」「だって…、“祟り" は園崎家が仄めかした事を、誰かが実行するから起こっているんでしょうが!?」「それも婆ッチャが長い事調べたんだって! でもね、誰もやってないの! そんな事をしてる人、村の中には誰もいないんだって!」「嘘…! だってそれなら、私が殺したのは“仇”じゃないって事に……。…、あっははは…! やるねえ。最後に私の復讐劇をひっくり返そうってわけ!」「詩音、信じて! 私は仇なんかじゃない! 信じてよ!」「くッ! もしあんたが無実なら、あんたは天国へ行って…悟史くんに会えるねッ!!」バチバチ…「………」…ドン…」…確かに井戸の底に落ちていたのは、本当の魅音だった。最早、魅音の言う事が本当かどうかなんて判らない。仮に魅音がここで殺されなかったにしても、魅音の言葉に嘘が無いのかどうか、“この狂った雛見沢という世界”では、信じる事も、疑う事も、侭成らない…。
 「━━死ねッ! 早く死ねッ! お前は呪われているんだよ! あれだけの事をして、生き延びるつもりかッ!?━━「うわぁぁぁっ!?」━━お前も早く、死んでしまえッ!!━━「っっっっ」━━死ねッ! 死ねッ! 死ねッ! 死ねッ!!━━「っっ、うるさーいッ!!」」…狂気に到っていたのは魅音では無い。魅音の姿をした詩音だった。思えば…、思えば梨花は強かった。沙都子も強かった。圭一は、最後まで魅音を信じていたが、それ故に強かった。魅音ですら、一時は錯乱したものの、詩音の言葉を聞く心をぎりぎりの処で持ち合わせていた。…しかし詩音は違った。自ら錯乱し、狂人と化していった。
 「「ははは…、アハハハハ…!! ザマアミロォッ!!」……「えへへ…、お久し振り! 元気してた?」「お前…、こんな処をうろついてて…、大丈夫なのかよ…?」「ぇへへ…」「どうしたんだよ、こんな時間に…」「私ね、もうここにはいられない…」「おい、大丈夫か…?」「今日まで…ぐ…頑張ってきたけど…もう…ダメ…あ…アハハハ…ハーハー…!」「おい、おい! 大丈夫かよ!?  無理すん…!」ザシュッ…!「…ぁ…ぇ……ぁぁ…」「エヘヘヘ! 間に合ったァ!! アハハハ…! 出来たァ! 全部出来たァ! 誉メテヨ悟史クーン!! ××────ッ!!!!」」…彼女に憑依(つ)き纏う“亡霊”は、既に“オヤシロさま”かどうかなど、関係の無い処に来ていた。“オヤシロさま”であろうと無かろうと、その亡霊の呪縛から逃れるには、自ら、“祟殺し”と“鬼隠し”を司る存在になるより他に無かった。だが、それは飽く迄も詩音自身の保身に過ぎません。繰り返すように、梨花も、沙都子も、圭一も、命乞いなぞしなかった。詩音は最後まで、自らに対して言い訳を作っては保身を続けていた…。
 「「ヤッタ! コレデ終ワッタ!! ヒェヒェヒェ…!」びりびりびり…「…!? (悟史くん……。ごめんね…、約束守れなくて……。ごめんね…、皆……。ごめん……。…今度は間違えないよ…、きっと……)…、うっ…!」ズシャ…!!」…かくして、詩音の転落死が起きた…。
 目し編、総評。正直、後味の悪い印象です。否、筋に納得がいかないというのでは無くて、この気の違った世界を、そ知らぬ顔で受け流せる程、私の心は鋼鉄では出来ていません…。否、それは殺伐とした世界さえも受け止めるべき、否、そうした世界でこそと語る自分のウヨサヨ振り━━ここでは口ばかりの腐った奴の意━━だという事を示しているに他なりません。…が、ウヨサヨと言えば、まさに本作が映し出そうとしている、皆の姿、そのもののような気がします。詩音は、自らの我侭から周囲を見て理解する精神を失った。思い込みで突っ走り、人を破壊し、更に自らを弩壺に嵌り込ませていた。こんな姿を、社会ではよく見掛けます。社会では…、そう、非常に大きな社会に於いても。詩音萌えの人は多いと聞きますが、もしかしたら━━否、これには特に他意は無いと断った上で━━そうした人は、“盲目的信者”なのかもしれない。
 

