KATOO!BBSバックナンバー

2006年07月11日 → 2006年07月20日



せめて別々に載せてあげなさい  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月11日(火)01時25分40秒
   
 2006年7月10日。
 【2006年7月9日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 222通、1462.08KB。
          (▲ 20.5▲ 56.12)
 日本語スパムメール  40通、 507.84KB。
          (± 0 ▲ 34.72)
 
 『お〜いお茶(伊藤園)
 第十六回伊藤園新俳句大賞 佳作特別賞の中から2作(同じペットボトルに書いてあったもの)
  太陽と 話をしている ひまわりたち (大阪府堺市・13歳・臼井 愛美)
  太陽と 会話している ししおどし (千葉県鎌ヶ谷市・20歳・岩崎 恵)
 

http://www3.to/katoocom/

 


大統領どこー?  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月12日(水)01時08分26秒
   
 2006年7月11日。
 【2006年7月10日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 212通、1017.46KB。
          (▽ 10 ▽ 444.62)
 日本語スパムメール  35通、 426.34KB。
          (▽ 5 ▽ 81.50)
 
 『ブラック・ジャック21(手塚 治虫秋田書店よみうりテレビ日本テレビ)
 21−12(通算Karte:73)
 「「『ブラック・ジャック21』!! 謎の組織の恐るべき陰謀! 治療不可能の奇病、フェニックス病の秘密を求め北極圏へ! 美しき殺し屋・紅蜥蜴と、遂に直接対決!」
 「父、間 影三の再会の直後から、私の命を狙う謎の組織! 陰謀を暴く為の鍵、“ノワール・プロジェクト”。それは、永遠の命を研究する機関だった! …21年前、父は何故、母と私を捨て研究に参加したのか…。全てを知る男、ドクター・ジョルジュは、プロジェクトが生んだ治療不可能の病、フェニックス病で息絶えた! そして今、手掛りを求め、私達は彼の研究所へ向う…!」…「オーロラの彼方に 手塚治虫 原作「殺しがやってくる」」…原作第129話(1976年6月作品)。…これは判らんよ、幾ら何でも。OPの前振りからするに、殺し屋って紅蜥蜴でしょ? 原作とまるでデザイン違うですもの。
 「「…ええ!? ちぇんちぇい、行き止まりだよ? ろうちよう!?」「………」「間も無くイーストタウンに到着します。お降りの方は、お忘れ物の無いようお気を付け下さい。間も無くイーストタウンに到着…」「…っ!? 上か! ……ちっ!」」…上でも無ければ下にいるBJ。スタントが伊達では無い医者。
 「「…どう…!?」「ホームに降りた形跡はありません」」…何故かこんな処に旅行中の写楽は、ホームに。
 「カランカラン…「今日はもう終わりだよ! 悪いが帰ってくれ! おい、何だねお前さん」「泊まる処を探しているんだが」「泊まるとこ…? ここはホテルじゃ無ぇ、メシ屋だ。さぁ、帰ってくれ」ドサッ「…!? …こりゃあ…」「どんな場所でもいいんだが」「あるともあるともさぁ…、…ヘヘヘ…、以前は泊まりの客もいたから部屋はあるんだ」「アッチョンブリケ…」「勿論新しいシーツは出すさ!」「明日、山に行くんでクルマを貸して欲しい」「クルマねぇ…、んー…、…! 旦那! 山じゃクルマはダメだ! イイモノは用意しますぜ!」」…以前はユーロ、今回はカナダドル。まさかとは思うが、ごっそり換金しているのだろうか…?
 「「急ぐぞ、山の天気は変わり易い」」…いよいよ旧EDな展開に。ひょっとして、あの頃から既にこの展開の企画はあったのでしょうか??
 マントを撃つ紅蜥蜴…吹雪の中でBJの足跡を見付けるのは流石だが、フェイクに引っ掛かってばかりである辺りはプロの暗殺者としては、やや甘いか。
 「「…あれ…? …ああ…!!」「…ここが、ドクター・ジョルジュの…!」」…自分の家とでも思いましたか?(^^;;;
 「━━NO.0893 The growth and circumstance of Phoenis disease━━「フェニックス病の発症と経緯…、…これだ!」」…知りたいのはフェニックス病についてでしたけ??
 「「ブラック・ジャック!」「…!?」「私を…甘く見るな…! …このまま…敵に情けを受けて…生き恥を晒す訳には…行かない! …うぐっ!」「!?」「…さよなら…先生…」「……、くっ、ピノコ! 緊急オペだ! ……(…傷が心臓まで達してると厄介な事になる…。…それしても、私と血液型が同じとはなぁ…、つくづくこいつとは縁があるようだ…)」」…水野 夢絵さん、貴殿の読みは当っていそうですよ。
 「「しまった! 見付け出した資料が!」」…それ以前に暖炉の前に放置しておくのは、雪崩以上に危険な気が…。
 「「これを見た事は?」「…」「彼らを見た事は…?」「それは…」「どんな事でもいい」「……、……右から…右から2番目の男はドクター・クーマ」「…ドクター・クーマ?」「ええ、今、彼はアフリカのガボン共和国の近くにいる筈よ…」」…次はアフリカですか。
 次回予告「「謎の組織の恐るべき陰謀! 遂にピノコとの別れの時が迫る! ━━お前がいると邪魔なんだ!」「ちぇんちぇいなんかだーい嫌いっ!」「大切な人と離れて暮すのは、寂しいよな…」「幸せだって言えるの!?」「兄さんを助けて下さい!」「わたちの肝臓を使って…」「馬鹿言えっ!! ━━『ブラック・ジャック21』、ネクストカルテ、「ピノコ、日本へ帰れ!」「最後の最後まで諦めないのがブラック・ジャックでちょう!?」」…まるで違う雰囲気ですが、ビノコが自分の臓器を移植に使えと言うのは原作第13話「ピノコ愛してる」(1974年2月作品)。肝臓でなく腎臓。腐った親父の為に手術が遅れて命を失う少年の話。現実にありそうな話ですが、次回予告の雰囲気からすると、まるで別物になっている可能性が激大。ちなみに原作では第12話「畸形囊腫」(1974年2月作品)の次に来る物語。っていうか、アフリカはどうなったんだ、アフリカは。
 

http://www3.to/katoocom/

 


半角W  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月13日(木)02時53分28秒
   
 2006年7月12日。
 【2006年7月11日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 228通、1007.41KB。
          (▲ 6 ▽ 454.67)
 日本語スパムメール  40通、 426.99KB。
          (± 0 ▽ 80.85)
 
 『名探偵コナン(青山 剛昌小学館よみうりテレビ東京ムービー)
 第445話「ロシアンブルーの秘密」
 「「立ちはだかる巨大な壁も、見方を変えたら大きな扉! 暗号みたいなケータイメール! 小五郎のおっちゃん悩んでしまってネコ登場!」」…っつーか、次回予告の時に思っていたのですけど、これって所謂ギャル文字っスよね?
 「「そっかー。でも蘭、確か前のネコも“ゴロ”って名前じゃ無かった?」「うん。お母さんがその名前、気に入ってて、また付けたみたいなんだ。いつもゴロゴロしてるからってお母さんは言ってるけど…」「ん?」「…たぶんほんとは…」」…“コゴロウ”の事でしょうな。
 「「ああ、すいません、夕べ電話した桐下ですけど…」「あれ? 確か電話じゃ朝9時…、しかも奥さんが来られる訊いてましたが?」「実は…妻が体調を崩してしまって…、会社に行く前に私が代わりに持って来たんです。娘の暗号を…」「(暗号?)」━━よゝ└⊂⇒±Wσ言延┐゜νカゝレゝ(=〒〒<σ⊃きぁっτ━━「うーん、確かに…暗号スな…」」…やっぱりギャル文字ですな。“おとうさんの誕プレかいに行くのつきあって”って、こういうのがスラスラ読めるのってもしかして病んでる?(汗) 否、こういうの、滅多に読みませんよ。私ゃケータイも持っていませんし。でもね、AA職人やって、カリグラフィーや多言語多漢字の世界にハマっていると、この手の直観認識力は身に付くものみたいです。
 「「辛うじて読めるのは2行目の…この“カレ”と、3行目の最後の“つきあって”…ですからなぁ…」」…小五郎、“おっちゃん”の割にしてはいいセン行ってます。しかしなぁ、こんなものをネタに扱わないとならないような作品じゃあ無いでしょうに。「「ひょっとしたら、若いコの間で流行っている暗号かもしれませんな」」…暗号というか、暗語に近いかも? 「「ああ、実は、私もそう思って…、会社の同僚の娘さんに訊いてみたんです」「で、何て?」「そ、それが……、そのメールを見るならクスッと笑って…」━━「娘さんの好きにさせてあげれば?」━━「…って言うんですよ。…悪戯っぽい笑顔で…」」…まぁ、そう言うでしょうな。
 「「…おいおい、今度はクツかよ…? …んん? こいつはコナンのクツじゃねぇか。どっから持って来やがったんだ。いいか! クツってのは2つで1つ! バラバラにしたら役に立たねぇんだよ! よーく覚えとけ!」」…おー。ぱちぱちぱちぱち。
 「「(成程々々、この“O”に毛の生えた文字はギリシャ文字の“シグマ”で…、歪んだ“v”みたいなのがギリシャ文字の“ニュー”。平仮名の“て”みたいなのがギリシャ文字の“タウ”…か。…ほんじゃこのメールの“つきあって”と見える文字の読み方は…“つきあっタウ”…? 何じゃこりゃ…? ギリシャ文字っつったら星の名前…。星に関係あるかもしれねぇな…)」」…そんなコ難しい事、女子高生は考えちゃあおりません。余談ですが、ケータイでは出て来ませんがحはもっと“て”に似ています。中日ドラゴンズのマスコットにも見えますが。(何)
 「「(英和事典か…。英和ってのは、英語を日本語にするんだよな。このメールの中で…、英語のアルファベットが使われているのは“W”だけだが、この“W”を日本語に無理矢理直すと…)…平仮名の“ん”か! そうか! 平仮名や片仮名に似た外国の文字を面白がって使ってるんだ! だから“つきあって”の“て”が“τ”だった訳か!」」…解に々々。
 「「(何はともあれ平仮名や片仮名に似た外国の文字やマークを使って、若い娘が面白がってメールを書いている事は判った。それを踏まえて考えると、“W”は平仮名の“ん”で、“ν”は平仮名の“レ”、“τ”は平仮名の“て”だなぁ。となると“=”は片仮名の“ニ”で、その後の郵便マークは片仮名の“テ”…だろうけど…)」━━=〒〒<━━「(…“ニテテく”…ってどういう意味なんだ…? どうやら“W”の後と平仮名の“つ”の前の“σ”が何なのかを解かねぇと読めねぇようだな…。こんな字、平仮名にも片仮名にもねぇし…、ま、とにかく判らねぇ文字はマルにして考えてみるか…)」━━よ○○○○○ん○言延○○レカ○レ○○ニテテく○つきあって」…小五郎にしては上出来でしょう。これは暗号小説の草分け的存在とも言える『黄金虫(原題:The Gold Bug)(Edgar Allan Poe(エドガー=アラン=ポー))でも出て来る解き方の一つ。実はクロスワードパズルは“これ”なのですよね。
 「「(待てよ? そういやさっきもこいつ、このテープの処でごそごそやってたな…。やっぱり何か俺に伝えようとしてるんじゃ…? ここで気になるのは2話目のビデオが無くなっている事…。無くなる…、足りない…。…いや待て待て、その前にこいつ、洗面所のタオルの上で寝ていて、その抜けた毛が俺の顔に…)…そうだ! 抜ける、足りない、か! (ひょっとするとこれは平仮名や片仮名に似ているだけじゃ無く、崩れたような文字やマークをわざわざ使って、ヘタ文字っぽくて“チョーカワイク無い?”ってヤツじゃねぇのか? …となると、この“σ”も平仮名や片仮名からパーツが抜けて、崩れたヘタ文字の筈! だとすると考えられるのは…、平仮名の…“の”…! じゃあこの“±”は…平仮名の“ち”だな…?」」…“σ”が“の”と読めた小五郎は、オジサンとしては良い勘をしていますね。読めない人は意外と多いと思います。“±”は惜しい。
 「「だぉぁ、こら、俺のクツにじゃれるんじゃ無ぇ! (…ん!? クツ!? そういやこいつ…、コナンのクツとじゃれてたなぁ…。しかも片方だけ…。確かあの時俺は…)」━━「いいか! クツってのはなぁ、2つで1つ! バラバラにしたら役に立たねぇんだよ!」━━「(2つで1つ…!? 2文字で1文字を表していたって訳か! つまり、1行目の“言葉”の“言”と“延長”の“延”は、合わせて“誕生”の“誕”で、3行目の2つの郵便マークは“行”っていう漢字! 待てよ待てよ…、だとすれば最初の平仮名の“よ”は、足りないパーツをくっ付けて、横にある逆に折れた平仮名の“く”の字を合わせると、平仮名の“お”になる! その次の、上にズレた“L”と平仮名の“つ”を左右逆にしたようなマークを合わせると平仮名の“と”! 2行目の頭の潰れた片仮名の“フ”と小さなマルは片仮名の“プ”! その要領で2行目を読むと)」━━ ┐゜νカゝレゝ(=━━「(“プレかいに”、“プレゼントを買いに”って事だな! よぉし続けて読むと…!)」」…ビンゴ!
 当初、くだらないネタだなぁと思いましたが━━実際、ネットで方々の感想を読む限り、評は余り宜しく無い━━加藤的には、これはこれでアリだと思う。コナンが殆ど登場せず、小五郎を主人公にした『三毛猫ホームズ』(赤川 次郎光文社角川書店)のオマージュ。こういう作品は、たまにあるから面白い。また、“おっちゃん”がギャル文字を解いていく、という組み合わせも良い。本作は所謂、推理モノそのものとして観るよりも、暗号小説の元祖と、カリグラフに対する臨み方をモティーフに、推理モノの振出として観るのが正しいでしょう。と、同時に、普段活躍の場が限られている小五郎を主役に持ってくるという外伝的なエピソードとして楽しむのが正解かと思います。
 さて、本編ほ観ずとも、上記感想記事を読んでも、今回の話の中にはバグがあります。前述の『黄金虫』はその名も『The Gold Bug』であり、実際、この元祖暗号小説にも有名且つ非常に大きなバグが存在しますが、それはさておき。ケータイメールでは“┐”という、罫線が使われていましたが、小五郎のセリフや、その時に表示される記号から、どうやら製作者の本来の意図は“¬”だったようです。また、尺の問題でカットされたのかもしれませんが、“⊃”も記号でありながら、この件に付いては一切語られず仕舞いでした。暗号モノではバグは致命的ではあるのですが…、ただ、弁護するつもりもありませんが、『黄金虫』を髣髴させる流れがあった中、その『黄金虫』宜しくバグが見られた━━しかも『黄金虫』ほどひどいものでは無い━━のがかえって加藤には好印象でした。
 

http://www3.to/katoocom/

 


 投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月14日(金)01時12分27秒
   
 2006年7月13日。
 【2006年7月12日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 210通、 960.48KB。
          (▽ 18 ▽ 46.93)
 日本語スパムメール  38通、 519.88KB。
          (▽ 2 ▲ 92.89)
 
 『(大暮 維人町田 形講談社東映アニメーションマーベラスエンターテイメント,エア・ギア製作委員会)
 「Trick:14」
 「「空!? いる!? 空!? ……!」「………」「…久し振りね、コールド,ストーン。良かった、まだこの子達も私を覚えてくれてて…」「ホンマ、今日はええ日や…」」…前回から登場はしていましたが、ソラ。このアニメ、2クールだとすると、後半に突入した訳ですが、いよいよ原作連載中の展開にも近付いて来た…という処でしょうか。
 「━━突然ですが、私はこんなカオを してるけど、とっても優秀な猟犬です。━━実は私も猟犬です。━━」…原作では気付かなかったのですが、彼らってもしかして『週刊少年マガジンコミックス』(講談社)のCFが元ネタだったんでしょかね。それならそれで、「『エア・ギア』出たんだ、読みたいわぁ〜」とかいうネタを出して貰いたいです。(笑)
 「「うわあああ…!」ギャギャギャギャ…!「会うのは二度目やな。せやけど盗み聞きはあかんで、君ィ!」」…こう、アニメーションになると、ソラの車椅子捌きは尚更、超人的に見えます。ある意味、ATなんかよりも派手です。
 「「神風の術、武内 空ヴァージョン2やっ!!」」…『さすがの猿飛(細野 不二彦小学館旭通信社NAS,土田プロ)。しかしそんなんの、若い人は知らないだろうなぁ…。
 

http://www3.to/katoocom/

 


