|
『探検ロマン 世界遺産 スペシャル』(NHK)「大いなる魅惑の都 〜エジプト・カイロ〜」
مصر(エジプト)といい、ピラミッドといい、加藤の大好きなテーマで、スペシャル番組となれば、これは観ない訳にはいきません。
「カイロは1979年「イスラム都市カイロ」として世界文化遺産に登録 「カイロ」とはアラビア語で「勝利者」を意味する 旧都市に600の歴史的建築物が残されている」…う〜ん、「アラビア語で」と説明するなら「カイロ」では無く、より原語に近く「カーヒラ」と書くべきじゃあ無いかなぁ。ちなみにالقاهرة(アル_カーヒラ。「カイロ」)の語根はقهر(カハラ)で「制圧する,鎮圧する,制御する」の意。
「「ショットマッテ」「“ちょっと待って”!? 見るだけ?」」…日本人観光客がどれだけ行っているかを物語っていますね。「「“ハスノハナ(ハスの花)”,“ショットマッテ(ちょっと待って)”,“ノータカ(ノー高い)”」」…何でそんな言葉ばっかり…。(^^;;; chの発音が明確で無い辺りがアラビアっぽいです。
「「♪サクラ〜 サクラ〜」「ハハハ、うまいうまい!」」…って、何でمصريون(エジプト人)ってそんなもんばっかり知っているんだ。(^^;;; 「「♪ヤユヤユヤ〜」「そっから間違ってるから!」」…ナイスつっこみ。「「ガンバレガンバレガンバレ…!」」…変なمصريونばっかり…。(^^;;;
「「コンニチワー」「こんにちは」「オゲンキー」「元気です」「ヨウコソ、ドウゾ」「いいですから」「イラナイー?」「いらない」「ウデズモウ、OK?」「腕相撲!? ハハハ! 何で腕相撲しなきゃならないんですか!」」…訳判らねぇ。(^^;;;; さすがالقاهرةです、半ばقهراً(強制的,強引)に。(笑) 「「イチ、ニ、サン!」」…数字が普通に言えるのは意外と凄いこと。
テレビドラマ『الف ليلة وليلة(アラビアン・ナイト)』、1986年。チャチに観えますけれど、今から20年も昔のドラマなのよね。「A「بسم الله الرحمن الرحيم!! ـ」B「قهقهقهقه...!! ـ」」…なーるほど、そういう時にも使われるんですねぇ。英語のOh, my God!みたいなニュアンスになるのかな。比較的、聴き取り易い亜語なので、このドラマ、教材用に放送してくれないかなぁ。
「「コンニーシハ」「こんにちは」「モウカリマッカ?」「儲かりません」「ボシボシデンナ」」…変な人ばかりの町ですけれど、この曽根 優アナウンサーも十分にヘン。(^^;;;
「今度は? …絨毯屋です。ペルシャやトルコ等の高級絨毯は中世以来の人気商品です。…さて、縁の物語、と言えば…? そう、『空飛ぶじゅうたん』ですねぇ。」…そうそう、嘗てのラジオ講座の初回でいきなり紹介したアラビア語。そんな言葉、一生使わないと既習者につっこまれていたのが思い起こされます。(笑) 「世界で一番珍しいものを探した人が美しいお姫様と結婚出来る。そう聞いた3人兄弟の王子達が、インドやペルシャを旅します。苦労の末、漸く長男が見付けたのが、“空飛ぶ絨毯”だったという物語です。」…どことなく日本の『竹取物語』の一節を思わせます。「『アラビアンナイト』には中国,インド,ペルシャをはじめ、世界各地の人やものが次々と登場します。元の題名を、『千夜一夜物語』と言います。后となった女性を次々と殺す王に嫁いだシェヘラザードは、夜毎、不思議な物語を語って聞かせます。…自らの命を守ろうと、シェヘラザードの語った奇想天外な物語が千と一夜に及んだ事から題名が付けられました。」…شهرزاد(シェヘラザード(シャハラザード))のこの話は『アラビア語会話』(NHK,NHK教育)で既にお馴染。しかし、何だかこのナレーション、俗説的な話が色々と混じっている気がするのですが…。(汗)
「夕暮れ時、街の一角から、賑やかな音楽が聴こえて来ました。広場にあるコーヒーハウスの前で、楽団がカイロの伝統音楽を演奏しています。」…日本で云う処のチンドン屋ですね。音色も楽器編成もよく似ています。
http://www3.to/katoocom/
|
|