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消える人格、生きる人格  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)23時13分11秒
   
 『(大暮 維人町田 形講談社東映アニメーションマーベラスエンターテイメント,エア・ギア製作委員会)
 「Trick:20」
 原作を新解釈で再構成していますね。原作厨では無い加藤には、こういうリアレンジはアリだと思っています。…が、こなれるまでに時間が掛かり過ぎたのが『エア・ギア』の問題点。“両目のアギト”とか、原作厨からは色々と難有りでしょうけれど、亜紀人萌えの私には、悪くは無い印象です。(笑) 「「シャア!! 行っとくか、とりあえず…!!」「小烏丸…」「おい、これ、参加しないとダメ…? こ、こう…?」「勝利のポーズッッ!!」」…と、恥かしがるアギト(亜紀人では無い!)とかもレアでなかなか萌えです。(笑)
 ただ、それでも3DCGの使い方、やっぱり間違えていないですか…?(汗)
 「「ったく、何だこのガラクタ。小学生かあいつらは」「アギトくーん、早く良くなってね? 皆待ってるよ。女子一同より」「(良くなる…。…なんねーよ、俺が“この身体”━━“亜紀人”━━中にいる限り…。少しだけ…後悔していた。アキラと戦った事も……。レガリアを手に入れた事も……。あいつらと、出会っちまった事も……)…消えたく無ェよ…!」」…ひょっとしてアニメ版のラストって…、いやそれは無いだろうから…、まさか『好きなものは好きだからしょうがない!!』シリーズ(プラチナれーべるSOFTPAL Inc.)の焼き直しをするつもり…!?
 

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カモ  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月27日(日)23時54分36秒
   
 『ちょこッSister(雑破 業竹内 桜白泉社NOMADメディアファクトリー東芝エンタテインメント,ちょこシス製作委員会)
 第7話「ウキウキ、ガックリ、しょんぼり」(※以下、チバテレビ放映分を元に感想記事を書いています)…何故に傍題が左に寄っているんだろう…?
 「「…ぉ…、よ、よお! こんな処で何やってんだ?」「やけぐい」「え?」「だってこういう時はこうするもんだって書いてあったから」「はぁ?」」…その、ロボットみたいな解釈の仕方、何とかならんのか?(^^;;
 「「ふふーん、やっぱり都心のデパ地下は凄いわねぇ。色々あって目移りしちゃう」「いかがですか?」「あ、すみません。…んぐんぐ…、ん! 美味しい!」「新発売なんですよ。鹿児島産の黒豚を使ってて、しかも保存料とかは一切使っていないので、とってもヘルシーなんです」「じゃあそれ1つ下さい」「ありがとうございます。更にこちらなんですが、隠し味にバジルが入ってるんです」「おお」「今だと2つセットでお安くなってるんですよ」「じゃあそれも一緒に」「ありがとうございます」……「ああ…、デパ地下行くと、つい買い過ぎちゃうのよねぇ…」」…買い過ぎるのはともかく、どうやってここまで来たのかが気になります。…あ、タクシーなのかな?
 「「足来さん!」「何よぉ!?」「足来さん! 私、私…!」「えええ!?」」…こう言っちゃあ難ですけど、あんた幾つなのよ…。(汗)
 「「…何だよ…、これ…」「やなら食べなくていい」「何だよ、まだ怒ってるのかよ」「別に!」「……。映画だったら今度連れてってやるから…」「いい!」」…怒っていると食事だけでなく、裸エプロンも無いご様子です。(そうなのか?)
 次回予告「「今日は…調子は悪いので…予告はお休みにしたいです…。ぅぅっ、次回、『ちょこッとSister』、「すきまカゼ」。独りの夜は、寂しいよ…」」…早くも次回予告のネタ切れ…?
 

