KATOO!式貧乏クリエイター


 第3回目、本格的な3Dソフトでも、中級者程度ならば必ず悩むと思われる、関門とも言える髪の毛に挑戦しましょう。テクスチャー等が使えても、なおモデリングに悩む髪の毛は、シェーディング機能の貧弱なフリーソフト版『六角大王』では難問中の難問とも言えるかもしれません。
 さて、髪の毛のモデリング方法は、その髪型にもよるので、ひじょうに色々な手段が考えられます。普通の3Dソフトならば、ペラペラの板ポリゴンを曲げて、透過シェーディング等を使って処理する事も多いのですが、フリーソフト版『六角大王』には透過のような気の利いたシェーディングはありません。それどころか、板ポリゴンも、前後判定の仕様上、喰い合いが生じて、いわゆるポリゴン漏れが頻繁に起こります。
 そこで、今回の髪の毛は、厚みのあるオブジェクトを作り、これを並べる方法をとりたいと思います。正しい名前があるのかもしれませんが、私はその形にならって“バナナ方式”と呼んでいます。(笑)


 正面から見た画面にして、このような図形を描きます。
 もう今更説明することもないですが、正面や上から見た画面では、対象図形が自動で作成されるので、描くのは片方だけになります。
 

 
 対称図形と対になる、両端の頂点を結びます。まぁ、自信があるならば、一気に描き上げてもいいのですが、大抵、微妙にドットからズレて、別の処に頂点ができてしまい、ワイヤーがつながらずに交差してしまいます。


 延長コマンドで、適当な数だけ、伸ばして下さい。どの程度、増やすかは、別にこだわる必要はありませんが、図のように5段くらいにしておけばいいと思います。
 

 
 それぞれの段を引き伸ばしコマンドを使って、図のような形に変形します。ワラで包んだ納豆のような形になればOKです。
 ここで引き伸ばしコマンドによって作られた段のグループ化を解除しておきましょう。


 ここで、ちょっと細かい作業が入ります。
 片方の端の段のうち、適当な対角になっている頂点同士を1組だけワイヤーで結びます。
 1組だけと言っても自動的にもう1組できますけれどね。(笑)
 


 見づらいので拡大して説明を続けます。
 できたワイヤーを分割して、この頂点同士を更にワイヤーで結び、そのワイヤーも分割します。このときの、最後にできたドットは、中心線上にできなければなりません。
 


 そして、下側のワイヤーを削除します。
 


 更に、カドになっている頂点も削除します。
 こうして、中心点だけが残した形ができました。普通の3Dソフトならば、こんな面倒臭いことをしなくても簡単にできるのですが、フリーソフト版『六角大王』では、こうした地道な作業が結構必要になってきます。
 

 
 中心点の位置を調整して、周囲の頂点も、このドットとワイヤーで結びます。その後、この中心点を少し手前に出しましょう。
 これで、片方が閉じた“納豆”(笑)ができました。


 横から見た画面にして、一つ一つの段を範囲指定して回転コマンドを使い、図のような形にします。
 

 
 面を貼って左右全体を範囲指定した状態でグループ化して、一旦保存しましょう。


 第2回までで作った顔のモデリングデータを読み込んで、さきほどの“納豆”(笑)をインポートします。
 え!?このまま結合させればリーゼントのできあがりだ!?(笑)
 


 …ま、まぁ、コレでも確かに面白いですけれどね。(^^;;;;
 ただ私としては、もーちょっと、何と言いますか、ちゃんとしたモデリングをしてみたいなぁと思っている訳でして……、その……、説明を続けます。(笑)
 

 
 大きさを調整します。
 髪の長さにもよりますが、目安は頭のてっぺんの6割の長さぐらいが丁度よいでしょう。


 一旦グループ化を解除して、図のような形になるように、範囲指定を併用した回転コマンドや、頂点の移動を繰り返します。ただし、最終的には髪の毛のパーツがそれだけでグループ化されているのが望ましいので、顔と合わせてみるたびにグループ化して、修整するときには顔から離してグループ化を解除という作業を繰り返したほうがよいと思います。
 

 
 できあがった髪の毛のパーツをクリップボードにコピーして、左右にペーストします。
 そして、一旦何もない処をクリックした後に、ペーストしてできた、片方の髪の毛パーツをクリックします。最後の段階でグループ化したものをコピー&ペーストしたパーツなので、増えた髪の毛パーツのうち、片方全体が範囲指定されるはずです。
 回転コマンドで角度を調整して配置します。これを、頭が隠れるまで繰り返します。髪の毛は、とにかく数です。


 更に高さを変えてペースト&配置を繰り返します。
 単純につむじに対して回転させるだけでなく、X軸やY軸に対しても回転させて、なるべく自然な髪型に見えるように整えていきます。
 これで、フリーソフト版『六角大王』で作る人の顔の完成です。
 形が気に入らない人も多いと思いますが、それは個人個人の手で、自分らしいモデリング方法を研究していってください。
 



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