別のベクトルに期待する香具師 (1/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月15日(土)17時08分20秒
   
 2006年7月13日。
 【2006年7月12日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 242通、1035.60KB。
          (▲ 14 ▲ 28.19)
 日本語スパムメール  36通、 434.44KB。
          (▽ 4 ▽  7.45)
 
 『ちょこッSister(雑破 業竹内 桜白泉社NOMADメディアファクトリー東芝エンタテインメント,ちょこシス製作委員会)
 まず、━━
 
CCSF - Collected Creations, Selected Features逐次雑記
ちょこッとSister 第1話「プレゼントは妹?」(7月12日放映分)

 
━━「|(加藤 義啓)[7月11日01時05分51秒]ところで『ちょこシス』がいよいよ始まりますが、原作は“あの”雑破氏ですし、方々を塩化させる罠を混入させていないかとか、その辺りが注目です。(ぉ」…“塩”というのは“ショタ”の隠語。
 私が雑破 業氏の作品に初めて触れたのは『ゆんゆん☆パラダイス(雑破 業みむだ 良雑フランス書院ピンクパイナップル)。若年層向けのロリ小説。まぁ、それは良いのですが、これの続編が『ゆんゆん☆パラダイス2 少年注意報(同)、これが罠だった。(笑) 今でもBL小説こそあれど、さほど見掛ける数は少ないショタ小説。まして当時としては同人を除けば限り無く少数であるそのジャンルを扱ったもので、ある意味、雑破氏が最も書きたいと思っていたであろう内容でした。インサイダーの加藤は、主人公・睦月と同化し、精神崩壊。ネタバレになるので難なのですが、早い話が中学2年生の睦月が、とある事情から姉弟の知人であるショタコン姉ちゃんの罠に嵌められて、小学6年生の男の子にえっちされてしまう、という話です。ショックで精神的にズタズタになった睦月は恋人のゆんゆんに打ち明け、激怒したゆんゆんは睦月を陥れた彼女の家に乗り込むが…という流れ。
 でもって、この時点で見事に雑破氏の仕掛けたショタウィルスに感染。暫くの潜伏期間を経て、数年後、とある仕事でショタアンソロ本に手を出したのが運の尽き。(笑) 後に雑破氏に「あの作品がショタに目覚めました」と話した処、氏曰く「目覚めさせたのでは無く、本当の自分に気付かせてあげたのです」と返される。(爆)
 まぁ、そんな訳ですので、彼の作風としては“妹萌え”とかよりも、むしろショタこそが真骨頂な訳でして、その意味では水野さんの仰る『Rozen Maiden(PEACH-PIT幻冬舎ノーマッド,薔薇乙女製作委員会,TBS)との対比には関心がありますね。ただ、原作を読む限りでは『ちょこシス』は雑破版『ちょっツ(CLAMP講談社マッドハウスTBS,ちょびっツ製作委員会)という印象を受けていましたが…。
 まぁ『ちょこシス』テレビアニメ化な訳ですし、以前も書いた気がしますが『ゆん☆パラ』OVA、再版しませんかねぇ??
 

http://www3.to/katoocom/

 


別のベクトルに期待する香具師 (2/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月15日(土)17時09分37秒
   
 という訳でやっと本題。w
 第1話「プレゼントは妹?」 (※以下、チバテレビ放映分を元に感想記事を書いています)
 「「はいはいはい、今開けるってー……えっ!?」」…2301年、アクアのシルフ、ウッディーさんなのだ。(違います)
 「「ところで…あんた、一体何なんだ?」「あーん? 見りゃ判んだろ、サンタに決まってんじゃん!」」…そういや、雑破氏と直接関係ある訳では無いですが、某ショタコミックにもイカレたサンタの登場する話があったなぁ…。
 「「と、とりあえず、何か着てよ…!」「………、……え、でも兄妹だとそんなのは気にならないんじゃ…」「ああ、いや…、だからそうじゃなくて、何でもいいから、とにかくそこに入ってる服着て!」「…、はーい♪」」…声のイメージは合ってるかな。否定する人もいるかもですけど、加藤的には原作イメージに合っていると思います。
 「「それじゃあお兄ちゃん。ふつつかな妹ですが、これから宜しくお願いします…!」」…ふと思った事。加藤に妹萌え属性は無いのですが、ある方に質問。ある日、突然、妹が、尋常ならざる形で出来たとして、こんな感じで1人出来るのと、12人一気に出来るのと、どちらが嬉しいものなんでしょ?
 「「えーと…、ハラ減ったからそろそろ朝飯にしようかな…!」「だったら、あたしが作るね!」「いいよ、そんな事しなくて」「ぁ…、でも、そういうのは妹のする事だーって、これに書いてあるよ?」「そうなんだ…、じゃあお願いしようかな…」「わぁ…、うん!」……「えーと、まずはこれをこうして…あれ? わぁ! じゃあ…! うそうそ!? 何で!? どうしてこうなっちゃうの!? わ、わ、わーっ!?」どーんっ! ぼーんっ!」…余談ながら、女性側が家事がまるでダメで、主人公の男性側がおさんどんという設定は、それこそ『ゆん☆パラ』のモティーフ。
 「「ところで…君、名前は?」「まだないよ?」「え? 無い!?」「うん」「でも、それだと呼ぶ時困るな…」「だったら、お兄ちゃんが付けて!」「俺が?」「かわいいのにしてね」「ええ!?」「ぇ」「(…かわいいの…? かわいいのって…どんな名前がかわいんだ…?) …ん? そうだ、ちょこなんてどうかな?」「ちょこ?」「君、さっきから何か付けてアンチョコ見てるだろ? だから、アンチョコの“チョコ”を取って、ちょこ」「ちょこ…、ちょこ…、それがあたしの名前…」「ダメ…かな…?」「ううん! かわいくてとっても素敵! 気に入ったからそれにする!」」…そういえば、昔、『CHÔKOビースト!!(浅野 りんエニックス)なんてのもありましたなぁ、やっぱりこんな感じで名付けられていたよーな。アンチョコだけに安直ですな。
 「「すみません。持ち合わせが足りないんで、お金下ろしてきていいですか…?」」…デパートでも、ビ○が使えます♪
 「「(貯めたバイト代で、パソコンとエアコン、買おうと思っていたのになぁ…)」」…そういう意味では某ちぃはお徳ですな。
 「━━「ねぇ、ママ。妹まだ生まれてこないの?」「うん…、まだみたいね」「いつになったら生まれてくるの? 明日? それとも明後日?」「まだまだ何ヶ月も先よ。それにまだ、妹かどうか判らないし」「絶対妹だよ」「どうしてそう思うの?」「だって僕、この前夢で見たんだもん! 僕が妹と遊んでやってるとこ!」「夢で? 妹と?」「えへ…、うん!」━━「それはだぁれ?」「妹!」「うふ、変な子ね。まだ生まれてもいない内から」「僕ね、妹が出来たら毎日遊んであげるんだ! おやつも分けてあげるし、そんで、いじめっ子が来たらやっつけてやるの!」「まぁ、頼もしいお兄ちゃんね」━━「…………」「……ごめん、はるま…。…妹、ダメになっちゃった…。それからね、お母さん、もう、赤ちゃん作れなくなっちゃった…。ごめんね…? …ほんとにごめんなさい…」━━「神様……。神様…。神様お願いします。早くママを元気にして下さい…! ……、それからサンタさん。ママの代わりに、僕に妹を下さい! …大事にします…。絶対、絶対大事にします…!」━━」…こっちの声は違和感あるなぁ…。腐男子属性の加藤には、幼い男の子とはいえ、男性声優でないと受け付けられない…。
 「「あの、そちらのお嬢様なら、少し前にエスカレーターの方に行かれましたが」」…言えよッ!
 ED…字幕細かッ!! ところでこれはやっぱり、ゆんゆんの隠喩なのでしょうか…?(『ゆん☆パラ』のヒロイン、ゆんゆんこと猫院寺ゆんなは猫を祖父に持ち、猫の血を引いている)
 次回予告「「お兄ちゃん知ってた!? 1月1日って、お正月なんだよ。一体どんな事するのかな? 次回、『ちょこッとSister』、「はじめてのお正月」。お兄ちゃん、初めてだから優しくしてね」」…お正月ってのはー、1月の事を言うのであってー…。
 総評…正直に言ってしまうと、『ちょこシス』は原作を含めて私の毛色に合う作品では無いのです。何せ、妹萌え属性が無いですので、本来の意味でのヒットする部分が無いのです。ただ、雑破氏の作風そのものは好きで、そうした事から『ちょこシス』も読んでいました。早い話が、妹萌えアニメとして評する事が加藤には出来無いという事です。という訳で、それ以外の部分で観てみますと……、これ、悪くは無いですね。正直、原作も含めて大ヒットする作品とは色が違う。ただ、丁寧には作られているし、原作イメージを損ねずに、且つ、原作の淡白過ぎる雰囲気をうまく料理し、演出してあると思います。
 
 改めて、水野さんの記事を読んで…「誰だよ, って窓から誰か来る事そのものには突っ込まないんですか? 2階でしょ?」…そういや、それも『ゆん☆パラ』のモティーフなんだよなぁ(睦月とゆんゆんが初めて出会った夜、ゆんゆんは2階にある睦月の部屋の窓を叩き、入ってくる)。こうして改めて見ると、『ちょこシス』って雑破氏の過去の作品を再構成したものなんだなぁという事に気付きます。…っつー事は、やっぱりある筈だよな、ショタの罠!(結局そこに行くんかい!)
 

http://www3.to/katoocom/

 


ぐぶぅ。  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月15日(土)21時20分14秒
   
 2006年7月15日。
 
 また、日付、間違えた……。
 

http://www3.to/katoocom/

 


封鎖、それにすら感じる意図的なもの (1/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月15日(土)21時25分25秒
   
 『ひぐらしのく頃に(竜騎士07/07th Expansion,ひぐらしのく頃に製作委員会,創通エージェンシー)
 通算第15話「し編 其の弐 兆し」(※以下、チバテレビ放映分を元に感想記事を書いています)
 「「うぐぐ…ッ!」「大丈夫か、小僧。今、医者を連れて来るからな。暫く我慢してろや」「ううッ!」「判ってると思うが、医者に余計な事は言うなゃ。俺達も、乱暴がしたい訳や無いんや」「…彼は…? 村の子じゃありませんね」「知合いの子どもを預かってるんですよ」「「そうですか…。大丈夫ですか? 痛いのは、どの辺ですか?」「ぅ…っ!」「…この手術の痕がどうしたんです?」「きょ、去年の、冬に…交通…事故で…」「事故…?」「……ッ」「…!?」」…寿樹を診る入江。これで暇し編のメンツは揃ったのかな。それはさておき寿樹くんの安否が気になります。この作品、不幸な子どもが多過ぎ…。(x_x;;;
 「「赤坂さん、緊張してます?」「いえ、そんな事は…」「大丈夫ですよ、雛見沢地区へ向う、同僚に言い残してますし。まぁ、越した事はありませんがねぇ」」…大石、何をそんなに新米を怖がらせて何をしようと。あんたが自分の捜査に信念を燃やし、アウトローな行為を異ともしない態度なのはともかく、関係の無い処で挑発しても仕方無いでしょうに。「」「…!? (梨花ちゃん…?)」」…彼女が、大石と一緒にクルマに乗る赤坂を見た、という事は、当然、赤坂がくだんの“ほかほか”であるのは理解しているであろう、という事で。
 「「この、先を抜けると高津戸地区です。(拳銃の)安全装置外すの…忘れないで下さいよ?」「…はぁ…」」…脅す々々。「「数年前までは人が住んでいたんですがねぇ」「こんな辺鄙(へんぴ)なとこで、財布が発見されたんですか」「村人には、山の中に畑を持ってる連中がしましてねぇ。そういう連中は、朝晩ここを通りますから」「…ここを徒歩で…?」「まっさかぁ。行ける処までは、クルマで行くんですよ」「クルマで走ってて、落ちてる財布を発見したんですか?」「拾った人間は、たまたまお腹が痛くなって、ちょいと繁みで用をたそうとクルマを降りた。それで見付けたらしいですよ?」「…そうですか」」…とはいえ、不自然な感じを拭い切れないのは事実。そもそも、落としたのが寿樹を誘拐した犯人グループかどうかは別としても、少なくとも財布を落とした人物も、クルマに乗っていた筈であろうから…。
 「「ん? 入江先生! こんにちは」「大石さんじゃありませんか。珍しい処でお会いしますね」「そういや、こっちのセリフですよ」」…この頃はまだ沙都子の両親の一件も起きていない。もしかしたら入江は既に沙都子の環境に注視していたかもしれませんが、養子云々の話はまだまだ先の事。大石との犬猿関係もまだ存在しない。「「先生の方こそどうしたんです? こんな処で」「ちょっとした、往診です」「ありゃあ、急患とか?」「…いえ…それが…、ちょっと気になる事が…」「うん?」」…こうした遣り取りも、入江が大石に対して不信感を抱いていないからこそ成立するもの。数年後の入江であれば、大石にはこのような事を話したりはしなかったかもしれない。何にせよ、大石はこの頃から雛見沢を調べ、警戒していた。村人達が大石を煙たがるようになるのは、彼に“オヤシロさまの使い”の異名が付く後の事であるから、もしかしたら当時の大石は、御三家等の一部の人間を除けば、それほど避けられるべき人物ではなかったのかもしれない。或いは、その構図自体が御三家には気に入らなかった…とか?
 「「営林署の人間か…?」「いや…、サツやな」「時間稼いで…、小僧連れて裏から抜けぇや!」「わ、判った!」」…待てよ…、となると、祟し編の展開から考えても、入江は不審人物のリストから消滅するよなぁ…。もしそうだとすると…、鬼し編のラストで圭一の家にやってきたのが入江であるのはほぼ間違い無いし、“監督”が入江を差しているのも疑い無いから、ひょっとするとあの時の圭一は、緊急避難的にレナ達を撲殺したのはともかくとして、その後は逃亡するべきでは無かった…?
 「「御免下さーい。どーも、警察ですが、ちょっと宜しいですか?」「はいはーい、今、開けます」バンッ!「っ!?」━━「はぁはぁ…、あっ!?」━━「ぬぅわぁぁぁっ!!」━━「止まれェ! 警察だ!」」…アウトロー刑事・大石と、正義感に燃える赤坂。
 「「…ぃ…、犬飼 寿樹くんかい?」「うん…」「何じゃお前ェはッ!?」「これ以上抵抗するな! 大人しく降参しろ!」「手前ェこそ、小僧こっちへ寄越すんだ!」「もうじき、応援が到着する! 貴様らに逃げ場など無い!」」…寿樹の身柄、暫定確保。「「…ああっ!?」「大石さん! …ぁっ…!」「へへ…」「大石さんは!?」「ああ? 落としたらアワ吹いとったよ、ヘヘヘ…」「くそぅ…!」…パーンッ!「…ぁ…ぁ…」」…大石の拳銃。彼がやられたという事は、その武器は当然、奴らが持っているという訳で。「「あんまりナメてんと、容赦しねェぞッ!!」「…くっ」「…でやぁぁぁぁッ!!」「おわッ!?」「大石さんッ!」「…王手飛車取りって処ですかねェ」」…場は踏んじゃあいない大石。
 「「犯人達は、逮捕されましたか?」「残念ながら」「大臣の孫は?」「大丈夫。署で保護しています」「そうですか」「ああ、それと、もう一つ、お知らせが」「…ぅ?」「大臣が、雛見沢ダム計画を凍結すると、言ったとか」「…凍結…? 中止って事ですか?」「人質と引き換えに、ダム計画を撤回した…と言う事でしょう。…つまり、大臣と犯人の取引が成立したと言う事ですなァ」「そんな…! それじゃ!」「私達が頑張らなくても、寿樹くんは解放されていた…という事でしょうな」「……」「赤坂さん。この事件、もしかすると私達が考えている以上の力が…、いや、組織が、動いているのかもしれませんよ?」「…どういう事ですか?」「いえね、これは、全く私の推論ですがね…、あの取っ組み合いをした2人。どう考えても訓練された人間です」「…訓練…」「そこいらのチンピラが、あんな立ち回りが出来るとは思えないんですよ」「…そう言われれば…」「そう。射撃の腕も正確でした」「……」「ま、今となっては全てが霧の中ですがね? アッハッハ…」」…成程、外伝である鬼曝し編は、こうして結び付いた赤坂と大石の未来にある、アナザーストーリーなのですか。あるんだろうなぁ、この数年の間の2人のやおい本とかって。(なんでそっちにしか物事を考えられないんだよッ!!)
 

http://www3.to/katoocom/

 


封鎖、それにすら感じる意図的なもの (2/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月15日(土)21時26分26秒
   