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あの頃のلبنانأسلم 投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月28日(月) 5時45分54秒D

 
 『アラビア語会話(NHKNHK教育)、第21課。
 「السلام عايكم! ;ـこんにちは、ياناغيّا كاروكوです。アラブではですね、最高芸術といわれているのが、詩、ポエムなんですね。で、そんな、人々の尊敬を集めながら、アーンミーヤで、詩を詠む。أبنوديさんの素晴らしい朗読をですね、本日も新しい言葉と文字を覚えて、もう満ち々々と、この勉強に満ち溢れているياناغيّا كاروكوの後にご覧頂きましょう!」
 「السلام عليكم! معكم ياناغيّا كاروكو. كيف حالكم؟ أهلا وسهلا بكم! ببرنامج اللغة العربية. ـ」「おー…」「ハッハッハ」「いいじゃないですかー」「何か、ちょっとずつだけ足していってますね」「かっこいいですよ」「ありがとうこざいます」」…うむん、なかなかいい感じですね。(^^)
 「هل يوجد مقاس أصغر؟ ـ」「ハル・ユージャドゥ・マカース・アスガル…」「おー、凄いじゃないですか」「聴くと最近少し出来るように…、アハハ…」「素晴らしい。はい、えと、洋服屋さんで、“もっと小さいサイズありますか?”っていう表現ですね。はい、هل يوجد مقاس أصغر؟ ـで、هل يوجد؟ ـっていうのは“ありますか”、مقاس أصغرが、“もっと小さいサイズ”という訳なんです」「ほうほうほうほう」」…聴き取れさえすれば、前後関係で新出単語のمقاسの意味は判りますね。
 「「前にあの、هل توجدってのありましたね。そういう使い方はしないの?」「うん、あの、توجدの時はحافلة、“バス”。でねحافلةの時はaの母音で終わってますね。女性形なんです。だからتوجد。今回はمقاس أصغر、これは男性形です。だからيوجد」「あ、そっかそっか、そういう違いなんだね」」…花緑さん、鋭いです。
 今日のスキット…おお、さりげなく双数形が出て来ましたね。
 「「さっきのスキットの中で、あの…訊かれましたよね、女性のكريمةがお店の人に、“気に入りましたか”っていう表現ありましたよね。هل أعجبكِ؟ ـ」「ああ言ってましたね」「これは、女性に言う場合はأعجبكِですね。で、そのأعجبって部分は“気に入りました”っていう意味の動詞なんです」「成程」「じゃ今度は男性に言う時は、何て言うんでしょうか?」「んー、だからアレでしょ? いつものكِكَを変える…」「そうそうそうそう」「أعجبكَ」「その通り、素晴らしい。今度ですね、“気に入りました”と自分自身が答える時は、أعجبني」…はて、これはどういう意味の動詞なんだろう? という事で、辞書で調べてみると…、まず、語根はعجبだというのは判ります。これは“驚く”という意味です。という事はأعجبはそれの未完了一人称単数形? いえいえ、عجبのⅣ形で使役活用です。従ってأعجبの字義は“そのものは驚かせた”。接続人称代名詞が付く事で“それは〜を驚かせた”となり、つまり“〜を気に入らせた”、“〜は気に入った”という意味にいるようです。ふむぅ、実に亜語っぽい文法です。
 「「街を歩くと色んな、その…文字の…色んな形があるんですよね、いわゆる書体があると。後は筆記体とか…、人の癖があったりするからね。多少、文字少し形が変わるので、そんなに変わっても…」「驚かなくていいの」「そういう事もあるという事で」「はい、判りました」」…つまり、لا يعجبという事で。
 「「“より小さいサイズ”って言う時は、مقاس أصغر、つまり日本語とは逆の語順、“サイズ”−“より小さい”でした。これもし日本語と同じ語順にして、أصغر مقاسと言ったらどういう意味になると思いますか?」「…どういう意味にでしょうねぇ?」「と言われても困っちゃうよね。あのね、أصغر مقاسって言うと“一番小さいサイズ”っていう意味になるんです」「ほーう…」「だから語順は大事でしょう?」「はいはいはい」「語順を変えると意味が変わっちゃうんですね」」…お、比較級・最上級は今迄の講座でも出て来ましたが、応用表現です。要チェック。
 アラブの風…「「何かがあった時に、“詩人は何て言ってるだろう”ってね、自分の代弁者として、時代の良心として、人々は詩人の言う事に耳を傾けてきた。それは今も、昔も変わらないという事なんですね」「その意味ではأبنوديはもの凄い、所謂その、語りの文化を守る為には非常に実績のある方で、大きな存在ですよね」「そうですね。はい、ではイタンビューの後半、ご覧下さい」━━「あなたの作品には 政治的なテーマも ありますねアラブ世界が直面している現実 イラクと パレスチナについて話していただけませんか?」「かつて詩人は 部族にとって 今でいう情報省だった偉大な詩人をもつことは 部族にとって 大変名誉な誇りだった自分の部族に最高の栄誉を 勝ち得るために━━ジャリールとファラズダクのように 詩人同士で競っていた現在では詩人の価値はより重いいかに人間を代弁することができるか━━いかに読者の目を人類の問題に 向けされることができるか━━いかに世界を矯正することができるか━━詩人の存在意義はそこにあるたとえば パレスチナ問題は 人類の問題 世界の問題だたとえアラブ人ではなくても━━そこで行われている不正は 受け入れられないものだから━━詩人であれば もっと耐えられないイラクへの侵攻と 現在の分裂状態を 無視することは目を閉じているに等しいエジプトの貧しい人々の暮らしも またしかり━━エジプトは本来偉大な国であるのに 今の没落はなげかわしい詩人は できる限り 物事の本質に迫り わかりやすいシンプルな形で━━人々の手へ、耳や、そして良心へ届けるのだ」」…恐らくこの取材が、今、行われていたならばلبنانの事をも訊いたでしょう。彼が何と解くのか、気になります。
 「「えー、番組の最後はいつものように、お国ことばのコーナーですね」「はいはいはい、今日は何ですか」「えー、今日はですね、前回の番組で紹介したですね、フスハーの“さあ行きましょう”というフレーズ、覚えてますか?」「はい、هيا بنا」「そのهيا بناと同じようなお国ことばがあるんですよ」「はいはい」「はい、それでは、早速、VTRをご覧下さい」━━(シリア レバノン地域)「ヤッラ ビーナ」━━(エジプトなど)「ヤッラ ビーナ」━━(湾岸地域)「ヤッラ」━━「يا اللهなんですね」「はい。で、私が真っ先にお国ことばを思い出す時にはですね、サッカーの事、真っ先に思い浮かぶんですよ」「ほぅ」「サッカーの試合の時に、あの、例えば、応援しているチームに、“行け行け!”って意味で」「ああ、يا الله، يا الله! ـ」「そう、“行け行け!”って」「あー、今度気にして観てみようかな」「花緑さん使ったら、皆、びっくりするだろうね」」…まぁ確かに“さあ行きましょう”という意味で使われるでしょうけれども、これがお国ことばというカテゴリで良いのかどうかはちょっと微妙だなぁ。だってこれ、感動詞のようなものではないかと…。
 