 「「…ん? …うん…?」……「…何だこれ…」……「どういう事だ…! 何でみんな…!」」…もしかして、その電話ボックスは数年後、鬼し編で圭一が命を落とした、あの…!?
 「「梨花ちゃんちも、こっちの方向なのかい?」「なのですよ」「そう。…ああ、そうか。確か、この神社が、梨花ちゃんの家だったよね」「まぁ、そんなものです」」…うん? 微妙な回答ですね。この奇妙な答えの真意は…? 「…「今日は、お祭りの日なのです」「お祭り?」「雛見沢村の唯一のお祭り。“綿流し”のお祭りなのです」「わた…ながし…?」「祭りなんて名ばかりの、つまらないものですよ。見ますですか?」「ああ」……「ね? つまんないお祭りでしょ?」「あはは…、これは確かに…お祭りには見えないよな」「こんなのは、全然“綿流し”のお祭りじゃないのです…」」…衝撃の新事実! しかも極めて重大な! “オヤシロさまの祟り”に纏わる事件が起こる以前、雛見沢村には“綿流しの祭り”は行われていなかった! 鬼ヶ淵時代に行われていたのは別として、現代に於いては(雛見沢大災害によって村は全滅し平成の現在に到る、という話なので、「現代」と呼ぶのが正しいのかどうかは難ではあるが、少なくとも物語の舞台となる昭和末期に於いて)、その内容のベクトルはともかくとして、形式・様式を持つ神事的“綿流し”は、ごくごく新しい時代に復活したものだった。そう言えば綿し編では、鬼化した魅音が、“綿流し”を現代に蘇らせた、という意味の言葉を言っていた。蘇ったのは、綿を川に流したり巫女が舞を舞う神事を伴う祭りと、人身供犠の儀式との2カウントなのか、それとも、それは対だという意味なのか…? 少なくとも園崎家はこれ以降に“祭具”を造ったのは疑い無い。では、神社の祭具殿の方は…? 祟し編で沙都子が祭具殿に落ちて“オヤシロさま”の像を折ったのはいつの話なんだ!? 暇し編に、梨花と仲良しである筈の沙都子が全く登場しないのも何故なんだ?(魅音は会議の場面で登場した。レナは雛見沢にいない頃であろうし矛盾は無い)
 「「こうして眺めると、この村も長閑(のどか)そうに見えますです」「君は、この村は絶対にダムに沈む事は無いと…、そう、断言したね」「……」「何故、そう思ったんだい…?」」…梨花は御三家の人間。年齢的に、全てを理解しているか否かはともかくとして、何かを知っていたとしてもおかしくは無い。「「…ボクには難しい事はよく判りませんです」「でも、良かったじゃないか」「何がですか?」「少なくとも、これでこの村に平和が戻るよ」「平和が…? この村に…?」「ああ」「…これから毎年、血生臭い事が起きるのに…ですか?」「?」「フ…フフフフ…、あと何年かすると…、私は殺されるの…」「殺されるって…、梨花ちゃん…? どうして…?」「これは決まっているコト…」「き、決まっているって…、誰がそんな事決めるんだい?」「ここは、人の命を何とも思わない連中でいっぱいだもの…。これを伝えても、何も変わらないかもしれないけど…。でも、水面(みなも)に映った“死”という月を掻き消す為なら、小石を投じる事もあるかもしれない…」「…一体、何の話を…」「……」」…これが先程の謎の答えか…? つまり、神事的儀式と人身供犠的儀式は対であり、対として復活の意…か…?
 「「赤坂さん! アッハッハ…、何年振りでしょう」「大石さん、ご無沙汰しております」━━誘拐事件から数年が経ったある日、私は、大石氏との再会を果たした。大石氏は定年後、母親の郷里にあたる札幌に引っ越していた。私が大石氏に会いたいと思ったのは、ある事を確めたかったからに他ならない。」…Bパート、いきなり雰囲気が違っています。定年後? という事は、暇し編で大災害が起きているか否かに関わらず、大石は撒き込まれなかったし、行方不明にもならなかった、という事ですか。「みゆきは…、死んだ雪絵のおなかから生まれた、雪絵の生まれ変わりなのだ。そう。私の妻、雪絵は、あの綿流しの祭りの夜に死んだ…。雪絵は、毎日夕方になると、屋上に上がり、夕日を眺めていたそうだ。そして、部屋へ戻る途中の階段で、足を踏み外し、たまたま運の悪い角度で、強く打ち付けた…。親しくなった看護婦に、雪絵はこう言っていたそうだ。“あの人が遠くへ出掛けているときは、同じ空の下で、あの人の無事を祈っていてあげたい”…と。━━「もしかして、君が電話のコードを…?」「掛けても赤坂が“かなしく”なるだけなのです」━━そう、あれは雪絵の死を悟った梨花が…、私を哀れみ、した事だったのだ…。━━「東京へ帰れ」「!?」「で無いと、ひどく後悔する事になる」━━…もしも私が、その結果を知っていて…彼女の言う通り仕事を投げ出し、東京に戻っていたら…、雪絵の死は避けられていたのかもしれない…。」…ちなみにバスにはKannkoと書いてありますが…、まぁ、普通に読めば只の「観光」ですが、ロゴといい、配色といい、これはKaNaC(京成グループの貸切バスのブランド名)のパロディ?
 「「なっ…はっはっは…、いいですよ? 赤坂さんの言う通り、古手 梨花は未来が判る予言者だったとします。…なら、何故あの大災害が予知出来なかったんです?」「…ふむ…」━━そう。昭和58年6月末。鬼ヶ淵沼より、猛毒の火山ガスが噴出して、深夜の村を直撃。村人が全滅するという、未曾有の大災害が起きた…。雛見沢地区は、今でも封鎖されている…。」…ふむ、かの雛見沢大災害は起きているようですね。外伝の鬼曝し編が大災害から始まる物語で、赤坂と大石の2人が雛見沢関連の全てを調べ上げようとする話である訳で、雛見沢大災害が過去形となっている暇し編から見れば鬼曝し編は無かった、或いは赤坂と大石は連れ立ってはいなかった、という事のようです。尤も、鬼曝し編は後になって書かれた外伝であって、必ずしも本編との辻褄は存在しないようですが…。
 

http://www3.to/katoocom/

 


封鎖、それにすら感じる意図的なもの (3/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月15日(土)21時27分31秒
   
 「「まぁ…、でも…、“オヤシロさま”の生まれ変わりである古手 梨花が殺されたので、村が“オヤシロさま”の怒りに触れて、それで沼から瘴気が湧き出して、村を死滅させたんじゃないかって、そういう話が、確かに雛見沢出身の生存した人間達の間で、真しやかに囁かれていたのは…事実ですがね?」「ぁぁ…、失礼…、今…、殺されたと仰いましたが…」「ええ。大災害の当日。昼頃に、神社へ訪れた村の老人達が、古手 梨花の死体を発見しました」「他殺…」「ぅ…、全裸で裸足。判ったのは、薬物で昏睡させられてから、あの場所へ運ばれ、腹部を切開。意図的に、臓器を引き摺り出されていました」「昏睡!? では、開腹は死後では無く…!」「……」「矢張り、そうだったんですか…」「矢張り…?」」…どうも暇し編は祟し編を補強する、プロローグとエピローグという位置付けの感があります。「「大石さんはこの連続怪死事件…、“オヤシロさまの祟り”を、どう捉えていますか?」「赤坂さん。そりゃあ5年も続いて、派手な最後があった今だから言える事ですよ。あの当時は、事件が毎年偶然にも、“綿流し”の日に起こり、“今年は起きないといいなぁ”…なぁんて感じだったんです」「偶然じゃ無いと思います。あの少女は、全てを知っていました」「古手…梨花がですか?」「はい…。あの子は私に、連続怪死事件の全てを、予言してみせました」━━そう、今回の私の旅の一番の目的は、“オヤシロさま殺人事件”と、それを予言した、古手 梨花の関係を知る事だった…。━━「ふぅむ…、と、すると…、連続怪死事件は、発生の前年には、もう全て、シナリオが用意されていた…という事ですかな?」「そして、その予告通り、古手 梨花は殺されました! 彼女は自分の死を知っていたのです!」「なら、古手 梨花はどうして逃げ出さなかったんですかねぇ…?」「…!」「何故、抗わずに自分の死を受け入れたんです? 彼女は何故、誰かにSOSを…発しなかったんでしょうか?」「……ありました」「ぇ…?」「彼女は確かに…SOSを…! 救いを求めていたんです…! …この私に!」━━「来年の今日。そう、昭和54年の6月の今日。ダム工事の現場監督が殺される…」「ぇ…、殺されるって…」「身体中をバラバラに引き裂かれて捨てられる…」「バラバラ…?」「その翌年の、昭和55年の6月の今日。沙都子の両親が、崖から突き落とされて殺される」「…沙都子…?」「その翌年の、昭和56年の6月の今日、私の両親が死ぬ…。更に翌年の昭和57年の6月の今日、沙都子の意地悪な叔母が、頭を割られて殺される。そして次の年。昭和58年の6月の今日、或いはその数日後か…。…私が殺される…」「…君が…?」「…全ての死が予定調和なら…、最後の死も、また予定の内なの。でも、ならばこれは一体誰の予定なの…?」「…君は、一体何を…?」「私は幸せに生きたい。望みはそれだけ。大好きな友人達に囲まれて、楽しく日々を過ごしたい…。それだけなのに…、それ以上に何も望んでいないのに…」「…梨花ちゃん…」「…死にたくない…」」…予言を否定する者は、予言とは事後の解釈や辻褄合わせの産物だと言う。或いは、予言では無く予告であると。梨花が後者であるとはやや考え辛い。何故ならば、年齢的にも予告という概念をどこまで持ち合わせているかが疑わしく、また、たとえ彼女が“オヤシロさまの生まれ変わり”と称されていようとも、或いは雛見沢村の守り神である“オヤシロさま”を奉る神社の巫女であり古手家の後継であろうとも、会議の場を見る限り、彼女に全体を取り仕切る権力があるとは思えない。ならば、こう考える事は可能だろうか? 梨花が未来に付いて何かを語る。それは特に予言を意図して口から出たものでは無い、という事も含めてだが、その時、その発言を成就させる何者かがいたとしたら、どうなるだろう? そしてまた、本人である梨花はその事を知らないとする。つまり、“予言”には一切の意図の介入は無い、という事だ。しかし、その発言は成就する。故に、予言であるという概念を、周囲のみならず、梨花自身もが刻み込まれる。確信は無いが、梨花は、その起きている事に何らかの違和感を抱きつつあり、自分は意図的では無いが、成就されるそれらには何かの意図的なものを感じている。そう解釈すると、梨花のこのセリフは非常に理解が行く。「「でも、ならばこれは一体誰の予定なの…?」」とは、その事を意味しているのでは無いか…?
 「━━雛見沢地区の封鎖は、今年もまだ、解けていない…。」…かくして問題編4編は終了。いよいよ次からは解答編に突入。とりあえず、寿樹くんが無事だったので良かったぁって感じ。2006年の今は36歳なのですがね。w
 
 『アニメロミックス(ドワンゴ)のCF、その1…「「あはー、アニメロでレナ達の待受けが出てるんだよ? だよ?」「レナ…」「はうー、この待受け、お持ち帰りィ〜!」「もう、アニメロにハマり過ぎ!」」…“お持ち帰りー”が読めてしまうので、つまらない。テンポも今一…と思っていたら…。
 同、その2…「「見て見てーッ! 私達の着うただよ!」「嘘だッ!」バサバサバサッ…!「…だって、昭和58年にケータイなんて無いよね…」「アハハハ、参った! とんだ処に名探偵がいたもんだ」」…爆笑!(^^;;;;; ツボに入った!(^^;;; こちらは目茶々々よく出来てる。よくもまぁ元のモティーフを活かして、こういうネタを作りましたね。ちなみにマジレスしてしまうと、ケータイはともかく携帯電話は既にありました。着うたなんて気の利いたモノは無いですがね。
 

http://www3.to/katoocom/

 


言霊 (1/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月16日(日)01時58分4秒
   
 『XXXHOLiC(CLAMP講談社Production IG,アヤカシ研究会,TBSBMG JAPANキッズステーションムービック,パイロテクニスト)
 第十五話「フウイン」
 「波。高まり静まるもの。波。生まれ拡散して行くもの。波。自分が抗えないもの。━━「たぶんダメ。きっと失敗する。私なんて何も出来無い…」━━鎖。自然の決まり事。時の流れ。身体という名の器。心という名の地面。━━「私は全然、妹と違うから」━━一つだけ人が使える鎖。━━「早く、出たいな…」」…いつになく、な、雰囲気。
 「「…っ!? …大丈夫ですか!?」「ぇ…?」「お姉ちゃん、血が出てる!」「……ぁ…」「…出よう…!」「…!?」「…お姉さん、怪我とかしてたんですか?」「おっとりしてるからよく転ぶけど、今日はどこも…」「中に怪我するようなものは無かったし…。(アヤカシも手出しは…。本当に突然…)」━━「早く、出たいな…」━━「まさか…」」…直前に『ひぐらしのく頃に(竜騎士07/07th Expansion,ひぐらしのく頃に製作委員会,創通エージェンシー)を観ているので、梨花のセリフとの対比を感じます。
 「「“犬も歩けばモコナに当たる”」「はい」「はい!」「“モコナも積もれば山となる”」「はい」「はい!」」…このカルタ、欲しいかも。(^^;;;;
 「「…その“まさか”でしょうね」「でも…、いきなり自分を怪我させるなんて…」「それだけそこから出たかったんでしょう? お姉さんの方。それに、その時だけじゃないでしょう? 彼女から“波”を感じたのは」「…! コンタクト!」━━「見付からないと、思います…」━━「!」「そう。コンタクトは見付からなかった。彼女が自らを縛ったから」「…じゃあ、侑子さんが言ってた、人だけ使える鎖って…! “言葉”!」「そ。怖いわよ? “言葉”は」「……」「一度口から出てしまったものは返せない。無かった事にはならない。それがどれほど人を縛るか判らず、人はその鎖を使い続けて行く…」━━「もし、料理失敗したら…」……「妹には、迷惑掛けてばかりなんです…」━━「“言葉”は生きているの。そして時には人の生き筋さえ縛る…」」…かつてיהוה(ヤㇵウェ)は「…あれ」「…なれ」と命じ、そしてそのようになったと『旧約聖書』「בראשית(邦題:創世記)(作者,編纂者不詳もמשה(モーセ)と呼ばれたり)にあり、『新約聖書』「Κατά Ιωάννην Ευαγγέλιον(邦題:ヨハネによる福音書)(Ióannés(ヨハネ)が著者と伝えられるも不詳)や「'Aπōκάλυψις(邦題:ヨハネ黙示録)(同)ではそれに関連するとされる記述が見られる。神は、「…なれ」と命じたものが正にそうなったのでיהוהと呼ばれるようになった、とされる。
 「「でもっつうか、むしろっつうか、お前が貸したハンカチ、返したいって言ってただろ」「ああ…。けど、まぁ俺はどっちでもいい」「どっちでもって…」「ハンカチ1枚無くなった処で構わんし」「あの双子、2人ともお前目当てただろうがよ…!」「そうなのか?」「明かに明白に、一目瞭然にそうだろうがッ! その言草その態度ッ!!」」…要するに色恋沙汰には鈍いし無神経なんですな、百目鬼。
 「「それよりお前だろ。どうしたいんだ」「え?」「また会うのか? …もう会わないのか?」「…はぁ…、そりゃあ誘ってくれるのは嬉しいよ、お前メインだもん。けど…」「ん?」「知っちまったからなぁ…、“言葉”が“鎖”だって…」「会うのもうやめるのか?」「ぅぅ、…知っちまったんだから、どうにかあのお姉さんにそれ伝えらんないかなと思って…」「………」「…つってもこんな話、誰も信じちゃくんないだろうけど…。ふ…、アブないヤツって思われんのがオチか…」「…そうしたいんならそうすりゃいいだろ」「…ぇ」「出来無いって決め付けたら、双子の上の方と同じなんじゃ無いのか?」「……」」…そう、今の四月一日は、自分自身がその罠に陥っている。「「お前が行く時はついて行ってやっから」「え?」「そん時は俺の分奢れよ」「うがーっ! それが目当てかいッ!」」…いい感じなのに、一言多い百目鬼。
 「「何かいい事あった?」「あの双子にまた会ったんスよ! お姉さんの方!」「ふぅん」「そしたら彼女、すっげぇ明るくなってて!」「……」「侑子さん、言葉は生きてるって言ってたじゃないですか。俺判ったんですよ! 鎖は縛るだけじゃ無いんだ、繋いだり結んだりも出来るんだって! 前向きな事言うだけで、あんなにも違うんスね! ほんと、言葉って凄いっス!」」…だが、それはベクトルの振りよう。ポジティブな考え方をして、それが成されなかった時のダメージは極めて大きい。だから私は必要以上の期待はしないし、先に言うのはゲンが悪くもなるのでしない。これはネガティブとはまた違う。起こり得ない事は無い、というのは、良い向きにも対しても、悪い向きに対してもある、という事。
 

http://www3.to/katoocom/

 


言霊 (2/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月16日(日)01時59分19秒
   
 「「そう。でもね、言葉が縛るのは自分だけじゃ無いのよ」「ぇ…?」」…“あんたはダメね”と言われた者は本当にダメになる、“キミは出来る!”と言われた者は力を発揮する。
 「「最近よく間違えられるんです」「判ります、だって…」「明るくなった?」「はい! …って言うか、ええと…」「いいの、その通りだから」「……」「だとしたら、あなたのお蔭」「ぇ…?」「私、何でもやる前からきっとダメだって決め付けてばっかりだったから」「……」「最近はね、“やってみないと判らない”って言ってみる事にしてるの。そしたら、ほんの少しだけど失敗する事が減ったような気がする! …えへへ…、気がするだけかもしれないけど」「ううん。それじゃあ、今度はこう言ってみましょうよ」「ぇ?」「“判らない”じゃ無くて、“きっと巧く行く”って」「“きっと巧く行く”…」」…「絶対、 大丈夫だよ」と言うと『カードキャプタさくら(CLAMP,講談社,NHKNHKエンタープライズ21)に。
 「「彼女?」「いえ、ちゃ、ち、ち、ちが、ちが、あ、その、その、その、…!」「じゃあ、彼の?」「それは絶対全然違います」「そう」」…「じゃあ、お2人が?」とは続かないのね。(笑)
 「「…? …何で…? さっき公園で会った時は、あんなに明かったのに…」「こんにちは。一緒に座ってもいい?」「ああ、はい」「はぁ、お姉ちゃん、いきなりここでバイトいるって言い出して。うちでもよくお皿割ったり失敗してるのに大丈夫なのって。だから様子見に来ちゃうの」「様子って…、何度も?」「ええ」「そんなに心配ですか?」「ええ。でも、たった2人の姉妹だもの。当然じゃない?」「……」」…“いいお母さん”面をしている母親のような影を見る百目鬼、そして四月一日。「「ああ、気を付けてね、お姉ちゃん。“またカップ落とさないで!”“ほんとにお姉ちゃんは危なっかしいんだから!”“ほら、お客様が見てる! ゆっくりでいいから、こぼしちゃダメよ!”」「…!」「…あ…!」」…そして“それ”が始まる。「「ごめんなさい、百目鬼くん」「大丈夫です」「だから、バイトなんて無理だって言ってたのに…!」「ぁぁ…、ご、ごめんなさい…! ごめんなさい…!」━━“無理”…! “駄目”…! “失敗”…! “やっぱり”…!━━「私…、私…」「まだ1週間なのに、そんなにいっぱい怪我して。“あたしが来る度に増えてるでしょ?”“お父さんもお母さんも心配してるのよ!?”」「…!」「私…、私…」「ねぇ、やっぱりバイト辞めた方がいいわ? “お姉ちゃん、知らない人と話すのも苦手でしょ?”“ウェイトレスなんて無理よ”“お姉ちゃんは、家でのんびりしてるのが似合うわ”“無理してバイトする必要なんて無いのよ”」「……」「“ね、もう辞めよ!?”」「……ぁ…!」」…それは鎖と言うよりも、雁字搦めの蜘蛛の糸。
 「「わ…、判らないですよ! まだやってない失敗の心配しても、仕方無いです! 後悔ってのは…、後から悔いるから後悔なんです! …だから今から諦めないで下さい!」」…この四月一日のセリフ、いいですね。この話、そっくりそのままのセリフで戯曲化出来そうだなぁ。「「でももし何かあったらどうするの!?」「……」「選んだ自分が責任を取るのよ…!」「…! …侑子さん…」「楽でしょう? “言葉”で縛られた侭でいるの…。あなたにとって、今のこの状態が幸せなら、そのままでいいのよ? でもね…、今の楽さは、“きっと巧く行く”と言って本当に出来た時の喜びより、大事なもの?」「……ぅ、ぅ…」「…願いは…ある?」「……」「対価が必要よ?」「……」「いいわ。あなたの願い、叶えましょう? あなたの願い、何?」「……“変わりたい”…!」」…だが、妹も“変わるべき”では無いのだろうか…?
 「「待たせてごめんなさいね!」「…! 髪切ったんですね!」「侑子さんに払わなきゃいけないから」「……」「そんな顔しないで」「でも…、あんなに長かったのに…」「この髪が支払いになるなら良かったわ。これもきっと、変わるきっかけになるし」」…解に々々。こういう帰結ですか。
 「「“ありがとう”!」「…ぁ…!」……「あの時…、俺も出来無いって決め付けてたら、“ありがとう”なんて言われる事無かったんだよな…」」…纏まり、起承転結の良い話です。
 「「明日の弁当、お前の好きなもんにしてやるよ。何食いたいんだよ」「スターフルーツ」「なっ、何だそりゃ、果物かよ! しかもマイナーな! 嫌がらせか手前ぇ!」「じゃあ…、鉄刺(てっさ)」「河豚って刺身って何だよそれ! 更に実行不可能な事言うなァ!」」…弁当にスターフルーツってのも凄いですな。頼む方も頼む方ですが、実際に出したらもっと嫌がらせな気がします。こういう時はマジでスターフルーツを持参するのも手だったような気が。ちなみに河豚の事を関西では、あたるので「てっぽう」と呼び、その刺身なので「てっさ」と呼ぶらしい。
 「「弁当の話だったのが、鍋なんて無理だっつーのっ!」「無理って決め付けたら何も出来無い」」…おいおい、それとは話が違うだろ…。(^^;;;;
 次回予告「「壷の中ー。壷の中ー。壷の中には別世界ー。水晶? 水仙の花? 蛍導く森の奥。笛の調べに誘われて、可愛いあの子に逢いましょう。お礼尽くしに参りましょう。次回、『ホリック』、「サイカイ」」」…マル。
 
 学校法人 創都学園 東京アニメーション専門学校のCF…卒業生制作作品『BLUEBIRD』だそうで。これ、どこかで公開していないかなぁ。単純ですが、キャラがかわいーです。
 

http://www3.to/katoocom/

 


ネクタイや半ズボンに見るその意義 投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月16日(日)16時44分33秒D

 
 『放送大学共通科目 外国語科目 初歩のアラビア語('06) 〜アラブ・イスラーム文化への招待〜(放送大学学園)
 第14回「私の旅行かばんはどこ? 〜ヴェールの意味〜
 「「それでは今回は、基本フレーズとスキットを学習する前に、ياという呼掛けの語に付いて話します。この語はこれまでのスキットにも見られましたし、今回のスキットにも出て来ます。アラビア語では誰かに呼掛ける時に、名前の前にياという語を付けます。例えばيا نومانとかيا كارينという風に使う事が出来ます」」…何か今更、という気もしますが、会話表現よりも文法を優先していたですし、こういう基本的な感動詞等を後回しにされていたという事はあるかもしれません。どちらの進め方がいいのかは、評価が分かれる処かもですね。「A「また、“何々先生”と、先生等を呼ぶ時はأستاذという単語を人名の前に付けて呼ぶ事が出来ます。例えば私の職業は教師ですからأستاذة آكيكو又はأستاذة سوميという事が出来ます。そうですね? نومان?」Bنعم، أستاذة سومي. ـA「私は女性ですから勿論、أستاذةですね。或いはأستاذは目上の人に、その方が先生で無くともأستاذという敬称を付けて呼ぶ事が出来ます。例えばأستاذ نومانというようにです」」…英語のMr.に近い語です。或いは中国語の老師も似ているかも。
 「「では今日の基本フレーズです。هل تعبتِ؟ ـ最初の単語はهل、これは疑問詞で、文頭に付けると“何々ですか?”と疑問文に出来ます。次の単語はتعب、“疲れる”という動詞完了形の2人称女性単数形“貴女”の活用形です。أنتِتِが付く訳ですね。これで“貴女は疲れましたか?”という意味です。هل تعبتِ؟ ـという発音です。次のフレーズです。ما تعبت كثيراً. ـ今日の基本フレーズは両方とも短いです。これは先程の問い掛けの答えになります。最初はماで、これは“何?”という疑問詞として習いました。ここでは動詞完了形の否定を表します。次が動詞でتعبتُ“疲れた”ですね。これは先程のتعبتِتعبتُになっていて、“私は疲れた”という意味です。“私”は、動詞完了形では最後がتُとなります。最後の単語はكثيراًで、これはكثيرという“多い”という形容詞にفتحةتنوينが付いて、副詞的用法になっています。このような時、فتحةتنوينを発音し、كثيراًと言います。“沢山に”という意味で、ここではماの否定と共に使われていますから、“そんなに”と訳されています。文全体でما تعبت كثيراً. ـで“そんなに私は疲れなかった”という意味です」」…おお、後者の基本フレーズ。ماの否定文としての使い方はNHKの講座では出てこなかった気がするので、要チェックです。ところでكارين女史の発音、thがt化する訛りがありますね。
 「A「ではこの2文を書いてみましょう。今日はنومانさんに書いて頂きます。تفضل يا نومان. ـBحاضر يا أستاذة! ـ」Aشكرا يا نومان. ـBعفوا يا أستاذة. ـA「ではكارينさんにも書いて頂きましょう。تفضلي يا كارين... شكرا يا كارين. ـネイティブの人が書くとまた違いますね。今日は母音記号無しで書いて頂きました。このように点2つや点3つを手書きで書く場合は、このように棒線で事が多いです」」…講師の鷲見女史の字もクセがありますが、ネイティブの綴る字にも色々と慣れておくのは重要です。
 「「では今日のポイントに入ります。まず動詞完了形です。完了形は、既に動作,状態が完了している場合に用います。完了形でも“書く”という動詞で見ていきます。كَتَبَです。“書く”の未完了形はيكتبでした。完了形は未完了形とは形が異なり、كتبとなります。完了形ではkatabの部分が変化しない部分で、これが語幹となります。語幹を構成している3つの子音は未完了形と同じくk,t,bです。この語幹には母音が2つありますね。この2番目の母音である特徴母音は未完了形と同じくa,i,uのいずれかになります。けれど1番目のa、つまりここではكَتَبَكَのaは、どの動詞にも共通して現れます。では、特徴母音がi,uになる動詞の例も見てみましょう。左の動詞はعملで、“彼は働いた”、語幹は`amilで特徴母音はiになっています。右の動詞はكبرと読み、“彼は大きくなった”という意味です。これの語幹はkaburで、特徴母音はuになっています。このように特徴母音がكتبだとa、عمرだとi、كبرだとuになるように、動詞によって異なりますから、各動詞を覚える時に一緒に覚えていきましょう」」…そうか、完了形は後回しになっていたんだなぁ。亜語の動詞の基本形構造から言えば、完了形を先に進めた方が良かった気も、しないでもありませんが。
 「「尚、アラビア語には動詞の不定詞が無いので、完了形3人称男性単数形をその動詞の代表形とみなします。ですから活用も本科目では3人称,2人称,1人称の順番でやっています。例えば動詞“書く”の代表形は今練習したكتبとなります。ここで、語根と言う概念に付いて、もう少し詳しく触れておきましょう。今、学習している各動詞の代表形は3つの子音からされています。この3つの子音を語根と呼びます。語根は、動詞に固有のものでは無く、名詞や形容詞にも含まれており、同じ語根を持つ動詞,名詞,形容詞は共通した意味を含んでいます。例えばكتب、“書く”という動詞の語根はك ت بに表されるكتبです。この語根は“書”という概念を持ち、この語根には接頭辞,接中辞の挿入,重子音化,長母音の挿入等によって“書”に関係ある単語が成り立っています。次の例を見てみましょう。1番上のمكتبمを付けると場所を表すので“書く処(事務机・事務所)”、そしてكتاب、“本(書いてあるもの)”ですね。مكتبةは“図書館”で、書物,本がある処。そしてكاتبは“作家(書く人)”です。全てك ت يの3文字が表すk,t,bという子音が含まれていますね。“書”に関係ある語です。皆さんもこのように、ある特定のグループに共通の子音があるなと、これまでに気付かれた方もあるのではないでしょうか。語根というのは、アラビア語では重要なものです。多くの辞書は、この語根順で引かなければならないので、語根を見極める事が大切になってきます。しかし皆さんの段階では語根に付いては、語根というものがある、という事さえ判って頂けたら十分だと思います」」…語根の概念は大学レベルの講座ならば、本来、最初の方でするべき…という気がしないでもないですが、本講座では判り易さを優先した、という感じでしょうか。語根探しはある程度慣れが必要なので、あんまりのんびりすべきでは無いとは思いますが。
 「「今日のثقافةはヴェールに付いてです。ムスリム女性が髪や肌を覆うヴェールは一般的にحجابと呼ばれています。これはحجب、“隠す”,“隔てる”という動詞を語源としています。حجابと同じ語根です」」…早速、語根とその派生名詞の概念が出て来ました。「「顔を隠すタイプのものはمقابと言います。このヴェールの呼び方は、地域によって様々です。一般にムスリム女性は貞節を守る為、حجابや長衣、身体の露出を抑制する衣服の着用が義務付けられていると考えられています。着用が義務付けられているとされている主な根拠は、次のクルアーンの章句にあります。“それから信者の女達に言っておやり。慎み深く目を下げて貞淑を守れ。外に表れるもの以外は、彼女達の美しさや飾り立てを目立たせてはならない。胸にはヴェールを垂れなさい(24:31)。また、ヴェールは男性を誘惑しない慎み深い女性である事を示すものであるとも言われています。一方、男性が女性の美に心を乱されないようにする為の道具であるという解釈もあります。それではここでレバノン,カタール,エジプトで、ヴェールに付いて取材しましたのでご覧頂きたいと思います。地域、そして個人によってヴェールを取り巻く状況も様々ですし、حجابを付けていないمسلمةも…、مسلمةمسلمの女性形ですね。付けていないمسلمةも勿論います。実際、これまでのثقافةでインタヴューしたمسلمةの中にも付けていない人がいましたね。個人の意思で着用する・しないを選んでいるケースも多いようです。それでは、レバノンのمسلمةであるنانسيさんに、ご自宅でお話を伺ったのでご覧下さい。نانسيさんには付け方も見せて頂きました」━━「Q.お名前は?」「ナンシー・アルアブヤドです」「Q.ヒジャーブを 着け始めたのは?」「着け始めたのは7年前です」「Q.自発的にですか それとも 誰かに言われて?」「最初は父が反対しましたラマダーン月のときに着け 父が驚きましたがその後は平気でした」「Q.あなたにとって ヒジャーブとは?」「いろいろ意味はありますが イスラームはよい宗教でその義務を実行したいのですヒジャーブの着用はクルアーンに あるアッラーの教えによります私が着けているのは アッラーのためです」「Q.ヒジャーブを着けて 楽に感じますか?」「もちろん とても楽です慣れもあります」「Q.ヒジャーブを着けている ときの気分は?」「イスラーム教徒であるという 誇りを感じます」」…例えばネクタイ。何の為に付けるのか、加藤的にはけったいな代物だと思っている。もともとは防寒マフラーのようなものや、弁士の喉の保護の為のものがお洒落だ、恰好良い、という事で形式化していった、と言われていますが、少なくとも冬は別としても高温多湿の日本で有益なものだとは到底思えない。ただまぁ、それがフォーマルだというので慣習に倣うだけの話であるし、お洒落云々は別として、ネクタイそのものの意義を語れる者は、少なくとも日本には1%もいないと思います。およそ、そのネクタイのようなものであろうし、或いは神の命令である以上、そんな訳の判らないネクタイなどよりも、余程、説得力はあるかもしれませんね。「━━「حجابの形も被り方も地域によって様々です。また、イスラーム諸国にはヴェール着用を義務付けている国も幾つかあるので、必ずしもいつも女性の側に着用する・しないの決定権があるとは限りませんが、نانسيさんのように自分の意思で恨んで着用している人が近年増えています。…では、顔を隠すタイプのヴェールであるمقابを付けたカタール女性にも訊いてみました」━━「Q.あなたにとってニカーブとは?」「イスラーム教のために 顔を隠しています」「Q.ニカーブを着けて 気持ちは楽ですか?」「ええ 慣れてきましたし」「Q.ニカーブを着けたときの 気分は?」「心地よく感じます 普通のことです」「Q.どのようにニカーブを 選びますか?」「ニカーブは どれも同じです」「Q.ニカーブを着け始めた のは?」「高校に入ったときからです」「Q.自発的にですか それとも 誰かに言われて?」「自分で決めました」「ありがとうございました」━━「皆さん、付け出したきっかけは様々ですが、共通してヴェールを付けている事に対して、心地よいと感じているようです」」…ふと思った事。こういう事を書くと怒られそうな気もしますが、例えば少年の半ズボン。ショタコン連中にとっては萌えの一つで、代表格でもあります。これはフェティシズムという枠を越えたもので、素足の露出という要素に強いセクシュアリズムを感じている、と言える。これが長スボンになると…、まぁ、そういう萌え属性の者も少数派とはいえいるので、完璧な論とは言い難いでしょうが、もしかしたら“少年に長スボン”と同義なのかも…とか。「「これは公的な場にあって、誰だか判らないという匿名性が保てるという気楽さから来ているという見方もあります」…حقا. ـそういう見方もありますか。إذا، ـインターネットの匿名掲示板にある厨房のアラビア文化批判は当たらない。
 「「他方、19世紀以降、近代西洋の影響を受けた地域にあって伝統的なヴェールは女性を束縛するものと考えられ、ヴェールを脱ぐ事が女性解放の象徴ともされてきました。実際、ヴェール着用に反対する女性もいます。けれども、近年、イスラーム復興主義と連動して、ヴェールを自らの意思で付ける事で、مسلمةとしてのアイデンティティーを示そうとする女性が増えています。そういう女性はヴェールをしている事にمسلمةとしての誇りを感じているのですね」」…衣服は身を束縛するものである、という身心的開放の観点からヌーディズムが存在する。一方で、今でこそペット等の動物に服を着せる事もありますが、元来、衣服とは人間の必需であり文化であり、そこに人間らしさを見出すという哲学も存在する。極論まで行くならば、結局はそういう事なのでしょうかね。
 

http://www3.to/katoo.com/


Kinderszenen (1/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月16日(日)19時52分31秒
   