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ウサギとアリス  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月29日(火)03時52分9秒
   
 2006年8月28日。
 【2006年8月27日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 301通、1245.04KB。
          (▲ 87 ▲ 385.65)
 日本語スパムメール  43通、 577.00KB。
          (▲ 4 ▲ 113.25)
 
 『世界名作童話館 ふしぎの国のアリス ウサギとカメ もも太郎(Lewis Carroll(Charles Lutwidge Dodgson,ルイス=キャロル),Αισωπος(イソップ)寓話と呼ばれるも作者不詳,日本を含むアジア諸国伝承より作者不詳,アプルス,みゆきプロ,ケイメディア,オフィスワイケー)
 「ふしぎの国のアリス」…原作にほぼ忠実。ただ、原作がナンセンスな物語であるだけに、忠実に描き過ぎるとまるで訳が判らないのが難点。これは「ピーターパン」の時にも思った事ですね。
 「ウサギとカメ」…元が非常に短い物語であるだけに、他の作品とは逆に10分にどう話を膨らませるかが肝腎となってきますが、その意味では本作は成功していると言えます。ある意味、一番よく出来ているとも。ところでこれによく似た数学的な話にゼノンのパラドックスというものがあります。ウサギではなくΑχιλλέας(アキレウス)が競走相手。ペナルティーとしてカメを先に走らせると、後続のΑχιλλέαςはいつまで経ってもカメに追い付けないというパラドックス理論。『兎と亀』はΑισωπος寓話とされていますが、実際にΑισωπος(前619〜前564頃)の作であるかどうかは不詳。ただ、Αισωποςの名が冠せられる以上、成立はその頃と見るのが相当であり、一方、Ζήνων Έλεάτης(ゼノン)は前400年代の人。尤も、くだんの理論はΠαρμενίδης(パルメニデス)によるものとされますが、それでも1世代遡るだけ。なので、これは矢張り、『兎と亀』にインスパイアされて書かれたものですよね。
 「もも太郎」…これには諸説があり過ぎて、原作も何もあったものでは無いのですが、ごく一般的な日本の昔話にある『桃太郎』を採用しています。…が、出来は酷い。歩いているモーションとか、完全にヤシガニ状態(要するにこういう感じって事ですw)だったりして、ダメダメです。もう少し丁寧に作って欲しいなぁ…。
 