 2006年7月16日。
 【2006年7月14日〜15日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 386通、1722.63KB。
   1日平均    193通、 861.32KB。
          (▽ 49 ▽ 174.28)
 日本語スパムメール  70通、 967.22KB。
   1日平均     35通、 483.61KB。
          (▽ 1 ▲ 49.17)
 
 『ARIA The NATURAL(天野 こずえマッグガーデンハルフィルムメーカーARIAカンパニー)
 第15話「その 広い輪っかの中で…」(録画ミス。水野 夢絵さんより補完)
 「「空って、いつまで見ていても、全然飽きないですね」「うん」「でも、ずーっと見ていると、空の真中に1人でいるような気持ちになって、少し、心細くなってしまいます」「も・み・こっ!」「…はひっ!?」「恥かしいセリフ禁止だ!」「えー」」…恥かしいセリフは藍華以外が召喚される事もあるようで。
 「「暁さんは?」「俺様は、バカ兄貴に用事を頼まれてなぁ。たまたま、そこの店に時計の修理を、頼みに来た訳よ」」…兄弟でお互いにバカだのアホだの言い合っていれば世話無いです。
 「「あーん、んむんむんむ…」ぐぅ〜…」…意外と意地汚い暁。「「ん!? 食べますー?(きらーん☆)」「おお!? 1本頂こう!」「はい、暁さん。あ───んっ」「っ!」」…そうくるとは予想だにしていなかった暁。灯里は素なんだろうなぁ…。「「はいはい暁さん、あ──ん」「………」「あ──ん…」「あ──ん、ガプッ!」「わっ!?」「んぐんぐんぐ、ぷっ!」「…ぁ、ぁ、ぁ…、貴様ァ! 何様だァ!」「晃様だ!」「ぬぅ〜っっ!」「まぁまぁまぁ2人とも、こんなにいいお天気なんですからー…」」…っつーか、普段、あんなに厳しい晃が、横取りして喰らい付くのはともかくとしても、“ぷっ”は無いでしょ、“ぷっ”は…。(^^;;;;;
 「「暁くんって子どもの頃から、全然変わらないですね」「え? そんな頃から知ってるんですか?」「はい、僕、浮島失瞬だから、小さい頃からよく、幼馴染の暁くんや、ウッディーくんの面倒を見ていたんですよ。僕、2人より1コ上でしたからね」」…その頃から背はちびっちゃかったのだろーか? どうにも『魔法先生 ネギ(赤松 健講談社,関東魔法協会)のような絵が頭を駆け巡りますです…。
 「━━「暁くーん、ウッディーくーん、あんまりやんちゃしちゃあダメですよー。ふー、ふー…」」…3人の幼少時代。っつーか、この頃からオヤジ臭かったんですか、アルは。しかも、19になった今(西暦2301年)の方が尚かわいいってどうよ。(^^;;;
 「「心の準備はいいか…!?」「…い…いつ見てもおっかない滑り台なのだ、あかつきーん…」「そんな事で、アクアの平和が守れるか…!? これは度胸を付ける訓練だ。いかにブレーキを掛けないかがポイントだ! …とぉっ!」「ああっ!?」」…高所恐怖症(?)の幼少時のウッディー。彼がいかにしてシルフの道を進むようになったのか、興味がありますね。
 「「面白そうだな! 俺達も混ぜてくれよ」「…うんっ!? 貴様ァ、何様だ!?」「俺様だ、俺様。なぁ、俺達も混ぜてくれ」「見掛けない上に失礼な奴。断る! 今は特訓中で忙しいのだ」「特訓? ますます面白そうだな!」「あらあら…」」…この2人、もしかして…、晃とアリシア? うわっ、晃の子ども時代、めっさかわいい! ツボだ!(ボーイッシュな女の子がツボな人。否、ショタの思考とはまた違うと思います、たぶん…)
 「「次はブランコでジャンプの特訓だ! まずは…扱ぐ!」「ぅぅっ!」「扱ぐ!」「ぅぅぅっ!」「扱ぐ! そして! 跳ぶ! むん!」「おおお…」「より遠くまで跳べたら、正義の力に近付く事が出来る」「うぉーなのだー」キコキコキコ…「…えっ!? …うわーっ!!」「ケーケケケ…!」」…そりゃあね、ブランコとか、この類のものは女の子の方が絶対的に有利なんですよ。こういう類の勢いやGが掛かると、男の子の場合、股間に来ますからね…。(^^;;;
 「「ケケケ…!」「待て! 危な…! …ぅゎっ…!?」」…エアトレック渡したら、ハマまくるんじゃないかと思った一瞬。ゴンドラなんか辞めて、トロパイオンを目指しませんか?(笑)
 「「…ふっ!」「………」「…だめお」「貴様ァ! 何様だ!」「すわっ! 俺様だ!」「……! 貴様に、決闘を申し込む!」「ええっ!?」「どちらがアクアの平和を守るに相応しいか、はっきりさせるんだ!」「…アクアの…平和…?」「……ぇ…」「いいだろう!」」…ガキっぽい処がいいなぁ。こういう雰囲気、こういう展開、大好きです。
 

http://www3.to/katoocom/

 


Kinderszenen (2/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月16日(日)19時53分47秒
   
 「「これが…! 浮島名物! 恐怖の滑り台だ…! この場所が、アクアの平和を賭けた、戦いの舞台となる! 覚悟はいいか!?」「おっけおっけ」「逃げ出すなら今の内だぞ!」「何で?」「いい度胸だ。勝負は簡単。この恐怖の滑り台を、より速く、よりかっこよく滑って、フィニッシュ出来た方を勝ちとする!」「あそこでジャンプ出来るのか?」「おぉっ!? …その通り! その為にはブレーキを少なくして、スピードを出さねばならん!」━━「凄いねー。高いねー。ここをブレーキも掛けずに降りるんだー」━━「!? …ぉぉぉ…!?」「その手があるかァ!」」…“オヤシロモード”入ってるような晃の表情…。(^^;;;; 「「んじゃ、お先ィ!」「ううっ!?」「ハハハ…!」「あ、あいつ…!」「全然ブレーキ掛けてないのだ!」「へへへへっ! そりゃあッ!」「と、飛んでる…!」「気ッ持ちい──ッ!」」…わぁ、めさめさ男のコ々々々した表情に激萌えっス。(^^;;;;;
 「「おーい、次いいぞー」「ぇぇ…!? あかつきーん…?」「…ブレーキ…無し…無し……」「おーい、早くしろよー」「…無理…! 絶対無理…」「あかつきん!」「ハッ!?」「あかつきんには! この正義のマントがあるのだ!」「…ぁぁ…っ! ウッディー…!(きらーん☆)」「あかつきん…!(きらーん☆)」「サンキュー…、ウッディー…!」「がんばれー! あかつきーん!」「………っ」」…いいなぁ、暁とウッディー、この2人の遣り取り。いかにも男の子っぽくて、子どもっぽくて、好きですよぉ、こういう雰囲気。大人になるとバカなんですけどね、こういう世界が好きなの。「「…ぬぅぅんっ! ぬぉぉぉっ! むぉぉぉ…!」━━その時、俺は確かに…光速を越えた…!━━「むぉっ!」「ああっ!?」「…っ!?」「ああっ!?」「……お、おい、大丈夫か…!?」「おおおーっ! あかつきーん! むごいのだー!」「……大丈夫ですかー?」「…見るな…! …こんな、俺様を…、…だめおな…俺様を…ぅぅ…」」…晃に負けじと、無謀な助走を付けてのランディングでオーバーフライの大失敗をする暁。あるよ、ある! こういうの! 「「“だめお”なんかじゃねぇよ。すっげえかっこ良かったぞ!」「…ぅぅ…?」「お前、見上げた根性だよ」「…ぅぅ…」「…へへ、俺の負けだ!」」…マジ、いいです。ベタだとか言うのは野暮ってもの。こういう本当にバカやってる子どもの世界を描いている作品って、少ないですし、だからこそ加藤はこういう世界に引かれるんです。
 「「おい…、今回の勝負、誰が見ても俺様の完敗だ」「…?」「…付いては、悔しいが…、アクアの平和を守んのは、お前に任せる!」「そんなぁ! いいの、あかつきん…!?」「…いいんだ…! アクアの、平和の、為に…! …そうすんのが一番なんだ!」「お前何か勘違いしてるんじゃねぇか?」「ん?」「この俺様はアクアの為にあるんじゃない。いいか、聞け! …俺様の為にこのアクアがあるんだ!」「ほぉー……」」…そうだよ、そうですよ、そうでなければ晃じゃないよ。(^^;;; その某鬼畜戦士的発想、良過ぎです。(^^;;;;
 「━━「懐かしいなぁ…」「あら、暁さん。いつの間にこっちの話を聞いてたんですか?」「うむ、結構前から。しかし、男の中の男とは、ああいうヤツの事を言うんだろうなぁ。あいつとは、あれっきりだが、今頃どこで何をしているのやら…。きっと、かなりビッグな男になっているだろうなぁ!」「あらあら、懐かしいわねぇ」「ぁ! アリシアさん! いつからそこに!?」「ん? 結構前から。仕事が終わって戻る途中、たまたまここを通ったら、灯里ちゃん達が見えたから」「ほへー…。あ、ところで、懐かしい…って?」「あれって確か、遠足で初めて浮島に行った時よね?」「え?」「晃ちゃんったら、初めての場所なのに、先生の目を盗んで、私を連れ出して速攻自由行動しちゃうんだもの? ワルよねぇ?」「ほぇ…」「ちょっと待て…、と言う事は…、き、貴様があの時の“アニキ”かァ!」」…今に到るまで気付かなかったんかい。(^^;;; 「「すまん、綺麗さっぱり覚えて無い。そんな事あったか?」「あああ…! あんなに逞しかったアニキが…!」「すわっ! 誰が“アニキ”か!」「今やこんな…! こんな…! 女装趣味のヤサ男に落ちぶれていたとはっ!」「すわっ! 私は今も昔も立派な女だっ!」」…男女とか、女男という悪口はあるけれども、女性に対して“女装趣味のヤサ男”と言うのは更に上を行くものですな。
 「「どうしたの? 灯里ちゃん…?」「何か…、いいなぁって…」「…灯里ちゃん…?」「くるくる、くるくる、くるくる回って、また巡り合える。…大きなこの“アクア”という輪っかの中で、出会ったり、擦違ったり、お別れしたり…。…時が流れて、色々な物が少しずつ変わっていくけれど、大きな輪っかは、ずっと変わらずに、人と町を包み込んでくれてる。…とっても素敵な、摩訶不思議…。……」「………」「…だけど、私はマンホームの出身だから…、その輪っかの外なんですよね…」「…もみ子よ、アンニュイ入ってるぞ」「ぅ…」「はひっ! すみません!」「…っつーかさ、灯里ちゃん?」「…?」「…今はもう、一緒にくるくる、輪っかの内側じゃん!」「…え?」「気付いて無かったのか?」「…あ…」「しかも、もみ子真中だし!」「みんな灯里さんの処に集まって来てるんですよ」「いつの間にか、ね」「ばいにゅいー!」「…ぁ…、……」「な!」「…そっか…、そう、そうですよね、えへへ…」」…そういう結びに持っていきましたか。
 「━━アイちゃん。一人ぼっちの休日だった筈なのに、気が付くと私は、皆の輪の中に包まれていた。それはアクアにいる私を包んでくれる、とても広くて、とても素敵な輪っかだったんだよ。━━素敵な話だね。灯里さんを包んでいる輪っかは、マンホームにも届いていて、私も包んでいるのかな…? 灯里さんは、2つの星の輪っかを、繋いでいるんだね。」…アテナ,“死体運搬人”こと人形遣い,藍華とヒメ,ガラス工房の弟子,アリス,暁の兄,ウッディー。出来ればここには、彼らを繋ぐ郵便局のおじさんも欲しかった処。個人的にはそれと矢張り、空と綾乃先生も(ウィキペディアによると天野女史の短編『魔法の郵便屋さん』の登場人物だそうで、『ARIA』に於けるエピソードはそのモティーフなのだそうだ。ARIAの項のその他の人物を参照)
 総評…こういう話は大好きです。ただそれだけで満点。
 
 尚、今回の書込みタイトルはRobert Alexander Schumann(ロベルト=アレキサンドル=シューマン)の代表的なピアノ曲『子供の情景』の原題。「Von fremden Ländern und Menschen(見知らぬ国と人々について)」とか「Fast zu ernst(むきになって)」といった各曲のテーマがまさに今回の物語に含まれているかなぁ…という気持ちで。
 

http://www3.to/katoocom/

 


黒いミニカー、いざ往かんw  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月16日(日)22時38分35秒
   
 今日見掛けた、ネタを1つ。
 黒いミニカー。窓は締め切っているのですが、おおそろしない音で軍歌が響いている。まぁ、右翼カー…なのでしょうけれど…。
 見た目は普通の黒いミニカーです。“大日本帝國なんちゃら”とか字が書いてある訳でもない、すっぴんなクルマ。拡声機すら付いていません。窓を開けて騒音を出していれば確かに条例的に問題があるので、合法的に…という意味で窓を締め切っているのでしょうけれど…、っつー事は、これ、クルマの中はとんでもない大音量な訳ですよね。
 きょうび、ミニカーがデコレーションされていても特に驚きません。色々なクルマがありますからな。だから右翼振るならば字だの菊紋だのが描いてあっても、最早、そこまで違和感は無いと思うのですよ。まぁ、こんなすっぴんなクルマである処を見ると予算が無かったのかもしれないのですけど…、だからと言って、窓を締め切った上で外部にまで轟く大音量で軍歌を流すってさー、どこから突っ込んでいいのかって感じじゃありません?(汗)
 

http://www3.to/katoocom/

 


どっちにしたって原作なんかする暇は無ぇ 投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月16日(日)22時57分29秒D

 
 『(SprayVisualArt's東京キッズ,BL学園応援部,インターチャネルジェネオンエンタテインメントエー・ティー・エックスフロンティアワークス,クレイ,東京電化)
 第3話「巡る手紙、揺れる想い」(※以下、チバテレビ放映分を元に感想記事を書いています)
 いきなり第1話第2話、落としました。orz 腐男子失格です。男失格で腐男子失格となったら、一体どーしたらいいのやら。(苦笑)
 尚、原作は未プレイです。内容も殆ど知りません。なので、原作比較とか、そういう事は一切出来ません。プレイしていない事に関しては腐男子とかとは関係ありません。気に入るか否かの問題もあるので。加藤的に原作ゲームにはさほど食指が動かなかった…というだけの話。
 AT-Xで先行放送されており、地上波放映は概ねDVD化と平行して行われている…という具合なので、ファンの人は地上波なんぞ観ずにDVDを買え…という事なんでしょうかね。まぁ、私には関係ありませんが。
 先行放送視聴組の感想をざっくりと読む限り、作画には色々と注文が出ていました…が、少なくとも今回の話を観る限りは、先驅である『好きなものは好きだからしょうがない!!(プラチナれーべるSOFTPAL Inc.,学園なんでも屋実行部,ランティスバンダイビジュアル)に比べると大分丁寧な印象を受けます。原作の絵にも極めて近いですし。まぁ、『好きしょ!』の場合、水彩的な描かれ方もしていたので、もともとアニメの絵にするには大幅な修整が必要であったろうし、比較するのは難しい部分もあるでしょうが。
 また、先行組の感想の特徴として、先に書いたように、作画の注文が付いている、にも関わらず、アンチは『好きしょ!』に比べて目立たない、という点があげられます。BLが定着しつつあるのか、『ヘヴン』を観る層が『好きしょ!』に比べて幅が狭かったのか、いずれにしても興味深いとは思います。何にせよ、『好きしょ!』が『ヘヴン』の踏み台になっている事には違いなく、それが『好きしょ!』の功績であり、且つ、不憫な点とも言えるでしょう。
 さて、本編。
 「「あああ…!」「ほら、その目にも見えてるんだろ? こんなに溜め込んで」「ああ…ヒデ…、もう寝かせろって…」「まだだ。…昨日の半分も出して無いじゃないか」「そんなに見られてたら、出るもんも出ねぇって…」「フッ…、弱い場所は全て知ってるんだぞ。例えば、ここだ」「ああっ! ちょ、ちょっと、おいよせ、ヒデ、お前、…おい!」」…おいおいおい…、いきなりこういう展開なんですか、このアニメ…。オチがアレですが(苦笑)、耐性の無い人は一気に脱落しますな、これは。
 「「あ…啓太…」「………」「啓太…」」…続く回想シーン。ショタ属性の人にも対応という感じで、幼少時の昼寝する半ズボンの啓太。(^^;;;
 「「ほな行こか?」「え?」「中は見たらあかんで? それが王様からの厳命や」「どうして…?」「お前はそれを見ずに、自分の手で寮長さんに手渡すようにとな! …さぁ、早よ!」「え?」「俺のチャリに乗せてったるわ! 寮長さん、今の時間なら弓道場にいる筈やし」……「ひゃっほぅ! しっかり捉まっときや!」「うわぁぁ…!」「どや!? 俺のテク、痺れるやろ?」「あは…、痺れ捲り…」「ハハハ…、そうやろ? 何ちゅうても去年のトライアル世界大会3位のトロフィー貰た腕前やからな」「へぇ…」「ちなみに、今から会う寮長さんは、弓道で、全国2位なんやで?」「凄いな…」「で、お前の特技は何や?」「え?」「特技や、特技! この学園に入学出来たからには、何か、人並み外れた能力が認められたって事やろ?」「ああ…、俺はそういうのは、別に…」「んなアホな。隠さんでもええやないか」「いや…、ほんとに俺、特技とか、何も無くて…」「そうかぁ…? おっかしいなぁ…。ぉ、ほれ! 弓道場が近付いて来たわ! ちょいと近道するでぇ!」「ぇ…? わぁぁぁ…、あああー…わぁー……っ!」パシュッ…ヒュンッ…バイィィン…「滝! 的場に自転車で入るなと、何度言ったら判るんだ!」」…おいおいおいおいおいっっっ! 冗談抜きで、射られて死ぬ事故が起きているんだから、ネタでもそういう場面は描いちゃいけません!
 「「すいません、練習の邪魔をしてしまって」「それはいいが…、怪我は無いか?」「ああ、はい。何ともありません。…ぁ、…あなたが寮長さん…?」「ああ」「初めまして。伊藤 啓太です! 宜しくお願いします!」「俺は篠宮 紘司だ。昨日は大変だったな。もう大丈夫なのか」「お蔭様で。ピンピンしてます」」…どうでもいいんですけど、弓庭で喋っているというのはいかがなものなのだろう。全国2位なのはともかく、マナーは宜しく無いような。
 「「悪いが、今度はこれを陸上部の主将に届けてくれないか?」「え? えー…と、…それって、篠宮さんへの手紙じゃ無かったんですか?」「回覧なんだ。面倒掛けてすまないが、頼まれてくれるか?」「ああ、はい! 勿論です! 全然気にしないで下さい! 行って来ます!」「…あいつ…、かなりのお人好しだな」「ああ…」」…どこかのRPGのおつかいクエみたいだな…と思ったら、そういやゲームが原作なんでしたっけ。原作知りませんけど。「「え? 水泳部?」「ああ、頼む」「ああ…、はい…」……「フェンシング部ですか?」「ああ、悪いな」「はぁ…」……「え? サッカー部?」「ああ、頼んだぞ」「はい…」……「一体どういう事なんだろ…。皆、中身の事は何も言ってくれないし…。この手紙…、何が書いてあるんだろ…」」…いやマジでさー、こういうイベントのあるMMOに関わった事あるのよね…。ユーザーも減りつつあるみたいだし、えーい、いっその事、BL仕様にしてしまいませんか、某社さん。
 「「伊藤 啓太」「…?」「お前は…、どうしたいんだ?」「な、中嶋さん」「丹羽に頼まれた事を、途中で放棄するのか?」「僕のハニーを…、あんまり苛めないで下さいよ…、副会長さん。どうせあなたも、一枚噛んでいるんでしょう?」「フ…」「(じゃあ…、やっぱり俺、皆にからかわれて…)」「中身が気になるんだろう?」「!」「別に見たければ…、見てもいいぞ? 丹羽には黙っておいてやる。どうする?」「…見ません!」「……好きにしろ。最後まで廻れば判る。丹羽からの伝言だ」」…もし今後、原作ゲームに手を出すとしたら、これってネタバレなんだろうなぁ。まぁ、もう、今更ですけど。
 「コン、コン…「どうぞ」「失礼します!」「…初めまして、伊藤 啓太くん。お待ちしてましたよ」「え…」「会計の七条 臣です。生憎不在ですが、用件は僕が承り(たまわり)ます」「あ、あの、これを…」「…確かに…」「…あの、中を…」「内容は見なくても判ります。僕もグルですから」「グルって…!」「君は、中身を見ずに、ここに来たんですね」「見てはいけないと言われています! それに、勝手に人の手紙を見たりしません!」「しかし、見てはいけないと言われたら、ますます見たくなりませんか? 秘密は暴きたくなるものですし…、それに、自分だけ知らないのは苦痛でしょう?」「…そうかもしれません…。正直言って…、この学園の人達は、皆、凄い人ばっかりで、敵わないと思います。だからこそ俺は…、自分に出来る事を一つずつ…、頑張りたい…!」「……」「俺は、丹羽さんや篠宮さん達に、その手紙を頼まれました。そして、それを引き受けたからには、しっかり果たしたい!」「……」「ぇ?」「では、行きましょうか、丹羽会長の処へ…」」…フラグ成立?
 「「さあ、こちらが、我が学園の生徒会室です。お入り下さい」「はい…! …失礼します…! …あ…あ…? …ああ!?」「よお! 啓太!」「丹羽さん…」「伊藤くん、最後まで手紙を読みませんでしたよ?」「やっぱりなぁ! 俺の勝ちだなぁ、ヒデ」「フ…、見込みが違ったか…」「…賭け…?」「この方達は悪趣味な事に、君がこの手紙を読むかどうか、賭けをしていたんです」「ええっ!?」「悪いなぁ、啓太。でも…、俺は…、お前を信じていたぜ?」「(丹羽さん…)」」…成程、それで、らぶりゃな展開に続くのね。「「どうぞ?」「え?」「もう、読んでも構いませんよ」━━極秘 この手紙をまわしてる奴が伊藤啓太だ。こいつの歓迎パーティを学生会室でやるから来れる奴は来い。なおこれは本人には極秘とし、読んだ奴はすみやかに他に回覧させるように。━━「(俺、からかわれてた訳じゃ無いんだ…!)」」…面白い。伏線の張り方も悪くないです。
 ED…啓太の幼少時代。けど、絵が小さいっスな。(苦笑)
 はむはむヘヴン「「七条さーん! ノートパソコン持ち出して何してるはむ?」「ああ。これは無線LANの下り速度を効率化するソフトを実験的に導入してみたんで、その速度の測定の為にですはむ」「…いや、その…、何を言ってるのかさっぱりはむ」「これは失礼しましたはむ。元はセキュリティーを高めるソフトだったんですが、転送速度も効率化出来るようなので組み込んでみたんですよはむ」「そ、そうはむか…」「おや?」「どうしたはむ?」「中嶋さんにも困ったものはむ」「中嶋さん?」「心配はいりませんよ? いつもの事ですはむ。ちょっと、お仕置きが必要かもしれませんはむ。…伊藤くんの初登校です。その後は、お楽しみの歓迎会ですよ。次週、学園ヘヴン、第4話、「湯煙 波乱の歓迎会」。どうなるかって? それは内緒ですはむ」」…耐性の人でも、次回予告だけでも観る価値はあるんじゃないかとも。
 
 『帝国千戦記(インターチャネル)のCF「「命を賭けた決戦。彼らを結ぶ絆は、同じ夢…、それとも…。『帝国千戦記』8月31日発売」」…マジでコンシューマで出るんですな、これ。ちなみにPC版(郎猫儿)(もちろん『千夜の夢』の方ねw)には、随分前から、かなーり食指が動いているのですけど、まだ解いていないのが沢山あるので手を出しておりませぬ。
 

http://www3.to/katoo.com/


トキ 投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月17日(月) 0時44分09秒D

 
 『アラビア語会話(NHKNHK教育)、第15課。
 「السلام عليكم! أهلا وسهلا! ـこんにちは、ياناغيّا كاروكوです。アラブミュージックと言うと、日本では馴染が薄いかもしれませんが、この番組をご覧の皆さんだったら、ご存知の筈ですよね。そんなアラブミュージックに欠かせない楽器の…秘密に…迫ってみたいと…思いますよ…?」
 「أهلا وسهلا بكم في برنامج اللغة... العربية! ـ」「أحسنت! ـ」「شكراً! شكراً! ـ」…素晴らしいです、花緑さん! ただ、「ア_ッルガ…、アル_アラビーヤ」はちょっとアレですかね。ちゃんとهمزة الوصلの欠音はしないと。
 「「あぁ、ساعةって、あの、“時計”ですよね。…と、“劇場に時計がありますか?”って訊いたんですか?」「違います」「…ハハハ…」「でも、ساعةっていうのはよく聴き取れましたね」「はい」「でもね、今回はساعة、“時計”じゃなくて“時刻”とか“時間”という意味で使ってたんです」「ああ…、そうなんですか。面白いね、そうか、“時計”と“時間”と両方おんなじ言葉で行けるって事ですか」「そうなんですね」」…でも、どこの語でも慣用的に、似たような言い方はしますね。例えば日本語でも「時計を見て」と「時間を見て」は同義ですし。そう言えば日本での手話では、「腕時計」と「時刻」,「時間」は同じです。
 「「で、ここではأي ساعةという言葉になっていました。أيっていうのは“どの”、だからأي ساعة、“どの時間”。で、これに“どこどこに”とか“何々に”っていう意味のفيを付けて、في أي ساعة、“どの時間に”、つまり“何時に”という訳だったんですね。で、更にその後にيبدأ、“始まる”という動詞。そしてالحفل、これはحفل、これはね“公演”とか“パーティー”という意味の言葉で、定冠詞のالが付いていたんですね。で、“その公演は何時に始まりますか?”、في أي ساعة يبدأ الحفل؟ ـという訳です」」…もう一歩進めて、応用の利かせ方とかも盛り込んで貰いたい処。
 「حفلفっていう音」「難しいね」「حはここ(喉)でしょ? فはね、唇で言うんですね」「何か今日、気を付けるポイント一杯あるよね。長くなるとそういう事だよね、結局ね」「そうね」」…でもفには母音が付かないので、それほど難しく無いですよ。
 「من فضلك. كم ساعة؟ ـ」「カミ…?」「كم ساعة؟ ـ」「あ、“何時?”とか訊いたの?」「そう、その通り」」…勘がいいです。でも、كمについて解説しないと…という気も…。
「更に、“今、何時ですか?”という場合は…」「あ、“今、何時ですか?”、そうね、その方が訊くかもしれないね」「كم ساعةの後に、ألآن、“今”っていう意味の言葉ですね。付けて使いますね。で、その事でちょっと発音変わるので、كم ساعة الآن؟ ـ」…つまりتاء مربوطةのt音を発音する事になる、という事です。
 「「さて花緑さん、今日はスキットの中に、今日初めて出て来るコンセプトがあったんですね。それが双数形というものなんです」「あれ、そうなの。醤油じゃないんだね」「ソース…、アハハ…」「すみませんでした…」「もうやだなァ…」」…おいおいおい。(^^;;;; 「「それでね、この双数というのはどういう事かっと言うと、2つの…、ダブルって事で、つまり、モノが1ヶある時はこういう言い方、2ヶある時は別の言い方っていうのをするんですね」「ほぉー、成程、はいはいはい」「例えば“ペン”、قلم。これは1本の時はقلم、2本の時はقلمانって言うんです」「あ、違いますね」「つまり最後にـَانっていうのを付ける。じゃ、例えば、كتاب、“本”だったら、2冊の本は?」「كتابان」「そうです。كتابان、はい、じゃ、“チケット”、تذكرة」「タズカラーン…」「はい、ところが、تذكرةというのは女性形で、最後にتاء مربوطةが付いているんですね。で、このتاء مربوطةは勝手に落としちゃ行けないんです。だからこのtをまず発音してからـَانを付ける」「تذكرتان」「そうなんですね。ところが…」「はい」「今日のスキットでは、تذكرتينと言っていたんですね」「あーはいはいはい、تذكرتين」「そりゃどうしてですか?」「どうしてかと言うとね、もし、“切符”が主語だったらتذكرتان、ここでは“私は2枚のチケットを求める”というような感じで的語だったので、تذكرتينに変わるんですね」「ああ、成程…」「うん」」…ペースが早い、早過ぎる。これは初心者は追い付いて来られませんよ! 確かに双数形は慣れれば全く難しいものでは無いのですが、ちゃんと練習問題みたいなものを用意しないと、まるで置いてけぼりになってしまいます。幾らなんでも、これは酷いですよ。
 アラブの響き…حقا! ـこれはアラビア版『裸の王様』(Hans Christian Andersen(ハンス=クリスチャン=アンデルセン))なのか。
 

http://www3.to/katoo.com/


Just another Sunday morning in my quiet mountain town! (1/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月17日(月)16時58分1秒
   
 2006年7月17日。
 【2006年7月16日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 174通、 883.67KB。
          (▽ 19 ▽ 22.35)
 日本語スパムメール  43通、 560.10KB。
          (▲ 8 ▲ 76.49)
 