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ハンバーガーセットとハンバーガー単品とポテトとジュース下さい  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月30日(水)02時03分49秒
   
 2006年8月29日。
 【2006年8月28日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 267通、1188.35KB。
          (▽ 34 ▲ 56.69)
 日本語スパムメール  31通、 188.44KB。
          (▽ 12 ▲ 388.56)
 
 本日のネタ公告メール(こちらから送るよう登録してあるからスパムでは無い)。サブジェクト名「『ひぐらしのなく頃に 第2巻 通常版』DVD、Amazon.co.jpで今なら¥1,785OFF。」…って、いや、オレ、初回限定版、申し込んであるだろっ!? 通常版も買えと言うのかっ!?
 

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疲れているのかな…  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月30日(水)02時05分39秒
   
 日本語スパムメール  31通、 188.44KB。
          (▽ 12 ▲ 388.56)
 
…って何だよ。
 
 日本語スパムメール  31通、 388.56KB。
          (▽ 12 ▽ 188.44)
 

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指輪物語  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月30日(水)02時07分3秒
   
2ちゃんねる女向ゲーム大人板
→「BLゲーをする野郎のスレ Part4」スレッド >>696-698

 
 日本語って難しいなぁ。w
 

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トロイメライ 〜楽天どもの情景〜  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 8月31日(木)02時58分44秒
   
 2006年8月30日。
 【2006年8月29日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 260通、1107.40KB。
          (▽ 7 ▽ 80.95)
 日本語スパムメール  38通、 408.17KB。
          (▲ 7 ▲ 19.61)
 
楽天証券、自社関わる不利益情報をWikipediaから削除(Technobahn)(27日13時46分)
 
 「【テクノバーン】(8/27 19:33)楽天 (4755) の子会社の楽天証券がインターネットで広く普及している百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」に掲載されている「楽天証券」の解説ページから自社に関わる不利益な情報を再三に渡って削除していたことが26日、分かった。オンライン証券関連の情報を収集している個人運営のブログ「ネット証券Blog2」の調べで判明したもの。今回、楽天証券が削除していたのは2005年11月16日に金融庁から行政処分が下されたという記述。2006年1月9日に加筆されたこの記述が、2006年7月6日になってから楽天証券のIPアドレスから削除。この記述は7月30日になってから再び復活したが、8月8日になってから再び、楽天証券のIPアドレスから削除されていた。ウィキペディアはオンラインで利用可能な完全無料の百科事典サービス。偏見を避けて中立的な観点で記述されるという基本方針に沿っていれば誰でも自由に項目を記述したり、変更を加えたりすることができる。元々、米国で始まったサービスで、今では日本語を含む50ヶ国の言語をサポートし世界で最も普及している百科事典サービスとなっている。ただし、項目の執筆・編集が誰でも自由にできるために、一部の項目にはウィキペディアの基本方針にある中立性の観点から問題のある記述が行われることも度々あり、その都度、その運営方針を巡って議論が行われてきた。
 
関連ページ
楽天証券(ウィキペディア)
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楽天証券が自社の不利益情報をウィキペディアから削除したとの報道。企業の姿勢としてどう思う?(Yahoo!投票)8月31日2時30分現在 問題ない:6%,問題だ:93%,わからない:3%
関連サイト
楽天証券

 
 まぁ、不利益な情報の削除を求める態度は理解出来ます。…が、ウィキペディアには「自らの事は執筆しない」という不文律があるし、そもそもこれを認めてしまうとウィキペディアの目差すべきものが失われてしまうとも思われますね。尤も、私もウィキペディアの━━少なくとも日本語版の━━諸々のルールに対しては疑問視する部分もあるにはあるのですが、それはさておき、ウィキの性格上、誰でも手を入れられるのと同時に、いつ誰がどのように手を入れたかという情報も誰もが見る事が出来る訳でして、こうした事を行えば“祭り”になるのは火を見るよりも明らかだったのではないですかね。しかも、「再三に渡って」という事は事実上の編集合戦という事でしょうし、それすらもウィキペディアのルールに反していますね。とは言え、ノートなんぞに書き込んだりしたらそれこそヤブヘビでしょうけれども。
 

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2006年09月01日 → 2006年09月09日



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