 『サウスパーク 無修正映画版(原題:SOUTH PARK - BIGGER, LONGER & UNCUT)(Trey Parker(トレイ=パーカー)Matt Stone(マット=ストーン)Pam Brady(パム=ブレディー)WARNER BROS.(ワーナーブラザーズ)PARAMOUNT PICTURES(パナマウント映画))
 知る人ぞ知る、有害アニメ。単なる悪口・下ネタに留まらず、放送禁止用語が次から次へと飛び出す問題作で、United States(アメリカ)は勿論、日本でもR-15に指定された作品。DVDのジャケットにもデカデカと「R-15」のマークと共に「15歳未満の方はご覧になれません。」と書かれ、更に再生を開始するとロゴや著作権表示よりも先に、くだんの警告が改めて表示される。
 …が、これは全て逆説。全ては製作者側の思惑…、というよりも、確信犯なのだ。この文面は裏返して読むのが正しい。即ち「15歳以上の者は必ず観よ!」という意味だ、と、私は解釈しました。
 内容は極めて政治色が強い…筈なのですが、それは微塵も感じさせない。とにかくネタが下品なのだ。これでもかという位に放送禁止用語が繰り返される。私はかねてより、毒を語るには毒を描かねばならないと考えています。綺麗事では上辺だけのものに終わってしまう。ウヨクとかサヨクとは、即ちそういうもの。肝腎なコアたる部分が無く、避けて通る為に、真に描くべきもの、語るべきものが脱落してしまう。仮に命の尊さを語るのであれば、そこに“死”の描写は避けられない。それも、抽象的なものではなく、真に迫ったもので無ければ空虚な絵空事になってしまう。
 話を『サウスパーク』に戻そう。本作が描く範囲は極めて広いです。言論弾圧,検閲,レーティング,諸般の規制,民族・人種に始まる差別問題その他,戦争等の紛争,宗教問題,及びそれらに掛かる矛盾点に到るまでを、80分程のアニメーション作品に積め込んでいる。ある意味、自分の描きたかったものの全てが、この映画に集約されていると言っても過言では無い気がします。尤も、自分が描くとしても、ここまで放送禁止用語のオンパレードにする必然性は見出せなかったかもしれませんが。
 この映画をよく思わない連中は、およそ次の2つのどちらかだと思う。1つは本質を見抜いていない人。これはただの娯楽作品では無い。だから、単純にギャグだけを楽しもうとすると、その下品さや、差別的な表現に嫌悪感を覚える人は少なくないだろうし、それは否定できない。いま1つは、ここで描かれている諸問題を直視できない“腐った大人”。いわば、この映画は大人の世界の“鏡”に他なりません。それも、綺麗事で美しく着飾るような魔女の鏡では無く、醜いものを醜く映す鏡。それを直視できない故に、避けたがるであろうし、本作が下品であるから、それを言訳に出来てしまう。…が、製作者側はそれすら見抜いていて、その姿をも作中に描き込んでいる。それほど、真を映す鏡なのです。
 加藤が『サウスパーク』に関心を抱いたのは『ボウリング・フォー・コロンバイン(原題:Bowling for Columbine)(Michael Moore(マイケル=ムーア),WARNER BROS.,PARAMOUNT PICTURES)がきっかけ。『ボウリング〜』はUnited Statesの銃問題を、誰もしなかった全く新しい切り口で描いたドキュメンタリー映画。この中でMatt Stone氏は心の中にある蟠り(わだかまり)にも似たものを“事件”としてでは無く、アニメーションによって訴える道を選んだ、という主旨で紹介されており、また同時に、銃や暴力を肯定しながら、否定される“下品なアニメ”の作家としての位置付けもされている。『サウスパーク』もその流れで紹介され、一体どのようなものなのだろうという興味がありました。今回、実際に観た感想としては、予想を大きく上回る作品だった、という印象です。
 本作が良く出来ているのは、その構成や優れた技巧にあります。特に音楽的に素晴らしい。ミュージカル映画の要素を取り入れており、それぞれの場面毎にテーマが存在する。それぞれは独立した曲なのですが、中盤、各々の場面が同時に動き出し、全てのモティーフがメドレー的に、また、対位法的に重ねられていく。次第に全ての曲が1つになっていく様は圧巻です。
 

http://www3.to/katoocom/

 


Just another Sunday morning in my quiet mountain town! (2/2)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月17日(月)16時59分46秒
   
 個人的に気に入ったのはCartman(カートマン)の歌うKyle's Mam(カイルの母)の悪口ソング。例によって“汚い言葉”が次々と続いていくものですが…、途中に入る“世界の子ども達の歌”に爆笑。中国だか韓国だかベトナムだか判らないアジアの国や、スイスだかオランダだかフィンランドだか判らないヨーロッパの国。そして同じく、どこの国だか判らない、その辺の地域らしい言葉(勿論デタラメ)。もう、涙を流して笑ってしまいました。(余談だが、こういうものを描くのは実は意外と難しい。日本から見ても中国とベトナムのイメージは大きく異なるし、ヨーロッパも地域によって雰囲気は違う。それを、“とりあえずその辺り”という枠で、絵的にもコトバ的にも描くというのは、それだけでもセンスと技術力の高さを語っている)
 日本語訳は字幕が桑原 あつし氏。吹替が原口 真由美女史と、監修が鹿児島 俊光氏。非常に秀逸です。ギャグやミュジーカルのあるものは、特に翻訳で活かしも殺しもされるものですが、特に歌部分の吹替えは、最初から日本語の歌詞だったのでは無いかと思えるくらい、よいノリの訳になっています。映画中映画の『燃えよコウモン(原語:ASSES OF FIRE)』もよく出来た訳。爆笑です。ただ、セリフそのものは字幕版の方が加藤の好み。では標準語(?)で翻訳されているようなのですが、この映画では何故か関西弁。まぁ、それは別に構わないのだが、関西弁にするついでに、個人的には余計と思われるような意訳(を越えた超訳)が行われている感じがして、やや馴染めなかったのです。とはいえ、原語のノリを崩さない、よく出来た翻訳は素晴らしく、是非とも原語と吹き替えの両方を楽しむべき。
 “日本語”を楽しむついでに、劇中行われるUnited StatesとCanada(カナダ)との戦争は、日本と近隣諸国に置き換えて観るのが、本作に対する正しい観方であろうと提案したい。特に劇中で“北”と呼ばれるだけに、そう置き換えて接するのは、より本作を“鏡”として意義有るものにすると思います。
 かように、よい━━これが悪い映画だって? 手前ェの目ン玉、おかしいんじゃねェのか、この腐れ野郎!━━作品なのですが、残念なのは、扱うテーマが前述のように余りにも手広く攻めている為に、個々の取り上げる“問題”が心に残り難い、という点でしょうか。
 

http://www3.to/katoocom/

 


君をのせて  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月17日(月)19時30分8秒
   
 『ARIA The NATURAL(天野 こずえマッグガーデンハルフィルムメーカーARIAカンパニー)
 第16話「その ゴンドラとの別れは…」
 「━━アイちゃん。今日は定期点検を了えたゴンドラを引き取りに、アリシアさんと一緒に、スクエロと呼ばれる、ゴンドラ工房に来ています。ちなみに、ゴンドラは1艘々々職人さんが手作業で造ります。1艘あたりの製造期間は、だいたい3ヶ月前後。耐用年数は約20年。何年かに一度は、必ずオーバーホールをしなくてはならないんです。このゴンドラはかなり古いものらしいけど、私の大切なパートナーです。」…squero。ちなみにこちらは実在のスクエロ・サン・トロヴァソ(Squero di San Trovaso)。ゴンドラを造る最も古い作業場の一つだそうです。
 「「で、点検の結果なんやけどねぇ、やっぱり買換え時期やな…」「…そうですか…」「…ぇ…」「かなり、長い事、乗ってるさかいなぁ…」「あわわわ…! まだまだちゃんと乗れますよ!?」「ああ、自分が、乗るだけやったらな。けど正直言って、カネ取ってお客さんを乗せるには、失礼にあたるレベルにまで、傷んどったで」「じゃあ…、練習用に限定して残すってのいうは?」「そらぁ…、ゴンドラが可哀想や」「ぁ…」「使う回数が減るとな、早う、ガタが来るようになるんや」「お客様は乗せられ無くても、運搬用としてなら、まだまだ働けるんですものねぇ」「毎日、使ってくれる持ち主の元で、耐用年数ギリギリまで働かせてやるんが、ゴンドラにとって、一番幸せな事と、ちゃうかなぁ…?」「ぁ…」」…大切にする事と、無理矢理残す事は同義では無い。
 「━━「それが灯里ちゃんの使うゴンドラよ」「…うわぁ…! 本物のゴンドラだぁ…!」「あらあら、うふふ」「ゴンドラさん、これから宜しくお願いします! …水無 灯里、行きまーすっ!」「はいはーい」「ぶいぶーい」「…?」「ぶぃ?」……「素晴らしいわ、灯里ちゃん。…でも…、ちょっと言い難いんだけど、漕ぐ方向、逆よ?」「ほ…? へ…?」」…ボートの漕ぎ方と混同していた頃の灯里。
 「「あれ!? あれれ!?」「灯里ちゃん、落ち着いて」「はひー、すいません、すいません、すいません! あっ!」
」…よく見ると傷だらけのゴンドラ。しかし、それには灯里と共にあった日々の記憶の痕でもある。
 「「おーい、もみ子ー!」「暁さーん、お待たせしましたー!」「おう! それより今日は一体、何の用だ」「“ゴンドラさんさようならツアー”です」「…何だ、それは…?」「実は、今日はこのゴンドラさんと、最後の想い出作りの為のツアーなんです」「…?」「もう…、お客さんに乗って戴くには、傷み過ぎているので…、ゴンドラを新しくする事になったんです。暁さんは、私が、このゴンドラに乗せた、一番最初のお客様ですから、是非、ツアーに参加して欲しくて」「…ぅ、ぅ…、そうか…」「どうぞ」「おう! では、遠慮無く…」「それでは、暁さんを初めて乗せたコースを行きますね」「おう」━━「おい、もみ子! 浮島行き空中ロープウェイの駅まで頼む!」「灯里ちゃん、お客様? 凄いじゃなーい」「はひっ!」「ぶぶいにゅー!」「あら…? でも、今日は確か点検で、6時にロープウェイは終わりですよね…?」「なっ…!?」「6時…? あと15分…? はひっはひっはひっ! はひっはひっはひっ!」「…間に合うのか…?」「…っ!! …ごめんなさい…。私の腕では間に合いません…。アリシアさん、お願いします…」「ちょっと待てい!」「…!?」「俺は半人前の料金しか出せないぞ、マジで。俺は、“お前”の客だぞ…!? もみ子。たとえ半人前でも、ウンディーネなんだろ…?」「ぁ…。判りました…! …これから…お客様の視界を、遮る漕ぎ方をさせて頂きます…! …行きます!」「やるじゃねえか、もみ子!」「はい!」」…苛めているようで、その実、灯里を育てたい、というのにも似た感情の暁。アリシアへの想いとは裏腹に、暁自身も気付かないその気持ちは、既にこの頃から滲み出ていたのかも…? この物語、単体でも意味の判る構成になっているのも良いですね。
 「ぽんっ…!「しっかり、第2の人生を歩けな…!」」…我侭で馬鹿で意地悪さえする暁ですが、垣間見せる優しさが彼の魅力。
 「カシャッ…!「…今度は、ゴンドラ達だけで…!」カシャッ…!「…随分…、迷惑を掛けたり…、無理な事をさせたりしちゃったかなぁ…」「でもまぁ、あんたのゴンドラだもん。しょうがないなぁ…って、思ってるわよ、きっと」「ですね…」「何だか、ゴンドラ達もお話してるみたい」「お別れ会ですか」「恥かしいセリフとか、言っちゃってるのかも」「うふふ…」」…藍華も、ね。
 「「それじゃあ、“ゴンドラさんさようならツアー”その3です」」…前回との繋がりが見えて、良い感じです。
 「「最後のコースは、シングル昇格試験のコースです」……「(試験の時は、ここが試験コースだって教えないのが、伝統なんですよね。私も、あの時は全然知らなかったです。懐かしいなぁ…)」」…ここってもしかして…、灯里とアイが過去を見た時の水路の一部? 一つ々々の“繋がり”、それが『ARIA』のサブテーマ。
 「「おじさーん、お願いしまーす」「おいやー!」ゴゴゴ…「私、試験で初めて来た時は、水攻めに遭ってるのかと思ってしまって」「ぶーい」「つい眠ってしまいそうな、矢鱈のんびりな時間が、今は大好きです」…カ、カ、カ…「ありがとうこざいました」「おいや!」」…これは珍しいものが出て来ました。閘門式運河
 「「…ぁ…、…あれ…? お客様…? あの…、いつから…?」「さっきからずーっと乗っとるよ?」「ぇ…?」「漕いでくれるかね?」「ぁ…、でも、私はまだ半人前で…」「判っとるよ」「どちらまで…?」「この先の分かれ道まで」「はい」……「静かだねぇ…」「はい…。…あの、どうして私のゴンドラに…?」「さぁどうしてかなぁ…? きっとそういう縁なんだろうよ?」「縁ですか…、素敵な言葉ですね」「そうだねぇ」「…着きました」「…もう少し…、乗っててもいいかね? このままもう少しだけ、漕いでくれないか…?」「…はい…」「ありがとう」━━「…ぁ…、あれ…? 夢…? …あのお爺さん…? …ぁ…、ぇ…?」」…乗れる筈の無い場所で乗っている老人。分かれ道までと言い、着いても、まだもう少しだけと延ばす老人。それはゴンドラであり、灯里の想いそのもの。
 「━━アイちゃん、明日はゴンドラとお別れの日です。━━灯里さん。もうあのゴンドラには乗れないんだね。私も、ちゃんとさようならを言いたいよ…。」…アイにとってのマンホームとアクアの距離。前回の、アイとも結ぶ、灯里のいる“輪っか”。メールで繋がるアイと灯里。それでも隔てに隔てた距離を感じる。この対比が、何とも言えない奥深さを感じさせます。
 

http://www3.to/katoocom/

 


埋もれたカルテ (1/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月19日(水)01時00分55秒
   
 2006年7月18日。
 【2006年7月17日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 236通、1098.68KB。
          (▲ 62 ▽ 215.01)
 日本語スパムメール  43通、 545.94KB。
          (± 0 ▽ 14.16)
 
 『ブラック・ジャック 秘蔵版スペシャル21(手塚 治虫秋田書店よみうりテレビ日本テレビ)
 「「『ブラック・ジャック 秘蔵版スペシャル』!! 数あるエピソードの中でも傑作中の傑作」「とっておきのストーリーを2本たっぷりお送りします!」「『ひったくり犬』、ラルゴとの出会い」「その裏にはアッチョンブリケな秘密があったのよさ!」♪悲しげに咲く花に 君の面影を見た…」…1期『BJ』初代OP。
 「Special Karte ひったくり犬 手塚治虫 原作「万引犬」」…1期『BJ』旧題「Karte:03 ひったくり犬」、原作第24話「万引き犬」(1974年5月作品)
 「「“ちぇんちぇい? 今日はわたち達の結婚記念日だから、ご馳走いっぱい用意ちたのよさ?”」」…ピノコが大きくなると言えば原作第30話「ピノコ生きてる」(1974年7月作品)と原作第229話「人生という名のSL」(1978年9月作品,定期掲載期最終回)。「「“ピノコ、君のお料理は最高さ。私は幸せものだよ”」…ピシピシッバリーンッ!…「ヤ──ッ!! もー、イメージ壊れるのよさ! 折角(ちぇっかく)あたちが写楽がいいお婿たんになれるようにって鍛えてるのに! しょんな事じゃ女の子にもてまちぇんよ!?」「んん、こんなのつまんないよ、もっと他の遊びをしようよ」」…おままごとがつまらないとか、そういうベクトルでは無くて、そもそも写楽はもっと子どもっぽい、男の子な遊びが好み。まぁ、それはともかく、ピノコの話に付き合ってあげるならば、棒読みは無いでしょうに。
 「「わたち暴力は嫌いなのよさ」「嘘ばっかり…」」…暴力だとは思っていないようだし。
 「「ワンちゃん…死んじゃった…!」「ええ…死んじゃったよ…!」「うわぁぁーん!」」…ピノコと一緒に大泣きする写楽。「「お、俺知らねぇぞ…! 行こ々々っ!」「もう! 男の子の癖に無責任ね!」」…という和登ですが、半ば無責任なのは写楽も同じ? まぁ、子どもらしい、純な心の持ち主なのでしょうけれども。
 「ぷゆゆゆゆ…「(この鳴り方はピノコだな…?)」」…何だよ、その電話!(^^;;;; あ、待てよ、ピノコのケータイから掛けているとすれば、そういう識別は可能かも。ところでこの電話、「Karte:16 ピノコ行方不明 手塚治虫 原作「ピノコ還る」(原作第38話「ピノコ還る!」(1974年9月作品))で明かされるように、留守番電話なんですよね。後に影三や紅蜥蜴の電話が録音され、『BJ21』へと続く訳ですが。見た目とは裏腹に、多機能なBJ電話。
 「「犬なら犬と何故言わない」「だって…」「私は動物病院の医者じゃ無いんだぞ」「でも、ちぇんちぇい、この間イリオモテヤマネコのシウツ(手術)したのよさ」「あれは天然記念物だからだ」」…『Karte:00 オペの順番』(原作第242話、1983年10月作品、絶筆最終回)。本来の放映日から考えれば、間違い無くこの事を差しているのでしょう。ちなみにBJの手術した動物は意外と多く、クマ,鹿,ライオン,シャチの他、人間への馬脳移植や、人間の鳥化形成まである。
 「「この犬はお前の持ち物を盗んだんだぞ? ドロボウ犬を何で助けてやらないといけないんだ?」「でも…! わたちが追い掛けたから轢かれちゃったのかも…! 死(ち)んだらわたちのちぇいだーっ!」「判った! 判ったからもう静かにしてくれ…!」」…このピノコの言い分の方が原作よりも説得力はありそうです。
 「「あの…」「この鞄、あなたの?」「ええ、どうかしたんですか?」「…ぁ……」」…植木鉢の落下から救った、という設定ですか。まぁ確かにそれで死ぬ事もあるのは間違いないですが…、ただまぁ…、犬を追い掛けるコング達の被った自爆的(?)被害は、それと引き換えに出来るものかどうか…という気がしないでも…。
 「「こいつは厄介だ。どうやら肋骨が折れて肺に突き刺さってる」「助からないの?」「いや、大丈夫だ。しかし回復までに時間が掛かるな。いいから、外に出てなさい」「……」」…そう言えば動物の手術では、ピノコが助手を務めた事は無かったかも…? BJ、何か意図があった?
 「「…!? …ピノコっ!」「ここにいるのよさ」「何だ、このベッドの飾りは!」「ワンちゃんのベッドだからカワイくちたのー!」「あのノラ犬をこのベッドに寝かせるっていうのか!」「だって、あの子、メスでちょ?」「何でメスだったら俺のベッドで寝る事になるんだ!? 軒下にあった木箱で沢山だろうが」「んん…、飾り付けたのにー…」……「♪箱の中ーのーワンちゃんをー御覧なさいワンワーン、赤ーいリボン付ーけてー、綺麗なーのやー♪、…うふ、出来たのよさ、ちぇんちぇいー!」「……はぁー…」」…原作初読時、爆笑した場面。残念ながらあのノリは再現されず。ちなみに加藤がもう一つ、原作中で大爆笑した場面で印象に残っているのは第107話「小さな悪魔」(1976年1月作品)の「「カラシひとびん全部食べさせゆ」」。(^^;;;;;
 

http://www3.to/katoocom/

 


埋もれたカルテ (2/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月19日(水)01時02分33秒
   
 「「そうそう、ちぇんちぇい! んふっ! どっちがいーい?」「この犬が“プリンセス”だと? どこが“ラブリー”だ。“ボンクラ”で沢山だ」「あたち、ワンちゃんの事、“ボンクラ”なんて呼ぶの嫌なのよさー!」「そだ、この犬にぴったりの名前があるぞ。“ラルゴ”だ」「“ラルゴ”!」「意味は音楽用語で“物凄いスロー”っていう事だ」「意味なんてどうでもいいわのよ。“ラルゴ”にちまちょう! ワンちゃんの名前は今日から“ラルゴ”よ!」」…意味なんかどうでも良ければ“ちょこ”とか。(何)
 「「もしかしてこの犬、予知能力があるんじゃないかな! 動物は、人間より勘が鋭いって言うし!」」…ここで写楽のオカルトマニアという設定が活きてくるのですね。
 「「ところで…、ラルゴは何をしてるんだ?」「お掃除なのよさ!」コン…パリンッ!…「ああっ!」「もういい! もういいからそんな事より、新聞を買って来てくれ。見たい記事があるんだ」」…掃除をしているんだろうなぁ、というのは読めても、まるで掃除になっていないと思うのは私だけでは無いと思うのですがね。ピノコがどう考えているか、とか、スタンドを割っただとか、そういうのは別としても。「「ラルゴに行かせるのよさ! はい、お金。ちゃんと新聞を買って来るのよ」…「新聞はいつ届くんだ? あれからもう2日も経ったぞ?」」…飼い犬では無いという事で捜しもしない…という事なのかもしれないですけど、ちょっと薄情な…。
 「「おまけになーんだこれは!? 何年も前の新聞じゃないか! まったく役に立たないバカ犬が!」」…どこで手に入れて来たんだ、そんなもん。
 「「この間の犬、治ったのか?」「コング…」「こいつは、俺の友達で、キングって言うんだ」「キング…コングだ…!」」…おいおいおいおいおいおい、ベタなのはともかく、版権大丈夫なのかよ、それ!(^^;;;;;;;; 一応、初代の作品は1933年だから、既にパブリックドメインになっていますけどね。
 「「元気そうだな、写楽くん」「うん、えへへ…」」…「Karte:01 消えた針」(原作第61話「針」(1975年2月作品))からの流れ。この辺りの流れや伏線が全て無意味になっているのは残念。
 「「ん…?」「お客ちゃまみたい…」「カイナン共和国の大使であります。先日は大統領を助けて頂き、有難う御座いました」」…これは今迄にあったのような、アニメに於ける“流れ”では無く、原作連載時に於けるもの。原作の「万引き犬」は第24話であり、その一つ前、1週間前の号に掲載された話が第23話「誘拐」(1974年5月作品)。ここでBJはカイナン国に呼ばれ、大統領の手術を依頼される。暗殺者グループは大統領の手術をやめさせようとピノコを誘拐するが、BJは大統領の手術を決行する。この伏線、現在では新書版でしか再現されていない為、理解している人は少ないのでは無いでしょうか…?
 「「うわぁぁぁっ!?」「地震だ! かなり強いぞ!」」…これが当時、新潟県中越地震によって放映中止された理由。元より地震は突然起きるものですが、シリーズを開始した直後に大地震が起こり、しかもそれがよりにもよって放映予定日の休日を挟んだ直前であったのは、関係者側としては、さぞ青天の霹靂であったろう。
 「「ちぇんちぇい、おうちが! ラルゴ!」「危ないぞ、ピノコ!」「ラルゴがーっ!」」…原作では完全崩壊するBJハウス。当時から「Karte:36 岬の家は未完成 手塚治虫 原作「やり残しの家」(原作第149話、1976年11月作品)が予定に組み込まれていたかどうかは判りませんが、少なくともここで完全崩壊を免れたからこそ、「岬の家は未完成」が活きてくる事になった。尤も、『BJ21』になるにあたって跡形も無く消滅した為、辻褄的にどうなるのかは不明ですが…、『BJ21』と1期『BJ』との整合性を細部にまで追及するのは野暮かも…。
 「「ラルゴ…、ラルゴ…! ちぇんちぇいのバカバカバカ! ちぇんちぇいの所為(ちぇい)でラルゴ死(ち)んじゃったのよー! ラルゴごめんなちゃーい!」「…クゥ…」「ラルゴ! ちぇんちぇい!」「うん! まだ息がある! ピノコ、泣いてる場合じゃ無い! すぐにオペの用意だ!」「ラルゴ助かるの…?」「“助ける”とも! 何としてでも! 死なせてたまるか! 急げ、ピノコ!」「わぁ…! アラマンチュ!」……「始めるぞ」「はいっ!」「患者の名前はラルゴ。我が家の新しい家族だ!」「ちぇんちぇい…」「だから…、必ず助ける…!」」…手術室でありながら、BJの七つ道具であるビニール製無菌テントの使用。原作でも見られない、珍しいケースです。ところで1期『BJ』の初期では“死ぬ”という事が無く、これが批判を呼んでいた。そういう意味ではラルゴの2度にわたる“蘇生”もそれにあたるものになるかもしれない。とは言え、当該アニメシリーズに於いてラルゴがレギュラーキャラクターとなる為にはこの展開は外す訳には行かず、また、本アニメシリーズではラルゴの存在が『BJ』の物語にリズム感を持たせていたのも事実で、そういう意味ではこの演出に否定的意見を差し込むのは正しいとは思えません。
 「「良かったね、ラルゴを飼えるようになって」「何たって命の“オンケン”らもの! その代わり患者ちゃんに迷惑掛けないよう、わたちがちゃんと面倒見ゆのよ!」」…恩人ならぬ恩犬。(^^)
 「「でも、凄いよね、ラルゴって。超能力犬だ」「そうでちょう? だからね、早速その能力(ちから)を使おうと思うのよさ」「ええ?」━━☆福引券☆ 銀座商店会 一等 北海道ペア旅行━━「1等はペアの北海道旅行なのよさ! ラルゴ、当たりを引くのよさ!」「クゥ〜…」カラカラ…「出ました〜、大当たり〜!」「当たったのよさーっ!!」「凄ーい!」「おめでとう、ほら、お嬢ちゃん、4等が当たったよ」「よ、4等…?」……「もう、ちっとも超能力なんて無いよのさー」「いいや、あるのさ」「ええ?」「ラルゴにとっちゃ、“当たり”は1等の“北海道旅行”より、4等の“肉”に決まってる。だろ?」「はぁー…!」「クゥー…」「もう! ラルゴったら!」」…妙にブラックなネタが頭を過ってしまうのは某『ひぐらし』や某『ホリック』の所為…。(汗)
 

http://www3.to/katoocom/

 


埋もれたカルテ (3/3)  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月19日(水)01時05分12秒
   
 「「本格サスペンスストーリー。深い森の中で起こった、謎の通り魔事件」「殺人容疑者はブラック・ジャック! 樹海のかまいたちの秘密を暴いて真犯人を捜せ!」「『ブラック・ジャック』、Today's Karte、「樹海のかまいたち」」♪キミのもとへ飛んでいくよ…」…1期『BJ』3代目(最終)OP。
 「「5秒前…4…3…2…1…」…ドドドドッ!!…━━「おおおっ!」「やった!」「成功です! 今回も、事件はうまくいきそうです!」「この調子なら、新型ミサイルは、もうすぐ完成だな!」━━「どうです、クローネン博士。ご専門の医学の分野とは違いますが、なかなか見事なものでしょう」「……」「しかし、博士のような世界的名医を、当基地の医療プログラムの顧問としてお招き出来、光栄ですよ」「……」「博士、何か、気になる事でも…?」「いや…、別に…」」…「Special Karte 樹海のかまいたち 手塚治虫 原作「通り魔」」…原作第181話(1977年8月作品)、なのはいいとして、これって何? ひょっとして放送に穴が開いた時用の控え? そんな話、用意していたの!? もしかして、こういう話っ結構作られていたりするものなの? まぁ確かにこの時間枠、『名探偵コナン(青山 剛昌小学館よみうりテレビ東京ムービー)のスペシャル番組で占拠される事も多かったですから、その分で『BJ』が飛ばされたという事もあったのかもしれませんが…。ところで、先の「ひったくり犬」が現実の地震発生によってお蔵入りになった事を考えると、ミサイルの発射実験は조선민주주의인민공화국(朝鮮民主主義人民共和国)の一件とブッキングはしないものなんですかね。それはともかく、『コナン』は凄いと思います。劇場版や過去のデジリマ版再放送もありますが、それでもほぼ毎週コンスタントに新作を━━しかも大半は原作に無いオリジナルストーリーを━━作り、おまけに1年に何回かはスペシャル番組用の長編を用意する生産力は凄まじい。しかも、作画の乱れが目立つ、といった回が無いのも驚異。これで10年間続けてきたのは奇跡に近い。
 「「ああ、デビット。ありがとう。怖がらなくていいよ、この人は医者だ。甥のデビットです」」…原作では名前の出て来ない、雀斑(そばかす)の少年。アニメ版では原作に比べて、かなりかわいいキャラクターになっています。(嬉)
 「「それなぁに?」「“キツネとガチョウ遊び”さ。知らないの?」「ピノコは大人らからそんな遊びしないわのよ?」「カナダでは皆遊んでるよ? “キツネが来たぞー! キツネが来たぞー!”」「あはっ! それどうやるの?」「じゃあ、僕がキツネで、君がガチョウだ。さ! 逃げて!」「うん!」「“キツネが来たぞー! わおーっ!”」「あははは!」」…写楽とピノコの背丈を考えても、デビットは結構大きい身体にも見えます。ところで原作とは場所の設定も違うようです。本アニメではカナダと言っていますが、原作ではアラスカ。
 「「うわぁ…!」「…!?」……「…博士! …酷い傷だ! これでは…」「ああっ、おじさんっ!!」「アッチョンブリケーッ!」「……!」「おじさんが…、人殺しーっ!! うわぁぁぁっ!!」」…『ひぐらしのく頃に(竜騎士07/07th Expansion,ひぐらしのく頃に製作委員会,創通エージェンシー)の斧を持った圭一では無いですが、この場は確かにどう見てもBJが下手人。
 「「あああっ!!」「くそう、手遅れか!」」…かくして、真実を語る者はいなくなる。
 「ブロロ…「追うんだッ!」……「ちぇんちぇい! 追って来るよ!」……「ピノコ! 捉まってろ!」……「近道を行け!」……「しまった!!」……「逃げられやしないぜ! その先は行き止まりだ…!」……「っ!」……「その先は…!」……「ピノコ! 捉れ!!」…ズガァァンッ!!…「…しまったァ…!」」…カーチェイスシーンは『BJ21』になっても登場しましたが、こうして観ると『BJ21』に比べて矢張り迫力に欠ける気がしますね。まぁ、そんな事はコンセプトも異なる訳で、批判対象にすべきものでは無いのでしょうけれども。
 「「何ろ…? ああっ!?」「一撃でやられたな。身体がスッパリ斬られている!」「きっと、同じ犯人なのよさ! でもどうちて鹿まで殺ちゅの…?」「……、これもそうか…! …ここにも!」……「これもだ!」「何だか、目茶々々に何度も斬ってるのよさ…!」「まともな人間がこんな事をすると思うか?」」…原作にはピノコは登場しない。原作の少年役をデビットとピノコで分けている、という構成になっています。
 「「この辺りを騒がしている切り裂き魔が、あの野郎に違いない! まだ遠くへは行くまい…!」」…ピノコはともかく、BJは変装になっているとは思えない…。黒い衣装は余りにも特徴的過ぎる。
 「「クローネン博士はきっと秘密を握っていたに違いない…」」…この辺りの雰囲気は『BJ21』に近いかも。
 「「動くな! 人殺しめ!」「博士を殺したのは私じゃない」「嘘を付け! 僕は見たんだ! おじさんの仇を討ってやる!」「私が驅け付けた時、博士は斬られていた!」」…こういう、敵と向う少年、という構図、好きです。
 「「(そんなの…嘘っぱちだ! おじさんはいい人だった! 騙してるのは、お前達だ…!)」」…似たようなモティーフは原作第107話「小さな悪魔」(1976年1月作品)か。
 「「犯人はな…ミサイルだよ!」「えっ…!?」「5キロ離れた軍事基地で、天気がいい午後はミサイル実験が行われている。事件が起きた場所は、基地を中心にした半径5キロの処だ。つまりミサイルが発射されると、その勢いで真空の渦が出来、それが物を切り裂くって訳だ。クローネン博士はその事に気が付いた。そして、村人達に警告を発する為、証拠を摑もうとしていたんだ」」…“キツネとガチョウ遊び”のサークルがそこに帰結。
 「「ここは、世界一綺麗な土地なんだ。ミサイル実験なんて…僕がやめさせてやる…!」」…原作には無い場面、無いセリフ。だが、もしかしたら手塚 治虫氏は、実際にそのテーマを込めていたのかもしれない。
 「Karte:NG ブラッ・ジャック」…うわぁ、久々に見るとなんか懐かしいなぁ。(^^;;;
 

http://www3.to/katoocom/

 


北へ。  投稿者:加藤 義啓  投稿日: 7月20日(木)02時55分59秒
   
 2006年7月19日。
 【2006年7月18日に届いた“迷惑メール”内訳】
 英語圏スパムメール 225通、 998.71KB。
          (▽ 11 ▽ 99.97)
 日本語スパムメール  55通、 603.714KB。
          (▲ 12 ▲ 57.77)
 
ロシアに「2ちゃんねる」が?(ITmediaニュース)(19日15時10分)
Два.ч

 
 「サンクトペテルブルク・サミット(主要国首脳会議)が7月17日に終了したが、サミットが開かれたロシアでは「2ちゃんねる」を思わせる掲示板サイトがにぎわっており、訪れた日本のユーザーをうならせている。「2ch.ru」というロシアドメインのURLにアクセスすると「Два.ч」というサイトが表示される。これは「ドヴァ・チェ」と読み、英語に直すと「two.ch」となる。トップページにはロシア語による「気軽に投稿してね」といった内容の案内文のほか、なぜか「アニメ文化が世界を救う」という日本語がはっきりと見える。基本的には2ちゃんねるというより「ふたば」のような画像掲示版のようで、例えば「アニメ」(Аниме)というカテゴリーには日本のアニメのキャプチャーにしか見えない画像が多数投稿されている。一部、日本人が投稿に参加している様子もある。サブカテゴリーには「кавай」(かわいい)、「яой」(やおい)といった、“みなさんよくご存じですね”という感じの日本語がそのまま使われている。投稿されている画像もやっぱりそんな内容だ。フランスでは今月、日本の漫画やアニメ日本のサブカルチャーを紹介する「ジャパンエキスポ」が開かれ、大勢のファンが集まった。ロシアでも日本発コンテンツの人気が高いのだろうか。
 元祖、日本の2ちゃんねるにはシベリア超速報板という雑談系の板がありますが、ロシア板…というかロシア版ですか…。━━
 
Два.чはНастольные игры板
1153327128368.jpg

 
━━男のコかと思ったらLoliだそうで。(よー探すよな、そんなもん(^^;;;)
 ちなみに本当のロリショタ板,やおい板はこちら。━━
 
лоли и сётакон板
яой板

 
━━лоли(ロリ)はともかくсётакон(ショタコン)も通じるのね。(^^;;;;
 

http://www3.to/katoocom/

 




2006年07月21日 → 2006年07月28日



KATOO!テクノロジーに戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送